「へえ、ちゃんと来てくれたんだ。ビビって逃げ出したかとおもった。」  
暗がりの中から声の主が現れた。セミロングの髪、整った中にも幼さの残るコケティッシュな顔立ち。だがその左目には痛々しくも眼帯がされていた。  
少女の名は結城奈緒。HiMEと呼ばれる特別な力を持った少女のひとりだが、不幸な偶然が重なりその左目を失った。  
「うちはちゃんと来ましたえ。なつきはどこどすか?」  
ゆっくりと独自のイントネーションで奈緒を問いただす少女。腰上まで伸びたボリュームある長い髪、凛とした気品のある顔立ち。口調こそ穏やかであるが、その目には殺意といっても過言ではないほどの敵意がやどっていた。  
少女の名は藤乃静留。彼女もまた強大な力を秘めたHiMEのひとりであった。  
一時間ほど前、静留の元に一通のメールが届いた。それが結城奈緒からの呼び出しのメールであったのだ。  
そしてそのメールには静留の最愛の女性、玖我なつきの写真が添付されていた。なつきとはついこの間まで一緒に暮らしていたのだが、ささいな行き違いから彼女は静留のもとを飛び出してしまっていたのだ。  
「慌てないでよ、変態の会長さん。せっかちなのは好きじゃないのよ。」  
口元に冷笑を浮かべながら奈緒は返す。その視線にもまた静留のそれと同質な殺意が感じ取れた。だが静留はそれをまともに受けても一向にひるんだ様子はない。  
 
「もう一度ききますえ。なつきはどこどすか?」  
ぺっ、と汚いものでも見るかのように奈緒はつばを吐き捨てた。  
「なつき、なつきって、アンタなつき村の住人かよ?」  
「なつきはうちの大事な人どす。毛筋ほどの傷でもつけていたら許しませんえ?」  
奈緒を堂々と見据え、静留はそう断言した。  
「・・・まえにアンタにカウンセラーが必要だって言ったわよね。あれ、訂正するわ。そんな生易しい方法じゃあアンタみたいな真性の変態さんは更生しないわ。」  
そういって奈緒は邪悪な笑みを浮かべる。  
「安心して。あたしがアンタをノーマルにしてあげるわ・・・」  
意味深な言葉を呟き、奈緒は続ける。  
「玖我なつきはここにはいないわ。ある場所に監禁してあるのよ。HiMEとしての能力を失ったあいつじゃ絶対に脱出できない場所にね。」  
「・・・・・・」  
静留は黙って聞いている。  
「アンタにはこれからあたしのいうことに従ってもらうわ。アンタがちゃんとお勤めをはたしたら、あいつを五体満足で帰してやるわよ。」  
「わかりました。それで、うちに何をさせる気なんどすえ?」  
そう聞き返す静留の声にためらいはなかった。愛する少女のためならどんなことでもできる。どんなことでもする。静留の想いは悲しいくらいに純粋であった。  
 
静留は夜の街を歩いている。歩きながら徐々に街の中心を離れていく。あたりに人気がほとんどなくなったころ、静留は目的の場所についた。薄汚れた、いまはもう誰も使っていない倉庫。  
だが中からはざわざわと人の気配がする。ここが奈緒に指定された場所であった。静留は一つ大きく深呼吸をするとその重い扉をあけた。  
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・  
重い音が倉庫内に響き渡る。それでざわめきが急速に収まっていく。わずかな間をおいて歓声が轟いた。  
「まじかよ!!?こんないい女かよ!!?」  
「うひょほーーーう!!ラッキーーーー!!」  
「いや俺らマジついてるわ!」  
倉庫内にいたのは年の頃なら大体十代後半と思われる男たち。みな一様にカラフルで、それでいてだらしない格好をしている。静留からみれば好意とは逆の感情しか向けられないような連中であった。  
そんな男どもが目測でざっと30人。静留は嫌悪感を感じながらもそれをおくびにも出さず、一歩前に進み出た。途端にしん、となる男たち。  
「みなさま、今日みなさまの相手をするように結城奈緒さんから仰せつかった藤乃静留どす。きょうはあんじょうたのみます・・・」  
再び歓声が轟いた。  
 
静留は数時間前に奈緒に言われた言葉を思い出していた。  
「実はさぁ。あたし今ちょっと困ってんのよねぇ。前にみぐるみはいでやった馬鹿男どもが、徒党を組んであたしのこと狙ってるらしいのよ。  
まああんな奴ら蹴散らすのは簡単なんだけど、それじゃいつまでたってもいたちごっこでしょ?でさぁ、あたしとしては、そろそろ手打ちにしたいわけよ。」 
その手打ちの方法がこれだった。  
男の粗野な声が静留を現実に引き戻す。  
「それで?静留ちゃん?相手ってどうゆうことかな?」  
似合わない金髪にピアスの男がいやらしい笑みを浮かべながら聞いてくる。その問いに答える代わりに静留は黙って着ていたロングコートを脱いだ。再びおおっ、と声があがる。静留はコートの下に見るも鮮やかな着物を着ていたのだ。  
「いや、なんつーか。着物っつーのも新鮮でいいねえ。」  
「ああ、色っぽいぜ・・・」  
男たちの無遠慮な視線をその身に受けながら、静留は着物の帯に手をかけた。だがそれを一人の男が制す。  
「そこから先は俺たちがやってやんぜ。」そういって数人の男が静留に近づいてくる。  
(・・・なつき・・・)  
そんな状況でも頭に浮かぶのは最愛の女性の笑顔だった・・・  
 
男の手がスルスルと静留の帯をほどいていく。それにしたがって着物の前がはだけていき白磁のように滑らかで美しい肌が明らかになっていく。  
後ろから男に抱きすくめられているために静留は身動きが取れない。それをいいことに男たちの手の動きはどんどん大胆になっていく。  
下着の中に手を突っ込んでその豊満で柔らかなふくらみを無遠慮にもみしだいている者もいれば、よく引き締まった腹部に舌を這わせそのまま小さな窪みに舌を突き入れる者、ほどよく肉の付いた内腿を撫で回す者もいる。  
「・・・くっ・・・」  
あまりの嫌悪感に美しい顔を歪ませ、そむける静留。だがそむけた顔の先にちょうど別の男の顔があった。  
「むぐぅうっう!?」そのまま強引に唇を奪われてしまう。  
「むちゅっ・・・んふちゅあ・・・ぬふゃ!?」ただ唇を重ね合わせるだけのキスではない。ヤニ臭い舌が静留の口内を陵辱する。  
舌に絡み付いてきたかと思うと、奥歯をなめまわされ、唾液を流しこまれる。まるで口の中に巨大なナメクジを放り込まれたかのようだった。  
(くう・・・き、気持ち悪い・・・)こみ上げる吐き気を必死でこらえる。ようやく男が口を離したとき、静留はすでに虫の息であった。  
 
「おいおい、今からそんな調子でこの先大丈夫なのか?」  
男が下卑た笑みを浮かべながら静留の顔を覗き込んだ。  
「まあいいや。あんたの都合なんてしったこっちゃねえんだ。俺たちはあの結城奈緒っていうメスガキに男としてのプライドを傷付けられたんだ。だから・・・」  
「ああっ!?」  
言って男は静留を押し倒す。  
「あんたの女としての尊厳をぐちゃぐちゃにしてやるぜ!!」  
そのまま静留に覆い被さり、その股間を覆っている下着を脱がしにかかる。  
「くうっ・・・」  
思わず漏れそうになる悲鳴を必死にかみ殺す。男に組み伏せられて声を出すなど、静留には耐えがたい屈辱であった。そしてついに脱がされた下着が放り投げられた。後ろではそれに群がる男たちの歓声が聞こえる。  
男の指が剥き出しになった静留の性器に触れる。おもわずビクッと身をすくませる静留。繊細で敏感な粘膜部を指で愛撫されながら、乳首を強く吸われる。肉の割れ目を指で何度もなぞられ、その小さな穴に指を突き入れられる。するとその穴の中から新鮮な牝蜜があふれてきた。  
 
(な、なんで・・・ うちは感じてなんかおまへん・・・!!)  
男なんかに感じさせられるはずがない。静留は自分にそう言い聞かせるが、そんな想いとはとは裏腹に身体は男を悦ばせる反応を返してしまう。  
男性経験こそないが、女性経験の豊富な静留の身体はどんな刺激にも敏感に反応してしまう。静留は淫乱な己の身体をいまほど恨めしく思ったことはなかった。  
「けっ、嫌がってるのかと思ったらここはグショグショじゃねえか。これだったらもう遠慮はいらねえな。それじゃあ・・・」  
言って男は己の男根を取り出した。  
(ああ・・・なつき・・・)  
ついに男の性器と静留の性器が触れ合ってしまった。そしてそのまま・・・  
「あぎぃぃいいっぃいいっ!」  
静留の狭い膣道を太い肉槍が一息で貫いた。処女膜も一瞬で破られ、鋭い痛みが体内を駆け抜けた。それは自分には一生縁がないと思っていた痛みであった。  
あまりの痛みについに漏らしてしまった悲鳴に気をよくしたのか、男は雄々しく腰を使い始めた。その腰使いは宣言どおりに、静留の都合をまったく考えない自分勝手なものであった。  
 
静留の太腿を鮮血が滴っていく。  
「うぐっ、ス、スゲエ締め付けだ!搾り取られるみたいだぜ!!」  
男は満足げにうめきながら腰を打ちつけてくる。男の言うとおり静留の膣壁は破瓜の鈍痛に打ち震えながら、健気にも男のモノをもてなしていく。  
その細やかな収縮、大胆な蠕動、粘りつくような吸着運動。おそらく静留の性器は名器と呼ばれるものなのであろう。だがそれは本来静留にとってはまったく必要のない才能であった。  
無意識の内に静留は両手で顔を覆い、涙を流している顔を隠していた。だが別の男が近付いてきて、無理やりその手を引き剥がす。  
「オラッ、口がお留守だぜ?これでもしゃぶってな!」  
そういってグロテスクな男根を静留の前に突き出す。  
「ひっ!?」  
初めて目にした男性器のあまりのおぞましさに静留は目を見開く。恐怖と嫌悪感にゆがみ、涙と鼻水でベチョベチョになったその顔にいつもの余裕はなく、普段の静留を知る者がいたら我が目を疑うであろう。  
(な・・・なんて醜い・・・こんなものがうちの中に入っているなんて・・・・信じられまへん・・・)  
「オラ、どうした早く咥えろ」  
男は鈴口からでる先走り液を静留の顔にこすりつけながら催促をする。  
 
(こんなものを口に含むなんて・・・絶対にいやどす・・・せやけど、なつきが・・・)  
静留は覚悟を決めてそれを口に含んだ。口の中に広がる苦味と、口内の温かさで溶け出した恥垢の生臭さ。吐きそうになるのを必死にこらえながら舌で舐め回す。だが非情にも男は言い放った。  
「下手糞が!!そんなんじゃ全然気持ちよくならねえよ!もういい!おれが勝手に動かせてもらうぜ!」  
男はそういうと静留の口を女性器に見立てて腰を打ち込み始めた。  
「うごっ!?おごっ!?ぬごっ!おごっ!おおっ!?」  
咽の奥まで届く強烈なストロークに静留はなんどもえづきそうになる。  
そんな様子を見て、静留の膣に挿入していた男も、一旦休止していたピストンを再開する。異なる二つの乱暴なリズムに翻弄され、静留の精神は限界まで磨耗していく。  
(こんなの・・・もう無理どす・・・うち・・・壊れてしまいますえ・・・)  
「うおおっ!! 出すぜ!」  
「俺も、俺もだ!膣内(ナカ)にぶちまけてやンぜ!!」  
二人の男は獣じみた咆哮をあげ、同時に白濁液をぶちまけた。  
(ああ・・・なつき・・・うち・・・ほんとに汚されてしまいましたわ・・・)  
 
「あー出た出た。いっぱい出たわ。」  
男はそういってようやく静留から身体を離した。  
静留のほうは股間に未だ何かがはさまっているかのような強烈な異物感が残っている。そして口内にも生臭く、ねばねばとしたゲル状の体液がのこされていた。あまりの気持ちの悪さに吐き出そうとするその動きを、男は制した。  
「一度口の中に入ったものを吐き出すなんてお行儀が悪いぜ?ちゃんと飲み込めよ。」  
男の命令に涙を流しながらも静留は従順に従った。その白濁液ゴクリ、ゴクリと嚥下していく。と、そこで唐突に静留の目が大きく見開かれ、動きが止まった。そして・・・  
「うう・・・うげぇええろおおぉぉおおお!!」  
ビチャビチャビチャベチャビチャベチャビチャチャ!!  
静留は今飲み込んだばかり白濁液と、消化されかかった夕食、そして酸っぱい匂いのする胃液を大量にその美しい顔を歪ませ吐き出した。 
散々のどを小突かれ、気持ちの悪い精液を飲み込まされたのだから、戻してしまっても不思議ではない。むしろ当然の反応であろう。  
だがそんな道理は周りの男たちに通用しない。胃の中のものを全て吐き出し一段落ついた静留は周りの空気が冷ややかで、危険なものになっていくのを感じ取っていた。  
「汚ねえ女だぜ!!」  
「ああ。美人だったから壊しちまうのはもったいねえと思ったが・・・」  
「こんなゲロ女なら手加減は無用だぜ!!ガバガバになるまでハメてやろうぜ!!」  
 
「ひっ!!」  
男たちは我先にと静留の身体に群がってくる。その目はみな獣のようにぎらついており、静留は本能的に身の危険を感じ取った。  
「ああ・・・もうかんにんしてくれやす・・・・かんにんしてくうごぉふ!?」  
静留の涙ながらの哀願は肉棒のよって中断させられた。股間にも激痛が走った。彼らはヌチョヌチョと音を立てながら早くもピストンを始め、静留を責めさいなんだ。  
だがそんななか、別の苦痛が静留のお尻で生じた。  
(な、なんどすか・・・?)  
一人の男が静留の肛門に指を突っ込んでいた。  
「これだけの人数さばくのに、穴が二つじゃたんねえだろ?第三の穴も覚醒させてやるよ。」  
そう言って男は肛門に男根をぶち込もうと突き刺した。  
「んんんんぐん〜〜〜!んっぐうううん〜〜〜んっ」  
口が塞がれているためにくぐもった悲鳴しか上がらない。それでも身をよじって残酷な責めから逃れようにする。そんな無駄な抵抗を意にも介さず男根はおしすすめられていく。  
ミリッ!ミリミリ!  
「んぐうっ〜〜〜〜!!」  
あまりの苦痛に静留は今日何度目かの涙を流す。その想いが通じたのか男は身を離した。  
「だめだ・・・堅くてうまくはいんねえや・・・」  
 
口と性器に二本突き刺されたままだが、それでも静留は安堵の息を吐く。だが男は別にあきらめたわけではない。  
「おい!だれかローションかなんかもってねえか?」男は仲間たちに呼びかけた。  
「こんなもんならあんだけどよう。」別の男が差し出したのは巨大な注射型の浣腸器だった。  
「中身はどうすんだ?」また別の男が声をあげた。  
「これなんてどうだろう?」そういって男が取り出したのはコンビニで普通に売られている、プリンだった。お徳用、30%増量とかいてある。  
「後でみんなで食おうと思ってよう。30人分かってあるんだ。」  
「いいんじゃね?十分ローション代わりになるっしょ。」男はプリンをうけとると、その中身を浣腸器のなかに入れ始めた。  
「とりあえず十個くらいでいいかな?」男はプリン入りの浣腸器を手に意気揚揚静留に近づいていく。  
「待たせたな、静留ちゃん。」男は静留の肛門に先端を押し当てた。  
「・・・?」  
向こうでのやり取りを知らない、そんな余裕などなかった静留は嫌な予感を覚えつつも眉をひそめるだけだ。そして・・・  
 
「むぐぐぐっつうううううんんんん!!!??」  
今度こそ静留は絶叫した。男はゆっくりとノズルを押し込んでいく。ものがプリンという流動物なだけに液体よりもはるかに気持ちが悪い。  
直腸に粘りつきへばりつくようなその感触は、普通の人であれば生涯体験しないであろうものだ。というか歴史上いないのではないか?  
それはまるで普段は吐き出している下痢便を冷やして大量に逆流させられているかのようなおぞましさだった。  
「さて、そろそろいかせていきますか。」  
男はそういうと再び静留の肛門に挿入を試みた。  
「んぐっううううう!」  
プリンの滑りを借りて、肉棒はスムーズに進んでいく。  
「へっ、こりゃたまんねえぜ!!」  
結合部からグチャグチャと卑猥な音を響かせながら男の腰使いはヒートアップしていく。そしてよほど気持ちがよかったのかあっという間に絶頂をむかえる。  
「ふーーーー。」男は静留の肛門から肉棒を引き抜いた。  
 
その途端。  
「うあああああああ!!」  
ブリュリュリュリュリュリュリュリュ!!ブリュ!ブリュ!ブホッ!ブホッ!ブリュリュリュ!!  
せき止めていた栓が急に抜かれ、静留の肛門はたやすく決壊した。限界を超えてプリンを詰め込まれいたうえに肉棒によって肛門にぽっかり穴をあけられてしまっては、いくら括約筋に力をこめても決壊はまぬがれられなかったのである。  
まずはどろどろになったプリンが噴出した。その後噴き出るプリンの色が徐々に黄色から茶色、茶褐色へと変わっていく。それに従いあたりに異様な匂いが立ち込めていった。  
プリンだけであれば甘いいい香りだ。大便だけでも、悪臭ではあるがそれでも日常的に嗅いでいる臭いだ。だがその二つが合わさると・・・まさに筆舌に尽くしがたい臭いだった。  
「おい・・・なんだよこれ・・・・」「どうすんだよ・・・このにおい・・・」さすが言葉を失う男たち。そんななかある男がとんでもない提案をした。  
「ものがプリンだけに、こいつ(静留)に食って処理してもらうっつーのはどうよ?」  
 
 
・・・さすがに却下された。  
 
 
あれから何時間がたったのだろうか。夜はすでに明けたのか、倉庫ないにも日の光が射し込んでいた。  
その間静留は休みなく30人の男たちにかわるがわる犯された。静留ほどの女を前に、男たちが一度の射精で満足するはずもなく、一人が何度も静留を汚したのである。  
すでに静留の性器は真っ赤に腫れ上がり、とても使い物にならないありさまだった。  
肛門のほうも括約筋がちぎれてしまったのか大きな穴が開いてしまっており、静留の今後の排泄行為の心配をせずにはいられない。  
舌は奉仕のしすぎで感覚がまったくなくなっている。その目はうつろで何も映していないかのよう見えた。  
そして美しい栗色の髪も、凛とした顔も、豊満な乳房も全身白濁液によって化粧されていた。  
 
「いやー、よかった。」  
「ああ、こんな幸運二度とないよな。」  
「いや、三度とだろ。昨日の晩のこともかんがえると。」  
その男たちの会話に、放心状態だった静留が反応した。ほとんど感覚のなくなった全身に鞭をうって静留は上半身をおこした。  
「ど・・・どういうことどすか・・・昨日の晩って・・・」  
嫌な予感がした。  
「おい、それはこいつには秘密のはずだぞ。」  
「いいって。いっちまおうぜ。実はさ、昨日の晩にも俺らこうして女の子をひとり姦したんだよ。おーい、連れてこいよ!」  
嫌な予感がした。  
「へへへ、黒髪のさ、あんたに負けないくらいの美人だったぜ?まああっちは胸がなかったうえにえらく反抗的だったがな。」  
嫌な予感がした。  
 
男二人に両脇から抱えられてつれこられてきた少女。反抗したために殴られたのか、全身痣だらけであった。そのうえで長い黒髪が真っ白に染まるほど白濁にまみれていた。  
「・・・ううう」  
うつむいていた少女がうめいてわずかに顔をあげた。その顔も男たちの暴力にさらされたのか、酷く腫れ上がっていた。だがその顔はまぎれもなく・・・  
「ああああああああああああああああああああああああああああああああああ」  
静留のなかで、何かがこわれた。  
 
 
 

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