ぴちゃ……くちゅっ…くちゅ……くちゅっ…………
薄暗い部屋の中に淫靡な水音が小さく響く。
俺は、椅子に腰掛けたままでその音を心地よく聞いている。
視線を下に落とすと、ユメが俺のモノをしゃぶりながら頭を小刻みに前後に揺らしている。その眸は薄く閉じられたまま、だがその頬は上気して可愛らしく染まっている。
「んッ……ふゥんッ……んん……んんッ…………」
口元から吐息混じりの声が奏でられている。
この位置からだと、ユメが頭を揺らす度に白いTシャツの胸元からその控えめな谷間と白いブラがチラチラと見え隠れする。それがまた少女の若さを感じさせてそそられる。
あれ以来、俺は何度かユメの携帯に電話を入れ、その日の事務所の予定を逐一聞き出している。そして今日のように手隙の日にはこうしてユメを呼び出し、俺の性欲を充たしているのだ。
「さあ、そろそろ出すぞ」
「ふぁっ…ふぁい……」
俺の淫棒を咥えたまま返事をするユメ。
「今日はどっちがイイ?」
「…くちの…なかに…」
何とか聞き取れるユメの答えに、俺はいつもの様に口元を歪ませる。
「お願いします、だろ」
「ッ…!」
短く息を呑む音に続き、
「……おねがい…します……くちのなかに…だしてください……」
ユメの顔が更に羞恥に紅く染まっていく。
「よし」
ぐちゅっ…ぐちゅッ……くちゅ…ぐちゅッ……
ユメの動きが更に早くなるにつれ、俺の頭に痺れる様な感覚が高まっていく。
「出すぞ」
ドクドクッ!ドクッ!
俺は欲望のままにユメの口内に射精する。
「………ッッ!!」
ユメは眉間の皺を刻みながら俺の精液を受け止めて行く。
ドプッ…ドプッ…。
俺にとっては一瞬の出来事だ。だが、ユメは無限に続くかの様に感じているのかも知れない。
「まだ呑み込むなよ…口を開けて見せてみろ」
ユメはゆっくりとその口を小さく開いた。
白濁した精液がその中に溜まっている。ユメのその小さな口では受け止めきれずに一筋、ねとぉ…と零れ落ちた。
いつも通りにその目は涙を浮かべて半開きになっている。
この屈伏させた表情を見るのが快感だ。
「よし、飲め」
ごくッ、と喉を鳴らしてユメは一気に俺の欲望を飲み干す。絡むような感触を味わうのを拒んでか、懸命に屈辱を堪えた表情。
「んッ…………」
俺はまだ、ユメの膣内に挿入はしていない。
勿論躊躇している訳ではない。じっくりとユメを味わう、その為だ。
純真無垢なこの少女を汚して行き、最後に完全に征服する。考えただけでゾクゾクするような感覚が湧いてくる。
「さてお次は」
「―ッ!」
ユメの表情が一瞬の内に陰ったものになっていく。
「オマ〇コ見せてみろ」
「いやぁっ……」
ぽろぽろとユメは大粒の涙をこぼして行く。
「ん?そんな返事でいいのかなぁ〜ユメちゃん?」
口調は穏やかだが、その言葉には威圧感を込めて言い放つ。
「………は…はい……ごめんなさい……」
ユメはホットパンツのボタンに手を掛け、ファスナーをゆっくりと下ろして行った。そして両手でその両端を引っ掛けて、今度は一気に下に降ろす。
ストン、とホットパンツは床に落ちた。ユメは小さく両足を動かしてそれを脱いだ。
「下着も自分で脱ぐんだぜ?」
ユメはビクッと肩を震わせる。
そして暫しの沈黙の後、ユメは両手で白のパンティを取った。
「これで…いいだか……」
余程の緊張からか、語尾に若干の訛りが混じる。両足は固く閉ざしてわなわなと震えている。
上はTシャツに身を包んだまま、下半身は露に曝されている。そのギャップがユメに更なる羞恥心を植え付けているのだろう。
「いい眺めだな」
俺はユメの全身に舐め回す様な視線を浴びせ掛けてゆく。
「…………っ…」
身体をよじらせながら視姦から逃れようとするユメ。
「俺のをしゃぶって欲情したのかァ、ユメちゃん?」
「そんなッ」
言い終わらぬ内に俺は右手でユメの脚を乱暴に開かせた。
ユメの秘壺は既に湿り気を帯びていた。と言うより、その太股ははしたなく濡れて淫靡な光を称えている程だ。
「ここをこんなにしてる癖に何言ってやがる」
「ち……違う……違いますッ…」
かぶりを振って否定するユメ。だが、その瞬間にも新たな蜜が伝ってゆく。
「ふんっ、そんなに感じてるなら―――そうだな」
俺の頭に更なる辱めのアイデアが閃いた。
「オナニーでも見せて貰おうか」
「えっ…………?」
一瞬何を言われたのか理解出来ないといった様子で茫然とするユメ。
「だから自分でしてみろ、と言ってるんだ」
「――――ッ!」
ユメの表情からサッと血の気が引き始める。
「そ…そんな事………出来ません………わ…私ッ………」
ユメの膝はガクガクと震え出し、同時にその声も震わせている。
「返事は」
俺は冷たく言い放ち、ユメをギロリと睨み付けた。
ユメは肩を大きくビクッとさせた後、
「………はい……わかりました……」
と薄紅色の唇を震わせながら小さく呟いた。
「よし、じゃあ先ず脚を開いて見せてみろ」
ユメは糸が切れた人形のように床にペタリと座り込んだ。そしてゆっくりと両足を開いてゆく。
ユメの秘所は既に艶めかしく濡れていた。先程のフェラの所為であろう。例え強要された行為であっても、ユメの中の無自覚な女の本能は抗いきれない。
「じゃ、自分でその可愛い胸を揉みしだけ」
ユメは目蓋を固く閉ざしたまま、右手をシャツの上から自らの胸に誘う。
そして、不器用な手つきで揉み始める。
「んっ」
声をグッと押し殺す。閉ざした眸からは涙がとめどなく溢れている。
「余った手はどうするんだ?」
俺の冷徹な言葉にユメは無駄な抵抗を諦めたのか、静かにその左手を自らの股に伸ばした。
が、そのまま所在無げに宙に漂う。
「指を入れるんだ」
「!……は…い………」
またユメは涙を零す。
ちゅく……
十分に濡れたユメの秘所は抵抗無くその人差し指を呑み込んで行った。
「ふぁぁ……ん…ッ」
ユメの口から甘い嬌声がこぼれた。
そして自然と中指も自らの中に沈めてゆく。
ちゅく……くちゅ……
俺が命ずるまでもなく、ユメは自らを慰め始めた。
勿論、俺が指でユメを弄んだ事は一度や二度では無いし、舌で陰部を舐め回す事で絶頂に導いた事もある。
間違いなくユメには経験の無い行為だったはずだ。
ユメも始めは抵抗を試みたが、その躰は抗うべくもなく濡れていった。
そう、彼女の意思などとは無関係に、ユメは感じやすいのだ。だからだろう、次第に淫らな行為にも馴れていった。
ユメがこうして自慰に耽ってゆくのは予想の範疇だった。
ちゅく……くちゅくちゅ……ぐちゅ……
……ぐちゅ…ぬちゅ……ぐちゅちゅ……
ユメの二本の指はその動きを早め、更に淫靡な音を立てている。
右手はいつの間にか自らブラの中に滑り込み、はしたなく尖った乳首をいじっている。
「あぁぁ…んッ……はぁ……ふあッ…はぁんッ……やぁん………はんっ……」
艶めかしい吐息混じりの嬌声。
感じ始めた表情のユメはいつの間にか涙は止まり、その代わりにうっすらと額に汗が浮かんでいる。
全身にも汗の匂いが立ちこめ、Tシャツは汗でユメの体に纏わりついていた。
ぐちゅ……くちゅくちゅ……ぬちゅ………
「はぁっ………あぁんっ………はぁッ…はぁッ…はぁぁッ……」
自慰によって奏でられる水音にユメの嬌声が混じり、この部屋を淫らな空気が支配する。
ユメの秘所から溢れた愛液が、フローリングの床にいやらしい染みを点ける。
どうやら絶頂の瞬間が近付いている様だ。
「いいぜ…イキな、ユメちゃん」
「…はぁっ、はぁっ、はぁッ」
「俺が見ててやる」
俺の言葉を合図にするように、ユメは自身に入れた指の動きを加速させながら、突起したクリトリスを親指で弾いた。
「ふぁぁぁんッ」
一段と高い声。
「さぁ、イケよ」
「あぁッ、はッ、イ……イクっ…イクぅッ」
びゅくっ!ビクビクッ!
ユメの躰がブルブルと痙攣し、愛液が勢い良く溢れ出した。
「はぁ………はんっ………」
ユメは全身の力を失って座り込んだ。
その後、ユメの痴態を目の当たりにして再び反り返った俺のモノを、手淫で鎮めさせる。
今度はユメの顔面に白濁した精液を浴びせる形になった。
そしていつもの記念撮影。俺の部屋に呼び付けてからは、デジカメで更に鮮明にユメの痴態を刻み付けている。
「今日も良かったぜ、ユメちゃん」
俺の欲望はまだ納まらない……。
―続劇――