ミカゼの頭に馬乗りになるようにプリセラが秘所を押し付ける。
ぴちゃぴちゃ。
ミカゼは卑猥な音を立てながら、目の前に拡がるプリセラの蜜壺を味わった。
「すっげ……。どんどん溢れ出てくる……。」
舐めとっても舐めとっても愛液は溢れ、ミカゼの突き出した舌を伝って顔に流れ出る。
「んふっ……」
舌が膣の入り口を這いずり回り、擦れていく。その度にゾクゾクという快感がプリセラを奮わせた。
「あぁぁあ…いぃぃぃ……。」
もっと快感を求めようとプリセラの腰が淫らに動き、ミカゼの舌、唇を逆に犯す。
それに合わせて、たわわに膨らんだ乳房が激しく揺れ動いた。
プリセラは、その乳房を自らの両手で握り締めると、強く握り締める。
更には、乳房に付いた小さなピンク色の突起を摘み上げる。
あらゆるところから快楽を得ようと、彼女の手は妖しく蠢いていた。
「あふっ…あふぁっ」
ぴちゃ…ぴちゃ…。
粘液の擦れる音と、甘美な喘ぎ声が部屋に充満していく。
「はぁあ……ああぁぁ……。あふっ?」
ふと、秘所から伝わってきていたはずの刺激が途切れる。
「え?」
プリセラの秘所を攻めていたミカゼの動きが止まる。
きょとんとミカゼの顔を覗きこむと、
「なぁ…プリセラ……俺のも……頼むよ……」
そこには恥ずかしそうな表情のミカゼがいた。
プリセラがミカゼの下半身の方に目をやると、先ほど大量の精液を放出ばかりだというのに、
再び分身がはちきれんばかりの膨らみに戻っていた。
「もう、仕方ないね……」
思わず笑みがこぼれる。
その笑顔の半分は、自身が今まで快楽に溺れ、独りの世界に入り込んでいたことへの照れ隠しだった。
プリセラは秘所をミカゼの口に充てたまま、ミカゼの股間に顔を寄せる。
そして、ピンク色の髪をかき揚げながら、今度は喉の奥までミカゼのたぎる分身を咥え込んだ。
「うわ……」
口内全てを使った業に、思わずミカゼの歓喜の声が漏れる。
分身の先っぽが喉の奥まで達すると、頭を引いて、唇の先まで押し戻す。
その間、口内の粘膜で分身を擦りあげることも、ぷるんとした唇で分身を締め付けることも忘れない。
高度なテクニックとその快感に呆然となるミカゼ。
プリセラはその顔に秘所を押し付け、行為の続きを促す。
察したミカゼは、股間に押し寄せる快感に耐えながらも、プリセラの秘所へ舌を這わした。
ちゅぷちゅぷ…。
「んむ…。んはっ…」
プリセラのくぐもった息遣いが響き渡る。
ミカゼもまた夢中になって、色香のある女性の味を堪能していた。
(さっきより…固くなってる……)
先ほどよりも興奮しているのだろう、ミカゼの分身は一段と固く大きくなっていた。
(これが…私の中に入ったら……)
想像をしただけで胸がきゅんと高鳴る……。子宮が疼く……。
「んぐっ……!!」
その時、秘所の周りを貼っていたミカゼの舌が膣の奥まで入り込んできた。
突然押し寄せる快感に、身体がびくびくっと反応を示す。
そのまま膣内を長く伸ばされた舌が蹂躙していく。
「くはぁ……っ」
急な攻め技に、咥え込んでいたミカゼの分身を吐き出してしまう。
「そんなっ……いきなりっ……! はあぁっ!」
さっきの胸の疼きが……ミカゼに伝わったのだろうか?
「ああぁ…気持ち良すぎぃぃいっ! あああっ!」
ビクン!
プリセラの上体が一度大きく反ったかと思うと、
「あぁぁ」
びくびくびくびく…。
小刻みな痙攣をする。
「はあぁぁぁぁ………っ」
そして、そのまま力なくミカゼの身体の上に倒れこんだ。
絶頂だった。
独りでは味わえない快い絶頂。
「あぁ……ん……はぁ……」
「イっちゃった?」
ミカゼが問いかけに、ゆっくりと頷く。
「じゃあ……今度は……」
余韻に浸る間もなくミカゼに転がされて、仰向けにさせられる。
そして、ミカゼはプリセラの下腹部に馬乗りになると、
「その胸で………してよ…」
豊満な胸の谷間に、そそりたった分身を押し付けた。
今のプリセラに要求を拒否する理性など残っていなかった。
ミカゼの言われるがまま乳房の間に、ミカゼの分身を挟み込み、更にそれを押しつぶすように両手で乳房を寄せる。
「うわ……。」
乳房の弾力がミカゼの心を奪い、無意識のうちにミカゼの腰を振らせていた。
プリセラは、暴れるミカゼの分身を押さえ込もうと更に乳房を寄せるが、
彼女自身がべとべとに塗りたくった唾液が潤滑油となって、功を奏さない。
「もぅ……」
ため息混じりに一言つぶやき、ミカゼが没頭する行為に手を添えてやる。
頭をかがめ、乳房の谷間から時折覗く分身の先をチロチロと刺激したり、
ミカゼの腰の動きとは逆に乳房を動かし、快感を2倍に膨れ上がらせたり。
その度にミカゼは快感に絶えるような声を漏らしていた。
「あぁ……もう出そうだ……」
ミカゼもプリセラの弾力ある乳房と巧みなテクニックに、そう長くは持たなかった。
プリセラのはじけそうな乳房を掴み、腰の動きを早める。
「あぁっ!!」
ミカゼが張り詰めた声を発すると同時に分身の先がぷくっと膨れ上がる。
その瞬間を見逃さず、プリセラはミカゼの分身を咥え込んだ。
「んんっ……」
どくっどくっ…。
ミカゼの分身は何度も何度も脈動し、プリセラの口に精液を送り込んだ。
プリセラは、口内に満たされた精液をじっくりと味わうと、ゴクリと音を立てて、全て喉に押し込む。
そして、ちゅう……と分身に吸い付き、尿道に残っている精液を吸い取ると、名残惜しそうに味わって、飲み込んだ。
「気持ち良かった……」
ミカゼが嬉しそうな表情を見せる。
プリセラにとっても、それは同感だった。
だが……。
しゅん……。
子宮の疼きは収まっていなかった。
まだ満足できてはいない。
プリセラは精液を出し尽くし、萎んでいくミカゼの分身を諌めるようにまた刺激を与えていく。
「えっ?」
ちゅぼ、ちゅぼっ…。
先ほどよりも激しく頭を前後させ、先のほうは舌と唇で刺激を与え、根元はその細い指で激しくしごき揚げる。
そして更に、分身の根元についている精液の詰まった袋も軽く揉んでやる。
「あぁ…そんなにされたら……」
気づけば、ミカゼの萎えかけていた分身は元の大きさと固さを取り戻している。
「まだ……大丈夫よね?」
プリセラが問いかける。その赤みが挿した顔は艶やかで、その声には何よりも淫らな響きがあった。
「あぁ」
ミカゼは一言返すと、そのままプリセラを押し倒し、そそりたった分身を彼女の秘所に押し当てた。
「んあっ……」
高まる期待が現実になろうとしてる…。
まだ挿入もされていないのに、その想いだけで、プリセラは軽くイキそうになってしまった。
やがて、ゆっくりと、ミカゼの分身が膣内へ進入していく。
「はあぁああっ!」
プリセラは、思わずベッドのシーツを強く握り締め声を荒らげる。
「ああああああっ!」
膣の一番奥にまで達したとき、プリセラの身体がまた小刻みに痙攣していた。
まだ挿入されただけなのに……こんなに……気持ちいいなんて……。
何年も何年も忘れていた女性の歓びに身体が震える。
バクバクと心臓が鳴っている。
「プリセラの膣(なか)っ……すごい……気持ち良いっ!」
ミカゼもまたプリセラの肉体に身体を震わせている。
「動くよ……」
「えっ…」
プリセラの返答より先に、ミカゼが腰を動かしはじめた。
「あふっ!」
予想以上の快感に、必死で耐えようとプリセラの膣内がぎゅっと締まる。
プリセラ自身、普段から身体を鍛えていたこともあり、膣は処女のような締め付けを見せていた。
きつくきつくミカゼの分身を締め上げるが、膣の中にはおびただしい量の愛液が流れており、
ミカゼの分身の侵攻に抵抗できない。
「ひゃぁうっ! はぁあっ!」
ずちゅっ。ずちゅっ。ずちゅっ。
ミカゼの分身が出入りするたびにプリセラの悦楽の声が飛んだ。
「あぁぁぅ…はぁぁ……んあぁっ! うあああっ! いいぃっ!」
ミカゼは腰を振り続ける。
そして、目の前で大きく揺れ動く乳房に気づくと、それを握り揉んでいった。
「ひああっ……よすぎるぅぅう……もっと……」
プリセラもまた快楽を求めようと下から腰を振っていた。
二人の結合部は激しく蠢き、ミカゼの分身が幾度も姿を見せたり埋もれて消えたりしている。
ミカゼは分身を突き刺しながらも器用に乳房を揉みしだき、更に身体を折り曲げ、乳房に舌を這わし、突起を甘く噛む。
「ひやぁあぁぁうぅぅっ!」
秘所の快感に加えて乳首からの快感が混ざり、プリセラは一際大きな声で鳴いた。
「あふっ…」
何度も何度も打ち付けられるミカゼの分身。
短く浅いストロークを繰り返したり、膣内の奥深くまで突き拡げたり。
腰の動きが変わるたびに、プリセラは悶え悦ぶ。
更に、勢いに乗ったミカゼの分身が膣内を滑り、子宮に届くのではないかと思うくらい深くまで入り込んでくる。
「ひああああっ!」
悦楽の声を上げるプリセラ。しかし、その歓喜は長くは続かなかった。
最奥まで到達したミカゼの分身が、膣内から引き抜かれる。
「んあ?」
突然終焉を迎えた快感に情けない声が出てしまう。
プリセラの脳が理解できないでいると、くるっと世界が反転した。
丸くぷりっと膨らんだプリセラのヒップ。
少し大きめなサイズだったが、張りがよく、真っ白で、彼女の肉付きのよさを象徴していた。
ミカゼに抱えられ、ヒップを突き出すような格好にさせられたことに気づいたと同時に、ミカゼの分身が再び膣内に潜り
込んでくる。
「あはっ!!」
バックからの挿入は、正常位よりも膣内の奥にまで入り込んでいる。
「あはぁっ……ふ、深いぃぃっ。 お、奥まで届いて……」
自分の恥ずかしい場所を突き出して蹂躙される。
獣に犯されているような姿。
だが、その羞恥心もまた快楽を生み出す要素の一つに過ぎない。
「ひああっ…うあっ……」
よだれをぼたぼたとベッドのシーツに垂らし、ひらすら快楽に溺れていた。
息苦しくなり、肘をついて四つんばいになったが、その状態で後ろから攻められる姿はますます獣の交尾に近づいている。
「プリセラっ……気持ちよすぎる…よ……」
「私もっ……」
形の良いプリセラのヒップをしっかりと掴み、腰を激しく突き出す。
その度に、下に向きながらも形の変わらない張りの良い乳房ミカゼが揺れ動く。
「ダメだ…もう我慢できないっ」
「私も…イキそう……。お願い……一緒に……。」
「わかった」
ミカゼは頷いて、更に腰を強く打ち付ける。
プリセラの白いヒップが、ミカゼの指の圧力で赤く染められる。
二人の結合部の擦れあう音が早く、そして大きくなっていく。
その一際激しい動きに、プリセラのオルガズムが一気に高まった。
「はぁあぁあああっ! すごいぃぃ、いぃいぃっ!!
私……イクっ!! イ……んあああぁあああぁあぁぁぁああぁぁぁっっ!!」
壁ひとつ向こうにリュシカがいることも忘れ、空を裂くような声を張り上げ、プリセラの身体が激しく痙攣した。
ビクビクビクッ!
とめどない絶頂。
「あぁっ!!」
それと同時にミカゼも耐えていた快楽に身を委ね、貯めていた精液を一気に解き放った。
びしゅっ。
ミカゼから開放された精液が、プリセラの膣内に大量に流れ込む。
びしゅっびしゅっびしゅっ。
精液を流し込みながらも、ミカゼは腰を振り続け、最後までプリセラの膣内を味わっていた。
エピローグ
プリセラの上に、精液を吐きつくしたミカゼがぐったりと倒れこんだ。
「はぁ……はぁ……」
ミカゼの息の荒さが、激しいセックスだったことを物語っている。
「気持ちよかったよ……ミカゼ」
「そう?…ありがと」
「これはお礼」
ミカゼの額に、ちゅっ…と唇をつけた。
それだけでミカゼの顔がボッと真っ赤に染まった。
その愉快な反応を楽しんでいると。
コンコン……。
ドアがノックされる音が。
え?
疑問に思うプリセラは直ぐに事態を把握した。
「プリセラさぁん……。ミカゼさん来てませんかぁ?」
リュシカだ!
さっきの声が聞こえたのかもしれない。
それに同室のミカゼが帰ってこなければ、探しに来るのも当然だ。
「目が覚めたらいなくって、待ってても戻ってこないんですょ……。」
(やばいっ!)
プリセラの顔が蒼くなる。
ミカゼも同じだ。
「私が出るから、ミカゼは隠れてて…」
リュシカの性格なら誤魔化せるかな?
そんなよこしまな期待を胸にドアへ向かう。
しかし、ミカゼは立ったまま動かない。
(変だ……。
隠れようともしない。逃げようともしない。
むしろ、私とリュシカを合わせたくないような?)
その疑問はドアを開けて直ぐに解決した。
「あっ、プリセラさん」
リュシカの寝間着にはいくつもの染みがついていて、リュシカの髪にも粘性の液体がこびりついたような跡がある。
その染みの正体。
それはさっきまで散々目にしていた上に、自分の膣の中に入っている物に違いない。
「リュ、リュシカ……どうしたの?」
「その……ミカゼさんが『獣になっちゃったからなだめてくれ……』って言うから、ミカゼさんの言った通りにしてあげたんですょ。」
「………ミ、ミカゼ!!
私の部屋の前を通りかかった時には、もうミカゼはリュシカと終えた後だったってこと??」
「いや、その……」
「あ、ミカゼさんっ!」
プリセラの部屋に呆然と立ち尽くすミカゼを見るとリュシカが凛とした声を上げた。
「え?」
「その……部屋で待ってたんですょ。
もう一回……なだめさせてください……。何だかムズムズが収まらなくて…。」
「ええええ?」
プリセラとミカゼが同時に声を上げた。
(そういえば……私も……。)
先ほど何年も味わったことの無い絶頂に達したばかりだというのに、疼きが収まらない。
見ればミカゼの股間も膨らんだままだ。
ピーン。
プリセラの頭に閃きが訪れた。
「なるほど、そういうことね……。」
プリセラはツカツカと201号室と202号室の間の壁の前に立つと……。
バキィッ! ガッシャアアアン!
おもむろに壁を叩き割った。
「プ、プリセラさ…」
「ひぃいぃーーーーっ!」
リュシカがプリセラの凶行に驚く間もなく、壁の向こうから人が出てきた。
見れば、それはこの宿屋の主人だ。
「201号室と202号室の間に覗き用の部屋があるなんてね。
大した手の込みようね。
大方、宿で出した夕食に媚薬のようなものを入れたんでしょ?
男女で訪れた宿泊客に媚薬入りの夕食を食べさせて、その夜の行為を見て楽しむなんて、大した趣味の持ち主だね。
覗きができるから、普通の部屋の値段でこの一番良い部屋を用意してくれたってわけね。」
「じゃあ久々の客だからってのは…」
「それは本当だろうけれど、この部屋を用意してくれた理由は、覗きのためなんだろうね。」
プリセラの推理は見事だった。
宿屋の主人は泣きながら全てを白状したが、プリセラの推理どおりだった。
なかなか宿泊客が来なくて収入も無く、娯楽もできない日々に悲しみ、こんなことに手を出してしまったらしい。
プリセラも最初は怒りを露にしていたが、宿代がタダになると聞いてあっさりと許してやることにした。
「まぁ、いいよ……。私もスッキリできたしね。」
次の日、何事も無かったように3人は町を後にした。
「うまい話には裏がある……。良い教訓になったねぇ。
まぁ、結局うまい話の裏まで美味しい思いをしたんだけどね。」
というプリセラの独り言を残して。
この後、彼女らは運命の地・メモリアへと足を運ぶ。
そしてメモリアにたどり着く前に、また大きな出会いがあるのだが、それはまた別の話。
あの夜、宿屋の主人が立ち去った後、3人で1つのベッドに潜り込んだのも別の話。
おわり