「あ、これは懐かしいですね。八歳の誕生日パーティの時の写真です」
「む………これが日野、か……?」
「ええ、間違いなく日野君です。今はあんなだけど、昔は可愛かったんですよ」
「ふむ……」
大地くんは食い入るように秋晴の写真を見つめている。
フレイムハートさんといい、大地くんといい秋晴は大人気みたいだ。
「日野君は寮ではどうなんですか?」
「ん、そうだな。基本的には大人しくしていると思う。それにまあ、それなりに優しいし」
言葉的には淡々と、でもほんのりと頬を染めている。
他の人とか秋晴がいないから多少ガードが緩くなってるらしい。
「でも日野にはプライバシーって物がないんだ。この前なんか僕が寝てる間に勝手にカーテン開けてて……」
さぞ不満気にぐちぐちと言っている。
何故かその表情に少しイラっと来てしまう。
食べちゃいましょう。
「それ、嫌だったんですか?」
「な、当然に決まってるだろう」
「本当に?女の子が疼いたりしちゃいませんでした?」
「ば、変な事を言うな。そんなことあるわけ」
顔がみるみる内に真っ赤になっていく。
「ふふ、確かめてみましょうか」
私はとても華奢な彼、いや彼女の体を押し倒す。
「なにを……」
指を当ててみなまで言わせずにする。
「ここは白麗陵じゃありません。それに私以外誰も見てませんよ。たまには自分を解放しないと」
大地君の小さい、でもはっきりとある膨らみをやわやわと撫で摩る。
「うぁっ……やめ」
「いいんですよ、我慢しなくて。同室が日野君では慰める事も出来なかったでしょう」
言葉で心を解きほぐしつつ、行為で体をほぐす。
大地君のポーカーフェイスも中々の物だけど、私に対抗するにはまだまだ甘い。
「あ………」
もはや本人にも反抗の意思はなくなったらしく、私にされるがままになっている。
「この服脱いじゃいましょうか」
大地くんが身につけているジャージを脱がせ、その肌を白日ーーこの場合は電球の光だけどーーのもとに晒す。
「綺麗ですね」
確かに四季鏡さんやセルニアさんみたいな女らしい柔かな肢体とは違うけど彼女の体は引き締まっていて、凜とした張り詰めた美しさを感じさせた。
嫉妬しちゃいそうだ
更に白い肌にほんのりと赤味を伴っていて、とても色っぽい。
同じ部屋にいてこの子の魅力に気付かないなんて秋晴の目は節穴だ。
そして直に大地くんの胸に触れる。
う〜ん、この位の大きさでも触り心地は良いものだ。
自分のしか触った事ないけど、私のだって手が埋まるほど大きいわけじゃないし……
それになにより
「んぅっ……あぅ…」
敏感だ。
小さいほど敏感というのは本当らしい。
私はその敏感な反応に半ばわくわくしながら頂上に触れる。
「うあぁっ…だめ……そこは…」
期待通り盛大な反応を示してくれる。
表情も声もいつもの男の子の大地くんから完璧に女の子に戻っている。
それに、このままクリとか中を掻き回したらどうなるんだろう。
その想像に私はゾクゾクっとした物が背中を走るのを感じる。
私はやっぱりSらしい。
「下に行きますよ」
一応宣告してから右手をそこにあわせる。
まだ子どものようにつるつるなそこは、その見た目にそぐわず淫らに濡れていて自分がそれを出来る事を声高に主張していた。
ツプ
「あうっ……ひあっ…」
まだ一本しか入れていない指に敏感に反応しぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
「ああ…んっ……くう…」
空いている左手で胸を揉みながら、指で軽く中を引っ掻いていく。
大地くんもかなり高まっているらしく、何かに耐えるような表情をしている。
ここは優しくとどめを刺してあげよう。
二本目の指を入れキツく締めてくる中を無茶苦茶に動かす。
「うあああぁっ……だめぇ、日野ったすけっ……あひっ」
大地くんは大きく背筋を反らし絶頂を迎えている。
でも私はそこで責めを止めずに続ける。
何故かイライラとしたものを感じていた。
二本の指を動かし続けながら、左手で乳首をいじめ、首筋や鎖骨を舐める。
「うああぁっ…な…めちゃ…こわ…れる……いあっ」「壊れちゃって下さい」
イった状態から降りれない彼女に本当の意味でとどめを刺すべく、大きく膨らんでいたクリトリスを親指で強めに引っかく。
「あああああああっ」
大きな嬌声と共に潮を吹き、ガクッと崩れ落ちる。
どうやら気絶してしまったみたいだ。
とりあえずジャージを着させてから、布団に移す。
「やりすぎちゃったかなぁ」
少し虐めるだけのはずだったのに完璧に虐めちゃった。
しかも自分でも理由がわからないというおまけ付き。
ま、いっか。
楽天的に考え私も寝ることにする。
ま、いっか。
楽天的に考え私も寝ることにする。
「おやすみなさい、大地くん。よい夢を」