「ちょっと腹減ったな。拓海、俺なんかコンビニで夜食買ってくるよ。」
「な、ダメだよ晶君!ここら辺は夜はとっても治安が悪いんだよ!」
「へーきだって。お前も俺の強さは知ってんだろ?」
Himeとしての戦いを終えた奥崎晶は手術のために渡米した鴇羽拓海の傍でかいがいしく看病を続けていた。
気が付けば夜も更け、病院の売店も閉まっていた。夜食を買うために晶は夜の街へと出たのだった。
「なんだ簡単に買えるじゃねえか。ほんとに拓海も心配性だなあ。」
何事も無くコンビ二での買い物を終え、帰り道で晶はベッドの上で心配そうな顔をする拓海のことを思い出す。
微笑む晶の後ろから2本の腕が音も無く伸びる。そのまま晶は路地裏へと引きずり込まれた。
「クソ!離せ!何だ!貴様ら!」
「OH〜〜!ジャップだぜ!このBOY!」
路地裏には何人ものガラの悪い若者が潜んでいた。後ろから押さえ込まれた晶を何人もの男が取り囲む。
晶の細い首筋にナイフが突きつけられた。
「離せ!バカ!俺は女だ!」
「ナンダ・・・?マジかよ!ほんとに女だぜ!」
「な・・・!」
男の手がショートパンツに突っ込まれていた。そのまま下着越しに乱暴に前をこすられ、晶は悲鳴を上げた。
「なめるな!臨!兵!闘!者!開!陣!烈!在!前!出でよ!ゲンナイ!。」
晶は自分を押さえる後ろの男に肘打ちを食らわせると腕を振り解いた。白い指が素早く九字を切ってゆく。
しかし、何も起こらなかった。
「しまった!・・・ゲンナイはもう・・・」
晶の滑らかな額に素早く黒いものが押し当てられる。撃鉄の上がる音が静かに響く。それは黒光りする銃口だった。
「ムービーの見すぎだぜ。ジャパニーズ・ニンジャ・ガール」
晶が思わす息を飲む。再び後ろから羽交い絞めにされるとシャツの前をたくし上げられた。
胸を包む晒しがあっけなくナイフで切り裂かれる。
押し潰されていた豊かな胸が男たちの前に露わになる。鷲掴みに揉みしだかれ、晶の口から悲鳴があがった。
男の一人が乳首を口に含みそのまま吸いたてた。自分が忌み嫌っていた器官からの快楽に晶は歯を食いしばって耐えた。
「おい・・・それは・・・やめろ!・・・やめてくれえええええ!」
別な男がショートパンツを引き摺り下ろすと晶のスパッツに手を掛けた。
晶は必死に足を閉じて抵抗するが、そのままスパッツは破り取られてしまう。
夜目に白い肌を黒々とした茂みが引き立てる。男たちがごくりと息を飲んだ。
「やめろおおおお!いてえんだよおおおお!」
男の指が晶の中に入り込む。濡れていないところをこすり上げられ晶は悲鳴を上げた。
「グス・・・もう許してくれよ・・・・拓海・・・・拓海ィ・・・・」
大事なところに指を突っ込まれたまま晶はすすり泣いていた。何度も愛しい男の名前を呼ぶ。
望まない愛撫であったが徐々に晶の体はそれを受け入れ始めていた。晶の頬が紅色に上気する。
晶の秘所から指を伝って雫が滴り落ちると、こらえきれなくなった男の一人が晶に踊りかかった。
後ろ手に押さえ込まれた晶の足を抱え込む。秘所に何かが押し付けられるのを感じ晶は息を飲んだ。
白人男性の信じられないほど巨大なそれを晶は恐怖に満ちた目で見下ろした。
「やめろおおお!許してくれよ!拓海ィ!拓海イイイイイイぃ!」
入り口を嬲るように何度もこすると男は一気に晶を貫いた。何度も何度も腰を打ち付ける。
晶は悔しさに顔を歪め、歯を食いしばると刺激に耐えた。閉じた目から涙があふれて頬を伝う。
鍛えぬかれ柔軟な脚を極限まで開かせ、男は晶の奥へと精を放った。すかさず次の男が晶に組み付く。
「もう・・・やめてくれよ・・・もう・・・汚さないでくれよ・・・。」
トン トン と何かが突き立つようなような音が辺りに響く。
男たちが見たのは木箱に突き刺さった何本かの手裏剣だった。見る見る男たちの顔が青ざめてゆく。
「ニンジャ・・・・!・・・ニンジャアアアアアアアア!」
恐怖の悲鳴をあげると男たちは一目散に逃げていった。ぐったりと横たわる晶の前に一人の人影が現れる。
影の主は拓海だった。先ほど投げた手裏剣は戯れにコツを教えてもらう際に彼が晶からもらったものだった。
「晶君・・・大丈夫・・・?」
「ああ、すまねえ・・・。ドジっちまった。わりい。肩貸してくれ。」
「その前に何か言うことは無いの?」
晶は心細げに肩を抱いたまま拓海を見上げた。拓海はいつものように微笑んでいる。だがその目はなにか違う光を宿していた。
「『言うことを聞かなくてごめんなさい』でしょ。」 「な・・・」
乾いた音が路地裏に響いた。拓海が晶の頬を張っていた。何度も乾いた音が続く。
「ひ・・・待ってくれよ。言う・・言うよ・・・ごめんなさい・・・ごめんなさああい!」
「クス・・・よく言えたね、晶君。じゃあ、足を開いてよ。僕が君を清めてあげる。」
あっけに取られていた晶だが拓海が手を振り上げると身をすくませてゆっくりと足を開いた。
拓海はゆっくりと身をかがめると晶の秘所に顔を埋めた。敏感なところに息がかかり晶の体が跳ね上がる。
舌でいたわるように晶のはれ上がった。襞をなめる。そのまま音を立てて晶の中の白濁を吸い出してゆく。
「あ・・・やめてくれよ、拓海・・・。そんなところ汚ねえよ。」 「明君の体に汚いところなんて無いよ・・・。」
すすり泣きながら懇願する晶を拓海が優しく諭す。舌を中に入れ丁寧になめとってゆく。
晶の引き締まった腿が拓海の頭を挟み込む。そのまま晶は声を殺して刺激に耐えた。
拓海の頭を自分の秘所に押さえつけると晶は絶頂を迎えた。ぐったりと荒い息をつく晶の髪を愛しげに拓海がなでる。
そのまま晶を背中に背負うと病院への道をゆっくりと、だがしっかりした足取りで拓海はたどった。