「う…ここは」
「う…ここは?」
体が動かない。奈緒はジュリアの余った糸で木に縛り付けられていた。
そうだ、さっき森林での戦いでなつきにこてんぱんにされたんだっけ。
周りにはなつき、舞衣、雪之、命 の4人が立っている。
「何見てんのよ…。アタシをどうする気…?」
乾いた音が辺りに響く奈緒の頬をなつきが張った音だった。
「口の聞き方に気を付けろ。こいつには再教育が必要なようだな。」
「なつき…何も、そんな…」
「舞衣。私たちに今必要なものは団結ではないのか…?」
「そ…それは……」
なつきが厳しい視線を向けると命も雪之も目をそらした。
「これは尋問だ…。何故シスターを襲った…?」
「あたしは何もしてないっていってんじゃん!」
「うそをつくな!」
高圧的ななつきの態度。それが奈緒の反抗心を煽った。
「フン…殺されたってさあ、アンタなんかにしゃべるもんか…!」
「そうか…デュラン!」
デュランが一声吼え、砲門を動けないジュリアに向ける。
奈緒が悲鳴を上げて身じろぎする。しかし、体は動かなかった。
「これで誰かは知らないが、お前の大切な人が消える…。それでもいいのか…?」
奈緒の目が驚愕に見開かれる。ママ…私の大切な人。がくりと首が落ちる。
「そうだよ!アタシがやったんだよ!!バッカじゃないの!?
携帯で頼まれてさあ!お金払うって!ちょろいよね!アンタたちなんかさあ!」
苦し紛れに突いたウソはしかし事態を悪化させただけだった。
「奈緒…。」
「結城さん…。」
「奈緒ちゃん…。やっぱり…。」
場の空気が張り詰めたものに変わる。奈緒は自分の失敗に気がついた
「何…まだ何かするの…?」
恐る恐る尋ねる奈緒に不思議そうになつきが尋ねる。
「何って二度とこんな事をしないように弱みを押さえるに決まってるじゃないか。」
「なにもそこまでしなくたって…。」
「いいか、これは必要な事なんだ。」
「それは…。」
舞衣が黙り込むとなつきの手が奈緒のスカートを捲り上げる。
奈緒の下腹部をフリルのついた可愛らしい下着が覆っている。
「中々可愛いのを付けてるな。」
「な…何いってんのよ!」
笑ったまま奈緒の下着に手をかけると一気に引き摺り下ろす。
ちぢれた陰毛とヴァギナが皆の前に晒される。
「な…な…な……!」
「デュラン…舐めろ…!」
「ヒ…ヒイィ…何いってんの!…バッカじゃないの!」
なつきの声にデュランが唸り声を上げながらゆっくりと近づいてゆく。
「やめろおおおお!やめろっていってんだよ!」
生暖かい息が下腹部にかかり、ちぢれた陰毛がそよぐ
そのままデュランはくんくんと奈緒のヴァギナの匂いを嗅いだ。
「やだ…なにしてんのよ…」
「おいおい、ちゃんと洗ってるのか…」
「な…あんたと一緒にするな!…チク…ウウウウウウ…ヒック。」
顔を真っ赤にして奈緒が言い返す。しかし悔しさのあまり語尾は震えていた。
まなじりに涙が浮かび唇を食いしばってこらえる。
生暖かい舌が奈緒のヴァギナを舐め上げる。
「ヒ…」
執拗な愛撫に奈緒の体はだんだんと汗ばんでいく
やがて奈緒のヴァギナからゆっくりと愛液が溢れ出す。
「あれ…なんか出てきてるぞ…。」
「あれはね…命…その〜〜気持ち良いと出るのよ!」
「命ちゃん世の中にはね。いじめられると嬉しいって人もいるんだよ。」
「ふーん、雪之、じゃあ奈緒はいじめられると嬉しいのか」
見守る3人はなつきのやる事に口を出そうとしなかった。
遠巻きに奈緒に対して気の毒がるようなしかし蔑むような視線を送っている。
「そんなわけ無いじゃん!誰か助けてよ!」
「ふん、ここはそうは言ってないぞ…。」
なつきの指が奈緒のクリトリスを摘み上げる。
硬く充血して膨れ上がったそれを指ではさむようにこねる。
「そこは…やめろってば…!や…やだああああ!」
びくりと体を振るわせるとそのまま奈緒は絶頂を迎えた。
呆けたような顔で体を小刻みに震えながら
奈緒の股間から黄色の水流が勢い良く噴き出す。
デュランの顔に振りかかると木漏れ日にきらきらと輝いた。
「やだ…きったなーい」
「なあ、雪之、今度はなんだ?」
「あれもね、喜んでるから出るんだよ。マゾって言うの。」
弛緩した体では一度出た尿を止めることはできない。
涙でグショグショの顔を歪めて奈緒は恥辱に耐えた。
「…うそ…こんな…ちくしょう…ちくしょう…」
「おい、奈緒。私のデュランになんて事をしてくれるんだ?」
笑いながら困ったように眉をしかめてなつきが顔を寄せる。
「ひ…ご…ごめ…。」
なつきの手が何かを握っている。デュランの砲弾だった。
「そうだな…これをお前の中に突っ込んでやるか…」
「ちょ…何考えてるのよ…うそでしょ…」
手首ほどもあるそれを奈緒のヴァギナに押し付ける。
ふるふると首を横に振って奈緒が拒絶の意思を示す。
「そんなの…入るわけ無いじゃん…。」
「やってみなければわからんぞ。」
ヴァギナの入り口をいっぱいに押し広げ砲弾が奈緒の中に入っていく。
体を引き裂く激痛に見開いた目から涙が溢れ出る。
「痛い!痛いよ!やだ…やだああああ!ママ!ママアアアア!」
「入ったじゃないか…。次行くぞ…。」
「何…何言って…ママアアアアアア」
泣き叫びながら髪を振り乱し必死に哀願する奈緒。
なつきは張り裂けそうなヴァギナに砲弾を押しこんでいった。
「逆らったりして…ごめんなさい…だから…だから許してよぉ…。」
身もフタも無く泣きじゃくりながら奈緒が哀願する。
ことあるごとに小生意気な態度でぶつかってきた奈緒。
その奈緒が自分に屈服している。なつきの胸にふつふつと勝利感が沸いてくる。
「どうだわかったか!私は強いんだ!そして私が一番美少女に決まっている!」
決まっている… 決まってい… きま…
真田紫子は馬型チャイルド「聖ヴラス」の幻覚を解く。
木陰で休んでいたなつきの首がかくりと下がると再び眠りに落ちる。
今、なつきに与えた幻覚は暗示となり、奈緒への強い不信感となるはずだ。
なぜか満足そうに眠るなつきを後に紫子は教会へ歩み去った。