「はぁ……」  
部屋には怠さと熱の篭ったルカのため息が響いた。  
 
だるい…体が言う事をきいてくれない。体を起こそうとすると目眩がする。…だめだ。  
 
とりあえず喉の乾きをなんとかしたくて、ルカは力を振り絞ってだるい体を起こし、やっと立ち上がることができた。  
 
「…はぁ…」  
リビングまでたどりつき。  
あともうすぐ…のところでさらにひどい目眩がし、ふらついて  
「あ…」  
ガタ―――ン!!と大きな音をたててルカは倒れてしまった。  
 
「はぁ…はぁ…」  
ルカは崩れた体を起こすことができず、目眩に耐えながら苦しそうに横たわったままでいた。  
…足音が聞こえる。ミチルだ…。  
 
「なに?なにか倒れ…ルカッ!!」倒れて苦しそうにしているルカを目にしたミチルは  
ルカにかけ寄った。  
 
「どうしたの!?」  
ルカを抱き起こそうと、体に触れ、さらに顔色が不安げにかわる。「すごい熱…」  
目を大きくして呟きルカの体に手をまわし、よいしょ、と立ち上がって  
荒い呼吸をしているルカを支えルカの部屋まではこんだ。  
 
 
「…みちる…」掠れた声で名前を呼ぶと、「待っててね、ルカ」と言って部屋から出ていった。  
 
 
ガチャリとドアが開き、そこに目をやると「お水だよ」とミチルがマグカップをもって入ってきた。  
早く喉を潤わせたいと思い起きあがろうと力を入れるが、体がおもくて起きあがれない。  
 
そんなルカに察したのか、ミチルはルカの体を支えゆっくり起こし、  
片手にカップを持ちもう一方の手はルカの背中を支えながら優しく飲ませた。  
「もういいの?」  
「うん…ありがと…」  
「ルカ、薬あるから飲んで…」  
ルカに薬を飲ませたミチルは、それじゃあまた来るね。と言った。  
ルカは出て行こうとするミチルに、  
「ミチル…あのさ、…側にいてくれないかな」  
と言ってしまった。  
自分の言葉に恥ずかしくなったルカは、熱い顔がさらに熱くなるのを感じた。  
 
なに子供みたいなこと言ってんだ私は…。  
そんなことを思っているルカの傍へ、ミチルは微笑んで歩み寄ってきた。  
 
手を握られる安心感と薬のせいもあり眠くなってきたルカは静かに目を閉じた。  
 
目を開けるとミチルが手を握ったまま眠っていた。  
ピクッと手が動きミチルの頭があがる。  
「あ…ルカ、起きたんだね。」  
ミチルはルカの額に手をやった。  
「前より少し熱下がってるね。気分はどう?」  
「ん〜…さっきより楽になったよ。ありがと、ミチル」  
「へへへ…」  
照れたように笑うミチルは  
「あっ、お水飲む?」とルカに  
尋ね、飲むと答えたルカをゆっくり起こす。  
水をのんでいるルカを見ていたミチルは立ち上がり部屋から出ていった。  
そしてガチャリとドアが開き、見るとタオルを持ったミチルがニコニコと微笑んでいる。  
「体拭いてあげるよ、ルカ」  
そう言って近づいて来た。  
 
「ちょっ…待って、ミチルッ」自分の服にのびるミチルの手を力なくルカは掴み、やめて、とつぶやいた。  
 
「ダメだよルカ…。汗いっぱいかいてるんだよ?」  
ミチルは自分の手を掴んでいるルカの手をゆっくりはがし、ルカの服に手を入れ脱がせた。  
 
ルカは観念したように手をベッドに置いているが、目をギュッとつむっている。  
その間にミチルはルカの体を拭き終え、終わったよ、と言った。  
 
「服、着せて…」  
相変わらず目をつむったままのルカが小さく呟いたが、  
ミチルは何も言わずにルカに抱きついた。  
 
驚き目を開いて自分の名前を呼ぶルカをよそにミチルは嬉しそうにしている。  
 
ルカの胸元に顔を近づけるが、いつもの服の匂いはしない。  
かわりに感じるのは、微かな汗の匂い。  
 
 
スーッと息を吸いルカの匂いを肺いっぱいに満たすと、どこか安心した様な気分になる。  
そして、それと同時にやはり胸が熱く高鳴っていく。  
はじめて触れたルカの体、  
混じり気のないルカの匂いに、自分が高まっているのだということを、  
ミチルは自覚していた。  
 
ルカの全てを知りたい、ルカにも感じてほしい、そう思ったミチルはありのままに気持ちを伝えた。  
「いつもルカは服着てて私にすべてを見せてくれないよね…私はルカの全部が知りたいの。  
ルカにも感じてほしいの。」  
 
「あのさミチル…私はこの体が自分の本当の体じゃないと思ってる…。それでも?」  
切なそうなルカにミチルは、うん。と静かに答えた。  
 
「好きなの…大好き…大好き…。」  
ルカの両頬をミチルの手がはさみこみ、上唇、下唇が交互に食み、舌が歯列を舐めあげる。  
「ミチル…風邪移っちゃうよ」  
「いいの…。」  
 
 
ミチルはルカの胸の先端を円を描くようにくるくると舌をまわしてなめ、音を立てて口にふくんだ。  
 
暫く先端だけを舌で弄って、吸いながら、チュッと離した。  
「ん、ミチル…」  
「ルカ、力抜いて…」  
ルカの胸の上で、ミチルが大人っぽく笑う。  
しかし、ルカは目を強くつむったまま開けようとはしなかった。  
ミチルはそのまま下に向かって舌を滑らす。  
 
足のつけ根に舌を這わせ、  
ルカの秘所にキスをする。  
「あ…」  
ルカから小さく声が出た。  
ころころと蕾を舌でなぶって愛撫を続けている。  
「ミチル、もう…」  
とルカの声がし、さらに強い刺激を与えてみる。  
「……ん……ミチルッ 」  
今まで力が入っていたルカの体が一瞬にして抜けて、はぁはぁと頭の上から荒い息づかいが聞こえてくる。  
 
 
熱や羞恥などで、顔を真っ赤にしているルカの潤んだ目がミチルを見つめて静かに閉じられた。  
 
 
今まで自分を見せることをひどく嫌がっていたルカが、  
私に見せてくれた。  
私だけにすべてを見せてくれた…。感じてくれた…。  
だけど、やっぱり少し抵抗があったよね…。  
「ごめんね…。ルカ」  
 
 
ミチルは自分の服を脱ぎ、眠りに落ちてしまったルカを抱きしめた。  
ルカ、と愛しさを声にしながら、ついさっき感じたルカの匂いに誘われ  
胸元に顔をうずめた。  
 
 
服ごしではなく直接感じるルカの熱のこもった体温、  
トクトクと聞こえる速めの鼓動…。  
ずっと感じていたい…。  
 
ルカが目を覚ますまでルカを感じていよう…。  
 
 
ミチルはルカを感じていた。  
しばらくそのままでいると、  
ルカの荒かった呼吸が穏やかになり、  
体の熱もひき、速かった鼓動も、トクン…トクン…と規則的になっているのにミチルは気づいた。  
 
 
ルカの体調が戻ってきている…。「よかったね、ルカ…」  
安心したミチルはそのままルカの匂いや体温、鼓動を感じながら、  
眠りに落ちた。  
 
「……」  
ルカは目を覚ました。  
 
そして自分とミチルの行為を思い出し、はっと自分の肩に目をやる。  
うわ、裸だよ…。となんとも言えない思いを抱きながら、  
いつもよりはっきり感じる  
ミチルの肌の心地よさに思考が停止しそうになる。  
 
「ヤバイ…」  
思わず声に出してしまったルカはミチルに目をやった。  
 
良かった。まだ寝てる…。  
 
このまま抱きしめてミチルの肌に溺れたい。  
 
そう思ったルカはミチルを抱きしめようと手を回すが、  
自分の胸が目に入り  
激しい嫌悪感におそわれてしまった。  
 
ルカはベッドから出てやるせない表情で服を着ている。  
 
私がこんな体じゃなかったら、ずっと裸で…ありのままの体であなたを抱きしめ、  
その柔らかい肌を感じながら  
自分の体をあなたに重ね合わせることができるのに…。  
 
こんな思いにかられずに、  
ひたすら幸福だけを感じていられるのに…。  
ミチル、あなたにもそれを感じさせてあげられるのに…。  
 
 
「ごめん…ミチル。」  
ベッドに腰掛けミチルの手を握りながらルカは呟き、涙を流した。  
 
「…ルカ…泣いてるの?」  
まだ完全に目が覚めていない表情でミチルが私を見ている。  
 
「泣いてないよ」  
 
私の言葉を聞きつつも心配そうな表情はもどらない。  
「ほんとに?」  
 
「ほんとだよ。あくびが出ただけ。心配しすぎだよ。」  
「あくび?」  
「うん、あくび」  
「なんだ、勘違いしちゃった。エヘヘ」  
 
ミチルが安心したような表情に戻り、私の手を握り返してきた。  
 
 
するとその動作のせいで  
ミチルの肩まで覆っていた布団がスルリとずれてしまった。  
 
おかげでさっきのミチルの肌の心地よさを思いだしてしまい、  
ドクンドクン、と脈が速くなる自分がすぐにわかった。  
ヤバイ、と思ながら必死に自分を抑えているのに  
 
ミチルは、  
「泣いてるのかと思っちゃった」とまだのんきなことを言っている。  
 
 
「……ミチル。自分のこと心配した方がいんじゃない?」  
「え?」  
「裸だよ?」  
あっ、とミチルは布団で自分の体を隠そうとする。  
 
ミチル。と声をかけるとその動作が止まった。  
「なに?」  
不思議そうに私を見つめるミチル。  
「遅いよ…ミチル。そんなに見せられると我慢できない…」  
「え?」  
「襲っちゃうよ?」  
悪戯に笑みを添えてそう言うと、  
ミチルの顔はボッ、という効果音が聞こえるかのように真っ赤になっていく。  
 
そのまま私は自分を抑えられなくなりミチルの肌に触れた。  
 
言葉を返す間もなく、ただルカの発言に驚いているとルカが上から被さってきた 。  
 
 
「え?ちょっと、ルカッ……」  
 
言葉を発する暇もなく、ルカの唇が押しつけられる。  
長く熱い舌がミチルの口中に入り込み、各処を探っている。  
いつもなら感じる加減がそこにはなかった。  
 
「っは……」  
 
唇を解放されやっとの思いで呼吸をすると、今度はきつく顎に吸いつかれた。  
 
「きゃっ……」  
 
感じたことのない快感が、ミチルの体内に流れ込んでいく。  
ルカの掌は熱く、いつの間にかミチルの胸元を捕らえていた。  
 
次の瞬間には、また唇を捕えられる。肌に感じるルカの息が、とても熱い。  
赤い舌先はミチルの下唇をなぞり、そのまま歯列を舐めていく。  
再び長い舌が入り込んだかと思うと、今度は口の上側をゆっくりと愛撫された。  
 
「る……か…」  
 
普段のルカからは考えられない強引な行動、呼吸もできない程の容赦ない口付けに、  
ミチルは考える余裕を失っていった。  
 
いつもだったらこういうとき  
ミチルを窺いつつでしかしないないルカだが、今日は違っていた。  
汗の香りや、キスに感じる、いつもよりも濃いルカの香り。  
こちらを気遣う動きではない、指先の動き。  
 
強引に抱かれ、すかさず膝が足の間を割り入ってきた。  
 
「あ、ちょっと、るかっ」  
ミチルは的確なその愛撫にぎゅっと目を閉じた。  
 
指先は乳首をつまみ、足の付け根はぐいぐいと圧迫される。  
その間、唇も舌も休みなく求められた。  
 
口腔に入り込んでくる、強いルカの香り。  
 
 
感じる体温も、抱き合った体の形も、  
自分が知っているルカの体である事に間違いはない。  
 
でも、こんなに、強引なルカって初めて……。  
その、考えもしなかったギャップが、ミチルの体の奥を疼かせる。  
 
ミチルはわかっていた。  
自分のそこにルカの腿が押し当てられたとき、すでに潤んでいた事を。  
どうしよう、気持ちよくなっちゃう……。  
一方的な強い愛撫に感じている自分に驚きつつも、それを振りほどく事が出来ない。  
 
ルカは胸の蕾をぴちゃぴちゃと舌で愛撫し続け、ときには歯を当てたりして自分をせめている。  
 
「や……あぁん……んん……!!」  
ふと、ルカの顔が胸から離れ  
手があてられる。  
尖った突起を指の間に挟まれ、くい、とつままれた。  
「ひゃ……!」  
またじんわりと自分が濡れだしてきたのがわかる。  
 
 
胸への愛撫が、ミチルの理性をさらに吹き飛ばしていく。  
 
「あん、だめぇ……」  
たまらずに自分から唇を押し付け、夢中で舌を絡ませた。  
 
 
ぬるっとした感覚と、かすかに響くくちゅっという音……。  
 
気づけばミチルは、自分の大事な場所をルカの腿に押し付けるようにして自分から腰を振っていた。  
 
「感じてるの?ミチル…。腰が動いてるよ…?」  
「ちがっ…」  
自分の行動に羞恥を感じたミチルは否定して、腰の動きを止めた。  
 
しかしルカはミチルの羞恥を見逃さない。  
 
「ほんとのこと言って?」  
ミチルの耳元で囁き、舌を細くのばして  
耳にもくちゅくちゅと音をたてながら愛撫をする。  
「あっ……だめっ…るか…」  
「……」  
 
ミチルの反応にルカは何も言わずただ愛撫を続ける。  
「るかっ…」  
ミチルの二度目の呼びかけにルカは耳元から顔を離し、  
ミチルを見つめた。  
「気持ち…いいの…」  
「……」  
「もっと…感じたいの…」  
ミチルの言葉にふっと微笑んだルカは、体を下にずらし顔をミチルの秘所に向けた。  
「足…もっと開いて…。」  
「…」  
ミチルは顔を真っ赤にしながら素直にルカの言う通りにした  
 
 
少し開いた襞から、膨らんだ蕾が顔を覗かせている。  
「あん……ゃあ」  
たまらず親指で開き、そこを露呈させた。  
サーモンピンクの中心部は充血していて、ヒクヒクうごめきながら泉を溢れさせていた。  
 
「そんなに見ないで…」  
「どうして?こんなにかわいいのに」  
ふうっと息を吹き付けると、シーツを握るミチルの指に力が入り、白むのが見えた。  
そして、震えるクリトリスを伸ばした舌先でくるりと撫でた。  
 
「はあん……」  
鼻にかかった甘い声があがる。  
根本からすくうように弾いては、左右に揺らす。  
つるんとなめらかで、柔らかいけど芯のかたくなったこの場所。  
 
誰にも見せたくない、ミチルの女の部分。  
 
 
「あ、ひゃ……あぁ!」  
すぼめた唇で吸い付くと、守られている皮から全てが顔を出す。  
そのままちゅ、ちゅ、と吸いつつ、飴玉のように丸く甘い存在を舌でこねまわした。  
「あ、あん、やぁん」  
視線を上にやると、ミチルが見下ろしていた。  
切なそうに寄せられた眉根に、うるんだ瞳。  
唇は濡れて軽く開き、甘く声をこぼす。  
 
 
もっと感じてよ、ミチル。  
私にあなたのすべてをさらけ出して…。  
 
 
ルカはさらに舌の動きをくちゅくちゅと速める。ざらついた方をさらに執拗にミチルの赤く腫れ上がった部分にこすりつける。  
 
「あっ、あっ、…るか…イッちゃう……えっ?」  
 
急にルカの舌がミチルからはなれた。  
達する寸前でとめられたミチルは戸惑っていた。  
はぁはぁと肩で息をするミチル。  
「…るか?……あっ!だめっ!」  
しかし急にクリトリスを指先でキュッとつままれたミチルは  
ビクンと体を揺らし果ててしまった。  
 
もっと乱れさせてみたい。  
恥ずかしがる姿も好きだが、ミチルが本能的に「女」である部分を見てみたい。  
 
 
谷間を伝ってこぼれそうになる雫をじゅるりと吸い、尖ったクリトリスにキスをして体を離した。  
「ルカ……?」  
「もっとして欲しい?おいで…」  
ルカはミチルの腕を掴んで体を起こさせた。  
力が入らない様子で腰を震わせながら、促されるままミチルはベッドの上で膝立ちになる。  
熱っぽく瞬きするミチルの頬にひとつキスを落とし、耳元で囁いた。  
「ミチルをもっと見せて」  
「え……」  
 
ぼんやりしているミチルをそのままに、ルカは体を翻してミチルのからだの下へ自分の頭をもぐりこませた。  
「や、やあっ」  
「足閉じないで」  
ミチルは恥ずかしさを感じながらも内股の力を緩めた。  
ベッドヘッドの上に掌を置き、背筋を伸ばしてといわれるままそのとおりにする。  
恥ずかしい。  
見られている。  
ルカの頭の上を跨って、見られているというより自分が見せ付けているようだ。  
そう一瞬でも思ってしまうと、どうにも淫らな考えが止まらなくなる。  
「あ……はあ……」  
してほしい。  
熱い部分にかかる吐息が、これからもたらされる快楽を予感させる。  
触って、もっと。  
 
でも、何もされない……?  
 
「るか……?」  
「どうして欲しい?」  
 
……意地悪だ。  
言わせようとする。  
わざといやらしい事を言わせようとする。  
でも……それに余計体を熱くする自分がいるのを知っている。  
 
「……なめ、て」  
 
ミチルは、恥ずかしそうにそうつぶやいて、腰を少し落とした。  
 
「ふぁ……ああ……」  
ヌルリとした舌先の感触の中に感じるざらりとした舌の腹の刺激。  
上に、下に。右に、左に。  
ヌルりとした舌がぐりぐりと押し付けられる。  
 
「やっ、やぁっ、いやん……」  
 
突起の先端に自分の舌をあて、持ち上げるように突出させて擦りたてる。  
「ああ…だめぇ……」  
とりわけ敏感な部分に、今までにないくらいの刺激的な快感がやってくる。  
ミチルは背筋をしならせ、自然とルカの顔に自分の秘部を押し付けていた。  
 
 
ルカは自分にのしかかるからだの重みを感じながら、ミチルを見上げている。  
 
 
ミチルは小刻みに腰を前後させ、声を上げている。  
自分で求めているかのように、ミチルが自分に顔をのしかける。  
押し付けられる柔らかく蕩けきった肉に感じる、  
強いミチルのにおいに、ルカは頭がくらくらとしてきた。  
あふれ出る蜜はとどまる事を知らず、ルカの唇をぬらしている。  
 
 
ルカは舌を突き出し、おもむろにミチルの膣内へともぐりこませた。  
「あっ!!」  
襞の合間をこそげとるように、舌先で内部をこね回し、啜る。  
 
ひくんとすぼまる入り口をこじ開けては、さらに蜜をかき出す。  
「やぁ!…あっ…あっ」  
 
温かいぬるりとした、指とも違う、柔らかいものが、自分に中へと何度も出入りする。  
入り口をぐるりとなで、内部の物をすべて吸い尽くさんばかりに力強く啜られる。  
 
ミチルは我慢できずに今日何度目かの絶頂に達していた。  
 
 
ミチルは浅い呼吸を繰り返す。ルカの目の前にあるそこは、赤くうごめきひくひくと収縮を繰り返していた。  
「ミチル…もっとして欲しい?」  
「る…か。わたし…」  
「なに?」  
「もっと…ほしい…」  
「…いいよ」  
だが、ルカはミチルの下で動かない。ミチルはルカの上から下りると困ったようにルカを見ている。  
「ルカ…?」  
「…自分で、して」  
「自分で…?」  
「うん」  
ルカは自分の手をミチルに差し出している。  
ルカの言葉の意味が分かり  
ミチルは自分の頬が赤くなるのがわかる。  
いくらルカの手だろうが自分で動かすのはたまらなく恥ずかしい…。  
「しないの…?」  
「………」  
ミチルは、視線から逃れるようにルカの手を握る。  
「ルカ…どうすればいいの…?」  
「ミチルの好きなように動かして…」  
 
ミチルは更に頬を赤く染めた。  
「……ルカの意地悪…」  
「欲しいんでしょ?」  
…そう、確かに欲しい。身体の奥に空いた部分がある。それをルカに埋めて欲しい。  
ミチルは真っ赤になりながらも、ルカの手を自身に近づけ、十分すぎるほどに濡れている自分にあてる。  
 
「ふっ、ああ…」  
手足が痺れるような快感が走る。  
ゆっくりと手を動かし、根本まで飲み込んで、そして、おずおずと抜き挿しし始める。  
 
ルカから動いてくれるつもりはないのだ。  
…羞恥でどうにかなりそうだが、満たされない快感をどうにかしたくて…。  
ルカの手を握るミチルの手はいつの間にか激しく動き出していた。  
 
「あっ、ふ…。はぁ…んっ」  
ミチルが白い肌をそめ、腰をくねらせ快感を貪るように動いている。  
ルカからの動きがないから、自然とより自分が感じる場所を探してしまう。  
 
(ルカが見てるのに…とめられない…恥ずかしいのに…)  
 
ミチルは何度目かの絶頂を目指して、羞恥を覚えながらも手を動かしていた。  
次第に、その動きが加速していく。  
ルカの片方の手がミチルの乳房に伸び、いつもよりきつく揉みしだく。  
「はぁっ…やん…」  
溢れ出す蜜は、ルカの手を伝いシーツへと流れていく。ミチルの荒い呼吸とぐちゅぐちゅという水音で部屋は一杯になっていた。  
「っ…あ……もう…あっ!あああっ」  
 
激しかった動きはぴたりと止まり、ミチルがルカに崩れ落ちる。激しい快感の証が、ルカの指を規則的に締め付けてくる。  
「満足した…?」  
「…う…ん…」  
ミチルが小さな声でようやく答える。  
 
ルカは、自分に体重を預けたミチルの髪を撫でた。  
自分の肩口に倒れ込んだミチルの吐息があたってすこしくすぐったい。  
ルカが大きく息を吸うと、ミチルが  
小さな声をあげて、びくり、と震えたのがわかった。  
 
「ミチル……」  
「……ルカ、意地悪だよ……」  
ルカはミチルのまわりの蜜を拭きとろうとした。  
「い……いいよ」  
「いいから」  
 
ルカはミチルの返事を無視し、手にしたティッシュで  
溢れ出た蜜を拭い取ってやった。  
ゆっくりと、少しずつ、丁寧に。  
襞も花芽も、優しく、執拗なくらいに、ティッシュにくるまれたルカの指が通っていく。  
あまりに丁寧に拭うせいで、ミチルの身体が時折揺れるのを  
ルカはわかっていて無視をしていた。  
 
「……すごかったみたいだね。ティッシュ、1枚じゃ足りないよ」  
「…あまり見ないで……」  
「シーツが大変なことになってるし」  
「ルカが意地悪するからだよっ……んっ」  
 
耐えきれずにとうとうミチルが声を漏らすと、ルカが満足そうに笑った。  
 
「……るかぁ!!」  
 
ミチルは脚を閉じ、ルカに背を向けて丸くなった。  
 
丸くなって、ルカの視線から逃れるようにしていると、ぽんぽんとルカの手が背中を叩く。  
「ミチル、ご飯、食べないの?」「……」  
「私の手作り」  
「……食べる…」  
 
「じゃ、起きて!まず、シャワー浴びきて」  
布団から顔をだすと、楽しそうに笑みを浮かべているルカがいる。  
「うん………」  
居心地の悪さを感じつつ、差し出されたシャツを羽織ってバスルームへ向かう。  
「そうだ、ミチル」  
後ろから声をかけられミチルが振り向く。  
ルカは口をパクパクさせなにか言葉を発している。  
 
なに?とじっと見ていたミチルの顔は徐々に赤くなっていき…。  
「ルカのバカ!!意地悪!!」  
ミチルは慌ててバスルームに逃げ込んでいった。  
 
 
end  
 
 

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