ユメ凌辱[if]  
 
 
「………………う…ん」  
私は朦朧とした意識の中からようやく目を覚ました。……が、まだ視界がはっきりしない。それに体があちこちきしむ。同じ姿勢を保ち続けた時の様な……  
 
「……え…?」  
確かに目は開けたハズなのに、視界には何も入ってこない。それに、両手が後ろ手に組んだまま言う事を利かない。  
 
「お目覚めかい、ユメちゃん?」  
あの人の声が少し遠くから聞こえた。  
「いい眺めだな」  
…………え?どういうことなの?  
そう言えば何か下半身がやけにスースーする気が…。  
「おっ、そうか…目隠ししてるから分からないか」  
「ど…どういう………」  
「今、ユメちゃんは素っ裸にされてるのさ」  
「!?」  
私は顔が一気に熱くなるのがわかった。その分、身体全体がヒヤッとした空気に晒されているのを改めて思い知る。  
………恥ずかしい…っ。  
私は両脚を閉じようとするけど、それすら叶わない。足首を締め付ける感覚に今更気が付いた。  
 
「…や…だぁ……見ない……で……っ……」  
あの人の舐め回す様な視線を感じて、私は涙が滲んで来た。  
「あれェ…ユメちゃん?乳首が尖ってるぜ……見られて感じてるのか?」  
「ち…違います……っ…」  
そんな意地悪な言葉に、私は余計に恥ずかしさがこみ上がってくる。思わず身体をよじろうとしたけど、どうする事も出来ない。  
 
すると突然、「ピピッ」という機械音が聞こえた。この音は確か、あの人のデジカメのシャッター音だ。  
「いいねぇ……もっと撮ってあげるよ」  
続けてシャッターが切られていく。  
「ヤだ……っ……やめてっ……は…恥ずかしい……です…っ……」  
私は頭をイヤイヤと振って拒否しようとするけど、全然止める気配はなかった。そのまま次々と私の恥ずかしい姿があの人のデジカメに収められてゆく。  
 
「さぁて…記念撮影も済んだ事だし、そろそろ気持ち良くしてやるぜ」  
コトッ、と何かを置く音がした。それに続いて足音が近づいてくる。  
嘘っ……こんな……何も出来ずに……。  
ドクンドクン……。  
自分の心臓の鼓動がやたらに大きく聞こえる。視界と両手両足の自由を奪われ、それ以外の感覚が敏感になってるみたいだ。  
「……ふぁっ…!」  
私の左胸辺りに何かが在るような感覚に、思わず声を上げてしまった。  
「おいおい…まだ触ってもないのに感じてるのか」  
あの人の声がすぐそこで聞こえた。…と言うコトは、やっぱり私の胸のすぐそばに手が……。  
さわっ。  
「ひゃあああンッ」  
不意に私の胸にあの人の手が触れる。  
「相変わらず可愛い声で鳴くねぇ、ユメちゃん」  
「ヤ…っ……そんなコト……言わない…で……」  
声が震えてしまう。あの人の次の動作が全く見えないために、心構えさえままならない。私は暗闇の中、胸を触ったり焦らされたり、たっぷりとイジられる事になった。  
 
 
「……あ………はぁっ………も……ゆるし…て…」  
何度も声を上げて喉がカラカラに乾く。私はあの人の執拗な責めにすっかり弄ばれ、身体中の力を失っていた。  
「許して、だって?」  
あの人の声が息がかかる程の距離から聞こえる。ちょうど私の目の前に気配がする。  
「此処をこんなに濡らしておいて何言ってやがる」  
くちゅ…。  
「はぁンッ!!」  
私のあそこに指が入って来た。そしてクチュクチュ、といやらしい音を立てる。  
「や……そこ……いじっちゃ……あぁんッ……だ…めえ…ッ……ああッ……」  
あの人の指が更に早く、私の中をかき回す。  
……ダメッ……意識しちゃ…余計に…っ…。  
そう思っても、全ての自由を奪われた私の意識はそこに向かってしまい、あの人の指の動きに頭がボーッとしてしまう。  
「…あッ……ヤ…あッ…そんなに……しない…で……………」  
「どんどん濡れて来てるぜ…それじゃ、もう一本」  
…クチュッ……。私の中にもう一本入ってきたのがわかった。そして一段と激しく私の中を弄ぶ。  
 
「ああぁ…んッ……だめ…ダメ…っ……あ……あそこが…っ……もう…っ…」  
私の身体の奥から何かが溢れ出して来る様な感覚。  
「イクのか?目隠しされてオマ〇コイジられてイッちまうのか?ユメちゃんは本当に淫乱な女の子だな…」  
「ヤだッ……そんな…そんなコト…あぁんっ……わ……私っ……」  
あの人の意地悪な言葉に、私はますますエッチな気持ちになってしまう。  
「……あ…っ…来る……来る…よぉっ……何か…奥からっ……だめっ…ダメなのに…ぃ……やぁ…ンッ」  
グチュグチュといういやらしい音がどんどん大きく聞こえてくる。頭の中が真っ白になる。―――そして限界が来た。  
 
びくんっ!!びくびくっ!!  
「ああああぁぁんっッ!!」  
私のあそこが激しく痙攣して、いやらしい液を出してしまう。  
「やだ…ッ……と……止まらない…のっ……あぁんッ…いやぁ…ッ」  
そのままあの人の指の動きに合わせるように、次々と吹き出してしまう。  
びゅくっ!!びくびくっ!!  
とめどなく溢れ出すのを私はしびれる様な頭で感じていた。  
「あ……やぁ…んッ……はぁ……はぁん……っ…」  
 
「凄いな…潮吹いちゃってるよ」  
私は放心状態であの人の声をボンヤリと聞いていた。  
 
 
「はぁ……はぁ…っ……」  
私は途切れ途切れに息を吐く。  
「全く…ユメちゃんの愛液で手がグチョグチョだぜ………ほら、早く綺麗にして貰おうか」  
くちゅ…う……  
「………っん……ッ!!」  
私の口にあの人の指が二本入ってきた。酸っぱい様な味がする。  
……こ…これが…私の…あそこから……。そのいやらしい匂いと味に私の思考は完全にマヒしてゆく。私はちゅくちゅくと音を立ててあの人の指に付いた汁を吸いながら、それを溢れさせた自分の姿を想像しまう。  
両手は後ろ手に縛られ、両脚を広げてそこを濡らしている私………何てはしたない格好だろう…。そしてそんな姿をあの人に見られてる…。そう思うだけで、また私の身体は熱く火照りだしてしまう。  
 
「おいおい…綺麗に舐めた先から又濡らしてるじゃないか?本当にユメちゃんは淫乱だな」  
「……ふぁっ……ふン……そんな…あ……はぁ…」  
口を離して私は言う。自分のその声が余りにもエッチな響きで、私はさらに恥ずかしくなってしまう。  
 
「ユメちゃんの可愛いトコ見てたら勃ってきちまったぜ」  
ジジーッ、とファスナーを開ける音。  
「責任取って貰おうか…さぁ、その可愛いお口を開けるんだ」  
「……は…い…」  
その声はかすれてまるで自分の物ではないみたいに思えた。  
私は束縛されて唯一自由な部分……自分の口を開く。その顔はやっぱり凄くいやらしい表情なんだろう。  
「ん…ンッ……ンンッ」  
口に異物が押し込まれた。それはとても熱く、ビクビクと脈打っている。  
「ほら、頭を動かせ」  
頭をグッと掴まれ、更にソレを奥まで咥える形にされた。そしてそのまま乱暴に前後に揺さ振られる。  
「……ん…ッ……んんン……ふンッ………」  
私は声を洩らしながら自らの頭を前後に動かす。口元からよだれを垂らしているのも分かる。口の中で、それはムクムクと大きく硬くなってゆく。  
…私……こんな…っ…はしたない………。  
そんな考えが頭の片隅に浮かんだけど、それも段々ぼやけて来た。クチュクチュといやらしい音がやけに頭に響く。  
 
「うッ…出すぞ……全部呑むんだッ…」  
ドクッ!ドクドクンッ!!  
私の口にマグマの様な熱いモノが凄い勢いで流れ込んで来た。喉に絡み付いて焦げてしまう様なその熱を感じて、私は全身がガクガクと震え、再び自らの下半身を濡らしてしまう。  
「―――んンンッ!!」  
…すごく……熱いのが…私の体の中に……。  
その熱はそのまま私の身体全体を火照らせて行く。  
 
「…………ふう…良かったぜユメちゃん…」  
急に視界に光が飛び込んで来た。目隠しを外されたらしい。私はその変化についていけずに目眩を起こしそうになった。  
「ん……?でもユメちゃんはまだまだ欲求不満みたいだな」  
「…はぁ……はぁっ……」  
私は肩で息をする。  
「心配しなくてもお楽しみはこれからだ……」  
目の前に差し出されたあの人のモノはまだまだそそり立っていた……。  
 
 
――断章――  
 
 

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