2005年が、終わりを迎えようとしている。  
そんな中の、許されない恋の物語。  
 
「はぁ・・・あったかい・・・」  
「そうだなぁ・・・」  
 
ぬくぬくと、こたつに入り暖をとる。  
時期は12月、大晦日。時刻は既に23時を過ぎている。  
 
「ハルナは〜?」  
「ん〜・・・仕事で辻原さんと西さんところだって・・・」  
 
年の瀬は事務、経理の仕事が多い。  
更に年始の仕事を入れるために様々な場所へ泊まりがけで足を運ぶことが多い。  
今年は赤字続きで特に仕事を入れなければいけない。年末とはいえ休んではいられないのだ。  
実務担当兼社長の我聞はというと。  
 
「で、俺は休んでくれ。だそうだ。・・・頼れる社長にはまだまだかかるか・・・」  
「ははは、ガモン悟っちゃったわけ・・・」  
 
このようにやっかい払いされてしまっている。  
陽菜が我聞にに休んでくれということは、邪魔するなという意味合いもある。  
営業は元々辻原の仕事だが、どうも頼られないというのは気分が悪い。  
 
まぁ、それはともかく。  
 
「あと他のみんなは?うす胸・・・カホとか。」  
「優さんのところで過ごすってさ。また会議云々とか。よくわからん。」  
 
GHKの面々は、前回の桃子キス事件(首謀者は優さん)の事に危機感を感じ、  
新たなる計画。「だまして子供をつくらせる」作戦を計画していた。  
 
「もうこうなったら全部のゴムに穴あけますか!」  
「んや、あの二人は元々ゴムなんかつけてないよ〜。」  
「な、なんでそんな事しってるんですか!?」  
「ん〜んふふふふぅ〜」  
 
「「すぴー・・・♪」」  
 
全く進展がないのも事実である。  
まぁ、それもともかく。  
 
今、この時間。この空間には、我聞と桃子しかいない。  
ただ、ドキドキするこの時間。お互いをちょっと意識しあえる、ちょっと心地よい時間。  
 
「じゃあ・・・その・・・」  
「ああ、二人きり、だな・・・」  
 
何をするわけじゃなく、二人はこたつの中ただ寄り添う。  
陽菜とも公認のこの時間。誰もいない、偶然での二人きりの時間は桃子のものという陽菜からの妥協案だった。  
 
「よっこいしょ・・・っと。」  
「ぉ・・・桃子・・・」  
「ここでも、いいよね?」  
「ん・・・わかった。」  
「えへへ・・・ガモン・・・」  
 
我聞の膝の上に、ちょこんと座る。  
鍛えられた身体はごつごつして、座り心地がいいわけではないが。  
桃子にとってはなによりの場所であった。  
 
「ガモン・・・あったかい・・・」  
「桃子も、やわらかいな・・・髪、撫でていいか?」  
「ん、いいわよ・・・」  
 
ウェーブのかかった金髪に、我聞は手ぐしを通す。  
さらさらと決して引っかかりを起こさない綺麗な髪。陽菜の髪とはまた別の感触。  
とても、いいかおりがする。  
 
「ふにゃ・・・ガモン・・・」  
「ん・・・桃子・・・」  
 
何をするわけじゃなく、二人はこたつの中ただ寄り添う。  
背徳の、この時間。許されない、この時間を噛みしめる。  
 
「テレビ、うるさいな。消すか・・・」  
「あ・・・うん。」  
 
テレビを消し、気づけば遠くで除夜の音。  
情緒ある、日本の年末。もうすぐ新年が始まろうとしていた。  
 
「・・・ガモン・・・?」  
「・・・なんだ?」  
 
「えっち、したい。」  
「・・・ああ・・・俺も、したい。」  
 
二人は向き合い、少しだけお互いを確かめるように見つめ合う。  
桃子はすっ、と。我聞の口まで顔をのばした。  
 
「ん、ふ・・・ちゅ・・・んむ・・・」  
「ん・・・とぉこ・・・ちゅ・・・」  
 
唇をかさね、お互いの唇をむさぼる。  
舌を這わせ、唾液を舐め合い、お互いがお互いを犯し合う。  
 
「ん・・・がもん・・・一ヶ月ぶり、くらいだよね・・・」  
「ちゅ・・・そうだな・・・はじめてしてから、それくらい経つか・・・」  
「いつも、みんなと一緒だもんね、ガモンは・・・」  
「そ、それは仕方ないだろ・・・」  
「わかってるわよ・・・ガモン。いいの・・・こうして今一緒だし・・・」  
「ああ、ありがとう。桃子。」  
 
我聞は桃子の胸に手を伸ばし、まだふくらみかけの胸をやわらかくもみしだく。  
服の上からとはいえ、柔らかい感触が我聞の手に伝わった。  
 
「あ・・・ん・・・がもん・・・」  
「ん・・・やわらかい・・・とうこ・・・」  
 
吐息が漏れる。まだ幼いにもかかわらず艶のある声は、我聞の性欲をかき立てた。  
服の中に手をさしいれ。少しだけ、強く。桃子の乳首をつまむ。  
 
「きゃ、ふっ・・・あっ・・・やん・・・」  
「桃子・・・可愛い・・・ちゅ・・・ん・・・」  
「や、らめ、くすぐったい・・・」  
 
首筋にキスをし、丹念に胸をもむ。  
徐々に興奮が高まる。桃子は、自分から着ていたセーターをあげ、我聞に哀願した。  
 
「ガモン・・・みながら、して?」  
「ぁ・・・ああ、桃子・・・」  
 
ぷっくりとふくれ、バージンピンクに染まった乳首を、我聞は優しく口に含んだ。  
 
「にゃ、がもっふぁ・・・っ!きゃふっ・・・」  
「ん、ちゅうぅ、ちゅぱ、ん。・・・やわらかい・・・すごく、えっちだ・・・」  
「えっちなのはガモンよ、ふぁ、すっちゃ、らめぇっ・・・」  
 
吸っちゃダメ、といっても一切抵抗しない。それだけ、我聞の愛撫は気持ちがいいのだ。  
桃子は愛する人に、胸を吸われるという行為に激しい羞恥心と喜びを感じた。  
自分の胸に、愛する人の顔を押しつけて・・・  
 
恥ずかしいけど、すごくうれしい・・・  
 
「ちょ・・・きゃ・・・にゃう、がも、んっ・・・」  
「ん・・・とぉこのへそ・・・ちゅ、ん・・・」  
「やだ、きたないよぉ、はぁ、っ・・・ん・・・へんたいぃ・・・」  
 
やわらかく、雪のように白い桃子のおなか。それを我聞は丹念に舐め、さする。  
こしまわりをひときしり触り、その感触に酔いしれた。  
くん、と鼻をつつむ甘いかおり。女の子独特のかおり。  
そして・・・  
 
「ん・・・桃子・・・」  
「きゃふ、はぁ・・・ん・・・」  
 
ふとももをさわると、我聞はしっとりと濡れていることに気づいた。  
独特の粘りけがあり、これは汗ではない。少し上の方から、したたるようにたれていた。  
これは。  
 
「ん・・・なんだ、桃子の方がえっちじゃないか・・・」  
「ふぁ・・・だって、だってぇ・・・」  
 
我聞がそういった瞬間に、桃子は瞬時に耳まで顔を赤くした。  
 
愛液。ショーツが吸いきれずにこぼれ落ちた愛液だった。  
汗からも、少しずつ淫らな香りがするようになっている。焦らされると濡れてしまう性癖があるようだ。  
 
「桃子・・・よっと・・・」  
「きゃ、あ・・・」  
 
こたつから桃子を持ち上げ、全身が見えるまでに引っ張り出した。  
紅潮しきっている顔。白い身体には朱が差し、胸は我聞の唾液でぬめっている。  
瞳は涙ですこしにじんでいて、ふとももはじっとりと濡れていた。  
 
我聞は、桃子の両足をぐい、と持ち上げ。膝を胸の方まで押しつけた。  
 
「きゃっ!?がもんっ、や、恥ずかしいよぉ・・・」  
「こうした方が、よく見えるだろ・・・桃子のアソコ・・・」  
 
まんぐり返し、と呼ばれる格好を桃子にした我聞は、黒のハイソックスを履いた  
桃子の太ももを舐めた。  
 
「ひっ、はぁ、んっ・・・にゃあ・・・がもぉん・・・」  
「とぉこ・・・かわいい・・・ん・・・」  
 
塩っぽい味。生物のかおりが一番する。そんな味。  
かぐだけで性欲は高揚する。我聞はそのままショーツをずらし、あらわとなった  
桃子のあそこを、そっと舐めあげた。  
 
「あっ、ふぁ・・・やらしい、がもんぅ・・・っ!」  
「すごい・・・もうとろとろだ・・桃子・・・」  
 
ひだひだを、左右にひっぱり、膣が露出するまでひっぱると、  
それに呼応するかのように、桃子のあそこは、とろ、と愛液を分泌した。  
それを丹念に舐めあげる。舌を膣内にねじこみ、奥の奥まで陵辱する。  
 
「あ、あ・・・がもん・・・っ・・・はいってくるよぉ・・・」  
「んん・・・ぢゅう、ぢゅうぅ〜・・・ぷは、桃子・・・」  
 
飲んでも飲んでも愛液はとまらない。  
加速していく二人の性欲はとまらない。  
 
求め、愛し合うたびに、胸が苦しくなる。  
 
「ガモン・・・いまだけ、今だけわたしをみて・・・」  
「うん、約束だ・・・今俺の頭には桃子しか見えてない・・・」  
 
そのまま我聞は、いきりたった自分の肉茎を取り出した。  
桃子にみえるようにそれを桃子のあそこへと、あてがう。  
 
「は、ぁ・・・あ・・・がもぉん・・・」  
「いれるぞ、ゆっくり、ゆっくりな・・・まだ、時間はあるんだから・・・」  
「うん・・・我聞・・・大好き・・・」  
「ああ。俺もだ・・・いくぞ・・・」  
 
我聞はゆっくりと腰をおとし、その肉茎が桃子の膣内へと進入していく。  
肉と肉がこすれ合うたびに、淫らな水音を立てながら進んでいく。  
 
「あ、ふあ、はぁ・・・ガモン・・・・がも、ふにゃああっ・・・!」  
「ぐ、ぅ・・・!桃子・・・・っ!」  
 
根本まで達した瞬間、桃子はびくん、と痙攣し。  
 
「ん・・・?桃子・・・イっちゃったか・・・?」  
「はぅ・・・はぁ・・・っ・・・はぁ・・・う、うん・・・」  
 
どうやらイってしまったようだ。散々焦らされ、恥ずかしい行為もたくさんした  
桃子にとって、この性交はイくには十分すぎるようだった。  
 
「久しぶり、だったし・・・」  
「だな・・・じゃあ・・・動くぞ・・・」  
「うん・・・いっぱいしてね?ガモン・・・」  
 
我聞は無言で頷いて、深くキスを交わした。キスをした状態のまま、我聞は  
落としていた腰を浮かせ、膣から肉茎を引き抜き、そのまま重力に逆らわず腰をたたきつけた。  
 
「んんぅうっ!ぷあ、はぁー、はぁー・・・」  
「ぷは、痛くないか?桃子・・・?」  
「ん・・・気持ちいい・・・から・・・続けて、とめないで・・・」  
「ああ、わかった・・・ちゅ、む・・・」  
 
そのピストン運動を幾度も幾度も繰り返す。  
そのたびに愛液とカウパー液は混じり合い、ぱちゅ、ぱちゅ、と激しく水音を立てる。  
ずっとお互いに抱き合いながら、キスを交わし、ただただ舌を交わらせた。  
 
「あっ、あ、あ、あ、にゃあ、がも、んぅ!!」  
「とぉこ、とぅこぉ!!、あ・・・っ!」  
 
加速は、とまらない。  
お互いをむさぼり、快楽の限りをつくす。  
我聞は、桃子の小さなからだが壊れてしまうのではないかというくらいに  
自分の肉茎をたたきつけた。膣肉をかき分け、子宮をえぐり、クリトリスを擦りあげた。  
我聞も徐々に絶頂が近くなっていく。桃子も、既に二度絶頂を迎え、また三度目を迎えようとしていた。  
 
「ふあ、あ〜っ!あ〜っ!きもひ、いい、にゃああ!!」  
「あ、ぐ、あ・・・っ!桃子、だすぞ、桃子・・・っ!!」  
「あ、あ、だめ、でちゃ、ああっまって、まって、でちゃう、にゃああっ!!」  
 
どくん。  
 
我聞は最期の一突きをえぐるように桃子の子宮にたたき込むと、二人は絶頂に達した。  
亀頭から白濁の精液を、どくん、どくんと注ぎ込む。  
桃子はきゅう、と膣肉を締め上げる、そして、愛液の他に暖かい液体が奥から飛び出てしまった。  
 
「と、桃子・・・その、・・・は、・・あ・・・」  
「ふあぁ〜・・・はぁ〜・・・みちゃ、だめ、え・・・」  
 
繋がったまま、桃子はおしっこを漏らしてしまった。  
快楽に耐えきれず、全身の筋肉が緩和してしまった桃子は、そのまま  
ずっとこらえていた尿意をはき出してしまったのだ。  
 
「仕方ないな、桃子は・・・」  
「うぅ・・・ごめんなさい・・・でも・・・う〜・・・」  
「大丈夫、ちゃんと洗濯するから・・・な?」  
「そういう意味じゃなくてぇ・・・う〜・・・低脳〜・・・」  
 
恥ずかしさに耐えきれず、桃子は我聞の胸に顔をうずめてしまった。  
それを我聞は優しく抱きしめ、桃子を自分の上に移動させた。  
 
「あ・・・ガモン・・・その・・・まだまだたくさん、してね?」  
「ああ、このまま、するぞ。桃子・・・」  
「うん、ガモン・・・」  
 
そして、そのまま動こうとした、その時。  
 
「おにいちゃーんっ!まだ起きてる!?忘れ物取りに来たんだけ・・・ど・・・」  
「な・・・か、ほ・・・?」  
「へ・・・あ・・・う、す・・・胸・・・?」  
 
ふすまが勢いよく開いて、果歩が帰ってきてしまった。  
最期の除夜の鐘。・・・そして、時は新年を迎えた。  
 
to be continues....  
 

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