薄暗い倉庫のなか、じゃらりと鎖の音が響く。壁にもたれたままの秋山くんが目覚める気配はまだ無い。
私は後ろ手で縛られ両足も鎖で拘束されたまま、何とかつま先を伸ばし彼の身体を蹴ってみた。
「・・・ぅ、う・・・ぐ・・・」
「秋山・・・くん・・・。だ、大丈、夫・・・?」
重そうに頭を振りながら秋山君が身体を起こし・・・、私の姿をみて絶句する。
「おまえ・・・一体・・・?」
私は手早く事態を説明した。
この部屋には毒ガスがまかれていること。どちらか一人しか自由になれなかったこと。
「なんで、そんな・・・。・・・・・畜生!! 絶対に、・・・助ける。おまえを絶対に助けるから!!」
「う・・・ん・・・」
秋山くんが、半分泣きそうな顔で部屋を飛び出していく。
少しでも時間稼ぎにと、扉に工具入れを挟んで置いてくれた。
そして、彼の足音が聞こえなくなった頃。
「・・・・・くくく。何で、彼に助けをもとめなかったんだ?」
「・・・・・・」
倉庫のガラクタの間から、仮面の男が姿を現した。工具入れを引き抜き、扉を閉める。
「・・・・・・う・・・」
私は精一杯の力で仮面の男をにらみつけた。
「そんなの、嫌、――――っ」
「体力に勝る男子を開放してやったんだ。おまえにはこのくらいのペナルティが必要だろ」
冷たい床に微かな振動が響き始めた。
私の、身体の奥。ずっと深いところに埋め込まれた異物・・・・。
「あっ・・・イヤ・・・・・ん・・・は」
耐え切れず身体を床に倒す。甘ったるい臭いが、鼻から口から押し寄せてきた。
「何・・・この・・・」
「悪いが、これは毒ガスじゃあなっくってね」
「・・・あ」
頭がくらくらして・・・身体が・・・熱くなる。
下腹部の振動が一層激しくなり、声が次第に高く甘ったるくなっていく。
仮面の男は私をうつぶせに寝かせスカートをめくり上げると
私が身につけたままの皮製の拘束具をじっくりと眺めた。
「こうなると・・・一本だけじゃ足りないなぁ」
皮の下着のロックを外すと、お尻があらわになる感触がする。
異物を埋め込まれたままの入り口をわざと音を立ててかき回した。
「やぁ・・・っ」
くちゅくちゅと水音を立てながら、今度はじっくりと後ろの・・・穴を、こね始めた。
「ひんっ・・・。イヤ・・・・、そこ・・・、あああああっ!!!!」
ゆっくりとゴツゴツしたものが押し込まれていく感覚。
焼けるような痛みが押し寄せてくる。
「あ、ああ、・・・・・・・っ」
「さてと、手首の鍵はここにしまって置いて」
びちょびちょに濡れた前の穴に、コンドームに入れられた鍵が挿入されていく。
「やめ・・・て・・・」
「そして、下着の鍵はここ」
静かに振動を続ける私の下腹部をもう一度拘束し、その鍵を私の口の中に収めた。
「うぐ・・・ぅ」
「そろそろいとしの彼が来てくれる時間だな」
「う・・・・ぅ」
仮面の男は立ち去っていた。
でも・・・私は・・・・どうすれば・・・・。
・・・ bad end ・・・ ?