「ねえ麻生、雪野とはもうしたの?」  
 
ブックス本田の倉庫で井上が唐突に切り出してきた。  
 
「した、って何を?」  
「そんなの決まってるじゃないの、H、セックスよ」  
「な、あ、な、な… 何イキナリ言い出すんだよ!」  
「まあ、あんたと雪野の事だからね、キスだってまだしてないんでしょ」  
「俺と菅原さんは、そういう関係じゃなくてこう、もっと、プラトニックって言うか、その…」  
「ま、意気地なし男と、ボケボケ女のカップルだからねー、」  
「  前にも言ったけど、お前、友達なんだろ、その物言いはあn」  
「あんた、そんな調子だと雪野誰かに取られちゃうよ、あの子あの通り激ニブでしょ、  
付き合っているって思っていないかもよ」  
「い・の・う・え!、お前なんてことを」  
 
店舗から店長の声が聞こえた  
 
「井上くーん、レジ入ってー」  
「あ、店長呼んでる」  
「こら、待て、こらーー」  
 
 
バイトからの帰り道。麻生は怒ったまま早々に帰って私独りだけで歩いている。  
 
「さすがにちょっと怒ったかな、麻生のやつ。」  
 
私は雪野が好きだった。いつか二人で想いを遂げる、なんて言う淡い思いもあった。  
でも雪野もあたしも女同士、その日は永遠に来ない。  
そんな想いを断ち切れず、いっつも雪野にくっついてくる麻生には腹を立てて  
ばかりいた。でも、それがいつの間にか淡い想いに変わっていた。  
そうして3年になったあの日、私は古谷さんに恋をした。  
麻生に思いを寄せる古谷さんに恋をする私、その極まった不毛さに思わず身震いする事もままあった。  
 
とはいえ、今は古谷さんとも一応遠距離恋愛をし、麻生にも随分助けて貰っている。  
一向に進まない二人のためにおせっかいを焼こう、なんて思い雪野に電話した  
 
「ねえ、雪野ー。今夜泊まりに来ない?」  
 
「突然どうしたの?空美ちゃん」  
「ううん、しばらく泊まってなかったし、いろいろ相談事もあって…」  
「相談事ー?」  
「あ、それはまた後でね、取りあえず飲も、雪野」  
 
麻生にはあと1時間くらいしたら来るように言ってある。  
いくらお酒の強い雪野でもそれだけ時間があったら少しは酔っぱらうだろうし。  
 
そうして他愛の無いおしゃべりをしていると、あっと言う間に1時間は過ぎて麻生はやってきた。  
 
「井上ー、こんばんはー、用ってな、あ、すっ、菅原さん」  
「あー、麻生君ー、どうしたのー?」  
「あ、あたしが呼んだんだ、麻生のこと」  
「えっ、あたしお邪魔虫なの?」  
「違うって、雪野。なかなか進展しない二人の仲を進めるのに、お姉さんが一肌脱ごう、って魂胆なのよ」  
「魂胆ってお前…」  
「ま、取りあえず中入んなよ、おもてでぐだぐだいってても始まらないし」  
 
とりあえず言いくるめて中に入れて3人で改めて飲み始めた。  
そうしてみんなへべれけになった頃合で  
 
「ねぇ、麻生、雪野とシタくないのー?」  
「だからいのうえーっ、そおいうことはあぁーー」  
ぐだぐだ言っている麻生の前で雪野の上着をまくりあげた  
「ほら、麻生、雪野だって胸はあるのよ」  
「い・な・う・ なんちゅー事を、いのうえ」  
「それとも私の豊満なバストがいいの?」  
と今度は自分の上着をまくりあげた  
「い・あ・…… 」  
目の前で起こった唐突な出来事に麻生は気絶してしまった  
 
「あちゃー、さすがにいきなり刺激が強すぎたか」  
「空美ちゃん、えーっと」  
「ねえ雪野、雪野だってえっちな事に興味はあるよねー」  
「う、うん…」  
「だからね、あたしが一肌脱ごうって訳よ、麻生には雪野とずっと一緒に居て欲しいし」  
 
「でも麻生君気絶しちゃったよ」  
「そうね、仕方ないか、私たち2人で先に始めちゃいましょ」  
「先にって…」  
 
と言うが先にあたしは雪野の唇を塞いだ。そしてねっとりと舌を絡めたキスをした  
 
「あン、空美ちゃん、凄…」  
「雪野…、私はね、貴女のことが好きだったの、ずっと前の話だけどね…」  
「好きって… 」  
「ううん、今はね… んふ、雪野のブラ、可愛いのしているのね、すっごく似合っている…」  
「あたしの胸なんてちっちゃくて貧弱で… 空美ちゃんのおっぱいなんてすっごく大きくていっつも羨ましいの」  
「馬鹿ね、こんなに感度がいいのに、ほら」  
 
ブラの中に手を入れ乳首を弄んだ、雪野は体がびくびくいっている  
 
「ねぇ、空美ちゃんのおっぱいもさわらせて 」  
「あン」  
「いいなー、やっぱりおっぱいは大きい方がいいよ、うらやましいなー」  
「まだそんな事言ってるの? もうっ、馬鹿ね。そんな娘にはお・し・お・き」  
 
そして、雪野のショーツを剥がした所で麻生が気が付いた  
 
「まだ頭がクラクラ… !!!!」  
「あ、麻生、気付いたの、ほら、雪野を気持ちよくしてあげなさいよ」  
「いっ・おまっ」  
「しょうがないわねー、雪野、麻生の頭に跨って」  
「こ、こう?」  
「そ、麻生、雪野のあそこを優しく舐めてあげて」  
「う、うん」  
 
二人とも経験が無いのでぎこちない、でもとっても初々しく羨ましく思う  
 
麻生は戸惑いつつもなんとかやっているみたいだ、雪野がどんどん色っぽく喘いでいる  
あたしは、麻生のモノをくわえてみた。体が欲しくてたまらなくなっている  
 
「う、井上、それは 」  
「気持ちいいでしょ、こんなに堅くして  
「う、で、出るっ、あっ・あーーっ」  
 
麻生が果ててしまった。でも萎えることは無く、堅く反り立ったままだ。  
 
「まだ大丈夫ね、雪野、あなたももう大丈夫でしょ、麻生のソレをあなたのアソコにあてがって」  
「こ、こう?」  
「そ、そうしてね、ゆっくり腰を落としていって、ちょっと痛いけど我慢するのよ」  
「う、うん。ん、ああっ、あっ、いっ、ああーーン」  
雪野のあそこに麻生のモノが収まっていく  
「麻生、あんたは雪野がイクまで我慢するのよ」  
「う、あ、うっ」  
イッたばかりとはいえ、処女のあそこはさすがにきついのか、麻生も相当辛そうだ  
 
「う、菅原さんの、な、膣に、うっ」  
「うぅううぅン、いたーい、空美ちゃん、痛いよー」  
「初めは誰だって痛いの、雪野、頑張るのよ、ほら、あたしも手伝ってあげるから」  
あたしは雪野の乳首を口でくわえてころがした、少しはあそこの痛みもまぎれるだろう  
麻生はセックスの経験は…、おそらく初体験だろう、雪野をリードする余裕なんて無い筈だ  
2人の初体験に余計なおせっかいをしているような気もするが、それはそれとして  
これくらい勢いを付けてやらないと本当に麻生の奴は雪野に手を出さないかもしれない  
「麻生、少し落ち着いてきた?そしたらね、ゆっくり腰を動かすのよ。  
そう、いい感じ、雪野もちょっと感じてきているわ。  
そして、遊んでいる手を雪野の乳首に当てて、軽く転がしてごらん、軽くよ、力を入れちゃ駄目、 
ほら、腰が止まってる、アソコとおっぱいを同時に弄ばないと。  
そう、いい調子よ、あとは雪野がイクまで頑張るのよ、男だったら辛抱なさい」  
 
「あ、麻生君、イイ…」  
「菅原さん…気持ちいい…」  
大分慣れてきたようだ、みているこっちもアソコがむずむずしてくる  
無意識に手がクリトリスを弄んでいる  
そうしているうちに二人が絶頂を迎えようとしていた  
「麻生君、あ、麻生くーん、あっ あッ あン あっ あーーーーー!!!」  
「菅原さん、もう駄目、出るっ 出るーーー!!!」  
二人は果てたようだ。  
 
…あたしはまだ納まっていない、あそこが欲しがっている  
雪野の膣で絶頂を迎え果て、息も絶え絶えになっている麻生にあたしは  
「ねぇ、あたしにもちょうだぃ、あたし、我慢できないのぉ。」  
「そんな、おま、もう無理…2回も出してるのに、っておい」  
「むあだへんきやないの、あほうのひんひん」  
と無理矢理しゃぶり元気にさせた、  
ひとしきり元気になるのを確認したら  
「まだいけそうね、目の前で見せられたら欲しくなっちゃう…」  
「お前、無理矢理こんな事させといて何を」  
「それにね、麻生、これからどうするのよ、いざ二人っきりになっても出来るの?セックス」  
「そ、それは」  
「だからね、おねいさんが お・し・え・て、あげる、って言ってるのよ」  
「そんな無茶な…」  
「雪野にも辛い目にあって欲しくないの、麻生がちゃんとできないと、雪野も可哀想でしょ」  
「でもなぁお前」  
「いいから、やっぱり少しは体位を知っておいた方がいいからね、まずは正常位からね、ほら、麻生」  
 
雪野が果てている横でするのも何なので、床にクッションをひいて、あたしは  
その上に仰向けになった。天井の豆球がちょっとまぶしい。それにあんな事  
言っておいてなんだけど、やっぱり少し恥ずかしい。おもわず胸を隠してしまう。  
下はまだはいたままだ、でもすっごく濡れている、この薄明かりの下でも  
はっきり分かるくらい。  
「ほら、麻生、何ボーとしてるのよ、こっちに来なさい。恥ずかしくなっちゃうじゃないの。」  
「いや、でも…」  
「いいから、来なさい!」  
麻生も腹をくくったようだ。  
「そう、そうして上に覆い被さって。さ、一応練習だからね、おっぱいから  
行こっか。」  
あそこの準備はもう整っている、何時来てもOKだ。でも何となくおねーさん  
気取りでリードしてみたかった。  
 
「あン、そんなに噛んだら痛い、 そう、そうな感じ、アン、あ、気持ちいいよ… 」  
「あっ、イタイっ、そんなに強く揉んじゃダメ!おっぱいはね、優しく揺するのよ」  
「もぉ、そんなに大きく揺すっちゃダメよ、雪野のとは違うんだからね、  
でも今日は特別、あたしのおっぱいを好きにして良いのよ、麻生」  
 
古谷さんとはまだセックスをしたことが無い。長期休暇ごとにドイツに行って、今はもう  
一緒に泊まる仲になった。でもやっぱり麻生の事が気になるのか、まだあたしを抱いてはくれない。  
最期にセックスをしたのは何時だったっけ…高校の時付き合っていたカレとの  
クリスマスの時だっけ…  
なんて事を麻生に胸を預けながらとりとめなく考えていた。  
「さ、麻生、そろそろショーツに手をかけてアソコの具合を見てごらん。  
ね、ショーツの上からでもわかるでしょ、濡れているのが。」  
「おまえ、すっごいな、随分慣れているなー」  
「いいでしょ、そんな事。しつれいねー。そんな事どうでもいいから、ほら、  
あとは、わかるでしょ。」  
実の所あたしの経験も片手に余るくらいなのだが。高校の時のカレとのおままごとのような  
セックスを数回しただけだ。  
なんて事を思っていると、ぎこちない動きでショーツを剥がしている麻生の姿が目に入った。  
古谷さんはどういう手つきなんだろう、何て事を思って慌ててその考えを振りほどこうとする  
あたしは今麻生に抱かれようとしているんだ。  
 
「井上、入れるぞ」  
しっかり回復してカチカチになった麻生のモノを見てあたしは我を忘れた。  
体はしっかり火が点いて受け入れる準備が出来ていた。  
「いいよ、麻生、来て…」  
言ったか言わないか、麻生があたしのアソコにモノを沈めてきた。  
アソコが広がる感じがキモチいい。麻生の体温を感じる。麻生も相当気持ち良さそうだ。  
麻生も自然に腰が動くらしい、あたしも麻生のペニスを捉えて離さないよう  
ねっとりと腰が動いている。  
そうこうしているうちに、麻生がイキそうになった。処女の雪野程では無いに  
せよ、新体操で鍛えた体だ、具合は悪くはないだろう。  
「ウ、井上っ、イッ、イキそうだ…」  
「もう、しっかりしてよ、早いわねー」  
などと言っているが、こっちももう限界に近い  
「ウッ、イク…」「来て、麻生!」「ウッ……」  
あたしの膣で麻生は果てた。あたしも麻生の精液を受けて果てた。  
 
 
小一時間くらい寝ていただろうか。久しぶりのセックスの余韻がまだ腰に残っている。  
隣には麻生が、ベッドには雪野が寝息を立てていた。  
とりあえずあたしは散らかっている服を片づけて着替えた。そして麻生を起こした。  
「ほら、麻生、起きな、風邪ひくよ」  
「ん、いのうえ…、あっ!」  
「ほら、服着て、いつまで裸でいるのさ」  
「あの、その…えーと……」  
「ああ、さっきの事ね。いいのよ。あたしが先に誘ったんだから。  
それより雪野を大事にしてやってね。」  
「そりゃ勿論。でもさー、井上。何でこんな事を?」  
「そらあんたがいつまでもグズだからよ!なんてね。あたしもね、古谷さんと  
まだしたこと無いの。そんな事もあって踏ん切り付けようかと思ってね。」  
「井上…」  
「あとやっぱりね、セックスもまともに出来ないようなグズな男が雪野のカレシ  
じゃ雪野、かわいそうじゃない」  
「い・の・う・え・ーーー」  
「それでおねえさんが余計なお節介を焼いてみました、って訳」  
「あ・ー、おねえさんだぁー」  
「それより麻生、もう遅くなったし泊まっていきなよ、何ならベッドに雪野と  
二人で寝ていく?」  
「いやっ、そっそっ、それは」  
「ま、あんたはそういう奴だよね、それがいいんだけどさっ」  
「何か言ったか?」  
「何も(笑)、さ、寝よか。麻生、床でごめんね」  
「クッションあるし別にいーよ。さ、寝るか」  
「うん、お休み」  
 
 
翌朝、台所の音で目が覚めた  
「麻生君、お は よ 」  
「す、菅原さん、あっ…  そうか。」  
菅原さんはさすがにちょっと恥ずかしそうだ。こっちもちょっと恥ずかしい。  
二人で何となく視線を下にそらしもじもじしてると  
「よ、お二人さん、初夜はど う で し た っ」  
「もぉーーっ、空美ちゃん!恥ずかしい!」  
「井上ーっ、お前!」  
「さ、朝御飯作ったよ、円先輩ってまではいかないけどね」  
「わー、空美ちゃん、美味しそー」  
「さ、食べた食べた」  
「そうだな…。戴きます。  ん?結構いけるな」  
「まーね、円先輩に特訓してもらっているんだ」  
「へー、知らなかった。どうして?」  
「んー、ま、あたし料理下手だったし、日本食をちゃんと作れるようになりたくってさ」  
「あっ…。哲っちゃんも幸せねー、こんなに想って貰って」  
「ほら、雪野、全然箸が進んでないじゃない、早くしないと学校遅刻しちゃうよ」  
「空美ちゃん、今日土曜だよ。それで昨日飲もうっていったんじゃないの(笑)」  
「そーっだっけね。それじゃゆっくりしよっか」  
「うん」  
「あ、麻生、アンタは邪魔だからとっとと食べて帰ってね」  
「いのうえーー!」  
「冗談よ、じ ょ う だ ん」  
「お前が言うと冗談に聞こえないんだよな…」  
 
なりゆき、というか半ば計画的に麻生としてしまった。  
二人の事ももちろんあったが、あたしももやもやしていて、それも少しは晴れたような気がする。  
 
古谷さんとどうするかはまだ考えがまとまらない。いっそ自分もドイツに、  
とも思うけど、まだ大学の途中だ。それに行ったところで古谷さんの邪魔に  
なるだけかもしれない。  
 
「空美ちゃん、どうしたの?ぼーっとして」  
「ううん、ちょっと考え事。」  
「哲っちゃんの事?大丈夫よ、空美ちゃん、こんなに美味しい料理作れるんだから」  
「そうだね、雪野、ありがと。」  
 
やはり雪野は雪野だ。この純粋さがたまらない。まぁ麻生もああだし、  
このおせっかいはこれで良かったという事にしておこう。  
 
 
 

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