「こんな・・・こんな・・・」
日も落ち、暗くなった道を結城奈緒は肩を落としてとぼとぼと歩いていた。
つい先ほど彼女は藤乃静流との戦いに敗れ、チャイルドと大事な母を失ったのだ。
積み重ねてきた自尊心と力を失った今の彼女はただのか弱い少女だった。
「よお!奈緒ちゃん久しぶり!」
「アンタ達は・・・。」
「着物のお姉さんに聞いたよ。奈緒ちゃん、あのクモの化け物居なくなっちゃたんだって?
寂しいよね。俺達が慰めてあげるよ」
「ぐ・・・・。」
奈緒を呼び止めたのは、かつて奈緒がだまして縛り上げ金を奪い取ってきた男達だった。
すでに奈緒が力を失っていることを知っているようだ。一様にニヤニヤとした笑いを顔に張り付かせている。
静流は奈緒がなつきを人質にとって彼女をおびき寄せたことを許していなかったのだ。
「なつきをこんな目に合わせてこれだけで済むと思ってはるん?」
奈緒の脳裏に戦いの時の藤乃静流の冷たい笑顔が蘇る。男の手が奈緒の細い肩を掴む。
「ちょっと離せ!離せってば!・・・・!」
奈緒は助けを呼ぶために誰かの名前を呼びかけた。だが、彼女が信頼できる人物はもう何処にも居なかった。
「離せ!離せよ!アンタ達なんかに!指一本触らせるもんか!」
「そんなこと言ったってもう触ちゃったもんなあ。」
かつて男達をおびき寄せて縛り上げた工事現場の一つ。そこで奈緒は縛り上げられていた。
腕を後ろ手に縛り上げられ、乱暴に突き飛ばされると汚い床に押さえ込まれる。
必死に足をばたつかせたがそれは男達の手によって簡単に押さえ込まれてしまった。
すでに制服はたくし上げられ形のいい乳房が露わになっている。
男の手がブラジャーを押し上げると可愛らしい桜色の乳首を
「何見てんのよ!この変態!」
「うるさい口だな〜〜。少し黙れよ!」
奈緒の悲鳴が工事現場に響く。男の指を奈緒の乳首をつまんで力任せに捻り上げたのだ。
引っ張られた乳房が柔らかく形を変える。あまりの激痛に奈緒の目に涙がにじむ。
「可愛そうに。奈緒ちゃん痛かったねえ。」
「やめろ!やめろ!やめろおおおおおお!んんんん!ぐうううう!」
男の一人が奈緒の乳首を口に含む。そのまま音を立てて吸い上げると舌の上で転がし始めた。
抗議の声を挙げる口はふさがれてしまい、奈緒は悔しさに涙を流した。
アンタ達みたいなのが・・・!アンタ達みたいなのが・・・!」
スカートをたくし上げると年齢相当のほっそりした内腿と年齢の割に凝ったつくりの下着が露わになる。
すべすべした腿や腹をゴツゴツした手が這いまわり、下着の柔らかい生地を乱暴にこすり上げた。
奈緒は白い形の良い歯を食いしばると悔しさをにじませてきっと男達を睨む。
「そんなに睨まないでよ。奈緒ちゃんも気持ちいいでしょ?」
「ふざけんな!」
「じゃあ、確かめてあげるね。」
奈緒はそのままうつ伏せにされた。下着を下ろされ白い可愛らしい尻が男たちの前にさらされた。
何本もの手が柔らかい尻を揉み、秘所を乱暴にこすり上げる。
「あれ?濡れてきたよ。奈緒ちゃんも気持ちいいんだね。」
「くううう!畜生!ちくしょおおおお!」
クリトリスを乱暴にむかれ、奈緒が苦痛にうめく。男たちの歓声が上がった。
何度も襞をこすり上げられ奈緒の秘所は乱暴な愛撫から身を守るために次第に潤ってきた。
それに伴い男の手の動きも早くなる。奈緒の頬が徐々に赤く染まり呼吸も荒くなっていった。
自分から何もかも奪っていった男たち。その男たちがまた自分から大切なものを奪い去っていった。
これ以上の屈辱は無い。奈緒は残ったほうの瞳を固く閉じた。涙が一筋頬を濡らした。
「もう充分かな?そろそろいだたくか。」
その言葉に奈緒は恐る恐る振り向いた。自分の尻を押さえ込む男の手が見える。・・・まさか。
「ちょっと・・・冗談でしょ・・・きゃああああああああ!」
突然奈緒の体を激痛が襲う。奈緒の秘所に何かが押し付けられ徐々に体の中に入ってこようとしているのだ。
「固いなあ。奈緒ちゃん力抜いて。」
「うあああああ!」
尻を思い切りはたかれ、奈緒が痛みに悲鳴をあげる。強張っていた体が緩み、奈緒の体は男のものを一気に受け入れていた。
「いたあああああああああああ!」
奈緒の腿を一筋の血が流れ落ちる。男のものは奈緒の始めてを貫くとそのまま子宮にまで達していた。
ろくに濡れてもいない秘所を男のものが血を潤滑剤にして何度も何度も貫いていく。
「痛いよ!バカ!抜いてエエエエエエ!」
奈緒の体が痛みに強張る。その結果奈緒はますます男のものを絞り上げてしまい、自らを傷つけることとなった。
「奈緒ちゃん処女だったんだ。そんな風には見えないけどね。」
もので奈緒の男の指が血を掬い取ると奈緒の顔に近づける。
唇をかみ締め顔をそらす奈緒の頬に指をこすりつけると。破瓜の血がが奈緒の頬を赤く彩った。
「ひっく、ひっく・・・痛いよう・・・ママぁ・・・・」
傷ついた秘所から血をしたたらせながら奈緒は屈辱に泣いていた。
下半身を露わにされうつ伏せに押さえ込まれたまま男に体を貪られている。。
まだあまり肉の突いていない丸い尻に何度も男の腰が打ち付けられていた。
「何、奈緒ちゃんママになりたいの?丁度イイや!このまま中に」
「ちが・・・ウソでしょ!ちょっと、ちょっと、やめてよおおおおお!」
男の腰の動きが激しくなる。必死に押しのけようとする奈緒。しかしエレメントを持たない彼女の腕は非力だった。
「やめろおおおおおおおおおお!」
奈緒の中に全てを注ぎ込み男はゆっくりと奈緒から離れた。奈緒は放心した瞳のまま糸の切れた人形のように横たわる。虚ろな瞳から一筋の涙が流れた。
「おい!お前達何をしている!」
凛とした声が工事現場に響き渡る入り口に久我なつきが銃を構えて憤怒の表情をしている。
「貴様ら!さっさと去れ!二度と奈緒に近づくな!」
「・・・どうしてアンタが・・・・」
「・・・大丈夫か?・・・これが敗れたHimeの運命だというのか?・・・ひどすぎる・・・。」
「アタシは・・・アタシは、ただ・・・・うあああああああ!」
自分の胸に顔を埋めて泣く奈緒をなつきは静かに抱きしめた。