ユメ凌辱[ハカナク散ル]  
 
 
俺は深く椅子に腰掛けて物思いにふける。考えるのは勿論ユメの事だ。  
 
俺の狙い通り、ユメはかなり開発されつつある。先程の電話でそれを確信した。あれだけ純真無垢そうな少女が一人自慰に耽り、尚且つその行為を受話器越しに聞かせるという所まで来ている。俺は愉しくて仕方が無い。  
いよいよだな…。  
俺は手元の携帯で作成した送信メールの文面を見返しながら、一人悦に入っていた。  
 
 
 
そして次の日の夜。ユメは俺の指示通りにこの部屋にやって来た。卓上のスタンドライトだけが薄暗い光を放ち、まるで外界から切り離された空間の様に感じられる。  
「ちゃんと遅くなると言ってあるんだろうな?」  
「………はい」  
か細い声でユメが答える。  
「それじゃ、見せてみろ」  
ユメは、肩から下げたトートバックから小さな茶色の紙包みを取り出し、俺の方に差し出した。開くと、中からはコンドームの箱が現れる。  
「ちゃんと買ってきたか…偉いぞユメちゃん」  
俺はユメを呼び出す際に、コンドームをコンビニで買ってくる様に命令していたのだ。恐らくこんなモノを買った事は無い筈のユメにとっては、レジに持って行く事自体恥ずかしかっただろう。これも羞恥心を煽る為の演出だ。  
 
「あとアレは忘れて無いだろうな」  
「あ…はい……」  
ユメの表情には不安が見て取れる。避妊具まで用意させられたのだ、その意味は理解しているだろう。  
「それじゃ、準備しろ」  
俺はユメの背中の向こうの洗面所を指差し、無言で次の行動を命ずる。  
ユメはトートバックをギュッと両手で握り締め、静かに頷くとそのまま洗面所に消えていった。  
 
 
「…………。」  
戻ってきたユメは、魔法局の研修制服に身を包んでいる。  
ここに来る時には、その格好では目立つ。そう考えた俺は、常に私服で来るように命令していた。だが、今日はやはりこの服装でなければならないと俺は考え、制服持参をもメールに指示していた。  
 
「さあて」  
俺は椅子から立ち上がりユメに近づく。  
「昨日は寂しい思いをさせたみたいだな…今日はちゃんと可愛がってやるぜ」  
「そ…そんな事っ」  
ユメの否定の言葉を遮り、俺はその乳房に乱暴に掴みかかった。掌の中でユメの胸が形を歪める。  
「イヤッ!」  
制止の言葉は逆に愛撫の始まりの合図となった。  
 
 
右手でユメの胸を弄びながら、残る左手でベストのボタンを一気に外した。そして右手の動きを加速させて行く。  
「やぁ……ダメェ…」  
ユメの体からみるみる力が抜けてゆくのが解る。  
俺はそのままネクタイを剥ぎ取り、ブラウスの前面を力任せに開く。  
「いやあぁぁぁッ!!」  
ブラウスのボタンが音を立てて次々と床に転がる。ユメの眸には早くも涙が滲み始めた。  
「嫌だってえ?何言ってやがる」  
怒鳴りつけながらブラを捲り上げて両方の乳房を大気に晒させる。薄いピンク色のユメの乳首は既に勃って硬くなっている。  
「もうビンビンに尖らせてるじゃねえか」  
卑猥な言葉を投げ付けられて、ユメは小さくかぶりを振る。  
俺はそれには構わず、ユメの股間に手を伸ばす。下着は既にうっすらと湿り気を帯びている。  
 
「あっ……ち…違う…………」  
ユメは顔を紅潮させて言うが、身体は既に感じ始めているのは明らかだ。  
俺は下着を降ろして指をユメの恥部に入れていく。  
ぐちゅ……  
ユメの恥部に抵抗無く俺の指が沈んでゆく。  
 
俺はユメの膣内で指を動かし始めた。ぐちゅぐちゅ、と愛液が混じり合う艶めかしい水音が耳に届く。  
「はぁっ…ん……だ…だめぇっ…」  
ユメは喘ぎ声を上げながらその場にへたり込む。  
 
やはりそうだ。昨日直接手を下さずに済ませた事によって、ユメの身体は性的な刺激を求めている。いつも以上に濡れそぼったユメの恥部を慰めながら、俺は更に興奮を高めていく。  
 
両手の愛撫は弱めぬまま、俺はユメの乳首を舌で責め始めた。ちろちろと舌先で刺激すると、ユメは更に小刻みに体を震わせながらピンク色の先端を尖らす。  
そして乳房ごと口に含み、舌を巧みに動かしてユメを高めていく。  
「あぁんっ…や……そんなに……しない…で……」  
かすれた声でユメが喘ぐ。  
その言葉とは裏腹に、ユメの恥部からとめどなく溢れる愛液で俺の左手はすっかり濡れている。その人差し指と中指でユメの両襞を拡げたり閉じたりして更なる刺激を与え続ける。  
「いい反応だ…」  
俺はそう洩らし、ユメの乳首に軽く噛み付いた。  
「ああぁぁぁぁんッ」  
一際高い嬌声を上げて、ユメは早々と一回目の絶頂を迎えた。  
 
「はぁ……はぁん……は……はん……」  
ユメは虚ろな目をしたまま床に崩れ落ちた。その恥部は今尚ヒクヒクと淫らな動きをしている。  
 
「何だ…もうイッちまったのか?」  
俺はユメを見下ろした。  
「自分だけイクなんてはしたない奴だ…お仕置きが要るな」  
ユメの両手を掴み、その体を無理矢理に立たせる。そして傍らに転がる魔法局の制服のネクタイを拾い上げて、頭の上で両手首を縛り上げた。  
「…はぁっ……何を……」  
弱々しくユメが呟く。  
「だからお仕置き、だ」  
ユメの耳元に口を近付けて囁く。  
「もっと辱めて感じさせてやるよ」  
ユメの耳たぶを舌で舐め回した後、俺は軽く噛み付いた。  
「はぁぁんッ……やぁ…」  
 
 
俺はユメのスカートとパンティを剥ぎ取った。そして耳元、首筋と舌を這わせた後に全身の白い肌を万遍無く舐め回して行く。  
「あんッ……や……やめ…はぁ…やめ…て……っ」  
俺が舌を動かす度に、ユメは短い喘ぎ声を上げる。  
両手の自由を奪った事によって、ユメは一段と敏感な反応を見せている。その口元からは涎を垂らし、拒絶しつつも快感を隠しきれない様子だ。  
 
「さて…そろそろか」  
俺の腕の中で次々と沸き上がる快感に身を震わせるユメに声を掛けた。既に全身への責めでユメの身体は汗ばみ、その匂いが俺の欲望を更に昂ぶらせる。。  
「心配するな、コレを使ってやるから」  
箱から取り出したコンドームをユメの眼前にちらつかせながら言う。  
「やぁ……それだけ…は…許して……」  
「何だぁ?ユメちゃんは生の方がいいのかい」  
ユメは大粒の涙を零す。  
「そん…な…………」  
この言葉責めで、ユメの思考は完全に麻痺していく筈だ。  
「どうして欲しいんだ」  
「……………付けて……下さい………」  
「ああ?もっとハッキリ言えよ」  
ユメの顎を引き寄せて命令する。  
眸を潤ませて口を開く。  
「…お願い…します………それを…付けて………して………下さい……」  
殆ど聞き取れない程のか細い声でユメが呟く。  
 
 
――堕とした。  
 
俺は自分の口元に浮かぶ醜悪な笑みを隠す事が出来なかった。  
 
 
 
俺はユメを四つん這いにさせて後ろを取る。その両手はネクタイによって自由を奪ったまま地面に着かせている。形の良いお尻と、ぐっちょりと濡れた秘部が露にされて視界に入る。  
「入れるぜ…ユメちゃん」  
避妊具を付けた肉茎を右手で握り、ユメの秘壺にあてがう。  
そして、俺はゆっくりとユメの膣に勃起した俺自身を沈めて行った。  
 
ぐちゅ………  
存外何の抵抗も無く呑み込まれて行く。  
「はあああぁぁぁぁン!!」  
ユメの嬌声が部屋中に響いた。  
俺とユメが交わった部分から一筋の紅い血が流れ落ちる。それは、俺がユメの初めてとなった証だ。  
「おおッ…」  
俺は思わず呻く。  
ユメの膣内の熱が薄いゴム越しに伝わる。両側の粘膜が俺の肉茎を締め付ける。これ以上無い快感が俺を支配し始める。  
俺は欲望の赴くまま、両手でユメの腰骨を掴み、腰を打ち付け始めた。  
 
ぐちゅっ……ぐちゅ……  
愛液の混じり合う音。  
「ひぁっ……はんっ……はあぁっ…あん……ああぁ……」  
今まで聞いた事の無い様なユメの喘ぎ声。  
その二つの音色が俺の頭の中で痺れる程の快感を紡いでゆく。  
 
俺はユメの悦楽の表情を愉しむべく、挿入したままユメの体を反転させて正常位に体勢を変えた。  
「やッ…はあぁんッ……」  
その刺激に、ユメが高い声で悶える。  
俺はユメの両脚を自分の腕に架ける様な体勢にして、更に奥まで自らの肉茎を打ち付ける。  
ぐちゅッ……ぐちゅ…ぬちゅッ……ぐちゅッ……  
ユメは、普段の純朴なイメージを留めつつも、押し寄せる快楽に抗いきれずに感じている淫らな表情を浮かべて、俺の下で喘ぐ。  
「どうだ、気持ち良いか」  
「あっ……ああぁっ……はんッ…」  
俺の言葉に、締め付けが一段と強まった。  
「やぁッ……ッ!」  
肉棒に絡み付くユメの膣。二度目の絶頂を迎えて全身を激しく痙攣させる。  
 
「またイッちまったのか?ユメちゃんはHだなぁ」  
そんな台詞を投げ掛ける。勿論腰の動きは休ませずに突き続ける。  
「そん…な……はあぁっ……わ……私っ……あんッ………ああぁっ……ッ…」  
途切れ途切れの言葉が艶めかしい。  
 
俺は更にピストン運動を早めながら、両手で存分にユメの胸を弄ぶ。その白い肌は躰の奥から湧き上がる熱で赤みがかっていた。  
二度もイッた直後の激しい責めに、ユメは最早堪える術はないようだった。  
「はぁッ……もう………だめぇ……ああンッ……また…イッ……ちゃ……はぁンッ……イッちゃう…っ」  
恥じらいながらも、その快感を隠しきれない台詞。  
そんなユメの可愛らしくも淫らな声が、俺の射精感を加速させて行く。  
………限界だ。  
 
ドクドクドクッ!!  
ユメの膣で俺は欲望を吐き出した。それがコンドーム内にみるみるはち切れんばかりに満たされてゆく。  
「――――ああああぁぁぁぁぁッッ!!!」  
その熱さに呼応する様に、ユメは再び果てた。  
 
 
 
「はぁ……ひっく……はぁ……ひっ…ひっく……」  
ユメは泣いていた。処女を散らされた悲しみが沸き上がったのだろう。  
 
俺は避妊具を引き抜き、そこに溜まった白濁液の量に我ながら歓心した。  
清らかな少女を、遂に自らの手で完全に汚した感覚に酔い痴れた。  
「くくっ……最高だ……」  
こみ上がるどす黒い感情に俺は笑いを堪え切れず、眼下のユメの痴態を眺めながら声を上げて笑った。  
その声は部屋中に響き渡っていった。  
 
 
「さあ…まだまだ愉しもうぜ、ユメちゃん」  
俺は両腕でユメの細い躰を抱き上げると、そのまま部屋の隅に置かれたベットの方に足を向けた。  
「はぁ……も…う……ゆるして…………」  
腕の中でユメが懇願するがそれには耳を貸さない。  
俺はベットにユメを投げ降ろし、縛り手を解き、そのまま残された着衣――ブラウスとブラを脱がせる。ユメの体を覆う物は最早白い靴下だけだ。  
 
「さてと」  
俺は上着を脱ぎ捨ててユメの眼前に仁王立ちする。  
「まずは下準備だ。綺麗に舐め取って貰おうか」  
未だ勃起したままの俺の男根は、避妊具を抜き取った際に付いた白濁状の精液で汚れている。  
「ううっ……はい…」  
ユメは再び涙を流しながら顔を近付ける。そして漸く自由になった両手で俺のモノを包み込み、赤い舌を出してチロチロ舐め始めた。  
 
俺の精液はユメによって完全に舐め取られた。そのまま続けられる行為により、俺の肉茎は唾液で淫靡な光を放っている。  
「よし…じゃあまた入れるぞ」  
俺は右手を自分自身に添えて言う。  
「やぁっ……そのままは…許して下さい……」  
「それじゃあ、自分で付けるんだ」  
ポイ、とコンドームを投げ捨てる。  
「…………………」  
ユメは暫くそれを無言で見つめていたが、やがて自ら拾い上げて封を切った。そして不器用な手つきで俺の肉茎に装着させてゆく。  
「これで……お願いします………」  
ユメの声は震えていた。  
 
 
「はあぁッ……はあっ………はあぁんッ……」  
後背位で貫かれながら、ユメはあられも無く喘ぐ。  
俺はユメの左手首を掴み、腰を奥へと打ち付ける。  
ぐちゅッ、ぐちゅっ、ぬちゅッ……。  
結合部からは淫靡な水音が奏でられ、ユメの太股を愛液が濡らして行く。  
「ああっ……ま……また………イッちゃ……う……イッちゃ……あっ…よぉ…」  
「構わないさ…何度でもイカせてやる」  
俺は腰の動きを早める。  
「ッ……はああぁぁぁッ」  
ユメは何度目かの絶頂を迎え、肉襞を震わせる。  
 
 
俺はユメを何度も何度も犯し続けた。  
後から、前から、何度も。  
何度も達したユメの身体は全体が性感帯になったかの様に感じ易くなったのだろう。次第に自ら腰を振って快楽の波の中にに埋もれて行った。  
気が付くと、ユメに買わせた避妊具の箱は空になってしまっていた。  
 
 
俺のベットの上で、ユメが力尽き横たわる。  
この華奢な躰の全てが、今や俺のモノだと思うと興奮は納まりそうに無い。  
「これからも宜しくな、ユメちゃん?」  
 
俺の首から下げた魔法石が鈍く光った気がした。  
 
 
――続劇――  
 
 
 
 
 

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