今、目の前で一人の少年と一人の少女が、交わっている。  
二人の普段の様子からは、このような構図は想像できない。  
少女は全裸で床に這いつくばり、一心不乱に少年のモノをしゃぶっている。  
少年は衣服を上半身は普通に身につけて、自分のモノを舐める少女を、どこか冷たい笑みを浮かべて眺めている。  
 
 
こんな事になるなんて、思わなかった。  
私のちょっとした好奇心が原因で彼等を歪ませるなんて、思ってもみなかった。  
 
少年は体をビクッ、ビクッ、と震わせる。  
少年の体がひときわ大きく震え、それから少し経って少年の下半身に宛てられていた少女の顔が離れる。  
そしてそれと共に、離れた部位から白濁した液が飛び散る。  
それは、少女の体を汚していく。  
すべてが出終わった後、少年は少女に何かを耳打ちする。・・・どうやら、何かを命じたようだ。  
少女は少し躊躇っている。少年はそんな少女の耳元で何かをぼそぼそと囁いた。  
すると、少女は顔を青ざめさせ、少年がさっき放った液体の床に飛び散った分に舌をはわせ、舐めとり始める。  
その様子に満足そうな笑みを浮かべ、再び何かを命じる。  
少女はやはり躊躇いながらも、今度は素直に動く。  
自分の秘部に指をあてがい、少年の目前で自慰を始める。  
その表情は恥辱に頬を染めながらも、恍惚とした表情を浮かべ、普段の優しくも厳しい、そして強さを秘めた瞳は、暗く淀んでいる。  
一方少年も、冷たい笑みを浮かべ、普段の明るい、生命力に満ち溢れた瞳は、少女以上に淀み、計り知れないほど暗い何かを秘めていた。  
 
 
彼らの目は何故こんなに淀んだのか?  
いや、何故こんなに淀ませてしまったのか。  
 
 
元はと言えば、自分の些細な好奇心。  
『仙術使いに、毒は効かない。新陳代謝を意識的に高め、分解を早めてしまうから。  
ならば気づかれないように薬を仕込むのはどうなのか?』  
そんな些細な好奇心から、自分は彼に薬ーーー俗に媚薬と呼ばれるモノを飲ませてしまった。  
それが、侵してはいけないタブーだとも知らずに・・・  
 
 
始まりは、数日前。  
中の井さんが辻原君と、内調に訳あって一週間の泊まり込みに行った日のことだ。会社には、我聞君と陽菜ちゃん、そして私だけ。  
当時GHKだなんだって暢気なことを言っていた私は、陽菜ちゃんが我聞君に何か包みを渡しているのを見つける。  
「はるる〜ん、何それ〜?ひよっとして、手作りのお弁当〜?」  
私が少し茶化して言うと、彼女は赤くなりながら違いますと否定してから教えてくれた。  
「栄養ドリンクです。やはり我が社は社長の体が重要なポイントですから、体調を崩されないようにと思って」  
「ふーん。でもさ、我聞君は気の操作すれば必要ないんじゃない?」  
我聞君は仙術使いだから、意識的に新陳代謝を高めたりして、体内の毒素を分解したりウィルスに対する抵抗力を強めたりできる。  
「私もそう思って、最初は気休め程度にと思ったんですが、先日、辻原さんが『社長の気の操作はまだ少し雑で、偶に風邪ひいたりするんですよ。それに、仙術自体は意識して『使う』もので、無意識に術者を守ってくれる物ではないんです。  
例えば、毒を飲まされてそれに気づかなきゃ、普通にその毒の症状が出るんです』と言っていましたので・・・」  
「へ〜」  
その話を聞いて、私の頭脳は一つの計画を立てる。  
計画と言っても、媚薬入りのお茶を二人に飲ませて二人っきりにしてから、隠しカメラでその様子をとって眺めるという簡単なもの。  
そして、翌日私はその計画を実行する。  
 
 
翌日ーーーーー計画実行の日。  
私は、我聞君と陽菜ちゃんが二人とも学校に行ったのを窓から確認すると、準備を始める。  
部屋の中全てが見えるように天井にカメラを、そして陽菜ちゃんの椅子の裏に盗聴機を、一つづつ設置した。  
後はある程度デスクワークを片付けて、出前で軽い昼食をとる。  
そこで、私は大切な物を忘れていたことを思い出す。  
二人に仕込む媚薬を忘れていたのである。  
ーーー全く、何をやっているのだろう、私は。種を蒔かなければ実は手に入らないではないかーーー  
そんなことを考えながら、気持ちだけ足早に部屋に取りに行く。もっとも、そのときまだ時間は昼前で急ぐ必要なんてなかったのだけれど。  
 
薬を取ってきて準備を終えた私は、計画が成功した後のことを考える。  
まず、撮ったビデオを果歩ちゃんに見せよう。そして、ある程度果歩ちゃんと二人してからかったら、二人にも直接ビデオを見せよう。  
そのとき二人がどんな反応するのかとても楽しみだ。  
私は、そんな風に軽く考えていた。  
「ただいま戻りました」  
そして帰ってきた陽菜ちゃんが出社してきた。  
「あ、お帰りー。  
あれ?我聞君は?」  
一人で戻ってきた陽菜ちゃんにに我聞君の行方を尋ねる。  
「社長でしたら、今日は現場に直接行くそうです」  
「え!?」  
私は思わず声を上げてしまった。  
「じゃあ今日はこっちに来ないの?」  
「一応、終わり次第時間があればこちらにも顔を出すとのことですが、何か不都合でもありましたか?」  
「え?う、ううん!別にそうじゃないけど」  
これは困った。  
ひょっとしたら計画を変更しなければならなくなるかもしれないな。  
そう考えたものの、とりあえず私はまだ少し残っていたデスクワークを片付けることにした。  
 
私が、その日のノルマを終え、やることもないので帰ろうかなんて考えていたとき、  
バンッ!!  
「工具楽我聞、只今戻りましたっ!  
二人ともご苦労さまっ!!」  
我聞君が戻ってきた。  
それにしても、妙にテンションが高い。それに、僅かだが頬も上気しているみたいだ。  
 
「社長もご苦労様でした。ですが、扉はもう少し静かにお願いします」  
「むぅ。すまん國生さん、その代わり残ってる仕事をどんどん手伝おう!」  
やっぱりテンションが高い。  
「どしたの我聞君、なんか機嫌良いね?」  
「いやー、保科さんに貰ったこのジュース飲んだら妙に気分が良くなってきて、今なら何でもできそうな気がするんですよ〜」  
そう言って、私の前に一本の缶を見せる。  
「んー?れもんちゅーはいってコレ・・・」  
「社長、お酒ですよ!!  
社長は今酔ってるんです、早く酔いを醒ましてください!」  
陽菜ちゃんに言われて、むぅと唸る我聞君。  
「そうかー、俺は酔ってるのかー。  
よし、酔いを醒まそう!うーん・・・」  
腕を組んで黙り込む。  
新陳代謝、アルコールの分解速度を高めて酔いを醒ましている、のだろうか?  
我聞君は暫くして顔を上げ、陽菜ちゃんに質問する。  
「國生さん、酔いって、どう醒ますっけ?」  
・・・醒ますと言うより、悪化している気がする。  
「新陳代謝を高めて、アルコールの分解を早めるんです」  
律儀に教えてあげる陽菜ちゃん。  
それに素直に従ってまた、黙り込む我聞君。  
うん、やっぱり二人は良いコンビだ。  
そして、良く解った。  
バレさえしなければ、仙術使いに我聞君に薬は効く、と・・・  
「よし、これで大丈夫。國生さん俺に何かできること、ある?」  
頬の赤みも引いているし、どうやらほんとに醒めたようだ。  
「では、社長はこの書類に目を通して、判をお願いします。」  
陽菜ちゃんが我聞君に書類の束を渡す。  
そろそろ、潮時かもしれない・・・  
そう思った私は、コーヒーを二人分煎れて中に白い粉末、私の調合した媚薬を適量・・・より少し多めに入れた。  
 
 
「我聞君、はるるん、コーヒー入ったよ〜。  
えーと、ミルクいる?」  
「あ、ありがとうございます。  
じゃあ私はミルク入りでお願いします」  
「俺はミルク無し甘めで〜」  
「りょーかいー」  
 
『入れようかー?』でなく『入ったよー』と言うのがミソだ。  
基本的にお人好しな我聞君と、経理として出来る限り無駄を減らしたい陽菜ちゃんはこう言えば断れない。  
そして、二人がある程度コーヒーを飲んだのを確認すると私はさりげなく帰宅することを口にする。  
 
「よし。粗方やったし、あたしそろそろ上がるね〜」  
「ご苦労様ー」  
「ご苦労様でした」  
「うん。じゃーねー」  
 
ぱたんと扉を閉め、誰も自分を見ていないことを確認すると私は一人ほくそ笑む。  
巧く行った。  
後は二人が大人の階段を上るのを部屋のモニターで眺めているだけだ。  
そんな感じで自分の部屋に戻ろうとしていたところ、  
♪〜  
私の携帯が電話の受信を告げた。  
辻原君からのようだ。  
 
「はいもしもし〜?何かご用〜?」  
「はい。実は早急に用意してほしい薬品がありまして」  
「ん〜?辻原君は何をご所望かな〜?」  
「ニトログリセリンを10sほど」  
 
それを効いて私は吹き出しそうになってしまった。  
ニトログリセリン、通称ニトロは大抵の人は名前を知っている割とポピュラーな薬品だ。  
しかしその反面、試験管半分で軽く人の手を爆破できるほどの威力と、少しの衝撃でも発火すると言う厄介な性質を持ち合わせている。  
 
「なんでそんな物を10sも・・・」  
「いやー、本業入れれそうなんですけどどうしてもそれが必要なんですよー。  
明日、朝一で一度取りに戻るので宜しくお願いします」  
「はー。仕方ない。やったるか〜」  
 
幸い、材料は部屋にあるから二人の様子を見ながら作ろ・・・  
 
「頼みましたよ。  
但し、危険な物ですから扱うときは集中してくださいよ?」  
「わ、わかってるよ。何を言うかな辻原君はー」  
 
しっかり釘を刺されてしまった。  
仕方ない、後で録画したのを果歩りんと見るとして今日は作成に集中するとしよう。  
 
 

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