「ローズ、一緒にご飯食べよ?」
「え?べ、別に構わないけど」
「ローズ、一緒にお買い物行かない?」
「い、一緒に?何でまた?」
「いいからいいから♪」
「錬金の課題で困っちゃって・・・お願い!コツ教えて!」
「コツ?そうね・・・例えばあれをこうすれば・・・で、こうなって・・・」
「う〜ん、解んないよぉ・・・ねぇローズ、今日お邪魔していい?」
「お、お邪魔って、私の錬金釜で実際やって欲しいって事・・・?」
「・・・ダメ?」
「・・・し、仕方ないわね。今回だけよ?」
「本当に!?ありがとローズ!大好き!!」
「ちょ、はっははは離れなさいよ」
「ねぇローズ、ローズって料理得意なんだよね?」
「まぁ、それなりにね」
「ふーん・・・」
「な、何よ?疑ってるの?」
「んー、目の前で見たら信じるしかないよね。」
「上等じゃない!なら見に来いっての!」
「わかった!じゃあ今夜お邪魔するね!」
「かかってきなさい!・・・ってほんとに来るの!?」
「ローズの手作り、楽しみだなぁ♪」
「ま、まぁいいけど」
「ご馳走さま!すっごく美味しかった!」
「と、当然じゃない。」
「・・・で、あんた何時になったら帰るの?流石にこれ以上遅くなると・・・」
「え?今何時?」
「もうすぐ日付変わるわよ?変な輩も出てくるだろうし・・・」
「えへへ、心配してくれるんだ」
「そりゃ、その、あんたも見た目だけはそれなりだし?一応、一応ね」
「・・・ね、ローズ。泊まっていっちゃダメかな?」
「ん?んー、・・・別に泊まるくらい・・・え、泊まるの!?」
「・・・あはは、ごめん、さすがに迷惑だよね。よいしょっと。じゃ、そろそろ」
「ちょ、ちょっと待ったー!」
「ふぇ?」
「・・・お、お風呂、あんた先入りなさいよ。一応お客さんだし。」
「ローズ・・・大っっっっ好き!!」
「だ、だからいちいちくっつくなぁっ!」
「ローズお帰りぃ♪」
「お帰りって、普通お風呂入ってきた人に使わないわよ」
「気にしない気にしない♪ところで私はどこで寝たらいいのかな?」
「あ、しまった。来客用の寝具なんて無いわよ・・・」
「んー、一緒でいいんじゃない?」
「いっいい一緒に!?」
「うん、二人で寝れば、きっと暖かいよ?」
「せ、狭いわよ?」
「このベッド、結構大きいから大丈夫じゃない?」
「・・・」
「んんっ、ローズの胸おっきくてふかふか♪」
「ちょ」
「ふふ、ローズとこうして居られるの、なんか夢みたい」
「なんでよ?」
「ここまで仲直り、ううん、前よりもっと仲良くなれるなんて・・・」
「仲直り・・・仲良く・・・か・・・」
「どうかした?」
「・・・何でも」
「そっか」
「・・・ねぇ、アリス」
「・・・何?」
「・・・私がアンタと友達で居たく無いっていったら、どう思う?」
「・・・どういう事?」
「・・・何言ってんのかしら、私。気にしないで。」「・・・」
「その、嫌いじゃ無いわよ、あんたの事。・・・大切だと思ってる。」
「うん、ありがと」
「えぇ」
「・・・すっごく嫌か、すっごく嬉しいかな」
「え?」
「さっきの答え。ローズと友達で居られないなら。」
「えっと、嫌と嬉しいってどういう・・・?」
「好きってね、二つあると思うの」
「?・・・!!」
「好きだから友達で居たくない。友達じゃ満足出来ない。」
「」
「ローズはどっちかな?私が嫌い?それとも、好き?」
「あ、アリス・・・」
「ね、ローズ。キス、しよっか?」
「え?あ、まって、アリス」
「だめ。またない」
「っ・・・」
「ん・・・」
「ばか・・・」
「ばかでいいよ。」
「ほんとばか」
「嫌だった?」
「そんな訳ないじゃない、ばか」