ーーー魔界にてーーー  
 
赤みがかった空に翼竜の様なクリーチャーが飛び交い双頭の獣が大地を闊歩する世界  
風は生暖かく水は綺麗で空間を鮮明に反映している  
それが魔界  
一見穏やかだが弱肉強食で力無きものは泣き叫びながら死んでいく世界  
その強者であるという事だけが誇りになる世界の権力者、モリガン・アーンスランドは退屈に喘いでいた  
来る日も来る日も刺激が無い日々  
挑戦者といえばデミトリ=マキシモフだけ  
退屈さを紛らわせようと人間界に出る事もあったが最近では監視の目も厳しくなっていた  
「私が人間界に出かけたら怒るのは執事達なのよね〜いかなくても人間界は見れるんだけど・・・」  
ふとモリガンの脳裏に考えが閃いた  
「私の唾液には人間の淫欲を促進させる働きがあるのよね ん〜」  
モリガンの唇があがった  
「ンフフ…閃いちゃった」  
モリガンの掌にエネルギーが集まる  
「これを…」  
モリガンが唾液をエネルギーの球体に垂らす  
エネルギーの球体の色がピンク色に変化した  
「次は…」  
モリガンは館の窓から飛び出ると魔界から人間界への入り口に立った  
「イクわよッ!ソウルフィスト!」  
濃密に蓄えられたエネルギーが魔界から人間界へと移動する  
「あはははは!これは楽しい事になりそうね!」  
モリガンは高笑いすると館へと去っていた  
 
同じ頃  
ーー人間界(米国 ニューヨークシティ)  
 
その日は快晴だった  
週末という事もあって子供が公園で遊び 若者は散歩に出て  
老人達はチェスを楽しんでいた  
が、その楽しい時間を破壊する者が出現した  
サイのコスチュームをして力任せに暴れる男 サイドン。  
老人達が遊んでいるチェスの台を蹴り壊し、若者達を驚かし、  
子供が持つ風船を割るという悪党行為を働いたのだ。  
「えーーん!!」  
「助けて!」  
「何をするッ!」  
人々は皆口々に文句を言いその場から逃げ出した  
「何をしているのかしら?市民の平穏を破るなんてナンセンスにも  
程があるわよ?」  
サイドンの背後に金髪で黒いレオタードを来た女が立った  
彼女の名はMs.MARVEL  
平和維持組織「AVENGERS」の一員である  
「フフフ…肩慣らしさせてもらうぜ」  
サイドンが不敵にニヤリと笑った  
「肩ねえ…」  
Ms.MARVELの手から黄色のビームが放たれた  
そのビームはサイドンの肩に当たった  
「ぐッ!」  
サイドンが片腕を押さえた  
血は出ていないが軽い打撲をした様に見える。  
「降参しなさい」  
「嫌だね」  
サイドンがMs・MARVELに突撃する  
Ms・MARVELが両腕を胸の前でクロスさせてサイドンの突進を  
ガードした  
「その程度なの?笑わせないでくれる」  
「ちっ このアマ!」  
反撃でMs.MARVELの膝がサイドンの腹を打とうとしたその時、  
二人の周囲が赤く染まった  
「これは?」  
「え?」  
二人は同時に空を見上げた  
ピンク色の球体が二人めがけて勢い良く降下してくる  
「!」  
「うおお!」  
シールドを張る間も無く二人の姿はピンク色の光に包まれたーーー。  
 
 
サイドンはくすぐったさを覚えて目を開けた  
「−−あぁん…はぁぁ…」  
女の甘い声がサイドンの鼓膜を刺激した  
女?俺の目の前にいたのはMs.MARVEL  
という事は…?  
サイドンのくすぐったさは脚から来ていた  
下を見るとMS.MARVELが終点の定まっていない目で  
サイドンのフトモモをさすりながら媚びの表情を浮かべていた  
「いい・・・マッチョな男っていいわあ…」  
「MS.MARVEL…?一体…?」  
「このタイツの下にはちきれそうな肉体があるのよねえ…直に触ってみたいわあ…」  
MS.MARVELがサイドンの臀部に手を伸ばした  
柔らかい彼女の手がサイドンの尻をさすっていく  
 
「う…ああ…」  
サイドンが尻餅をついた  
体が温かい  
頭もぼーっとなっている  
「オトコだったら腰が感じやすいわよねえ?」  
Ms.MARVELがサイドンの腰をタイツの上からもみ始める  
「力が入らない…何なんだ Ms.MARVEL これが君の新しいスタイルなのか?」  
「違うわあ…今は戦いを忘れて楽しみたい気分なの…」  
Ms.MARVELの舌がサイドンの唇を奪う  
「ん…」  
「ん」  
ディープキスをされながらサイドンは背中を摩られていた  
Ms.MARVELの右手がサイドンの臀部から股間へと伸びる  
「あ〜デカ○ン おっきしたらどれぐらいなのかしら?」  
「あぅ…」  
Ms.MARVELの右手がサイドンの陰茎を握って上下させる  
女性特有の柔らかさがサイドンの陰茎を優しく包み込む  
サイドンのタイツには染みが出来始めていた  
「こんなにおっきい!」」  
「イク…」  
サイドンがトロンとした目で訴えた  
それを見て嬉しそうな顔をするMs.MARVELはサイドンに抱きついて  
胸を押し付けた  
「イク前に私のオッパイで感じてえ」  
「柔らかい…イイ…ああ…もっと」  
遂にサイドンは射精した  
「あ〜〜早漏クンねえ…次のオトコ探そう!最近オトコ日照りだったのよね!」  
 
MARVEL EROTICS #1 EROS DAYS 完  
第二話に続く  
 
 
 
第二話  infection  
 
モリガン=アーンスランドが人間界に落とした淫靡なエネルギーは爆発し、風にのって地球全土へと拡散していった…。  
風に混ざる淫靡なガスを吸った人間は体が温かくなり性欲が高められ周りにいる異性を求めていた。  
それは誰も異常とは思わなかった  
やりたくなった。  
それだけが人間の心理だった  
 
−−エグゼビア研究所にてーー  
 
ストームはその日散歩にでていた。  
散歩といっても空を飛ぶ能力がある彼女にとって空を飛び回る事だったが。  
彼女の目にピンク色の風が目に入った  
普通空気とは色が無い。  
が、その異常さを意識した直後に彼女は高揚感を覚えた。  
体から力が抜ける。  
顔が火照ってくる。  
よろめきながら不時着した彼女の目にスコット=サマーズの姿が入った。  
「ストーム?よろめいてどうした?…う」  
スコットの股間が勃起していた。  
前屈みになり両手で股間を押さえる。  
「スコット…我慢しなくていいの。ちょっと待ってて」  
ストームが官能的な口調で言うとその場から飛び去っていった。  
 
スコットは動くに動けなかった。  
目の前に女がいたら抱きしめたくて仕方が無い  
だが体に全く力が入らないのだ。  
遂に体重を支える事すらできなくなってしまいスコットは地面に倒れこんだ  
「スコット〜、あなたが欲しいの」  
ネコ撫で声がした。  
Xメンのメンバー ローグである。  
彼女は怪力や空中浮遊能力の他に相手に触れる事でエネルギーと記憶  
を吸収する能力を持っている。  
彼女は腰をくねらせながらヨダレを垂らしていた。  
「待て ローグ、僕にはジーンが…」  
「ジーンならさっきウルバリンとやってたわよ?」  
「嘘だ!」  
スコットは落ち込んでいた。  
あのジーンがウルバリンと浮気しているだなんて…  
信じたくはなかった。  
ウルバリンは身を引いた筈だった。  
「嘘じゃないわ。アンアンいいながら互いに腰を捻ってたし」  
「でまかせを言うな!」  
スコットは必死で頭を振った。  
「本当よ?それじゃ彼女に振られた寂しいコをお姉さんが抱きしめてあげる」  
ローグがスコットの上に跨る。  
馬乗りになって手袋をはめた手でスコットの顔に触れる。  
「ローグ…」  
「スコット、私の首見て。」  
見るとローグの首には首輪がついていた。  
「それは…」  
「そう、ミュータント能力を封じる首輪。私の能力しってるならわかるわよね?」  
ローグがその場でタイツを脱ぎ捨てていく。  
下着姿になったローグがスコットに口付けをする。  
その優しさにスコットの体がビクっとなる。  
 
今、彼の体は非常に敏感になっているのだ。  
「貴方の服も脱がしてあげる」  
ローグがスコットのベルトをカチャカチャと外すとズボンを下げていく。  
「ああ…」  
「何か注文無い…?無かったらこっちからいくよ?」  
スコットの下着をずらすとローグが乳でスコットのモノを挟むとそれに舌を這わせていく。  
「…ッ!」  
声にならない叫びをスコットが上げた。  
「レロレロレロレロ」  
ローグが声を出しながら根元から先っぽまで丁寧に舐め上げる。  
スコットのモノはどんどん膨らんでいく。  
「イク…」  
「イク時は言ってね?」  
ローグが胸でスコットの睾丸を刺激しながらモノをしごく。  
「う…あ…イクーーッ!」  
「あん、カワイイ」  
スコットが放出した精液を飲み干しながらローグは満足そうな笑みを浮かべた。  
 
 
MARVEL EROTICS 第三話 erotic slave  
 
一人の男と一人の女が寝そべっていた。  
芝生の上に全裸で抱き合っている。  
何度か唇を重ね舌を巻き付け合った。  
手は互いの体を摩りあう。  
「ん…」  
「あ…」  
二人の意識が蕩けそうになる程に高揚した時、激しい風が二人の体を撫でた。  
「ローグ、スコット、あなた達だけズルイじゃない」  
風を起した主は空中に浮かんでいた。  
「ストーム…」  
スコットの唇がにやりと上がった。  
黒い胸が開いたレオタードにブーツといういつもの戦闘服姿を見てスコットは興奮していた。  
以前からいい脚だと思っていたのだ  
たわわな太腿に大きい胸。  
ストームは普段真面目なのでアプローチしても無意味だと思っていた。  
そのストームが今男を求めている。  
「あん、私を忘れないで」  
ローグがスコットの横尻を揉む。  
「おう…」  
スコットは快感で前に倒れこみそうになる。  
その体をストームは受け止めた。  
スコットのモノがストームの股間に触れる  
スコットは胸の柔らかさと湿った感じを同時に覚えていた。  
そう、ストームの股間はもうぬれていたのだ。  
「おっぱいサンドイッチね」  
ローグが後ろからスコットの背中を胸で押した  
「スコット・・・舐めて…」  
ストームがスコットの顔に胸を押し付けてくる。  
スコットの舌がストームの乳首を嘗め回し勃起させる。  
チュピ。チュパ。チュポン。  
唾液がこびりついて光る乳首をスコットは念入りに舐め回した。  
「どうだい ストーム?」  
「最高だわ!」  
ローグとストームがスコットの脇に移動した。  
「今度は何なんだい?」  
「本当は欲しいんだけど…ジーンが後で黙っちゃいないと思うから…」  
「指でお願いするわ」  
「ああわかった」  
スコットの指がローグとストームのドロドロにベタついた股間に触れる。  
そのままクチョリと音をたてて入ってしまいそうなぐらいに二人の股間は柔らかかった。  
「ああッ!そこ!」  
「いいわあ〜」  
ローグとストームは二人同時にエクスタシーを迎えた。  
 

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