「閣下!…閣下!?」息を切らせながら走ってくる。僕のほうへと。
「ギーゼラか??」何のようだろうか。僕は今急いでいるというのに。
兄上に呼び出され、ヴォルテール城までいこうとしていたところだ。
「閣下、今お暇ですか?」本当は全く暇ではないのだがついつい…
「いや、別に。…暇だ。」彼女には弱い…のだろうか。まさか…この僕に
弱いものなど。
「なら閣下。私の部屋にきませんか?」
「お前の部屋…?」ああ。この血盟城にあるんだったか。
「そうです。見せたいものあるので…。」
「見せたいもの?なんだそれは」
「それはきてからのお楽しみですよ。」
少しの好奇心。ヴォルフラムは彼女へとついていった。
…やはり綺麗に整頓されていた。彼女らしい。
「見せたいもの…そろそろいいだろう?」
「ええ。…でもそんなもの、嘘です。」彼女とは思えないような小悪魔的な
笑み。いつもと違うのでヴォルフラムは少し動揺していた。
「う…嘘だと!?僕はそんなことで呼び出せれたのか!全く…笑えないぞ!」
「ちょっと閣下を誘ってみました…」
「誘った?なんにだ?食事か?」
「いいえ。そういうのではありません。」
「…どういうのだ?」
「診察でもどうですか?健康診断、受けてないでしょう?」
「ああ。そういうことか。…頼む。」
「鈍いところがかわいいですね。ヴォル…いえ閣下。」
「に、鈍いだとぉ!?どういうことだっギーゼラ」……!
本当になんなのかわからなくなった。ギーゼラがどんどん服を脱いでいく。
「な、なにを!」綺麗な肌。透き通りそうな色の肌をしている。
「まさか…閣下。もう勃っちゃってますか?」微笑んだ。小悪魔で。
「ムズムズしてきた…。くっそぉ…」やってしまったほうがこのさい楽だ。
ただ女性の裸をみただけだっていうのに…。
「相当溜まっているでしょう?体によくありませんよ。」
「う、うるさい!」
「ヴォルフラム。女性の誘いを断る気ですか?」
「…どうかしたのか?いつものお前じゃない。」
「私も男性のいう溜まっているような状態だったので」そういって自分で
胸を触り始めた。かなり敏感で秘所もテラテラとてかってきた。
「はっぁん…。んぁ…」自らを犯している。そんなありえないようなギーゼラを
みた三男は無意識のうちに彼の手は自分のをいじっていた
「はぁ…どうです?ヴォルフラム…はぁんっ…んぁ…っ」
「くそっ。どうしてこんなことになった!なんでギーゼラがっっ!!」
どんどん服を脱いでいくヴォルフラム。
「かなり、勃ち上がってますね。しかもかなり硬い。」
「だからなんだというんだ。はやくぶちまけて終わるぞ。」
ヴォルフラムは彼女へ手を伸ばした。
「はぁっん……。んんぁ…」
ギーゼラの喘ぐ声。ただその声をきいているだけでヴォルフラムは放ちそうになる。
「もしかして…閣下…。経験ないんですか?」
乳房を舌で上手に舐めているようにみえるのだが、先端の部分で滑ってしまう。
「自分の唾液で滑るだけだ。別に…経験がないわけじゃ…」
「あるんですか?」
「………」
いえるはずがない。今年で82になるというのに一度もしたことがないなんて。
いつも自室で1人でやっていた。
[2人はなくても1人ではあるでしょう?みたことありますよ。」
いつものような笑顔で彼女はいうから少し安心してしまう。今日のギーゼラは
かなり唐突だったから。
「なら閣下。今後に備えて私が教えてあげましょうか?」
…安心している場合じゃなかった。
「いや、別に僕は…」
教えてもらわなくていいといいかけたときだった。ギーゼラはヴォルフラムを
口の中に入れ、しゃぶりはじめた。
「ぁ…」
ヴォルフラムは涙目になり、ただ快感を抑えきれず喘いでいた。