動かなくなったリュシカを見下ろしながら、ティトォはそろそろ
ホワイトホワイトフレアの効き目が弱くなってきたな、と心の中で呟いた。
リュシカはベッドに突っ伏したまま、まどろむように快楽の余韻を
味わっている。そんな風に余韻を楽しむだけの隙を彼女に与えているのが、
ティトォの魔法の効力が弱まった証拠だ。
しかもティトォの体にも疲労が見え始めていた。リュシカに
ホワイトホワイトフレアをかける魔力もほとんど残っていない。
これではあの宣言を守れるかどうか、分かったものではない。
(ペース配分を間違えたかな…)
しかし、そんなティトォの心配は杞憂に終わる。
リュシカがまるですがるようにティトォの腕に自らの指を這わせて呟いた。
「ティ…トォさ……もぉ……ぉわり………ですかぁ……………?」
その消え入るような声を聞き、潤んだ目で力なく見上げる
リュシカを見た途端、ティトォの中の疲労は陽炎のようにかき消され、
思春期の少年特有のどす黒い性欲が燃え上がる。
くっくっくっと不気味に笑いながら、ティトォは言った。
「ほんと、リュシカは想像以上にいやらしいね…あんなに盛大に潮を吹いて
10分とせずにもうおねだりするなんて…そんなに、終わるのがいやかい?」
「ちが…ぁたし……もぅ………ほんとぉ…………こぉぁれそぅで……………
あああっだめぇえええ、そこ、まだっ、いったぁかりでぇ、おぇがいぃぃ
びくびくしてぇぇっ、だめだめだあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ
あああああああああぁぁぁぁぁぁあぁあぁあああいやあああああああぁぁ
ああああぁぁぁぁぁぁぁあぁっ…ああぁぁぁぁぁぁぁぁ……あぁぁぁぁぁあ
あああぁぁぁぁっ………あぁぁぁぁぁぁっ…………っぁぁぁぁ……………」
こときれるように動かなくなるリュシカを見下ろし彼女の膣内から
濡れる右手を引き抜きながらティトォは確信した。
リュシカを狂わしていたホワイトホワイトフレアが弱まった事を。
イった後も狂ったように腰を振り、快楽をむさぼっていたリュシカが
もう行為をやめて欲しいと懇願してきたのだ。魔法の効力が弱まった
と見るのが妥当だろう。それとも、精神がもう限界点を越えたのだろうか。
さすがに、初めての夜に3穴同時攻めは少し(?)強烈過ぎたか…。
いや、それとも…さすがにいじめすぎたか。
口の中に精液を溜めさせ吐き出せば痛い目を見るぞと脅し、そのまま何度も
絶頂へと達しさせたあの行為。さすがにアレがこたえたか…。
それとも、それらのことが複合しているのか。
ただ一ついえるのは、もうリュシカは行為に対しいやと言って
(言い切る前にティトォによって「阻止」されたが)いること。
そしてそんな心に反し、彼女の体はいまだティトォの責めに反応し、
淫らな体液を噴出し続けていること。
(だとしたら…もうやめたいと思っているリュシカに、自分が、いや、
自分の体がいかに淫乱で快楽を求めているか…限界など存在せず、
際限なく快感をむさぼり続けているか…教え込む必要があるな…
全く、面倒な話だな…)
ティトォは心の呟きとは裏腹に、その顔にぞっとするような笑みを浮かべる。
いかにリュシカの精神を淫らな行為で陥落させるかという想像と
それを実行させられる悦びで満たされた笑顔で、
ティトォは痙攣し続けるリュシカの裸身を見下ろしていた…。
その視線が、彼女が噴出し、シーツの上へ作り出した水溜りの上で止まる。
そしてティトォは、自分が呟いた2時間前の言葉を思い出す。
『あんなに壮大にイきまくった後だと、鏡と本物の区別も付かなくなるのか』
ティトォはベッドの下へ降り、床に散乱したリュシカの衣服を拾い始めた…。
うつぶせのリュシカは、深く強い絶頂感に包まれ、震え続けていた。
だから、ティトォがベッドの下から自分の衣服を拾ったり、
テーブルの方で何かしていることも、音だけしか聞こえず、
それが何に、どう使われるか分からなかった。
いや、もう分かりたくも無かった。ただ、このまま眠りたい。
しかし、まだ体にホワイトホワイトフレアが残るこの体では、
そんなことは無理だ。怖い。このままでは、自分はいなくなる。
リュシカは行為を始めてから、3つの異なる恐怖を感じていた。
まず最初に感じた恐怖は、絶頂により意識が消えていく恐怖。
ティトォの指によりもたらされる悦楽で、快感で、意識が遠のく恐怖。
しかしそれは、ティトォによって何度も絶頂を迎えさせられるうちに消え、
寧ろ今ではこのまま絶頂で意識が消えれば、とさえ思うようになった。
そして次に感じた恐怖は、絶頂を感じることの出来ない恐怖。
2時間に及ぶ絶頂を迎えられない悪夢のような愛撫で体に極限まで
快楽を圧縮させられ、そのまま永遠に続けられるのではと脅かされ、
疼きと震えと熱さで狂いそうになった恐怖。その恐怖に負け、
ついにリュシカは自ら快楽を求めるようになってしまった。
そして今彼女を襲う恐怖は、絶頂により自分が変貌する恐怖。
めちゃくちゃにイかせてと叫んだ。ティトォの上で自ら腰を振った。
ティトォの肉棒を咥え口でしごいた。肛門と尿道をいじられ潮を吹いた。
数時間前たんすの中から他人の性行為を覗き見て罪悪感を感じたリュシカは、
その全ての変態的な行為をすんなりと受け入れ、むしろ十分に感じていた。
そして、あろうことか、もっともっと気持ちよくなりたいと思っていた…。
恐ろしい。今までの行為で、こんなにも自分がいやらしく変わったことが。
怖い。最早常人ならば気絶し、死んでしまうほどの快楽を叩き込まれても、
更に強く、深く、多くの快楽を求めたいと思う自分が。
この行為が終わったとき、果たしてこの肉体に今までの『自分』は存在
しているのだろうか。後数十分行為を続ければ、この肉体にはただ快感を
求めるだけの精神しか残らないのではないか…。いや、もはや今の自分が、
この部屋に入る前の自分と同じ人格なのかすら今のリュシカには疑わしい。
感覚器官を狂わせるホワイトホワイトフレアの力が弱まったリュシカは、
狂おしい快楽が弱ったものの、わずかに蘇った判断能力で
自らの肉体に起きている変化を分析し、そして自分がこの先どうなるかを
想像することで皮肉なことに自ら自分の精神を昂ぶらせてしまっていた。
そんなリュシカの悩ましい恐怖を知らないティトォが、
リュシカの肩と腰に腕を廻し、彼女の上半身をそっと起こす。
「ぃやぁっ…………………………」
リュシカの力ない悲鳴とは裏腹に、期待に震える彼女の花弁は
新たな愛の蜜を分泌し始めていた。そしてそんなリュシカの肉体の
期待を裏切らない官能的で無慈悲な責めが、今新たに開始される…。
「なにがいやなんだいリュシカ?あんなに大きな声でめちゃくちゃに
ついてイかせてっ、て叫んでいたのに」
「もぅ…げんかぃ……ですぅ………」
「大丈夫だよ、リュシカ。弱まっているとはいえ、
君の体にはまだホワイトホワイトフレアがかかっている。
敏感な場所を多少抓ったりしてるけど、出血とかはしてないし。
ぼくの魔力がなくなってきたから新たにかけなおすことは出来ないけど、
まだまだ大丈夫だよ。こんな具合にね」
そう呟くと、リュシカの花芯をティトォは指先で23度しごき上げる。
「ちが、ちがっちああああああああぁぁぁぁあああいくっく
くふぃひいいいいいぃいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっぃぃぃ……」
体をびくつかせて、リュシカが達する。
23分ほど待ってから、ティトォは改めてたずねる。
「何が違うんだい、リュシカ…」
「からぁ……だ……じゃ……なふて……こぉぉろが……かわりぃ……
そぅで……どんどん……ぃやらしふ……なっちゃぅきがひてぇ……」
「リュシカはもうすっかりいやらしいけど?
さっきも言ったけど、めちゃくちゃついてって叫んでたよね」
力なく首を振り、弱弱しく反論するリュシカ。
「ぁたしも……こじいんでぇ……ぉそわったから……しってます……
ぉとこの人の………もので………女の人を…ついたりするのは…
愛する人達同士なら普通のことで…赤ちゃんが生まれるための…
大切なことで…この世の全ての人が…
お父さんやお母さんのそういう行為でこの世に誕生したことを…
最初に私がティトォさんに、私のことをめちゃくちゃにしてもいいって
言った時は、どんなに恥ずかしくても、いやらしくても、
それがそういう行為だと思っていたから…はいって答えたんです…」
だんだんと絶頂による震えが収まってきたのか、時々恥ずかしさで
どもりながらもはっきりとした口調にもどりながらリュシカが続けた。
「だけどティトォさんが私にするのは…私の………あ、ぁの部分を…
つねったり…私の………ぉし……の穴に指を入れたり…
そういうのって…赤ちゃんが生まれてくることと関係ないじゃないですか。
なのに私…そういうことでも………気持ちが…ぉかしくなって…
このまま続けられたら、私、赤ちゃんとか関係なくいやらしいこと
ばっかり考えちゃう女の子になっちゃいそうで…」
大げさにため息をつき、ティトォは否定する。
「淫らなことばかり考えるようになるのが怖いってのは本当みたいだけど、
いまさら性行為が赤ちゃんを作るための大切なことだから生殖に関係ない
行為はやめたい、なんて言いわけはやめてほしいな、リュシカ。
君に最初に挿入する時、『僕の精子で君が妊娠することはないんだ』
ってはっきり言っただろう。だからこの行為は妊娠には結びつくはずがない
と君はその時点で知りえていたわけだ。なのになぜ生殖に結びつかない
性行為はやめるべきと考える君は、その時点で拒否しなかったんだ?
答えは簡単だ。そ」
「それは…」
ティトォを遮るように突然言葉を発するリュシカ。しかし後が続かない。
「それは?」
意地悪く聞き返すティトォ。
「それは…練習、そう、練習のためです!」
「練…………………………習?」
「そう…です?そ、その…あ、そうだ、じゃなくて、
その、私達お互い、相思相愛になったじゃないですか。
愛する人達同士、になったってことですよね?
だからその……いつか……ティトォさん達が元の体に戻ったら…………
そのぉ…………す、するじゃなぃですか、赤ちゃん、欲しくなりますし。
だから、その、練習なんです!!」
(なるほど…練習ね。即席で考えたにしては、
まあそれらしく聞こえる言い訳ではあるかな。かなり無理があるけど)
「練習か…じゃあリュシカが思っていた行為はいつか赤ちゃんを授かる
ためのもので、例え今赤ちゃんが授かれないと分かっても
いつか今日の挿入がいい経験になるかと思っていたからで、
ただいたずらに気持ちよくなるような行為だとは思っていなかったと」
「そ、そうです」
「そして、赤ちゃんが出来るための行為以外の楽しむための性行為は
はするべきではない、と考えているんだ」
「そ、そうです、そうなんです」
「で、赤ちゃんが出来ない行為であるクリトリスいじりや
アナルセックスで気持ちよくなってしまって、そんな自分が
世間で言う『淫乱』な女の子になるんじゃないか怖いと」
「……別に、気持ちいい、とはいってません!ただ、その………
そういぅところ触られると………なんか体がぉかしくなって…
それで、ティトォさんが気持ちいいだろう、って耳元で囁ぃたりするから…
だんだんこおいうのが気持ちいいのかってかん違いしてきて…」
「今まで散々痙攣したり潮を吹いたりしておいて、
それは全部僕の暗示によるかん違いで済ます気?」
あきれたように呟くティトォ。
「だって…孤児院の先生が言ってました…
赤ちゃんを授かろうとするとき以外…もしくは赤ちゃんを授かってもいい
と思える人以外…そういうことしちゃ駄目だって…
意味もなくするのはいやらしい子だって…だからそんなの…
気持ちいいわけが、ないんです。なんか気持ちいいとかん違いしてたのも、
ティトォさんの魔法とかのせぃに、決まってるんです」
「じゃあ、君が今まで僕に敏感な場所を触られて気持ちいいと
思っていたのも、かん違いだと主張するわけだ」
「……そうです」
しばらく考え込むティトォ。
「じゃあ、リュシカ。試験をしようか。本当に君が感じていたのは
ただのかん違いだったのかどうかを試す試験を…」
「なんで、そんな…あぁ、ぃや、だからおかしくなるぅていやいや
ぃやいやいやいやぃやぁぁぁぁあああああああっぁぁぁぁぁぁぁあ
あああああぁぁぁぁあああああああぁぁぁぁぁっあああぁぁぁっ…
ああぁぁあっ……あぁぁぁっ……ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…………」
「……どうしたんだい、リュシカ?今さっき自分が気持ちいいと
思っていたのはかん違いだと主張したんだから、クリトリスをこすられた
位じゃ気持ちよくなんかならないよね。じゃあ今から試験の内容を言うよ」
リュシカから反論する気力を奪い、ティトォは一方的に
試験の内容を彼女に言い渡す。
「試験の内容は簡単だ。まずリュシカの足をこのタオルで綺麗に拭いて
足をぬらす汗や分泌液などの水分を完全に取る。それから君が立ち上がり、
その後、この特大砂時計を逆にすると同時に、
僕が君の全身に生殖とは関係ない愛撫を開始する。
そして砂が全て落ちきるまでに、君の太ももから足の裏まで
バルトリン腺液が垂れ落ちなければ、君の主張する『今まで感じていたのは
かん違いだった』という考えを僕も受け入れようじゃないか」
そういうと、ティトォは早速リュシカの足をタオルで拭き始める。
「もちろん、リュシカはバルトリン腺液がなんだか分かるよね?」
「わぁ…………か…………りぃ…………あ…………せ…………あっ
あああああ、あああああいあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ
ああああああああぁぁぁぁああああぁぁぁぁぁぁぁ…あああぁぁっ
ぁぁ……あっぁぁぁぁぁっ……………ぁぁぁぁ……………………」
タオルで陰核をしごき上げたティトォが、濡れたタオルをびくびくと
顔を震わせるリュシカの前に持っていく。
「今君がタオルを濡らしたこれがそうだよ。まったく、
孤児院で習ったことがぜんぜん生かされていないじゃないか。
そんなんで先生に申し訳ないと思わないのかい、リュシカ?」
そんなティトォの説教は、絶頂の中にいるリュシカに届くわけがなかった。
「この分泌液はね、膣内を濡らし陰茎の摩擦をスムーズにして、
射精を促す働きがある。そしてもうひとつの働きが、
空気に弱い精液が膣内で乾いて子宮まで届かないことがないよう、
膣内を濡らしておく働きだ。つまりこの液体がリュシカの膣内から
あふれるほど分泌されているときは、どれだけ言い訳をしても、
リュシカの中の『女』が発情しきって『男』を求めているという
証になるんだ。君の主張が本当か嘘か確かめるには、うってつけの
物証になる、というわけだ」
そう言うと、ティトォはリュシカの腕と腰に手を回し、
自ら立ち上がることの出来ないリュシカをベッドの上に無理矢理立たせる。
そして足ががくがくと震え、歩くことすらままならないリュシカを誘導し、
ベッドの端に置かれたティトォのズボンの上にまたがらせて立たせる。
すると、先ほどリュシカが余韻を味わっているうちに作っていたのか、
何枚ものタオルを結んで長いひも状にしたものを天井に設置された
シャンデリアに通し、リュシカを無理矢理万歳させるとその両手首を
タオルの紐で縛りあげる。リュシカは手首を拘束され、
全裸のまま手首を上げた不自然な姿勢のまま動けなくなった。
「さあ、これで位置はいいね。後は、制限時間内に君がここにある衣類を
濡らしてしまうほど濡れるかどうか、試験を開始するだけだ…」
リュシカが何もいわずはぁはぁと荒い呼吸をする中、
ティトォが独り言のように芝居がかった口調で呟いた。
「え、なんで衣類を使うのかって。わからないかなぁ…。
このベッドの上は、君の汗や噴き出した分泌液で濡れてない場所は
どこにもないんだよ。だから、こんな濡れてない衣類とかを
わざわざ探さないと、この試験も出来ないってわけだ」
そう言うとティトォは特大砂時計をゆっくりと逆にする。
「さあリュシカ、いよいよ試験開始だ…『今まで感じていたのは
かん違いだった』という主張、がんばって証明してごらん?
できるものならね……」
リュシカは朦朧とした意識で、足元にあるティトォのズボンを眺めていた。
自らの足を纏う白い炎が弱くなっているのも確認できた。
(何でこんなことになったんだろう…)
そんな彼女の菊門に、さっきの足を拭いたタオルに染み込んだ
リュシカの分泌液で十分に濡らしたティトォの陰茎が触れる。
あっという声を発し、ぴくっと彼女の体が震える。
(駄目だ…そんなところで、気持ちよくなったら…私、ホントに、
淫乱な女の子ってことになっちゃう…)
ホワイトホワイトフレアが弱まった今、
アナルセックスというなんら生産性のない変態的な行為で感じてしまえば、
それは自分が淫乱であると証明することに他ならない。
ティトォに散々痴態を見られた今、彼に淫らだと思われることには
もはや抵抗はない。しかし、自分自身で淫乱であることを
認めることだけはしたくない。いや、認めるわけにはいかない。
(私は……そんな……いやらしい女の子じゃない……)
弛緩しているとはいえ、排泄器官は肉棒を突き刺すには狭すぎるし、
その上挿入方法が二人とも立った状態という不安定なものであっため、
肉棒が前進しても狭い肉穴にはうまく挿入されない。
その一瞬の隙を突き腰を前に出して、自らの一欠けらの尊厳を
守ろうとするリュシカ。しかし、そんなリュシカの腰の前面で、
待ち構えていたティトォの指先がむき出しの陰核に触れる。
「ひいぃっ」
たまらず、本能的に腰を引くリュシカ。
するとその動きにあわせるように、ティトォが腰を突き出す。
「っっっっっっっっっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
突き出す動きと引く動きが合わさったため、一気に肉棒が菊門の中へ
その全身をうずめてしまう。指など比べ物にならない大きな異物の
侵入に金切り声を上げ一瞬でイくリュシカ。
「もちろん、リュシカはこれ位じゃ気持ち良くなんかならないよね…」
膣内とは比べ物にならない圧力にわずかに顔をしかめながら、
それに負けじとティトォが言葉で犯しはじめる。
下半身が破壊するのでは思うほどの激しい感覚に襲われているリュシカは、
自分の足元にあるティトォのズボンがわずかに膨らんでいることなど、
未体験の絶頂の中で気づけるはずもなかった…。
そんなリュシカの脇腹を両手でがっちりと掴み、ティトォが
ピストン運動を開始する。
とたんにリュシカが獣のような咆哮をあげはじめる。
「っっっっっっっっっっっっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぉしりいいぃぃぃぃぃっっっっっっぃやああぁぁぁぁぁぁ
でるううううぅぅぅぅぅぅぉしりでるうううううでるうう
ううううぅぅぅぃやいやいやいやいやいやでるでるでるぅ
おしりえちゃぅぅぅぅぅぅぅううううっっっっっっっっっ
でえちゃゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああああ
あああああぁぁぁぁぁぁぁぁ…あああああぁぁぁぁぁ……
ああああぁぁぁぁ………あああぁぁぁ…………ぁぁぁぁぁ」
そう叫び不浄の門で達したリュシカの肉壷からは愛液があふれだし、
その内ももをひざ上まで怪しく濡らし始めていた。
立ったまま荒く呼吸をする二人の眼前に置かれた砂時計の下のビンに
たまっている砂の量は、まだ全体の4分の1のにも達していなかった…。
リュシカの菊門に陰茎を突き刺したまま、ティトォは彼女の
太ももの分泌液を指で掬い取りながら問いかける。
「いま君は、軽く痙攣しているけど、それでもまだ自分は
アナルで気持ちよくなんかならないと胸を張って言えるかい?」
震える口で、リュシカはなんとか答える。
「ぉ………し………り………き………も………ち………
ょ………く………な………ぃ………で………す………」
ティトォが意地の悪い質問を返す。
「じゃあ、さっきの叫び声は?」
「ぉ………し………り………に………ぁ………ん………な……
ぉ……お……き……な……も……の……ぃ……れ……て……
ぅ……ご……か……れ……た……ら……ぁ……あぁぁああぁ、
だめ、だめだめぇ、うごいちゃいやです、ぃやいやいやいや
ぃやぃやいやいやいやいやぉしりいやぬいてぬぃてぬいて」
リュシカの弁明の途中、突然ティトォがピストン運動を再開する。
器官の許容量をはるかに超える質量を持った物体の前後運動に、
背後のティトォに泣きながら許しを請うリュシカ。
しかしそんなリュシカの姿はティトォの征服欲を燃え上がらせるだけで、
肛内のピストン運動は残酷なほど速さを増してゆく。
排泄器官そのものが引きずり出されるような恐怖に駆られ、
リュシカは2度目の絶叫を上げる。
「ぬいてぬいてぬいてぬいてぬいてぬいてでちゃうでちゃぅ
でちゃうでちゃうでちゃうおしりのなかでちゃううぅぅぅぅぅ
やめてぬいてとめてたすけてゆるしていやあああああああああああ
あああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ
あああああぁぁぁぁっ……ぁぁぁぁぁっ…………ぁぁ………………」
体中の力が抜け、つるされたままがっくりと顔をたらしているリュシカの
太ももを後ろから撫で回しながら問いかけるティトォ。
「砂時計の砂は半分も落ちていないのに、もう膝まで濡らしているじゃないか」
しかしリュシカは、タオルでつるされた状態のまま何の反応も返さない。
ふぅ、とため息をつき、ティトォはリュシカの足元にあるティトォのズボンを
リュシカとつながったまま器用に足の指で摘んで取り上げ、脇へどかせる。
するとその下から、裏返しになったリュシカの上着が顔を出す。
「ぁ………」
リュシカは股下に置かれた自らの上着を見ると、わずかに声を出した。
その上着の裏側には、ピンクの糸で『リュシカお姉ちゃんが
無事に帰ってきますように』という文字が縫いこんであった。
「孤児院の女の子が縫ってくれたんだね…」
孤児院の経済状況は厳しい。だから、日用品で簡単に自給できる物は
たいてい院内で自作している。リュシカの身に着けている衣類も、
ほとんどが孤児院の子達が安い布切れで作ってくれたものだ。
このピンクの糸は、リュシカが初めてティトォに会った夜、
戦いで破れた彼女の衣服を気絶している間に孤児院の女の子が
繕ってくれた時編みこまれたものだろう。
そのメッセージを見たとたんリュシカの脳内に孤児院の記憶がよみがえる。
針で傷つけながらリュシカの上着を縫ってくれた女の子の小さな手。
リュシカのお店の椅子をを作ってくれた男の子の生意気そうな顔。
リュシカの作ったパンを食べた後、おいしいと言ってくれた先生の声。
(だめ……)
この上着は汚せない。これを自身の蜜で汚すということは、
自分の中のとても大事な何かを汚してしまうことになるような気がして、
リュシカは心の中で何度も呟く。
(だめ………だめ………だめ………だめ………だめ………)
ティトォの指が彼女の胸の頂に触れた時、心の呟きはついに
現実の悲鳴へと変わる。
「だ、だめえええぇぇぇぇ」
「お、おねがぃです、ティトォさん。
私の、上着、どかしてください」
まるで胸の頂を蜘蛛か何かが這い回るような感覚に
悶えながらリュシカが哀願する。
「なんでだいリュシカ?胸なんて触ったって妊娠しないから、
君が主張するとおり君がいやらしい子じゃなければ
これぐらいで濡れるわけがないだろう」
体をよじって逃れようとするリュシカ。しかし吊るされたうえ
二人の下半身がいまだ結合しているため逃れられないリュシカ。
「ぁあ、でも、でもでもでもっ」
両太ももを閉じて、これ以上愛液が垂れ落ちないようにするリュシカ。
そんなリュシカの意思をあざ笑うかのようにティトォの指先は甘美な悦楽を
彼女の胸に与え続け、少女の下肢の最奥は新たな愛液を分泌し続けてしまう。
「こんなの、そんな所、私、ぉかしくなるっ」
胸の上で蠢く蜘蛛の一匹が、ゆっくりと下降を開始する。
蜘蛛の目的地がどこか、獲物が何か、リュシカは知っている。
「何もそんなに怯える必要はないだろう。たとえ少しでも気持ちいい
と思ってしまっても、溢れないよう我慢すればいいだけの話だよ」
へその上を蠢動する蜘蛛が通過する。
何度も何度も教えられたため、リュシカには解ってしまう。
蜘蛛の牙が食事を始めれば、自分が耐え切ることなど出来ないことを。
リュシカの上着に蜘蛛の「食べかす」が降りかかるであろうことを。
「いやっいや、だめだめいやいやだめぇっ」
そんなリュシカの声に反して、蜘蛛の獲物は主である彼女にさえ
視認できるほど肥大化し、もはや触れるほどの距離に近づいた
捕食者の到着を待ち望むかのようにして顔を覗かせていた。
「いひゃゃゃぁぁぁっっっ?」
腰を引こうとしたリュシカは、結果として肉棒を自らの排泄器官へ
より深く招き入れてしまい、悶絶して腰の後退を止める。
もがけばもがくほど、深い悦楽の糸にからめ取られてゆくリュシカ。
そしてついに、蜘蛛の牙が獲物に触れた。
軽い、ただ触れるだけの接触も、今のリュシカには灼熱の快楽となる。
「いやああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ああああっぁあああああぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁ………」
たまらず天を向き、絶叫を上げるリュシカ。
蜘蛛の食事の始まらぬうちに、彼女は絶頂へと達し、とめどなく溢れ出る
体液の滴りはついに彼女の細く白いすねまで濡らしてしまう。
そんな彼女の柔らかな肉の芽に、2本の牙がゆっくりと突き刺さる。
「だっ…………ぁ……………」
リュシカの脳裏に、孤児院の子供達の顔が浮かぶ。
(みんな…………ごめん)
2本の牙は、ゆっくりと、陰核をさおに沿って上下にしごき始める。
それと同時に、排泄器官内の肉の角がみたび前後運動を開始する。
「あああああっぁあああぁぁぁっぃやぁぁぁぁっ」
お洋服ができたら、着てみてね。
このジャム使ったら、おねえちゃんのパンもっとおいしくなるよ。
私もリュシカおねえちゃんみたいなお姉さんになりたいな。
自分を慕う孤児院の子供達の声が次々に蘇る。
(リュシカおねえちゃんね…………)
「いやああああああぁああぁっ、もうぅぅうああぁぁぁぁっっ」
女芯をしごく指と肛内で蠢く陰茎の速度が上がり、
今までで一番早い速度で陰茎が引き抜かれるとともに陰核をしごく指が
最高速度まで上がった瞬間、リュシカの視界が白に染まった。
「ぃやああああああああああああっぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁぁ
ああぁぁぁぁぁぁっ……あああああぁぁぁぁ…………ああぁぁぁ
………………ああぁぁぁ……………………あぁぁ……………………」
(こんなにいやらしいおねえちゃんになっちゃった…………)
子供達が縫ってくれた上着に降りかかる自らの愛液を見下ろしながら、
ついにリュシカは自らの体が淫らになったことを自覚した。
砂時計の砂が全て下のビンに落ちるとともに、愛液の噴出も止まる。
この上ない絶頂感と罪悪感の中で苛まされているリュシカは、
震え続ける体で吊るされたままがっくりとうなだれている。
そんなリュシカの背後で、突然ティトォが
「ごめんよ、リュシカ。ちょっとアンフェアだったね」
と言った。
「あんなふうに一気に僕のものを引き抜いたりしたら、
リュシカの体が激しく揺れちゃうよね。
だからその揺れで膣内のバルトリン腺液が零れ落ちた。
うん、本当にアンフェアだ。これじゃ公平な試験にならない」
喋り続けながら、ティトォは新しいタオルでリュシカの両足の
内股からかかとまで伝う愛液の流れをきれいに拭き取った。
そんなティトォには反応せず、リュシカはいまだ放心したまま
ほとんど聞き取れない小さな声で、ごめんね、ごめんねと呟き続けている。
「じゃあ、新しい濡れていない衣類を用意して、今度こそ
君の体が動かないようがっちり固定して、もう一度試験をしよう」
惚けたリュシカは自分の上着に降りかかった体液が、防水効果のない
衣服にいまだ染み込んでいないことに気づいていない。
その上着をゆっくりとティトォが脇にどかすと、
その下からリュシカが髪を結ぶのに使っているリボンが出てきた。
そのリボンを見たとたんに、リュシカの目に光が戻る。
ひどくほの暗い、恐怖に怯える絶望の光が。
「ぃやぁ………それ………ぉかぁさんの………のこしてくれた………」
砂時計をまた逆にしてティトォが宣言した。
「じゃあリュシカ、再試験の始まりだ」
リュシカは物心つく前に死に別れた両親については、
もうほとんど覚えていかった。
両親のことは、とても大好きだった。
だが人は、思い出を忘れてゆく。
それは両親が亡くなった後5日間何も口にしないほどの精神的ショックを
受け「からっぽ」になっていたリュシカでも例外ではなかった。
今でも両親について覚えているのは優しくて、大きくて、暖かいという
ひどくおぼろげなイメージと、両親が亡くなる前の日に
3人で出かけたショッピング。
そして両親と2度と会えなくなったことを知ったときのあの絶望感。
今自分の足元にあるリボンは、両親の死の前日のショッピングで
母親に買ってもらった形見の品だった。
このリボンで髪を結ぶと、リュシカはおぼろげになった両親の記憶が
少しだけ鮮明になるような気がした。
だからそのリボンは、リュシカにとって神聖ともいえる存在で、
そんな大事なものが今まさに自分の淫液で汚れてしまうという事実は
とてもでは無いがリュシカに耐えられるわけが無かった。
「だめぇ…………おね…………がぃ…………それぇ…………
ぉかぁ…………さんの…………だぃじ…………ぁ…………」
しかし必死に拒絶の意思を訴えようとしても、いまだ下半身を焼く
淫らな衝撃に震える舌では人としての言葉をつむぐことは難しい。
なにより、例え拒否の意思をはっきりと示しても、
今までのティトォの行いを考えれば彼がリュシカをそのまま
解放する訳が無いのだが、今のリュシカには気づけるわけも無かった。
ゆっくりと、ティトォの指が、リュシカの腰に触れた。
リュシカの腰がぴくっと震える。
左手がリュシカの腰をがっちりと掴み動きを封じると、
右手が腰の前方に回り、その指先に摘んだ一本の針状の毛髪が
持ち主だった少女の体の中へ沈降を開始する。
とたんに、リュシカは天を向き
「くはああああああぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁ」
と言う謎の奇声を上げる。
「もちろん、尿道なんて生殖行為とはなんら関係ない部分で……
ってあれ、リュシカ、もう達したのかい?」
がくがくと震え新たな愛液で内股を濡らすリュシカは、
確実に絶頂を迎えていた。
しかし百歳を越える嗜虐主義者は、残酷な審判をくだす。
「まあ、ここはそもそも刺激に弱い箇所だから、
単にリュシカの肉体が激しい異物感に反応しただけかな?
そもそも普通に生きてる限り固形物なんか絶対に通過しない器官だからね。
もちろんリュシカは、こんな所でイかないよね?
さっきあんなに生殖以外の行為で感じる訳が無いって言ってたし、
感じていたのも自分の勘違いだって力説してたし。じゃあ、試験再開だ」
そう呟くとティトォは針の硬度を得た彼女自身の毛髪を
彼女の体内で動かし始める。
少女の柔肉の中に針を思わせる鋭く長い物体が出入りする光景は、
まるで少女の下肢に穴を開けるかのような行為に見え、
とても猟奇的な行いに見える。
「いやああああぁぁぁっもれるぅぅぅっよごしちゃぅぅぅ」
しかし見るものにすら痛みが伝わるような壮絶な抽出運動によって
少女に与えられるのは激痛だけではなかった。むしろそれが
痛みのみあった方がリュシカの魂はまだ救われたかもしれない。
「くひいいいいいぃぃぃぃいいぃっいいいいああああっ
ぃゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああっっっ」
まさに体内を貫かれる感覚に耐えられず、リュシカはすぐさま
狂気の絶頂を迎える。
硬直後に力の抜けきった状態になった少女の足を、一筋の流れが
ツーと伝ってゆき、膝関節でとまる。
そんなリュシカの耳元で、ティトォは囁いた。
「まだ砂時計の砂は、3分の一も落ちていないよ……」
しかし今のリュシカには、砂時計の砂などどうでも良かった。
砂が落ちるまで自分が耐えていられるわけがないと分かっているからだ。
どんどん自分が淫らになっていくのが恐ろしくて、
ティトォの激しい行為に感じてゆくようになってきた自分が怖くて、
言い訳めいたことを言って自分を守った。
変化してゆく自分に言い聞かせ押しとどめようとした。
しかし、もう無駄なのだ。どんなに自分をだましても、
体だけでなく心のほうもより深い悦楽、快感、淫蕩を
求めてゆくのはもう隠しようが無い。
赤ちゃんを作るための神聖な行為でなければならない(と教えられてきた)
男女の交わりをただただ肉欲にふけるためだけに行うことが出来、
そして何度も際限なく絶頂を迎えることすらした。
私はいやらしい女の子だったんだ。
それは、もう、痛いほど分かった。だから……
「だか…………らぁ…………ゆるし…………てぇ…………
おね…………がぃ…………だか…………らぁ…………
リボ………ン………どけ………て………ぁ………」
亡き家族が残してくれた大事なもの。例え他人には無価値でも、
リュシカにとっては、肉親の愛情や絆を思い起こさせてくれるもの。
もしそれを、自ら淫行の滴りで濡らしてしまえば、
もう自分は堕ちる所まで堕ち、戻れなくなる。
「ゆるし……てぇ……」
しかし、ティトォが許すはずが無い。リュシカを堕とすことこそ、
彼の目標なのだから。リュシカの尿道に突き刺した毛髪が抜けないよう
注意しながらティトォは体を動かす。リュシカの菊門に陰茎が押し当てられ、
腰を抑えていた左手が秘唇へ向かう。
地獄の三重奏の第2楽章が、今まさに始まろうとしいた。
リュシカの排泄器官に、ゆっくりとティトォの男芯が侵入してゆく。
尿道を灼く激しい感覚に苛まれるリュシカは、体をよじることも出来ず
ただただ首を振り拒否を示すことしか許されず、
また、力の入らない体では菊門を締めることもかなわず、
結果としてその侵入を無抵抗に受け入れるしかなかった。
「ふはゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁ」
ゆっくりとした異物の侵入。普段そこを通過する物体とは
比べ物にならない硬さと熱さに、リュシカの瞳が涙で潤む。
やがてその前進がとまり、二つの排泄器官がどちらも異物で埋まる。
「ぁ……ぃゃ……ぬぃ……てぇ……」
それでもリュシカはただただ哀願する。
自らに残された米粒のように小さな人間性を守るため。
だが、ティトォは無慈悲に排泄期間内での前後運動を同時に開始する。
「ぃゃ…………ぃゃ…………ぃゃ…………ぃゃ…………」
針が狭道を突き刺す鋭い感覚。
塊が柔穴を拡張する鈍い感覚。
その二つは相反しているのに同時に行われてもお互いを殺すこともなく、
むしろ異なるからこそお互いにない部分を主張しあうかのごとく
リュシカの体全体を焼き尽くす。
そしてリュシカの体内で二つの動きがゆっくりと加速する。
「ぃゃ…………ぃゃ…………ぃゃ…………ぃゃ…………
ぃゃ………ぃゃ………ぃゃ………ぃゃ………ぃゃ………
ぃゃ……ぃゃ……ぃゃ……ぃゃ……ぃゃ……ぃゃ……
ぃゃ…ぃゃ…ぃゃ…ぃゃ…ぃゃ…ぃゃ…ぃゃ…ぃゃ…
ぃゃぃゃぃゃぃゃぃゃぃゃぃゃぃゃぃゃぃゃぃゃぃゃ
ぃゃぁぁぁあああああああああああああああああああ
ああああああああぁぁぁぁぁ…ぁぁぁ……ぁぁぁっ」
程なくして、リュシカの下半身からかすかなすえた匂いが立ち上る。
「ぁぁぁっ………………らめぇぇぇっ………………
これぃ……………じょぉ……………こぼ……………
しちゃ…………よごしぃ…………ちゃゃぅ…………
おね………がぃ………ぬぃ………て………く………
ださぃ……リボン……がぬれ……てし……まぅ……
っぁ、ぁぁぁ、いやぃゃぃゃぃゃぃゃぃゃぃゃぃゃ
ぅごぃちゃゃぃやあああぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁ」
また、動き出したティトォは感情の無い声で言った。
「リボンが『濡れてしまう』、というのは間違いだよリュシカ。
いやらしい汁を出しているのは他でもない君自身なんだから、
正確には『濡らしてしまう』だろう?」
「なにより自分で感じないって言ってたんだし、動かないよう要求する前に
自身で我慢する努力をしてみるのが筋ってもんじゃないかい?」
「むりですぅっ……ぁあっ……こんなこんなこんな……
まぇとぅしろで………されたら………ぁぁああっ………
もぅ…………ぁしこし…………ぁぁぁあああっ…………
ぜんれん……………ちかぁぁぁぁああああっ……………
はい………………ぁぁぁぁぁあああああっ………………
ぁぁぁぁぁぁぃゃぁぁぁっぁぁあああああああああああ
あああああああだめえええええぇぇぇぇぁぁぁぁっぁぁ
ぁぁっぁ……ぁぁぁぁっ………ぁぁぁぁぁ……………」
リュシカのふくらはぎの上まで淫らな流れが侵食してきたのと
砂時計の砂が3分の2近くまで落ちたのを確認して、
「さて…じゃあ、そろそろトドメをさそうか…」
とリュシカの耳に届かぬよう、小さな声でティトォがぼそっと呟く。
しかし例え聞かれたとしても、絶頂で融けきった今のリュシカの脳では
言葉が正しく理解されるとは思えないが。
秘裂の近くにあてがわれていた左手がゆっくりと動き出し、
下肢にある女にしか存在しない最後の門へ近づいてゆく。
リュシカの体は両足こそ度重なる絶頂で悲鳴を上げるかのように
がくがくと震え続けてはいるが、その上にある腰部は
そこにある二つの器官が串刺しになって固定されているため
ピクリとも動かせないので、最後の侵入もあっさりと遂行された。
「あああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁ…………………………」
3本の指が、ゆっくりと、しかし簡単にリュシカの胎内へ侵入する。
2度目となる3つの穴への同時攻撃。
しかしそれは1度目とは比べ物にならない大きな質量で行われていた。
親指1本だった膣内へは指が3本。
人差し指一本だった肛内へは肉棒。
穴の周辺の肉がねじ切れるのではと思うほどの力がリュシカを襲い、
前回とは比べ物にならない大きな質量の侵入に比例して、リュシカを襲う
激痛、苦悶、圧迫、そして快楽といった諸々の感覚が一度目を越える。
「ぃゃぁああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……………」
そして、試験最後の三重運動がゆっくりと開始された。
下半身が破裂して溶解するかのような激しい感覚がリュシカを襲う。
「だめええええぇぇぇ、でちゃぅううううううう」
尿道の過敏な部位を激しく刺し貫かれ血が出そうな感覚に喚く。
菊門の柔肉が陰茎の運動で一緒に引きずり出そうな感覚に叫ぶ。
膣内の奥底に溜まり溢れようとする愛液が噴き出る感覚に喘ぐ。
記憶の中の両親の思い出が愛液とともに排出される感覚に泣く。
「でちゃだめええぇぇぇっ、だしちゃだめええええぇぇぇっぇっ」
そしてそれらの感覚が全て休むことなく同時に連続して襲い、
重複され相乗され膨張され蓄積され倍化される。
「ぉかあさんのおぉぉぉぉっ、だいじなリボンがあああぁぁぁぁっ」
その大事なリボンの状態を、
狂ったように首を振るリュシカはまだ気づいてない。
「あああぁぁぁぁぁ、でちゃう、きちゃう、もれちゃぅっ」
リボンに足を伝っている液の一部がすでに降りかかっていることを。
この試験とティトォが呼ぶ行為にもう意味がなくなっていることを。
ティトォが愛液がかかっていると知りながら行為をやめないことを。
絶頂へと登りつめているリュシカは全く気づいていない。
「あつぃ、ぁついのがいっぱぃ、あつまってきてぇ、
でちゃぅでちゃうだしちゃうううううぅぅぅぅぅっっっっっ」
なにかが下半身へと集まってくる感覚。
このベッドの上で何度も味わった感覚。
甘美で猛烈で神聖で凶悪で絶対な感覚。
そしてリュシカの心に止めを刺す感覚。
「でちゃうでちゃぅでちゃぅでちゃぅれちゃうでちゃう
おかあさんたすけてえええええぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇ」
そしてついに、リュシカの首が大きく仰け反るとともに
溜まり切った感覚が大きく爆ぜる。
「ぇぇぇぇぇぇぇぃぃゃゃいゃぃやいやいやいやいやぃや
いやいゃぁぁぁぁぁぁぁあああああうあでるううううぅぅ
でちゃうでちゃうでちゃうでちゃぅでかしちゃうだしちゃ
ゃゃぁぁぁああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
ぁぁぁぁぁぁぁぁっああぁぁぁぁぁっ…あああぁぁぁ……
ああぁぁぁぁぁっ………ああぁぁぁぁぁぁぁっ…………」
リュシカは上の口から狂気の咆哮を上げながら、
下の口で大量の液体を自らのリボンに噴きかけた。
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