「止めろ…、ネギは…もう止めてくれ…」
黒耀宮にHime達の悲痛な声が響く。
シアーズ財団の学園制圧計画により、風華学園の生徒を人質に取られ、
Hime達はついに降伏したのだった。
薄暗い光の中に一人の少女の姿が浮かび上がる。
両腕を鎖で上に戒められ、上半身にYシャツを羽織っただけの姿だ。
ショートカットの明るい髪が今はくすんだように顔を隠している。
体力を消耗しているのか、弱弱しい息をするたびに豊かな胸がゆっくりと上下した。
Himeの主力「カグツチ」を駆っていた鴇羽舞衣である。
「考えは変わりましたか?鴇羽舞衣さん。」
「深優さん…、アリッサちゃん…。」
明るく澄んだ声が暗がりから響いた。美しい金色の髪をなびかせた小柄な少女が微笑みながら現れた。
学園制圧計画の責任者、アリッサ・シアーズ。
続いて後ろの暗がりから深優・グリーアが姿を見せた。
美しく冷たい瞳を舞衣に向けると深優がゆっくりと口を開く。
「お嬢様にHimeの戦いを征して頂くためには
チャイルド『アルテミス』によって
貴方方のチャイルドを屠らねばなりません。
そのために協力してください。」
「でも…そんなことしたら…。」
「そう、貴方達の想い人は消滅します。
でも、私達は情報を小出しにするような
姑息なマネはしません。ね、深優」
「はい…お嬢様。」
舞衣は自分の大切な人を思い浮かべた。沈んだ心に暖かく思い出が蘇る。
表情に力が戻り、舞衣はアリッサの顔を見据えるとはっきりと言った。
「そんなことはできません…!」
「そうですか。お願い、深優。」
「…アリッサ・シアーズの遺伝子情報を確認。モード:パイルバンカー。」
アリッサが耳打ちすると深優の左の前腕が突如いくつもの部分に分かれた。
舞衣の目が見開かれる。そこに禍禍しい男性器を模したものがあった。
「な…なにそれ。」
「ジョセフ神父が私に内緒で取り付けたものです。
ひどいことをしますね。深優は私の大切なお友達なのに…。」
柔らかい太ももに冷たい金属を押し当てられて想わず舞衣は悲鳴を上げた。
「つ…冷たい!ひ!待って!どうして、こんなひどいことを?」
「これが最後です。貞操を失いたくないのなら、チャイルドをお嬢様に引き渡しなさい。」
金属の先端を押しつけられ、舞衣の秘所が痛々しく形を変える。
深優の左腕が変形したものは明らかに舞衣のそこよりサイズが大きかった。
「待って!そんなの入らない!カグツチ!カグツチ!」
「忘れたのですか?この鎖は私の左腕と同じ
『アンチマテリアライザー』で構成されています。
これを解かない限り、貴方方ワルキューレには抵抗する術はありません。」
必死に突き飛ばそうとする舞衣の足を抱え込むと
深優はゆっくりと舞衣の秘所を押し広げ、挿入を開始していった。
「痛い!痛いよ!やめて!お願い!深優さん!アリッサちゃん!」
「なってませんね。この程度で根を挙げるなら戦いなどしなければ良いのです。深優、止めなさい。」
深優の手がぴたりと止まる。舞衣のそこは何とかそれを飲みこんでいた。
中にあるだけで苦しいのか、舞衣は荒い息を続けている。脂汗が全身を濡らしていた
「もう一度言います。お嬢様に協力してください。」
「……」
舞衣は目を閉じ苦痛に歯を食いしばりながらはっきりと答えた。
「それはできません…。」
次の瞬間、深優は深深と舞衣を貫いた。深優の腕は舞衣の中に肘まで埋め込まれた。
舞衣の体がびくびくと震え、目が見開かれる。辺りに絶叫が響き渡った。
「はいいいいいいいいいいいいい!」
「言ったはずです。これが最後だと…。」
舞衣の足を抱え込んだまま深優は激しく左腕を動かした。
舞衣の悲鳴が上がるたびに涙が散り、ライトの反射を受けてきらきらと光った。
「抜いてえええええエエ!痛いよおお!」
「うわあ、スゴイ広がってますね。深優、壊さないようにしてくださいね。」
「大丈夫です。生体反応のモニターを並行しています。」
舞衣のしなやかな太ももを幾筋もの赤い線が伝う。
深優の腕が何度も出入りする内にやがて別のねっとりしたものが
ももを伝い始めた。深優の腕がかき回す濡れた音が辺りに響く。
「そろそろ限界のようですね。最後に逝かせてあげましょう。」
「やめてええええ!いやだあああああ!どうしてこんな!」
「前に言っておきましたね。私と深優との絆は貴方がとは関係無いと。
それにしても強情な人ですね。深優、また今度にしましょう。」
舞衣のすすり泣きが響く中、アリッサが呆れたように肩をすくめた。
やがて、うつろな目をしたままの舞衣を残して、二つの足音が去っていった。
しばらくしてライトが落ちると黒耀宮は闇に包まれた。