「千早ハッピーエンド」の巻  
 
「ねぇ?和樹君?私達・・け・・結婚するんだよね?」  
「うん、そう・・今からする、って言うとおかしいかもしれないけど・・一緒に居られる」  
市の市役所に「婚姻届」を提出しに来た両名  
「私・・ずっとずっと和樹君と一緒にいられるんだよね?」  
「うん、その日が来る間ではずっと一緒だ」  
正直市役所でこんなことすると職員が「何、バカップルやってんだ早く婚姻届だせや」とか思うので人目の無い所でw  
「あの・・コレお願いします」  
「あーはいはい、婚姻届ですね?おめでとうございます」  
この瞬間戸籍上両名は夫婦になった訳である  
「それでは、後はこちらで事務処理いたしますので結構ですよ」  
(勿論、私がそんな場面に出くわしていないので職員の対応が判らないだけだ!)  
「じゃ・・行こうか?千早?」  
「う・・うん!!」  
と言うのはこの物語の後のお話(スネーク!だめだ!タイムry)  
 
開始早々いきなり修羅場である  
「でさ・・和樹君は・・誰が一番好きなのかな?」  
「えっと・・」  
そこで行き詰ってしまうので彼は駄目なのだ  
「誰なの!?あのメイドさん!?それとも生徒会長の風椿さん!?夕菜さん!?神城さんって人!?」  
正直困った・・この状況では他の人の名前を挙げるなど論外である、しかしまだ身を固めるには早い  
「山瀬だよ!!山瀬が・・一番好きだ」  
「本当?本当なの?信じちゃっていいんだよね?」  
声からも泣いていることが判る・・もう彼女の泣き顔は見たくないこれでいいんだ  
「うん・・だから・・さ?」  
「だから?だから・・何よ」  
泣き止んで欲しいのだが・・普通この場合口説き文句だ!  
「僕さ・・ようやく判ったんだ・・山瀬が・・山瀬が僕のこと凄っく好きで居てくれた事に」  
「うん・・うん!」  
「でさ・・僕もそれに応えて上げなきゃいけないんだ!って判ったんだ・・だから」  
その先の言葉を一瞬考えた・・「一緒になろう」とか「僕が好きなのは山瀬千早・・君だ」とか  
「だから・・だから何なの?」  
「これから、これからも僕だけを好きで居て欲しい・・僕も千早の事だけ好きで居るから」  
「うん・・うん!!」  
なんとか了承してくれた・・あと一押ししておこう  
「そうだ、この学校卒業してさ・・僕の髪が肩まで伸びて・・山瀬と・・一緒くらいになったら・・」  
「え?」  
 
「え!え!ちょっと?待って・・ふぅ・・はぁ・・うん!いいよ」  
「一緒になったら・・結婚しよう!」  
先ほど踏ん切りは付いた、ならば次は実弾行使である  
「私でいいの・・いいんだよね?」  
「さっき言ったじゃん・・もう決めたからさ」  
あとは彼女の返事である・・もう返事は判っているが聞いておきたい  
「うん・・学校卒業したら・・しよっか・・しちゃお?」  
「じゃ・・今日は二人の門出を祝って・・」  
と和樹は身を乗り出し千早の唇を奪いに行く  
「ん・・あふぅ・・あ・・和樹君・・もぉ、気が早いよぉ・・ここ外だよ?」  
「じゃぁどこならいいんだよ?」  
「んもー、部ー屋、行こ?」  
と今度は千早が和樹の手を引く番である スイッチが入ってしまった千早も他と同様手がつけられない  
 
「ね?和樹君・・一杯エッチしよ?」  
「判ってる」  
後腐れが無いように先ほど憂いは断った、後は契りを結ぶだけでる  
「そ・・そういえば・・和樹君って・・大きい方が好きなのかな?」  
「え?んー君くらいのが一番好きかな」  
(気のせいかこの板の常連はおっぱい星人がry)  
「バカ・・や!あ!ちょっとぉ!」  
「もうこんなに濡らしてるんだ?」  
「誰がHにしたのよ!」  
言うまでもなく今までの数々のプレイで淫乱化したのは他でもない和樹の仕事である  
「やっぱりさ・・山・・千早って可愛いよね・・うん!辛抱たまらん!」  
「えぇ!?う!嬉しいけどぉぉ!嬉しくないぃぃ!!って・・挿入れないの?」  
「たまにはいいじゃん?挿入しないプレイ?」  
もちろん普通の素股だ!  
「プ!プレイとか・・ん・・や・・擦れて・・」  
「徐々にここを解して・・頃合を見計らって挿入れる・・うん」  
膣の入り口付近を何度も何度も往復させる  
「や・・やぁ・・あ・・だめぇ・・いいよぉぉ・・」  
「でしょ?こうやって・・すりすりしてると・・千早も感じてるのが判るんだ」  
 
「やぁ・・あ・・だめぇ・・も・・もぉ・・挿入れてよぉぉぉ」  
「じゃあ・・一緒にいようね?千早?」  
合体するまえに意思の疎通を図る  
「うん・・ずっとずっと一緒だよ」  
その後のことは覚えてないの・・だって和樹君ってば・・激しいんだもん  
 
「お姉ちゃん!本当!?本当なの!?」  
「本当だよ・・見て判らない?」  
問い詰める神代に白いウエディングドレスを着た千早は言い聞かせる  
「だって!だって!!まだ20だよ!?」  
法的には双方成人していれば双方の同意のみで結婚は認められる、ただ日本は古来の風習?により親にも承諾を貰うだけである  
「もう20じゃないの?それに・・」  
「私は今凄く幸せ・・でしょ?聞き飽きたよ・・わ!私は!」  
「私が一番好きなんでしょ?姉妹愛はいいけどさ・・」  
肝心な所を詰まらせる・・彼女らしいのだろうか?  
「けど!けど!お姉いちゃん!!」  
「じゃーさぁ、こうしない?神代も素敵な男の人見つけて、私が羨ましいって思えるくらい素敵な恋愛したら、国外でもどこでも連れて行きなさい」  
(勿論同姓婚が認められている国だ)  
「判ったよ!!絶対!ぜーっ対!!お姉いちゃん奪いに行くんだから!!」  
「ハイハイ・・じゃおいで」  
涙ながらに語る神代をそう宥める  
「お姉ちゃん・・行っちゃだめだよぉぉ」  
「汚れるからあんまりがっつかないの!!」(計画通り!!)  
とノックの音が聞こえる  
「あ?ハイ?」  
「僕だけど・・準備出来たんだね」  
まるで生まれ変わったかの様に違う千早に対し言葉を一瞬詰まらせる  
「うん、じゃぁ行こっか・・皆待ってるもんね?」  
「そうだね・・行こうか・・千早」  
言うまでもなくその日、盛大な挙式が挙げられ二人の門出を祝った  
「あーあ負けちゃった・・私も頑張ったつもりなんだけどなぁ」  
「まぁまぁ式森の決めた事です、我々がウダウダ言うのも変でしょう」  
和樹と事があった面子が揃っている、勿論互いに一種の奴隷契約は承知済みだ  
「そんなぁ・・ご主人様ぁ・・沙弓わ・・沙弓わぁ」  
「杜崎!お前はそんなに弱い人間ではなかろう!少しは自覚を持て!」  
堕ちて行ったのは沙弓、自身であるが一種の心の支えが無くなるのは乏しい物がある  
「そう言う・・お前こそ・・ご主人様の前では・・」  
「い!言うなぁぁ!!!」  
顔を真っ赤にして反論する凜、まぁ千早と和樹のカップル騒動から毎日のことだ  
 
その数年後  
「ねぇ?お母さん?ちょっといいかな?」  
「何?○○?」(二人の子供、名前は未定なので空白)  
いつもの日常、何の気なし無しに子供に尋ねられる・・  
「ちょっと、気になったんだけど・・お母さんはお父さんのどこに魅かれたの?」  
そう聞かれハッとする・・この子を産んでもう14年・・恋や恋愛に走っても変ではない  
「え?お父さん?そうね・・どこかしら」  
ニコニコしながらそう返す、勿論子供も黙ってはいまい  
「もぉー!教えてよぉ!」  
「貴女よりか・・もう少し大きくなってから・・高校に入ってからね・・今のお父さんに出会ったのは」  
「うん!うん!」  
興味心身に長女は話を聞き始める 歳も14と言うからその話題を振ったのだし興味もある  
「あの人ね・・自分では判ってないかもしれないけど・・凄く優しいの」  
「自分で判ってないの?」  
「多分、今でも判ってないんじゃない?」  
それが和樹であり、和樹の唯一と言っていいとりえなのだ  
「ふーん・・で!で!?」  
「それで・・お芝居なんだけど・・何か知らないけど・・派手な爆発とか・・火柱とか出てさ」  
魔法学校なので多少の小さな物は劇を面白くする為に行うが、どう聞いても限度を超えている  
「その時に・・お父さんに惚れ・・その前から少し好きだったんだけど・・トドメ刺されちゃった」  
「え?劇でしょ?」  
「そうだけどね・・状況が状況で・・その日から・・どんどんお父さんの事、好きになちゃってさ・・」  
「うん」  
娘は相槌を打つだけでほとんど返事をしない、それだけ話に夢中なのだ  
「それでね・・高2のお父さんの誕生日に・・私が!プレゼントになったの」  
ちょっと恥ずかしそうに「私の処女がプレゼント作戦」を打ち明ける  
「え!?お母さんって!そんなに!!?」  
「恥ずかしいから言わないの・・それから・・右往左往したけど、お母さん凄くお父さんの事好きでしょ?」  
「そ・・そうなの?」  
疑問系で聞かれても困る  
「それで・・歩み寄っていって・・高2の・・いつ頃だったかな・・高校卒業したら結婚しようって・・されちゃった」  
「え!?え!?それってプロポーズだよね!?だよね!?何て!何て言われたの!?教えてよぉぉ!」  
「もぉ・・写真見て判らない?」  
「判らないよ!!」  
結婚式の前に撮った写真が飾られているが、娘は判らないようだ  
「お父さん・・髪長いでしょ?人生で初めての長髪みたい」  
 
 

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