「Episode of Virgin Night千早」の巻  
 
「はいっ和樹君っあーーん」  
「あーん・・うんっ美味しい」  
とんでもなく目立つ事を学校の食堂でやらかしている、周りからは「うぜぇ」の視線で満ちている  
「ね?美味しい?」  
「うんっ美味しいよっ、千早卵焼き作るの上手だよね」  
お弁当の定番卵焼きを上げて、彼女を讃える  
「そっ・・そうかなぁ・・あっ和樹君ったらほっぺにご飯粒ついてる」  
「え?どこっ・・」  
「んーちゅっ、綺麗になった」  
大衆の面前で頬についたご飯粒を食べるという偉業をなしとげている、ただのバカップルだ  
「ねぇ?和樹君?」  
「ん?どうかした?千早?」  
食べるのを中断して彼女の話を聞く  
「私さぁ・・和樹君の事好きでしょ?だからさっ・・」  
「え?何?」  
言おう言おうと最後の一言が出ない  
「だからっ・・あっーぅ私のばかぁ!!」  
「何さ」  
一昨日も昨日もあれだけ言う練習をしたのに本人をいざ前にするとまるで言える気がしない  
そんなことがあった昼休みであった。  
きっかけは・・一年の時の演劇で、それからなんだかんだで彼が好きで・・気がついてみればいつのまにか、彼を想い枕を濡らす日もあった  
酷い時には、彼を想い慰めていた……そうして、そんな純情な思いが露呈したのか同級生の後押しで告白に繋がり、今に至る  
彼もまんざらでは無かったのか「僕でよければ・・」と言うことである・・それから早2ヶ月  
「ねぇ?和樹君っ?今度の土日開いてる?」  
「あ?うん大丈夫だけど?」  
放課後一緒に手を握り下校する間に話しをつける  
「じゃぁさっデートしよっ!!デートっ!」  
「え?うんいいけど・・どこ行くの?」  
付き合い始めてからというもの2週間に一度は二人で手をつなぎ街に繰り出していた  
「んーどこでもいいじゃないっ、自由きままにフラフラするのも」  
「そ・・そう?」  
果たしてそれがデートと呼べるか判らないが二人で居ることは確かだ  
そうして楽しいことが後に控えているので、時の流れは速い、早くも約束の日である  
千早は意気揚々と和樹の部屋を訪れ、チャイムを鳴らす  
「かーずきっ君っ!いーこっ!」  
「あーうん・・ちょっと待ってって」  
「あーその声・・ギリギリまで寝てたなぁ・・」  
と機械越しに和樹を叱る、そんなところもまた可愛い  
「ちょーっとまって・・今支度っ・・って何入ってるのさ」  
「いいじゃない、減るものもないし」  
ごもっともな意見である、だがあろうことにパンツ一丁である  
「もーー約束の時間に来たのにその格好は無いんじゃない?」  
「だっ!!だから言っただろ!!もうちょっと待って、てっさぁ!!」  
「まぁいいや・・ねぇ和樹君っ・・」  
何を考えているのか・・履物を脱いで上がってくる  
「なっ・・なにさっ」  
「あのねっ和樹君?」  
 
ずいっ!!とこちらによって来る恥ずかしいさでやや赤面している  
「私のことっ・・どれ位好き?」  
「え?どれ位って聞かれても・・判らないよ、好きだよ?うん大好きだ」  
なんだかんだで和樹もまんざらではない、千早は可愛い子の部類だし、いろいろ気が利き・・簡単に言えば姉御肌だ(実際に妹がいるからだろうが)  
「じゃぁさっ・・キスっしよっか?」  
「はいっ!!?え・・っとそれは・・その僕とっ?」  
「他に誰がいるの?」  
自慢じゃないが女性経験など皆無の純情少年で過ごしてきている、この2ヶ月が幸せすぎるのだ  
「ねっ?奪って・・私のファーストキスッ」  
目を閉じて受け入れる体制に入る千早である、ああなんて可愛いんだろう・・自分も17だ特に早いという訳じゃない・・  
「そっうっ・・好きだけどっ……僕でいいの?」  
「和樹君じゃないとだめっ」  
そんなことまで言われて黙っていたら男が廃る、なにただの唇どおしの触れ合いだっ、そこが手のときと何だか変わりない(つまるところ、手を繋ぐと一緒)  
「すっ!!するからなっ!!」  
「うん・・して」  
艶のある千早の唇を見つめる・・今からこれを・・やるっ!やってやるっ!!  
「い・・いくよっ」  
覚悟を決めて口を近づける、彼女の吐息が判る、そうして・・ほんの一瞬……触れ合う時にビシッ!と電流が走ったようにも思えた  
「んっ・・しちゃったねキス」  
「千早がしたいっていうから・・」  
キスという大人の階段を上ったことで大きくなれたのだ、大きくなったのはそこだけではないのだ  
「ねぇ…キスより凄いこと・・しちゃおっか?」  
流石にパンツ一枚では隠すに隠せない  
「あ!!これは・・そのっ!!!不慮の事故と言うかっ!!自然現象で!!」  
だが、勃起を隠そうとしても無理な相談だ、すでにばれているというか・・判らないほうが不自然だ  
「じゃぁ……私じゃエッチな気分になれない?魅力ない?」  
「そ!!そんなことないっ!!千早は凄く可愛いよ」  
なんだかどんどん墓穴を掘っていく気もするが・・  
「じゃぁさ・・しちゃお?エッチな事」  
ここまで来てというか追い詰められると逃げ道がない…  
「あっんっ!!ど・・どうかな?和樹君・・もっと大きい方が好き?」  
自棄になって彼女の形のいい胸に手を伸ばす  
「これぐらいが好き・・だと思う」  
珍しいものを触ったり見たりするように彼女の胸を揉みしだく  
「ど・・どう?気持ちいい?」  
「気持ちいいかは・・でも凄く嬉しいっ、判るでしょ?私すっごくドキドキしてるんだよ?」  
右手から伝わる彼女の鼓動、熱く早い  
「あのさ・・もう一回キスしていい?」  
「遠慮することないよっ?和樹君の事好きだもん・・一杯して?」  
先ほどと同じように一度触れ合う程度のキスをしてから、今度はもうちょっと深いキスを楽しむ  
「んっ!んふぅ・・はふぅん・・あぁ・・わかんないけど・・すごっくあったかい」  
「はぁ・・はぁ…なんか気が乗ってきたかも」  
なんというか覚悟が決まったというか・・そういうことだ  
 
(こうなったら・・やることやってやる)「いいんだよね?」  
「うん・・いいよ」  
彼女のスカートを下ろし可愛いリボンをあしらったパンツに目をやる  
「い・・いくよ?」  
緊張した面持ちでそれを下げる  
「は・・恥ずかしいからあんまり見ないで」  
「しようって言ったのは千早じゃないか」  
初めて実物で見る女性器は生々しく、そして昂ぶりを激しくさせた  
「うわ・・こんなふうになってるんだ・・はぁはぁっ!いくぞっ!!」  
そこに顔を埋め舌を入り込ます  
「く!!くすぐったいよぉぉ!!!あ!そこっ!!ダメっ!ひゃんん!!中にはいってるよぉおお!!あ!ふぁあん!!」  
「ここが?いいの?」  
判らないので色々なところを舐めてやる  
「だ!だめだってばぁ・・ひゃん!!あ!凄っ!!」  
場所を変えると彼女の反応も違う  
「判ってきたかも・・ここどう?」  
「あ!だめっ!!ちょっ!!んふぅううん!!いっちゃっ・・・ひゃふぅうううんん!!!」  
彼の愛撫で絶頂に達してしまった、それ自体は問題ないのだが何分恥ずかしい  
「うわ・・何これ・・ちっ千早僕っ!!」  
彼女の絶頂を間近で見て、隆起を抑えられなくなりパンツを下ろし、堂々としたイチモツを見せ付ける  
「えっ!!和樹君っ・・凄いねっ……いっ今から一つになるんだよね?」  
「そのつもり・・今更ダメなんて言わないよね?」  
「うんっ・・和樹君だからっ・・来て」  
怖いという感情もあったが今は彼と一つになる幸福感が上回る  
「行くよ?入れるからなっ?」  
「うんっ・・いいよ?来てっ」  
迎え入れたのもつかの間に痛みが襲ってくる、想像以上の痛みだ  
「だっ!?大丈夫?凄く痛そうだけど・・」  
判ってしまうのも無理はない、痛みを堪えて体が震えているし、涙も流している  
「だっ・・大丈夫だから・・ねっ?最後まで・・しよっ?」  
無茶を言っているのは自分でも重々承知だ、痛くて痛くて裂けてしまいそうである  
「うっ・・うぅ、ちっ千早の一番奥に届いたっ・・奥に当たってるっ」  
一番奥にコツンと先端があたるのが自分でも判った…だが驚異的にも彼のペニスは半分も入っていない  
「はぁっはぁ、凄い熱いっ・・う!動くぅぅくぅつぅうう!!」  
よくある凡ミスだ、挿入したはいいがちょこちょこ動いたら絶頂してしまった  
熱い塊が注ぎ込まれるのが判るっ・・お腹全体が灼けるようだ  
「うっ!くそっ!!ご・・ごめん、ぼ・・僕」  
「射精ちゃったんだ・・し!仕方ないよねっ初めてだし・・ねっ?」  
そういって悲しそうな目をしている和樹にキスをする、本当は痛みでそれどころじゃないのだが  
「ちは・・や・・んん、はぁ・・千早もう一回…してっ・・」  
「いいよっ・・もう一回・・んちゅぅ・・しよっ和樹君」  
今度はというか舌を絡ませる様な大人のキスをする  
「私の中で・・和樹君のが・・ビクビクしてる・・それに凄い熱いよ」  
「う・・動くぞ!!」  
 
ジョプッジュプジュプ!パンパンッ!パチュン!!  
先に射精してしまった精液が溢れ出し、空気と混ざることで非常にいやらしい音をかもし出す  
「あ!はぁあん!!あ!くぅうん!!だ!!あっ!!は!激しいよぉおお!!もっとっ!!ゆっくりぃいい!!」  
快楽に押されて彼女を思いやる気持ちが無かったのか相手を考えずにピストンしてしまった  
「あっ・・ご・・ごめん痛かった?」  
「もぉ・・今度はゆっくりね?」  
今度は相手を考えつつ腰を動かしてやる、単にピストンを繰り返すだけでなく角度をかえたりする  
「あ!はぁ!凄いっ!千早のが・・絡み付いてくるっ」  
「そんなこと言わないでよぉ・・あ!はぁん!!あ!そこっ!!そこらめぇえ!!」  
カリで擦ってやるとそこは他の部分と明らかに違う反応をしている  
「ここ?ここいいの?」  
「あ!だめっ!!ひゃううんん!!!そこ!!だめぇ!!ふっ!あふぅうううんんん!!!」  
突然に千早の膣が狭くなり、ペニスを締め付けてくる、突然押し寄せる波にまた射精しそうになるが堪えた  
「くっ!!つっ!!凄っ!!また?絶頂ったの?」  
「うんっ・・いっちゃっった・・これでお相子だねっ♪大分痛くなくなってきたから・・もうちょっと動いていいよ?でもっ・・さっきみたいにダメなところばっかしちゃ嫌だよ?」  
そうは言うがイク時の千早の顔が可愛いものだからまた見たい欲求に駆られている・・もっと彼女を気持ちよくさせたい、と気持ちよくなりたい  
「ちっ!千早っ!ちはやぁ!!好きだっ!!好きだぁ!!」  
そういうと先程よりか少し早いペースで腰を動かす和樹・・キスをしながらジュプジュプと動かす  
「はふぅん!!かじゅきくぅうん!!あ!あはぁんん!!これもっ!!だめぇっ!!頭変になるよぉぉ!!」  
嬉しいのと気持ちいのと色々で体が蕩けていく、テンポよく腰を動かしているかと思えば膣道を楽しむようにゆっくりと動かすときも作っている  
「あ!あぁあ!!かずきくん!!かずきくぅううん!!あぁ!あーーっ!!」  
「千早っ!!千早っ!!うくぅうう!!」  
いつ破裂しても不思議じゃないほどにペニスが膨張して射精したがっていた  
「かじゅきくぅん!!さっぎのっ!さっきのところぉぉお!!して!してぇ!!あ!ああぁ!!はふぅううんん!あ!あ!ああぁ!!」  
「ううはぁあ!!千早ぁあああ!!!射精くっ!!一緒にっ!!」  
手を握り合って、舌と舌を絡めあい愛を確かめあう・・そんな至福の一時だ  
「あ!はぁん!!!あ!ひゃうぅんん!!!!和樹くぅううううんんんっ!!!」  
「千早っ!千早っうう!!!!」  
互いに絶頂を向かえ強く抱き合う・・  
(あっ!ああ・・和樹君の・・私の中に一杯一杯・・入ってるっ・・ドクッ!ドクッ!って入ってるよぉお・・)  
(ああ・・やった、セックスしたんだ・・千早と、膣内射精・・気持ちいい)  
今までこれほどの量と回数の射精は経験が無かった、今までこれほどの開放感と充実感につつまれる絶頂は無かった  
「ねっ・・ねぇ和樹君」  
「ちっ・・千早っ!」  
ほぼ同時に次の言葉を紡ぎだそうとしたのか重なってしまった  
「ちっ・・千早から言えよっ」  
「えーじゃぁ一緒に言おう?せーの」  
「もう一回しない?」「もう一回しよっか?」  
やっぱり一緒だった・・抱き合い唇を合わせ……  
「和樹君って・・エッチ上手だね」  
「し!知らないよっ!!初めてだし・・そういう千早こそ・・射精かせるのが上手なんじゃない?」  
そんな冗談を交えつつも愛を確かめる事を忘れない  
「千早っ・・」  
「和樹君♪」  
 
結局その日は朝から野獣のように求めあった、次の日もしかりだ  
女友達1「千早っ!!みたぞーー朝、あの彼と手繋いで登校してるとこ」  
2「ひゅーひゅー、もう千早ってば奥手なんだから」  
女の子だけの会話レディーストークに花が咲く  
「みられちゃったかぁ」  
1「でもさ?お昼にあーんとかしてるのに、ようやく手を繋ぐなんて・・本当奥手ね」  
2「まぁ千早はそれがいいんだもんね?」  
「うんっ・・そうかも、私は和樹君好きだからっ・・急ぐこと無いと思うんだ」  
顔を赤めながらそうはなす  
両「乙女だねー」  
ということもあるが一方では  
「本当に式森は死ねばいいよな」  
「ああ、早く息の根が止まればいいのに」  
クラス中の痛い視線が注がれているが気にしない、所詮は妬み 彼女が居ない男の怨嗟だ  
そんなこんなで今日も放課後がやってくる  
「ごめんっ!!掃除で遅くなってさっ!」  
「知ってる・・帰ろうか和樹君」  
互いに帰宅部なのでやる事が無い場合そそくさと帰って・・  
「千早っ・・千早ぁ」  
「あ・・んふぅ和樹君っ」  
部屋に入るなり早々に体を密着させて口付けを交わす…  
「私っ・・変になちゃったかも・・」  
「僕もっ・・今凄く千早とエッチなことしたい」  
昨日・一昨日と考えるとかれこれ50回以上射精をした気がするが、それは硬く熱く滾っている  
「私・・Hな子かも・・和樹君はHな子は嫌?」  
「そんなことないよ・・千早だからいい・・」  
そういいながら彼女の胸を揉み、下着に手を伸ばす  
「そっか・・凄い熱くなってる・・今日は何回する?」  
手で彼のペニスの熱さを語り、何回しようかと尋ねる  
「決まってるよっ・・千早が満足するまでっ」  
「あっ・・んんっ和樹くぅん・・はふぅん・・じゃぁ学校もあるから、今日は5回ね」  
明日というかまだ月曜日なので無理は禁物だ  
「千早っ!」  
「ああんっ♪」  
結局その日は7回してしまった  
「もぉ・・こんな時間じゃない・・7回もするから」  
「ごめんっ・・千早っ」  
後始末と着替えを済ませ、自分の部屋に帰ろうとしているにも関わらず和樹はキスをする  
「んっ・・もぉ、また明日ね?和樹君?」  
「うん、おやすみ千早」  
そうして今度は二人で舌を絡めるキスをする・・二人の恋路は始まったばかりだ  
 

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