「もちろんタダで泊めろと言うワケじゃない。旦那が納得するだけの
お礼はするつもりだよ」
「お…お礼?」
慶太のその言葉に山神霊(サンシンリョン)は酒臭い息を吐きながら
にや〜と笑った。
「こんな事とかねー!!」
むにゅっとバスタオル1枚隔ててナムはその豊満な乳房を慶太の顔に
押し当てた。
「どうだ気持ちいいだろ、極楽だろ?」
「う゛…あ…やめろ…!こ…ら…」
文字通り胸の谷間に挟まれた慶太は呼吸ができず呻き声を上げるのみだ。
「お願いよ1週間だけとめて〜ん」
「なななな!慶太さんに何をするんですか!」
クロは叫び、慶太からナムを引きはがすため組み付いた。
「慶太さんから離れて下さい!ナムさん!」
「にゃに?…お主…できるものにゃらやってみるのにゃら?」
ナムは酔っぱらった口調で言うとクロの額に人差し指を当てた。
「へっ?あっ―――――――なっ!」
するとクロは自らの意志とは関係なくダイニングルームの床にぺたりと
座り込んでしまった。
「赤ン坊はそこで見ておるがよい」
山神霊の力を使ったことで酔いがさめたのかナムはしっかりとした口調で言った。
「なっ!クロは赤ン坊じゃないです!」
抗議の声を上げるクロを無視してナムは慶太への責めを再開させる。
「旦那、どう?大陸の美肉はまだ味わった事はないのであろう?」
左右の乳房で慶太の顔を挟みながらナムは『んっ』と甘く、そして濃い口づけを
慶太の唇に落とした。舌で慶太の口内を蹂躙するように舐め回す。
「んんんっ…うー!」
慶太には刺激が強すぎたのか目を回して必死にネムから逃れようとするが
上からのし掛かられては何もできない。相手は人間ではない、山神霊なのだ。
「ん……ふふ…久しぶりの男じゃ、わしは日本のは試した事はないからの」
ナムは慶太の唇から口を離すとツツーと淫靡な糸が二人の唇を紡いだ。
「な、何なんだアンタは!人ン家に勝手に上がり込んでこんな―――!
クロ、おいクロッ!はやくコイツを追い出せ!」
「す、すみません慶太さん、い、今すぐ――ううううっ!」
クロは必死で立ち上がろうとするが何か巨大な力で押さえつけられているように
立ち上がる事ができない。
「ふふふ、わしの力を甘く見ぬ事じゃな。さぁて…ケイタ、大陸の女を
存分に味合わせてやろう。国元では人間と交わると他の山神霊がうるさいからの」
バスタオルをはぎ取り、ナムは一糸まとわぬ姿を慶太の前にさらした。
スラリとした手足、クロにはない女性特有の丸みを帯びた身体。そして少し動くだけで
ぷるんと震えるたわわなな乳房、その先端にちょこんと付いている桜色の乳首。
特に腰から太股にかけての丸みは熟れた女性のソレ。むっちりとした尻肉に太股。
クロが子供と見られても仕方のない程、ナムは完璧な女の肉体であった。
さらに湯がありという事もあり、ほんのりと赤みがかった肌に、濡れた髪、香しいシャンプーや
リンスの匂いに慶太は反応せずにはいられなかった。
「さぁ…ケイタ、どうする?どうされたい?」
古代の神話に出てくる男を誘惑する夜の女神が囁く。
「………」
クロは慶太が生唾を飲み込む音がヤケにはっきりと聞こえた。
「あっ…ん…ケイタ」
ナムの乳首は既に痛い程、ピンと上を向いて勃起し、その先端を慶太に吸われると
自然と甘い声が漏れてしまう。
「はっ…ん…ちゅ」
当の慶太は無我夢中でナムの乳房にむしゃぶりついていた。
今まではゲームクリエイターになることだけを目標に仲間達とひたすら論議、
研究を重ねていた慶太にとって女と接していたのは何かと世話を
焼いてくれる茜さんくらいであり、その他の女の子との会話はほとんど無い
大学の合コンなどは論外であり、そんな事をしている暇があれば、バイトか
ゲームのプログラムを組んでいた方がマシであった。
そんな日常に飛び込んできたクロ。が、慶太にとってクロは迷惑な居候程度の
認識しかなく、まず女性として見た事がない。
性欲が無いわけではないのだが、クロを性欲の対象として見ることなど到底できない
というのであろう。そこへ来た極上の女神。今まで胸の奥底に沈んでいた『雄』としての
本能が慶太を駆り立てていた。
「あっ…ふうう…い、意外と情熱的ではないか…ふふ、気に入ったぞ、ケイタ…あっ」
「ん…あっふ…はぁはぁ」
慶太は乳首から唇を離し、両手でナムの柔尻に指を食い込ませた。
もちっとしたナムの尻。その尻たぶを餅をこねるように揉みしだく慶太。
「はーはー…あっ、や、柔らかい…ん…」
「あ…んん――っ…」
慶太は尻たぶからさらに下に指を動かし、その股の奥にある潤んだ窪みをスッとなぞった。
「は…そ、そこ…やっ…ま、まだはや…ぞ…んん」
甘い喘ぎが漏れる唇を唇で塞ぎ、慶太の愛撫は続く。
ナムの額、うなじ、頬、胸元、胸、腹部、太股…ありとあらゆる所にキスを繰り返し、
慶太は山神霊の身体に己の印を刻んでいく。
「あ…あ…ふぅ…」
ナムは軽い快感にふるふると身体を震わせ、息をついた。
(まるで発情期の猿のようじゃな……)
ナムは自分が慶太にとって初めての女という事が手に取るようにわかった。
ダイニングルームの柱にナムの身体を押しつけ、何か焦るように股探っているだけだ。
慶太からは余裕というモノが全く感じられないのである。
(ま…それが良いといえば良いのじゃが…んあっ)
ナムがそんな事を思っていると慶太は何を思ったか秘唇に中指を突き入れた。
「は…入っ…ココが…」
「あっ…もっと…や、優し―――」
「ああ…わ、悪りィ…で、でもお、俺…もう!」
慶太は叫ぶとそのまま肉豆に吸い付き舌で強く押しつぶした。
「ん、んんうう!」
ビクンビクンと下腹部から脳天を貫く快感にナム背を震わせ、眼を閉じ、
口を真一文字に結んで噛みしめると絶頂に達した。
「はぁ…はぁ…は……あ?」
何だかんだで脱力したナムの両肩を慶太は掴むと、無理矢理後ろ向きにさせた。
「あっ…ちょっ…けい――」
反射的に両手を柱に宛うナム。ぷりんとした尻を慶太に突き出した格好のまま
その動きは止まった。
「後ろから…いいか?」
熱い吐息がうなじに掛かる。ナムは尻に慶太の怒張が宛われているのをはっきりと感じた。
(たまには…好きにさせてやるのもよいか…)
ナムはそんな事を重うと、慶太の嗜虐心を煽るため、わざと羞恥に震える女を演じて見せた。
「あ…か、構わんが…や、優しく…な」
「はぁ…はあ…」
慶太はナムの腰を掴むと突き出された尻の谷間の終わり、
秘唇に己の肉棒をあてがい、一気に貫いた。
「はっ…あ…あっ、あああ!」
ぐちゅううっと粘液が絡み合う音。慶太の怒張がナムの秘部に埋もれていく。
尻肉がふるんと波打ち、突かれる度に重力に引かれた胸がぷるんぷるんと弾け踊った。
全裸の山神霊をバックから犯している。その光景はどんな言葉もってしても形容しがたい。
「あああっ…き、キツイ…んん…くうううう」
はぁはぁと荒い息をつきながらナムは慶太を振り返り、
「我慢せんでよいぞ?お主にわしの膣中は耐えられぬ程心地よいじゃろう?」
「はあああっ」
パンパンパンパンと激しく腰を突きまくる慶太にナムの
その言葉は届いているのかどうかすら怪しい。
「あっ…あっあん…」
慶太はナムの腰を掴み、下腹部を尻に叩きつける様にさらに激しく動き出した。
「あっああっ!そ、そんな――はげし、激しすぎ」
「いい…こ、これが女の―――」
語尾を強めた慶太はナムの腰を抱きかかえるように掴み込むと
有無を言わさず、腰を叩きつけた。
「あううっ!あっあっあ」
かくんかくんと頭を振るナムの呂律がかすみがかってきた。
慶太は背後から踊り回るナムの胸を鷲掴みにして、その乳首を搾乳するように
指で扱きあげた。
「あ、やあっ!お、おっぱい…そんな揉ま…」
「おっぱい…柔らかすぎ…」
下からすくい上げるように揉みし抱き、指を埋没させる。ナムの柔乳が
淫らにその形を歪めた。
慶太はナムを背後から抱え上げると、柱に押しつけ、その下から再び怒張を押し込んだ。
ナムは爪先で立つような姿勢で押しつけられている為、ぷるんと突き出ている胸が柱との間で
さらに淫らに歪んだ。
「―ちょっとま、待て慶――あんっあああっく…くるし…はああ」
「はあはあはああああっ!」
慶太はナムの両肩を掴み、下から押し上げながら、そのうなじにむしゃぶりついた。
パンパンパンと下から怒張を突き上げ、内壁に擦りつける動作は馬のソレに似ている。
「あっああっ!ダ、ダメじゃ…あああ」
ナムの膣は雌としての本能のまま、雄の精放出を急かせるため、
慶太の肉棒を締め上げた。中でさらに大きく勃起している慶太は
それだけで堪らない快感を得た。
「き、きつい……で、出る、出る!」
ナムの胸を背後からその荒々しく鷲掴み、慶太は一旦、腰をためて一気に下から押し込んだ。
ぐちゅうと剣突の乾いた音がダイニングルームにやけに重く、ゆっくり響いた。
「わ、わしもイク…イッて…ああああっ」
途端にくるナムの叫ぶような乱れた声。
「うっ出…出る…くう!」
ナムが叫んだ瞬間、慶太の怒張が膣内で爆発した。
びゅるるるううと慶太の白濁液がナムの最奥に注ぎ込まれる。
「はっ…あっ…はあああっ、た、猛々しい雄の精ぃぃんんんん」
ナムは目を見開き、己の膣内が慶太の白濁液で満たされる快感に震えた。
「あ…お、俺…あっ…は…はああ…」
満たされ、絶頂の余韻にひたるナムの柔尻を掴み、なおも
うっ…うっ…と射精を続ける慶太そしてようやく長い射精を終えるとナムの
膣内からぐちゅりと抜き出した。ドロリとナムの尻の谷間から太股を伝い落ちる白濁液。
「慶太…わしはまだまだ足りぬぞ?」
ナムの妖艶な瞳に吸い込まれそうになる慶太であったがクロの一言に我に返った。
「け…けいたさぁん…ク…クロ…がいるのにそんな事しないでくださぁいぃぃ〜」
「え…クロ…お、俺…そ、そんな―――――――」
うわああああっと泣き出すクロに慶太は己のしてしまった重大な過ちに。
そして押し寄せる怒濤の如き自責の念に気を失って倒れてしまった。
つづく