「Soine」の巻
「式森・・もう一度、キス」
「凛ちゃんはわがままだなぁ・・ん・・ちゅ」
「ん・・ふぁぁ・・式森、式森ぃ」
今日は式森と沢山したな・・色々と
「そ!その・・式森・・今日はもう遅い・・その・・泊っていったらどうだ?」
遅いといってもまだ9時前だし寮と寮は廊下で繋がっていて危険も無い
恥ずかしいのか照れて赤くなっている
「ん?じゃぁ・・そうしよっかな」
「えっ・・わ!わかった!い!いまっ!布団を敷いてやるからなっ!」
行為に布団を使ってしまうとドロドロになってしまうので布団とは違う物を敷いている
「そんなに気にしなくていいと思うけどなぁ・・」
「ん?早寝早起きは基本・・や!なに・・ぁ」
何故か凛ちゃんの頭をナデナデしてやる和樹
「んーまぁゆっくり行こうよ」
「やめっ・・あ・・式森・・んん」
嬉しいのか知らないが顔を緩ませている
それを止めるとニコニコした表情で布団を敷いて行く凛である うん聞いていない
「式森・・もう一度、キス」
布団に仰向けになって寝てキスを強請る凛ちゃんがどうしよもなく可愛かった
「判ったって・・可愛いなぁ凛ちゃんは」
濃厚な口づけを交わす
「ん・・そのなんだ式森・・い!今なら!お・・おっ!お前の・・よ・・嫁っ!になってもっ!!」
「ハイハイ」
言い終える前にまた口を塞いでやる
「ひ・・卑怯だぞ・・式森」
「いいじゃない、それに凛ちゃんは僕の愛奴隷でしょ?」
それを言われるとグゥの音も出ない 実際授業中でさえふしだらな妄想に花を咲かせることも多々だ
「凛ちゃん?聞いてる?」
そっとだした右手の腕枕に頭を乗せて体を寄せる凛
「ん・・式森・・式森!」
スリスリと僕の横腹を頬ずりするちょっとくすぐったいが動く度凛ちゃんの髪からいい匂いが漂ってくる
「変わったね・・凛ちゃん・・」
また頭をナデナデしてやると嬉しそうな表情をする
「式森・・最後にもう一度・・な?」
モゾモゾと上に来てまたキスをせがむ凛
「ん?勿論いいよ?んちゅ・・おやすみ、凛ちゃん」
「あぁおやすみ、式森」
「ねぇ?和樹ぃ?今晩泊ってく?」
「え?玖里子さん・・まだしたいんですか?」
あれだけ今日もやりまくったと言うのにお盛んである・・
「ち!違うわよっ!!ほらっ!今日は遅いでしょ!?泊って行けばいいじゃない!」
素直に「貴男と一夜を過ごしたいの」なんて言えない物だろうか
「んー判りました・・じゃぁ今日はオールナイトですか?」
「違うわよ!その・・か・・和樹と一緒に居たいだけよ」
珍しく顔を赤く染めてはそう答える
「そうですか・・ならそうしましょうか?」
「もう!バカっ!」
そう言ったが突然なじみある柔らかい物に顔を包まれた・・あぁ至福
「もぉ・・和樹ってそう言うところ抜けてるわよね?姉いさんが教えてあげよっか?」
「え・・えとその・・」
玖里子さんの谷間に顔をうずめ息がしにくい
「一応私の方が人生の先輩なんだからっ・・ね?和樹?」
ちょっと苦しい!!と思って居たところを手で顔を上げられてキスされた
「和樹・・好き、好きなの・・和樹ぃ」
「玖里子さん・・・・・・」
こんなにも美人を弄ぶ自分が恨めしい
「でもいいの・・一番じゃなくても、私は貴男に愛されなくてもいい・・私が好きだからそれでいいの」
なんだか切なくなってしまった
「玖里子・・」
またしても言う前に口を塞がれた
「バカっ・・言うなっ、和樹?今日は泊っていくんでしょ?」
「あぁ・・はい」
気が付けばベットの上だった なんて偶然!
「かーずき・・いらっしゃい・・」
「あぁ・・はい・・」
とても柔らかい物体の上に頭をのせる・・低反発枕も顔負け!胸枕!!
「凄い柔らかくて・・気持ちいいです・・玖里子さん」
「でしょ?これなら安眠快眠間違いなしよ?」
それは期待できそうだ
「うふふ・・おやすみ?和樹?」
「ふぁ・・はい、おやすみなさい玖里子さん」
心地よい眠気に誘われて幸せな柔らかさを味わっていたかったがどうもむりそうだ
「もう・・本当に和樹って可愛いんだからっ・・ちゅ」
「ん・・スースー」
「あっ・・和樹君、今日・・泊ってく?」
突然の誘いにびっくりしたが別段断る理由もないので了承した
「どうしたの?千早?」
「ううん・・なんでもない・・和樹君と一緒に居たかったから」
嬉しい事を言ってくれる
「そう?まぁ僕もちょっと思ってたけど」
「えっ・・嬉しいなぁ・・」
顔を赤く染めて二人抱き合う、時間が止まればいいと思う
「和樹君?」
「ん?何千早?」
既にベットの中に入っている 少々狭い気がするが愛嬌だろう
「ん?好き・・凄い・・好き」
「うん・・僕もかな」
一応自分は彼に服従というか・・体だけの関係でも構わないと言い放ったが・・
「和樹君の背中って・・暖かい・・」
「え?そう?」
自分で判るかと問いたいがいいだろう
「うんっ・・それにやさしい匂いがする」
「そ・・そう?」
自分で判るかとry
「それにさぁ・・私、ずっと和樹君の事好きでいていいよね?」
「え?いいと思うよ」
「やったぁ、好き・・和樹君」
チュウチュウとキスをしてくる千早
「ん・・なんかもう眠くなった・・寝ようか?」
「うん・・おやすみ和樹君」
「うん、おやすみ千早」
最後のおやすみのチューを済ませて眠りにつく
小鳥のさえずりが聞こえる・・そろそろ起きようか・・
「んー良く・・ん?」
両手を挙げて万歳しようとしたが右手が上がらない・・千早がガッシリとロックしている
「山瀬・・」
「ん・・あ・・あ!おはよ和樹君!」
「うんおはよう」
若干そのどこまでも真っ直ぐな姿勢に心が痛んだがこれも彼女が望んだ事
「あ!あの・・ご主人様!今日は・・泊まっていかれては・・いかがでしょうか」
なんの前触れもなく沙弓さんが招待してきた
「え?んーいいですよ?」
誘いを断っては悪いと思い承諾した
「ご主人様・・どうぞ」
いつのまにと思うほど綺麗に布団が敷いてあった
「え?一人分ですよね?」
「ハイッ・・ご主人様を硬い床の上で寝かせる訳には……」
そう言われたので手でこっちにこいとひらひらさせる
「はい?なんで・・あ!」
「こうすれば・・二人で寝れますよ?」
ちょっと強引に押し倒してやった
「あ!そんな!!やぁ!ご主人様と!!あぁ!」
なにやら幸せ過ぎて死にそうみたいな表情だ
「嫌ですか?」
「とんでもない!!し・・失礼いたします」
布団からはみ出るのではないかと思うほど隅によって小さくなっている沙弓
「ほら・・いいんですよ?もっとこっちきたらどうです?」
「あ・・はぃ・・ご主人様」
今は言うまでもなく僕の雌奴隷の沙弓さんである
「う・・嬉しいです・・ご主人様から・・誘って頂けるなんて・・」
「え?そうですか?」
「ハイッ・・今もご主人様にお仕えするのが私の人生だと思います」
事の発端は自分が変な魔法石を使ったからだ
「でも、あの石を使わなかったら、こうにはなりませんよ?」
「でも・・ご主人様は私に雌の悦びを教えて下さいました」
どこまでも従順で真っ直ぐなんだと思う
「そうですか・・ありがとう沙弓さん」
「え!?へ・・そんな!!もったいな・・」
色々言うその口を塞いでやる
「沙弓さん?やりすぎも厳禁ですけど・・人目のない所なら・・僕に甘えてもいいですよ?」
「は・・はい・・ご主人様ぁ・・」
そういうとまた体を寄せ付け少しでも僕に近づこうとする
「そのぉ・・ご主人様・・これからも・・沙弓を・・可愛がって下さいね?」
「え?えぇ勿論ですよ?」