「三大神器さんもこうなると本当に無力なんですね」
マルチーノはくすくすと笑いながら舞響大天の胸に指を這わせ続ける。
結界の張られた城の地下室で、舞響は椅子に両手両足を拘束されていた。
着物の前ははだけさせられ、あらわになった汗に濡れる肌を、マルチーノの指は
縦横無尽に駆け回る。胸からスッとおりて臍のまわりをいじくったと思えば、
太股をさわさわと刺激し、ときおり思い出したように陰部をスッとなぞる。
「……んっ……あっ!」
マルチーノのたくみな責めがはじまって10分、舞響にはもはや声を耐えることなど
できなかった。マルチーノは心底愉快そうな顔をしながら、
「そろそろもっと奥までお掃除しましょうか」と言い、下着に手をさしこんだ。
「ぃあっ……! あ……」
舞響の身体がのけぞり、首ががくんと反り返る。マルチーノは決して指に
力をいれず、弱点を次々と見つけ出してはそこをソフトタッチで刺激し続ける。
三分ほど、舞響の悲鳴を無視して責め続けた。
「すごい汗ですね、大丈夫ですか、冷たいお茶でもいかがです?」
マルチーノが手を休め、傍らのテーブルに乗っていたティーカップを取り
舞響の口にあてると、舞響は素直に中の茶を飲み干した。マルチーノはそれを
見届けると、ニヤリと邪悪な笑みを浮かべて、舞響の足の間に顔をはさみ、
「……ふふ、だまされましたね。このお茶、媚薬効果のある薬草を集めて
作ったんです。これからたっぷり狂っていただきますね」
と言って、ピチャピチャと早くも敏感になりつつある陰部を舐め始めた。
「あ、あああああああ、あああっ!!」