「……は……ぁん………ぁ……ぁ……あぁ……」  
ユメは言葉にならない声を洩らしながら、会議室の床に横たわっている。魔法による擬似的な物とは言え幾度と無く性器を咥え続けた淫唇はヒクヒクと蠢き、愛液を垂らして、それが乾いた床で窓から射し込む日光を反射し薄らと光る。  
「菊池さん、まだ仕事は終わってないわ」  
美幸は手元のノートPCで一仕事を終え、足元のユメに視線を落とす。  
 
三人がかりでの蹂躙から二時間以上が経過していた。余りにオーガズムを迎え続けたユメは体を動かす事も出来ず、朦朧としたまま会議室に放置されていた。  
その首輪には鎖が取り付けられ、机の脚に括り付けられている。だが、その鎖が無くてもユメの心は既に美幸に縛られていた。  
「……まだ貴女に相手して貰う人が居るわ」  
そう言うと美幸はゆっくりと立ち上がり、壁の内線電話まで歩く。  
「………ちょっといいかしら?……ええ、そう。…こっちに回って頂戴……急いでね…」  
電話の向こうの人物に指示を飛ばし、カチャリと受話器を置いた。再び会議室に静寂が戻り、ユメの洩らす吐息と声だけが響く。  
 
 
―――トントン。  
「…社長、唐沢です」  
ノックの音に続いて若い男の声が聞こえてきた。その声から少し緊張の色が垣間見える。  
「いいわ、入りなさい」  
美幸は淡々と返事をする。程なく扉が開き、声の主が入ってきた。唐沢と名乗った男は声の印象通り、入社間もないといった風貌だった。その後ろに30代位の眼鏡の男が続いた。  
「唐沢、三上……この娘は判るわね」  
「…えっ?……あっ…」  
唐沢は机の陰に横たわる肢体に気付き、驚嘆の声を上げた。  
「はい……先程までの娘ですね」  
三上は比較的冷静な口調で美幸の問い掛けに答えた。  
「唐沢、あなたは観ていなかったの?」  
美幸は唐沢に尋ねる。  
「すいません、社長…唐沢は外回りに出ていたので……それに、まだ彼には」  
眼下の少女の姿に戸惑う唐沢の代わりに、三上がその問いに答えた。  
「え…?三上さん、どういう事ですか…!?」  
そして唐沢は、三上の口から驚くべき事実を告げられる。  
 
美幸社長の性癖。「はぐれ」の事。社内でしばしば行なわれる淫らな宴。そしてその様子が別室のモニターで観覧出来る事。  
これらは、社長の信頼を得た社員に告げられる公然の秘密であった。  
 
「……さ、菊池さん…この二人を悦ばすのよ……」  
美幸はそう言いながら、唐沢のベルトに手を掛ける。その滑らかな手捌きは瞬く間に唐沢のファスナーからその性器を露にさせた。  
「ちょ…社長ッ!?俺っ」  
唐沢は明らかに狼狽する。  
「菊池さん……まずは彼のをしゃぶって勃たせてあげなさい」  
(……これを……しゃぶって……それで……)  
ユメは上手く思考が繋がらない。まるで美幸の言葉が催眠の如くその判断力を奪い、言われるがままに目の前のモノを咥えてゆく。  
「…ん……んん…んぅ……」  
ユメの口から水っぽい音と小さな呻き声が零れる。  
 
「じゃあ菊池君、俺のもしゃぶって貰おうか…」  
三上は自らの肉棒をユメの顔に押し付け、フェラを要求した。ユメは唐沢の肉棒から一旦口を離し、三上のモノを咥える。  
ユメはそのまま両手で各々の肉棒を握り、代わる代わるその愛らしい口で奉仕する。咥えていない方のモノを手で扱く仕草は美幸の教育の賜物と言えよう。  
(……あれ……何だろ……私…何か…忘れて…)  
ユメは二人に奉仕しながらも、靄が掛かった様な頭の中に小さな違和感が芽生えていた。だがその正体には辿り着けずにいる。  
 
「いいわよ、菊池さん……すごく美味しそうに舐めるのね………」  
美幸の声を意識の遠くに聴きながら、ユメは二人へのフェラを続ける。夢中で男性器を貪る姿は、清楚な顔からは想像し難い淫らなものだった。ユメが頭を動かす度、首元の鎖が小さく擦れて金属の軋む音が鳴る。  
 
ちゅぽっ……くちょ…くちゅっ…。  
ユメの口元は、溢れる唾液と唐沢の先走り汁で既にぐっちょりと濡れている。  
「…うアッ…で…射精るッ」  
ユメの舌技は、唐沢を既に昇り詰めさせようとしていた。  
「唐沢、構わないわ……菊池さんの顔に存分に掛けてあげなさい」  
美幸の言葉に併せるかの様に、ユメは上目遣いで唐沢を見つめた。その瞳に、唐沢はその顔を汚したい衝動に駆られる。  
「……うッ……あアッ!」  
唐沢は堪え切れずに声を上げ精液を発射した。それはユメの顔を見る間に白く汚していく。  
「……ふぁ…ぁん……っ」  
ユメの口から切なげな声が洩れる。  
(…あ……熱い…)  
惚けたその顔に浴びせられた白濁液の燃えるような熱さは、ユメの身体の火照りを誘う。  
「……菊池さん、綺麗に掃除してあげなさい…」  
美幸の言葉を待たずに、ユメは赤い舌をちろちろと出して未だそそり立つ肉棒を舐め上げ始めていた。そこには男性器への怖れや躊躇は感じられない。  
 
唐沢のモノを舐め上げたユメは、改めて三上の方へ向き直った。精液で汚されたまま上目遣いで次の行為を待つかの様に佇む。  
「さて……今度は俺も愉しませて貰おうか」  
三上はユメの両肩を掴むとそのまま床に押し倒した。ユメは抵抗する事無くその身体を晒し続ける。  
そのまま三上の掌の中でユメの乳房が形を変える。その手慣れた愛撫に、ユメの先端がツンと硬く尖ってゆく。  
「……あっ……あぁん…」  
うわ言の様に切ない吐息を洩らすユメは、いつしかその蕾から淫らな汁を垂らしていた。  
「……濡れてるな……菊池君の身体は、中々の仕上がりだな」  
三上は口元を歪ませて、その指をユメの大切な部分へと伸ばす。初めは入り口付近を刺激し、更に愛液が溢れてくるとそのまま中へと侵入させる。  
「ふぁっ…!?……あんっ……はぁ…はぁンッ……あんあン……ぁん」  
その声は既に、しっとりと濡れた女のモノになっていた。そのまま三上の指遣いに翻弄されるがまま、ユメは徐々に脚を開いて快感に身を委ねていく。  
 
「素敵だわ、菊池さん……」  
太股を愛液で濡らすユメの様子を見ながら、美幸は満足気な表情を見せる。  
「…とても実際の男のモノを咥えるのが初めてだなんて思えないわ」  
(………!!)  
 
美幸の言葉で、ユメはその事実に突然気付かされた。…度重なる魔法での性交とは違う。胸の奥の違和感が明らかになり、ユメの思考は急速に繋がっていく。  
「……や…やぁっ」  
ユメは小さな悲鳴を上げて身体を強張らせる。  
「――何を勝手に止めてるの?…菊池さん、貴女は私のペットなのよ」  
美幸は手にしていた鎖を手元に引っ張る。ジャラジャラッ、という金属音と共にユメは強引に顔を美幸を見上げる格好にされた。  
「あァッ……やぁ…ッ…」  
ユメの眉間に深い皺が刻まれ、瞳からはぽろぽろと涙が零れ落ちてゆく。  
「………さあ、しっかりと二人に犯されなさい」  
美幸は冷たく言い放った。  
 
「…うあぁ…ぁん…っ…!」ユメの濡れた淫唇に、熱くたぎる男性器が遠慮無く挿入された。赤い血が結合部からツゥと伝う。  
「うぉッ……処女はやはり締まりが違うな……」  
三上の眼鏡の奥の瞳にはユメの貞操を奪った悦びが宿っている。  
「…うぁ…っ…はぁンッ……やあッ…あぁん…っ」  
後ろから貫かれたユメの身体からは冷や汗が滲み出ていた。  
(…ひどい……私の…はじめてが…こんな……)  
だが、恐れていた程の痛みは感じない。それどころか乳首は一段と硬く尖り、自然と腰が動いてしまう。美幸の調教はそれ程までにユメの身体を変えてしまっていた。  
「おや……こんなに溢れさせた上、自分で腰まで振って……菊池君…感じてる様だな…」  
「……あぁ……ち……ちがいま…すっ…あッ…!」  
…図星だった。ユメは痛い所を突かれて言葉を詰まらせ、そうする内に快感の波が次々に押し寄せる。長時間の責めが抵抗心を既に奪い、ユメはされるがままに身体を許すしかなかった。  
 
「……はぅ…ん……あ…はぁン……あんっ…ああん……」  
(やだ……身体が熱くて……ぼーっと…して…来る)  
ユメの中の女としての性の悦びが、再びユメの思考に靄を掛けていた。溢れ出る愛液を止める術は今のユメには無く、ただ肉欲に溺れて行く。  
「…あぁ…ん…は…ぁん……あぁん………」  
ユメの声は徐々に艶っぽさが増し、ほのかな色気を発していた。  
 
ユメは自らの腰を三上に擦り付けて快感を貪る。目の前でまだあどけなさの残る少女が次第に身体を開いていく様に、唐沢は最早興奮を抑える事が出来なくなっていた。ユメの口でイカされた肉棒は昂ぶり、極限まで張り詰めている。  
(…早くこの娘に挿入れたい………!)  
唐沢は、目の前で後ろから男に犯されるユメにすっかり欲情していた。  
「……三上、唐沢が待ちきれないそうよ」  
美幸は目ざとくそれに気付き、三上に声を掛ける。  
 
「わかりました、社長……終わらせます……」  
三上はそう言うと、更に腰を激しく打ち突けてユメを高ぶらせてゆく。  
「あっ……ぁんッ…あンッ……あッあッアッ…!!」  
ユメの膣は望まずとも三上の陰棒を締め付ける。  
「……ほらッ…イくぞッ」  
「……あッ…ああああァン!!!」  
ユメは全身を痙攣させ、望まぬ絶頂を迎えた。三上は挿入した自身を抜き去り、ユメの尻に熱くたぎる精液をぶち撒ける。  
 
「…俺のも…気持ち良くしてくれよ……」  
唐沢は両手でユメの両脚を開かせた。血と愛液で艶めかしく光る秘唇はヒクヒクと蠢き、男を誘う。  
「……おねがい…です……これ以上………い…入れない…で………」  
ユメはか細い涙声で懇願するが、それに制止力は無かった。唐沢はいきり立つ肉棒をユメの秘唇にあてがうと、そのまま一気に貫く。  
「…やあぁぁ……ッ…!」  
ユメの目からぽろぽろと涙が零れ落ちる。  
「……うぁッ……菊池さんの膣内、スゲェ気持ち良い…」  
ユメの両襞が肉棒をきゅうっ、と締め付けてくる。それはユメの女としての本能である。唐沢は欲望の赴くまま、腰を動かしてユメを弄び始めた。  
 
「……そ…んな……乱暴に…したら…っ……はぁん……こ…壊れちゃ…ぅ…」  
ユメは唐沢の若い責めに乱され、その太腿は愛液で濡れている。  
「…へへッ……可愛い声で鳴いちゃって……」  
唐沢は構わず肉棒の出し入れを続ける。ユメの体を貫く度にその乳房が上下に揺れ、鎖は小さな軋みを上げる。  
 
唐沢の中に徐々にどす黒い欲望が渦巻いてゆく。ユメの嫌がる顔にゾクゾクする感覚を覚える。  
「や…ぁっ……あんッ……だ…ダメぇ……もう…許し…てッ……お…ねが…い……ふぁ…んっ…」  
ユメは沸き上がる快感の波に必死で抵抗しながら、叶わぬ許しの言葉を上げる。  
(…いいぞッ……もっと苛めてやる……ッ!)  
唐沢は瞳を爛々とさせてユメの乳房を両手で存分に揉み、更に辱める。  
「……く…ぅんッ…!」  
ユメは唇を噛み締めて必死に声を上げるのを耐えている様子だった。だが、それが余計に膣の締まりを強める結果になってしまう。  
 
「よし……このまま射精すぞッ…」  
「…あっ……あンッ……や……や…だぁ……中は…ダメ……あんっ……ダ…メで…す…」  
ユメは喘ぎながらも膣出しを拒絶する。その表情が更に劣情を煽る。  
「……射精るッ……!!」  
――ドクンドクンッ!!  
唐沢はユメの中で精液を吐き出した。  
「…や…ッ…あ…あああああァン!!」  
ユメの身体が弓のようにしなり、ぶるぶると震えてそのまま果てた。  
唐沢がその肉棒を抜き出すと、どろりと白濁液が溢れて流れだす。ユメにとって正真正銘の初めての中出しであった。  
 
「…まだだよ菊池君」  
今度は三上が再びユメの陰唇に肉棒を挿入する。  
「……あッ……やだ…ァ……も……ゆるし…て…」  
ユメは消え入りそうな声を上げる。三上はそれが聞こえないかの如くにユメを嬲り始めた。  
 
 
「…はぁん……あっ…ら…らめ…ぇっ…」  
卑猥な格好を余儀なく強制されながら、ユメは幾度も繰り返しイカされる。  
「ククッ……やはり嫌がる女を無理矢理犯すのは堪らない……妻ではこうはいかないからな…」  
「……や…ぁ……ゆ…許し…て……おね……がいで…す……あぁんっ…」  
その拒絶の台詞にすら、艶めかしい響きが宿る。言葉とは裏腹に感じさせられ、ユメはこのまま二人に代わる代わる蹂躙され続けるしかなかった……。  
 
 
(終……?)  
 

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