「安心院はん、あんさんははもう負けてはります」
漢字使い、叶野遂は最強の人外少女に向け、臆することなく言い放つ。
「…?」
訝し気に叶野を見る安心院なじみ。
だが、叶野の邪気に満ちた瞳の先は安心院には向けられてはいない。
「あんさんの左右に男が2人…。わかりはりますか?」
自らの左右を見る安心院。
右に球磨川、左に不知火半纏…。」
「くッ…!?」
油断した超越者たる美少女が全てを理解した時は既に恥辱の罠の虜。
刹那、数多の螺子と屈強な体格の人外によって拘束される安心院なじみ。
「男女男…。そう、あんさんは、その男達に惨めに嬲られるんどす。」
「……いやはや、参ったね…ンぁあ?あ、ぁあああッ!?」
清楚なブラウスや短めのスカートを乱暴に引き裂かれ、罠に墜ちた少女の悲鳴が恥辱のステージと化した甲板に響く…