「今日から悪夢を見なくて済むかな。」
結城奈緒はベッドの中でつぶやいた。
Himeの戦いは終わりを遂げ、奈緒は母親を取り戻した。
学生寮の自室に帰ると、今までの疲労が一気に奈緒を襲ったのだった。
シャワーを浴び、パジャマに着替えて電気を消す。
学生寮のベッドで眠るのは久しぶりだ。
「ママ…。」
洗い立ての髪を玩びながら母親のことを考える内に
いつのまにか幸せそうな笑みを浮かべて奈緒は寝入っていた。
「奈緒ちゃん…奈緒ちゃん、起きて…。」
「…ママ?」
「ククク、残念でした…!」
胸に重苦しいものを感じ、うなされていた奈緒は誰かの声で目を覚ました。
暗い部屋の中、黒くて大きいものが奈緒の腹の上に乗っていた。
「おはよう、奈緒ちゃん♪」
「…鴇羽舞衣!アンタ、どうして!」
黒いものの正体はかつてのHimeの中心人物、鴇羽舞衣だった。
パジャマ姿のまま、奈緒の腹の上に馬乗りになっている。
舞衣が低く笑うとパジャマの布地を押し上げて豊かな胸が柔らかく踊った。
「こんな夜中に何の用よ?」
「…何の用?人の弟を襲っておいて、それは無いんじゃないのかなあ?」
息を呑み、奈緒が返答に詰まる。奈緒が鴇羽舞衣の弟、鴇羽拓海を狙った事は事実だった。
そしてそのせいで一度拓海は消えたことも。
舞衣は微笑んだままだ。影になった顔に歯だけが白くきらりと光った。
「あおいちゃんはさあ、アタシのクラスメートなんだよね。カギも簡単に借りられたよ。」
「アタシをどうする気?」
悔しさに歯を食いしばりながら奈緒は尋ねた。表情に不安が色濃く、肌には汗が噴き出している。
「どうしようかなあ。じゃあ、命。とりあえず脱がして。」
「な…」
奈緒はやっと部屋にもう一人の人間がいることに気付いた。
舞衣の呼びかけに答えた声は奈緒と同じ中等部に在籍する美袋命のものだった。
命は戸惑っていた。ベッドの上で奈緒の体を組み敷いている舞衣。
どちらも命にとっては大切な存在なのだ。
「命…、アタシの言うことが聞けないの?」
「わかった、舞衣。許せ、奈緒。」
「ちょっと、ウソでしょ!命!」
足をばたつかせる奈緒。だが、鍛えられた命にとって15才の少女は物の数ではない。
命は奈緒の太ももを抱えこむ一気に引き摺り下ろす。
飾り気の無い白い下着に隠された奈緒の下腹部が露わになった。
「ちょっと!命!何こんな奴の言うこと聞いてんのよ!」
「すまない、奈緒。でも私には舞衣が必要なんだ…。」
目に涙をにじませながら必死に身をよじり抵抗する奈緒。
命は構わず下着に手をかけると苦も無くそれを抜き取った。
部屋にさしこむ月の光が下腹部の肌を青白く照らし出していた。
「やめろ!降りろってば!」
「どう、命?生えてる?」
「ああ、生えてるぞ。かなり、濃い。」
命の言葉通り、奈緒の下腹部は濃い陰毛に覆われていた。それが肌の白との際立たせている。
あまりの恥辱に奈緒の頬が赤く染まる。涙が一筋頬を流れた。
「じゃあ、命。よろしく。」
「な…。ひ…!」
なにかぬるぬるしたものを下腹部に塗りたくられる。顔をしかめて拒絶する奈緒。
しかし、命は構うことなく奈緒の下腹部に指をはわせ秘所を捏ね上げた。
「やめろよ…触るな…。ひ…」
「動くと切れるぞ…。」
下腹部に冷たいものが当てられ、思わず奈緒が声を上げる。
下腹部に当てられたものは1枚のカミソリだった。恐怖でごくりと奈緒ののどが鳴る。
ゆっくりと命はかみそりを使っていった。奈緒の秘所を守る毛が一本ずつそり落とされていく。
微妙な刺激に耐えきれないように押さえつけられた奈緒の細い足が震えた。。
「アハハハ、感じちゃった?奈緒ちゃん、気持ち良かったんだ。」
カミソリが陰核の側をかすめ、奈緒が思わず声を漏らす。
あざける舞衣を憎らしげに睨み付けると奈緒は顔を背けた。
「どう、キレイになった?命。」
「ああ。だけど中からなんか出てきたぞ。」
奈緒の襞は塗りつけたものとは別のものでぬらぬらと光っていた。
陰核はすでに充血しはち切れんばかりに膨れ上がっている
「ふ〜〜ん。ねえ、命。どこから出てきてるのか調べてみてよ。」
「…わかった。」
「ちょっとなに言ってるのよ!だれか!だれか!来て!」
助けを呼ぼうと開いた口に舞衣の下腹部が押しつけられる。
奈緒の腕を押さえつけながらパジャマ越しに舞衣は奈緒の顔に秘所をこすり付けつづけた。
「アハア!もっともがいていいよ!奈緒ちゃん、気持ち良いよ!」
「むぐうううううううううう!」
命の指が奈緒の襞を押し広げる。そのまま指が一気に奈緒の中に突っ込まれた。
押さえつけられた奈緒の腕と足が突っ張る。
舞衣の下腹部に呼吸を妨げられながら、奈緒は声も無く絶叫しつづけた。
「うわ、もっと出てきた。もういいだろ、舞衣ぃ。」
「だめよ、命。奥まで突っ込んで、掻き回してみて。」
「やめれええええええ!やめ!」
奈緒のピンクの肉の中に命の指が奥まで突っ込まれていた。
指を動かすたびにくぐもった悲鳴と湿った音が暗い部屋の中に響いた。
「抜いてエエ、もうダメえええエエエエ」
「アタシも…。逝っちゃいそう。」
激しい指の動きに翻弄されて奈緒は絶頂を迎えた。奈緒の顔の上で舞衣もまた絶頂を迎えた。
「ふうううううううう」
「や…いやああああああああ」
舞衣のパジャマのズボンに染みができ暖かな湯気が昇った。奈緒が必死に顔を背ける。
舞衣は股間を押し付け、弛緩した体から排出された尿を奈緒の顔に塗り付けていった。
「楽しかったよ。奈緒ちゃん。これから毎晩来るからね。」
「奈緒…。」
「・…ち・・・く・・・しょ・・・・・」
ベッドの上で呆然としている奈緒に笑顔で語りかけると命を連れて舞衣は去った。
「今日から悪夢を見なくて済むかな。」
言葉の通り穏やかに悪夢を見る夜は奈緒にはもう来なかった。