ウマゴヤシがおいしそうに茂っている北海道の初夏・・・
僕が現役を引退して初めてのシーズン・・・
「はあ〜、退屈なのね〜・・・」
僕は自分の部屋で寝転がっていた。
大観衆の前でライバル達としのぎを削っていたあのころは、よかったのね・・・
それにくらべると今は、ほんとに退屈だ・・・
「んあっ!」
車のエンジンの音で、僕は目が覚めた。
「さあ、着いたぞ。」
外で何人かがわいわい騒いでる・・・
一体なんだろう・・・?
僕は外に出て、様子を見ることにした。
外には、一台の馬運車が止まっている・・・。
そして、中から一頭の牝馬が出てきた。そして僕と目が合った。
「おお、たれ蔵くんも待ちきれなくて出てきたぞ。はははっ!」
横で若ぞうの兄ちゃんが言った。
「アンカルジア・・・」
「お久しぶりね、ミドリマキバオー。」
ミドリマキバオーとは、僕の競走名だ。そして、彼女はアンカルジア。
かつて僕たちとしのぎを削っていたライバルの一頭。
でも、その彼女が、うちに何の用だろう・・・?
僕は彼女を伴って、うちの牧草地に入った。
「なかなかいいところね。」
彼女はにっこり微笑んだ。
そして、僕はこの牧場を説明した。
しかし、彼女の目はずっと僕を見つめている・・・
いったいどうしたんだろう・・・?
「んあ?僕の顔に何か付いてるのね?」
「うん、目と口と大きな鼻の穴が。」
「そ、それは当たり前なのね〜」
「うふふ。」
しかし、彼女は僕から目を離そうとしない・・・
「そ、そんなに見つめられると、何だか恥ずかしいのね・・・」
彼女は立ちあがると、僕の横に体を並べて腰を下ろした。
現役時代にはなかった甘酸っぱい香りが、周囲に漂っている・・・。
その匂いを嗅ぐと、僕も何だか・・・ふらふらしてくる・・・
「懐かしいわね・・・こうやって体を並べて勝負を競っていたあのころ・・・。結局あなたには
一勝もできなかったけど・・・」
「でも、君はあのころとは随分変わったのね・・・。今は何か体中から、クラクラさせるような
香りがする・・・」
「そう?・・・うふふ、ありがと・・・v」
そして、彼女は僕に体をくっつけてきた・・・。
こうやって体を密着させていると、次第に僕の♂が痛くなってきた・・・。
わわっ!僕の♂が、ビンビンに固くなっている・・・
彼女はそれを見ると、かすかに微笑んだ。
「たれ蔵くんも、私を感じてくれてるの?・・・嬉しいな・・・」
そう言って彼女は立ちあがると、僕にお尻を向けた。
そして、尻尾を持ち上げると、彼女の♀が剥き出しになる・・・。
「は、初めて見たのね・・・」
♀からは、おびただしい量の汁が滴り落ちていた。
「私もこんなに興奮しているの・・・。」
そして、彼女はそのまま、再び腰を下ろした・・・。
「ねえ、たれ蔵くん、ちょうだい・・・v」
僕はしばらく立ち止まっていた・・・
「どうしたの?早くいらっしゃいよ。」
「ど、どうすればいいのね・・・?」
「そのあなたの股に付いてる固いものを私のこの穴に入れればいいのよ♪」
彼女は尻尾を再び持ち上げた。また彼女の♀が剥き出しになった・・・。
あ、あの形を見ると、何だか興奮するのね・・・
「さあ、早くっ!」
僕は彼女のお尻にしがみつくと、おそるおそる彼女の♀に僕の♂を近づけていく。
「んんっ!」
僕の♂が、彼女の♀に入り込むと、彼女の喘ぎ声が漏れた。
「んあっ!・・・き・・・気持ちいいのね・・・」
「た、たれ蔵くん、もっと、もっと激しく突いて〜っ!」
僕は彼女に言われるまま、腰を振り始めた・・・
「んっ、んっ、んっ・・・!」
「んあっ!んあっ!んあっ!」
僕の♂と彼女の♀がこすれ合うたびに彼女の♀から潮吹きがほとばしる・・・
「ああっ!ああっ!ああ〜っ!」
彼女はおたけびをあげ続けている・・・
僕ももう・・・
「うっ!!!」
僕の♂が不思議な感触に包まれると、何かが僕の♂から出てきた。
そしてそれは、彼女の♀に大量に注ぎこまれた・・・。
「それじゃあ、たれ蔵くん、またね・・・」
彼女は僕の顔にキスをすると、再び馬運車に乗っていった。
そして馬運車は走り去っていった・・・。
「んあっ!」
車のエンジンの音で、僕は再び目覚めた。
今度は何・・・?
僕が外に出ると、若ぞうの兄ちゃんが、僕を見て一言。
「さあ、たれ蔵くん、次の相手だよ!」
おしまい