マテリアルパズル

絶対の自信 実績に裏づけられた確たる自負 悔しい 悲しい 無力感 空虚  
例えに足る言葉など何もなかった。  

あたしは、負けた。  
勝てなかった。  
プリセラを、闘わせてしまったんだ。  

目の前に立ちはだかる者は総て排除してきた。排除できた。  
今までずっと。百年ずっと。これからずっと。  
何者だろうと。  
ただの人だろうと。魔法使いだろうと。鬼人だろうと。女神だろうと。  
何者だろうと。  

でも。負けた。  
鬼人に。負けた。  

絶対の自信 実績に裏づけられた確たる自負 悔しい 悲しい 無力感 空虚  
例えに足る言葉など何もなかった。  
絶対の自信 実績に裏づけられた確たる自負 悔しい 悲しい 無力感 空虚  
例えに足る言  
「アクア」  

「アクア」  
いつの間にか同じ枝に立っていたのは、見慣れた少年。  
「ティトォ…」  
(慰めの、言葉なんて…)  
ふいに、触れられる感触。  
頭を、撫でられる感触。  
顔をあげると、いつも通りの、優しい表情。  
何を考えているのか少しだけわかりにくい表情。  
「…。」  
無言のまま、頭を撫でる彼。  
何か言ってほしい。叱咤でもいい。  
彼がそんな事を絶対に言わないのはわかる。  
でも、叱ってほしかった。罵ってほしかった。  
彼は、そんなこと嫌がるだろうけど。  
プリセラを闘わせてしまったんだ。  
慰められたりしたら、あたしはあたしを許せない。  
早く叱咤してほしい。早く叱ってほしい。  
早く。早く。早く早く。早く早く早く早く早く早く…  
「ご苦労様。アクア」  

 

…。  
……。  
特別なことを言われたわけじゃない。  
単なる、普通の、ねぎらいの言葉。  
それは、叱咤でもなく、慰めでもなく…。  

でも、なぜか、不意に、涙が…  
…視界が…滲んで…歪んで…溢れて…  

「うわああああああああああああああああああん!!!!!」  

彼のシャツの裾をつかんで泣く。声をふりしぼって泣く。  
本当にずるい奴だ。ティトォは卑怯だ。  
罵るのは自分が嫌だ。慰めるのはあたしが嫌だ。  
最悪の二者択一。  
それを、放棄した。  
今も外ではプリセラ達が闘っているのに。  
外の総てを無視した、無責任な、中身のない、なんでもない、  
あたしを傷つけない、  
そんな言葉を選んだ。  

あんたは優し過ぎる。  
いつだってそうだった。  
百年間そうだった。  
だから、あたしはやってこれた。  
魔法の強さなんかじゃない。  
一番、あたしが弱かった。  
一番、ティトォが強かった。  
いつだって、何度だって、今だって、助けられた。  
そんなティトォが、誰より好きだった。  
そんなティトォが、誰より好きだ。  
夢の樹なら。  
ふたりだけしかいないここなら、  
あたしは、ティトォに、好きだって伝えるためなら、  
なんだってできるよ。  
なんだって、してあげたいよ。  

頭を撫でるティトォの手が、頬にすべり、涙をすくう。  
「泣かないで。大丈夫。」  
涙に濡れた指が、唇に触れる。あたしは、それを食む。  
「ぅむ…ふ…む…」  
「どんな味?しょっぱい?」  
聞きながらティトォは指を抜き、あたしの唇に自分の唇を重ねる。  
触れると同時に間をおかず入ってくる舌。  
あたしもそれに応え、舌をからめる。  
「ふ…ぅ…ん…」  
ちゅ…ちゅ…と音がし、もれただ液が顎と喉を伝う。  
彼があたしのだ液を飲むたび、あたしも彼のそれを飲む。  
彼があたしの舌をくすぐるたび、あたしも彼のそれをくすぐる。  
性交以前の浅い濃密な行為に陶酔すればするほど、あたしの中はティトォで埋まる。  
だめだ。話せるうちに言わないと。  
話せるうちに伝えないと。  
慌てて唇を離し、あたしは言う。  
「ティトォ…好き…大好き…!」  

つっ…  
「ふゎあ!」  
なんて奴だ。あたしが言ったと同時に、  
いつに間にか服の中に差し込まれていた手で、あたしの胸に触れてきた。  
「ゃぁ…!ちょっ…ティト…聞い…んっ…て…!」  
先端に触れたのは最初の一瞬だけで、あとはゆるゆると乳輪をなぞり続ける。  
「はぁ…はぁ…はぁ…」  
柔らかい刺激になれ、あたしの身体はもっとはっきりした刺激を求めてきている。  
「ティトォ…」  
「なに?気持ちよくない?」  
「ちが…気持…ち…いいよ…でも…」  
「でも、なに?」  
やっぱりそうくるんだ。いつもそうだ。  
いつもは異常に察しがいいくせに、こんな時はわざとらしくトボける。  
「もっと…触って…」  
「おねがい、は?」  
「おねがい…もっと…たくさん…触ったりして…」  
返事より先に、先端がつままれる。ひねられる。いじられる。  
キスの時点で既に興奮しきっていたあたしの先端は、とうに固みを帯びていた。  
「ぁんっふう…ぅん…」  
クリクリといじられるたび、胸がジクジクする。全身がしびれる。意識が、とぶ。  
「やんっうあっあっ…ぁ…はぁ…!」  

数秒(あたしに意識はなかったが)して、ティトォが聞いてきた。  
「気持ちよかった?」  
「…ぅん…」  
「軽くイッたでしょ?」  
「…ぅん…」  
「じゃあ次は、アクアが口でして」  
「…ぅん…」  
…なんか今、すごいことを言われた気がする。  
「はい。おねがい。」  
目の前、正確にはもう少し下、口の前に何かの気配。  
「って、ちょっ…!待っ…ティトォ!」  
「え?なに?」  
「なにって…そんな…口なんて…」  
「なんでまずいの?いつの下の方には入ってるモノじゃない」  
言われて、耳が熱くなる。  
たしかに、夢の樹でティトォと身体を重ねるのは初めてじゃない。  
でも、あんな、口でなんて、したことない。  
「いや、ごめん、嫌なのを無理に頼もうとして。」  
やっぱりコイツは卑怯者だ!  
あたしがはじめから断れないのをわかってるくせに!  

「……」  
ティトォを軽く睨み、あたしは彼の性器を握る。  
その先端に、おずおずと舌先を触れさせる。  
ちゅ…  
先から溢れた透明な汁は、不思議な味がした。  
どうしたらいいかわからないので、その汁を舌先ですくい続けてみる。  
ちろっちろっ  
ひたすら広大なこの世界に、小さな音が響く。  
それが、たまらなく恥ずかしかった。  
「アクア…先を舐めるだけじゃなくて、もっと全体を舐めたり吸ったりしてみて」  
言われた通り、窪んだ部分や筋のような部分や他の部分にも刺激を与えてみる。  
ぴちゅっちゅっちゅるっ…  
「気持ちいいよ…そしたら、次は口に深く入れてみて」  
本来、下に入れるはずの性器を口に含むというのは、少し背徳的な抵抗があった。  
(大きい…こんなの…全部なんて入らない…)  
「入るとこまででいいよ。そしたら前後に動いて」  
じゅぷっじゅぷっという陰音が耳に直接響く。  

(息が…苦しい…)  
鼻で呼吸をキープしつつ続けていると、突如後頭部に手をあてがわれた。  
(…!!)  
そのまま激しく深く、頭を前後される。  
「アクアごめん!少しだけ我慢して!」  
「んぷっふっんっうえっ!」  
じゅっじゅっじゅっじゅっじゅっじゅっ  
じゅっじゅっじゅっじゅっじゅっじゅっ  
苦しいなんてものじゃない。  
呼吸はほとんどできないし、喉は激しく突かれる。  
また涙が滲んできた。口の中には、さっきの不思議な味が広がる。  
「んぶっんんっう!」  
じゅっじゅっじゅっじゅっじゅっじゅっ  
じゅっじゅっじゅっじゅっじゅっじゅっじゅっじゅっ  
「出…出る…!アクア…出るよ!」  
あわてて顔を離そうとして、中途半端な位置でティトォの手で抑えられる。  
「え……!」  
びゅっびゅる!  
顔にかかったところで、また口の中に性器をねじこまれる。  
びゅくっびゅく!  
「んんんん!」  
口内中に青い苦味が広がり、いっぱいになる。  
ごくっごくっ…  

やっと射精が止まり、ティトォの手から開放される。  
「えほっけほっえぐッ」  
ぴちゃっぱちゃっ  
飲みきれなかった分や、喉につまった分が口からこぼれ落ちる。  
「けふっうえっ!」  
「…大丈夫?」  
「えうっけほッ…………ッ大丈夫なわけ…ない…けほっ!」  
冗談でなく死んでしまうかと思った。  
「でも、どうして?ここ、もうこんなになってるよ?」  
ちゅぷっ  
「ふぁんっ!」  
「ねえ、どうしてこんなに溢れてるの?」  
くちゅっちゅくっちゅっ  
「あっはっうぁっ!」  
「初めて口でして、こんなになったの?」  
「やッ!違っふっ!」  
あたしの性器を指でなぞりながら、ティトォはまた意地の悪い質問をする。  
「アクアはやっぱり感じやすいなあ」  
「やだぁ…おねがい…変なこと…言わないで…」  
「ごめんね。あんまりかわいいから、つい」  
だめだ。かわいいなんて言われて喜んでる自分がいる以上、ティトォには一生勝てない。  
「これなら、少しいじっただけで入れられるね」  
言ってティトォは、あたしの両足の間に顔を近づけた。  

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