続・第22話
夜の理事長室にて
「真白様、明日は交換プログラムの初日です。そろそろおネムになられては?」
「エ〜、もうちょっと〜」
とゴネているのは言わずとしれた学園の理事長、風花真白である。
暗視スコープ片手に今日も今日とてデバガメにいそしんでいた。
「どうやらさらに仲良くやっているようですね」
その先に見える景色はというと―
「んっ、んぅ…ふはぁッ」
ファーストキスを終え、舞衣と楯は再び見つめ合っていた。何も言わなかったが舞衣の目は涙が溢れ出さんばかりに潤み、
顔はさらに熱っぽく紅潮している。楯もまた緊張で唇をかたく引き結び、何度となく目を瞬きさせた。
再び楯の顔が近づいてくるのと同時に舞衣は目をつむる。
「うぁ…」
ほどなくして温かい唇の感触。わずかに開けた口から楯の舌が進入していく。
「んん…はぅ、ちゅぷっ」
舞衣のリップの甘い匂いを嗅ぎながら自分の舌で舞衣の歯ぐきを擦り、舌の裏側を突き、舌と舌を絡ませ唾液を送り込む。
舞衣は絡めた指をさらに強める。
「はぁっ…ぁ…はぁ…ふぁ…」
散々唾液を飲まされた後舞衣は解放された。息を乱す彼女の耳に楯が照れ臭そうにささやく。
「俺がお前を甘えさせてやる。だから、甘えていいんだよ。」
すると舞衣は安心したように楯にもたれかかった。
「うん…ちゃんと甘える…今…」
そんな彼女を抱きしめながら、もう片方の手は尚も絡み付かせてくる舞衣の指を振りほどき、髪をなでる。
頬からうなじに軽くキスし、一緒にベッドに横たわった。
首筋をキスでついばまれながらパジャマを剥かれていく舞衣。熱のせいなのかキスのせいなのか、ほとんど抵抗しない。
「やぁ…」
恥ずかしさで身をよじる。だが煽情的によじれた腹部は楯の中の肉欲獣を駆り立てるばかりだ。
「はぅっ、はぁぁ…ゃ…」
楯はクラス1の巨乳をブラの上から撫で回しながら、舌で舞衣の腹部へと線を引いていく。
パジャマの下はすでに膝上まで下ろされていて舞衣の秘部を隠す白い股布が完全に晒されている。
まだ固く間を閉ざす脚の付け根まで舌を這わせ、そこに鼻をよせた。
「だめぇ…嗅いじゃっ、いやっ…ぁ…」
楯の鼻が押し付けられているのを感じ、少し悶え始めた。
昨日倒れてからまだ風呂に入っていない。汗混じりの体臭を嗅がれている事に気付いたのである。
「ちょっ、こんなの…こんな…」だが脱力した身体では対した抵抗もできず、恥ずかしさに震えることしかできなかった。
存分に舞衣の匂いを楽しんだ楯は彼女の不平を黙らせるべく、再びキスで口を塞いだ。
舞衣も恥じらいを紛らわそうと、今度はキスに積極的に応じてしたを絡めてきた。