Interlude.
「ガモン・・・もうちょっと左・・・あっ・・・いき過ぎ・・・そう、そこっ!」
「こ、ここか?桃子?」
「そうそう、そこを強く。いい・・・?」
「ああ・・・」
「点火(イグニション)!!」
「やっちゃえガモーン!!」
「工具楽仙術 砕・追功穿・爆!!突貫!!」
我聞は力強くハンマーを振るう。そして一際でかい主柱をピンポイントで破壊し、内部から爆破した。
砕・追功穿で中心部の衝撃を送り、そして破壊する。ただ、砕・追功穿を放つより破壊力を高め、
そして一部に威力を集中させる事が出来る。それと同時に、廃ビルのいたる場所から発破が始まった。
支柱をタイミングをずらし発破することにより、廃ビルは自重に耐えきれず崩壊を始めた。
「よしっ!脱出!」
我聞は間一髪で廃ビルから脱出し、崩壊から脱出する。そして解体は見事終了した。
「ガモン、おつかれ・・・」
「お疲れ様です、社長。周りへの損害は無し、いい仕事です。」
「ああ、ありがとう國生さん。」
「あ・・・う・・・」
桃子は我聞に話しかけようとしても、どうしても一歩引いてしまう。しかし。
「いや、桃子がいて助かった。以前も発破作業の経費を浮かすために俺が支柱の破壊を行ったが。
まさかこんなに効率よく、最小の爆破で解体を行うことができるとは。流石は飛び級だな。」
「ええ、非常に助かりました。これで相当の黒字になると思います。ありがとう、桃子さん。」
「えっ・・・あ、あったりまえじゃないっ!この位朝飯前なんだからっ!にゃははは♪」
「これからも頼むぞ、桃子。」
「まっかせなさーいっ!」
(自然を装う?)
(そ。いきなりうやうやしくしたり、熱烈アタックしちゃったらダメ。不振に思われるし何よりはるるんに悟られる。
だから、いつも通りに振る舞って。アタックをかけるなら突発的に、逃れられない状況を作るの。おわかり?)
(わ、わかった・・・)
でも、本当に仲良さそうだな・・・・。
そんな事を桃子は思ったりする。いくら作戦がすごいこととはいえ、やはり不安は残る。
自分にだって良心がある。このまま我聞にアタックをしてもいいのか。でも。
(負けないんだから・・・ガモンを好きな気持ちなら負けてないんだから!)
自分を奮い立たせる。作戦実行の時刻は、刻一刻と近づいていった。
「やぁ、森永くん。」
「お久しぶり〜。いやはや君も捕まらなくてよかったね。」
優はとある人物に会っていた。それは十曲才蔵である。彼は以前営んでいた呉服屋の営業に戻っている。
彼は合法的に真芝関係者から外されている。真芝崩壊への貢献とあまり真芝を表に出さないほうがいいという配慮。
そしてなにより工具楽我也他の頼みによるものである。
「にしても、まさか驚いたよ。君からこんなものを作ってくれと言われるとはね。
まぁ、このどぉあーい天才、十曲才蔵20才この度見事既婚となりました!に不可能はないからね!」
「お、千尋ちゃんと結婚したんだ〜。おめでとうさん〜。」
「HAHAHA、ご祝辞感謝する。これが例のものだ。千尋くんに設計を頼んで作らせたものだから間違いはないよ。」
「ありがとね〜、これは必要なものなんだよね〜。」
「君の企みだからきっとおもしろいことだろうが・・・まぁ犯罪にならないように注意したまえよ。」
「うん、君も頑張ってね。」
「HAHAHA、社長業は我聞くんより長いのでね。今はまだまだ忙しいが、すぐに元に戻してみせるさ。さらばだ!」
こうして、十曲才蔵は去っていた。これでモノは全てそろった。あとは実行するのみ。
でも、スーツにエアジェット装備はどうかと思うよ、才蔵くん。と思ってみたりする優であった。
その夜。月が爛々と輝き、星が満天に輝いている。
工具楽家はいつもの夕食を終え、自由な時間になった。その時。
「優さんの家に泊まる?まあ明日は休みだし、俺は構わんぞ。」
「ありがとうお兄ちゃん。」
「デルタ1がGHKで重要な会議があるからどうしてもって!」
「こら珠!なんでもないからっねっねっそれじゃあ優さんそこで待ってるから!いってきまーす!!」
「あぁ、ヤフー株が暴落してぃるぅぅぅぅ・・・・・」
果歩は珠と斗馬を両脇に抱えて、玄関に待機している優と共に行ってしまった。
我聞は優からあふれる邪悪なオーラに不審に思ったがスルーした。優が怪しいのはいつものことだからである。
「さて・・・と。」
いつも騒がしい工具楽家が静まりかえる。少し寂しかった。が、家長として何かを出来ることを探した。
掃除をするか、が、果歩がもうしている。株の情報などわからない。珠は・・・直接遊ばないと意味がないだろう。
・・・
「俺は無力だ。」
そんな無力感に打ち拉がれ、唐突に眠たくなった。
「疲れが溜まっているのか・・・明日も仕事があるし、早めに寝て仕事に備えるのもまた社長の勤め。うむ。寝よう」
我聞は戸締まりを確認した後、いつもより早く布団にもぐり、瞬く間に寝てしまった。
工具楽我聞は違和感を覚えた。
腹部に圧迫感がある。眠っている頭のまま、我聞は静かにまぶたをあけた。そこには・・・
「ガモン・・・」
すらりと伸びた白い足。可愛らしいへそ。ウェーブのかかった美しい金髪。それと対照的に日本人らしい顔。
紛れもなく、桃子だった。何故自分の上に桃子がのっているのかは分からない。だが、それは今の状況からすると些細なことだった。
何故なら・・・
「桃子っ・・・なんて格好してるんだ・・・っ!?」
「やっぱり、変・・・かな・・・」
彼女を包んでいるのは、黒に様々なレースをあしらった、官能的な下着だけだった。
ガーターベルトで黒のストッキングを止め、ローライズのショーツからはまだアンダーヘアもそろわない秘部が
少しだけ見えている。童顔な彼女を包んでいるアダルトな下着が背徳な性欲をそそらせた。
そう、優が十曲にオーダーメイドで依頼したのはこの黒の下着だった。桃子のサイズにあうものなんて市販されているはずがない。
もしオーダーメイドで請け負ってくれる企業があったとしても時間も金もかかる。そこで十曲に頼んだわけだ。
「桃子・・・その・・・」
「・・・夜這いしに・・・来ちゃった・・・」
「!・・・っ・・・あ、あのな、桃子っ・・・その、俺は國生さんと・・・」
「わかってるっ・・・!わかってるわよっ!でも・・・仕方ないじゃない!私だって・・・ガモンが大好きなんだからっ・・・不戦敗なんて・・・嫌っ!」
そのまま、二人は無言のまま、ただただ、時間だけが過ぎていく。
桃子はやはり辛かった。優に押し切られ、この夜這い作戦を実行したはいい。でも、やっぱり何も変わらなかった。
我聞は、私に対してなにも言ってはくれなかった。
「ガモン・・・私・・・魅力無い・・・?」
我聞は不思議と胸が高鳴った。彼女は確かに肉体的魅力は無いに等しい。決してスリーサイズも良いとはいえない。
だが、なぜだろう。衣服越しに感じる桃子のふとももはとてもやわらかく、きちんとくびれのある腰に目を奪われる。
透き通るような瞳は美しく。近くにいると、ただ彼女の知らなかった魅力に酔ってしまう。
「いや、すごく魅力的だ、桃子。なんか、ドキドキする・・・」
「本当・・・?」
「ああ、だが・・・俺には國生さんがいるんだ・・・やっぱり、おいそれと國生さんを裏切れん・・・」
「・・・そう・・・だよね・・・」
「だが、社員を泣かせたくもない・・・んだ。そんな顔しないでくれ。桃子・・・」
「・・・・無理よ・・・やっぱり、あきらめられないよ・・・」
部屋にはすすり泣く桃子の声だけが響いている。・・・時間は流れる。
「桃子。」
「・・・」
「付き合うことは、やっぱりできない。」
「・・・」
「だが・・・それ以外に一つ、願いを聞く、それじゃ、ダメか?」
「・・・わかった・・・。じゃあ・・・お願い・・・聞いて?」
「ああ。もちろんだ。」
「抱いて・・・」
「っ・・・」
鼓動が、高鳴る。
「一度だけ・・・だぞ?この事は國生さんにも言うけど、構わないな?」
「うん・・・ごめんガモン・・・ごめんなさい・・・」
我聞は桃子の小さな身体を抱きしめる。やわらかい、香り。
「桃子・・・その・・・こんなことして悪いんだが・・・」
「・・・なに?」
「普通の服に着替えてくれるか?やっぱり落ち着かないから・・・ちゃんとした桃子としたい。」
「あ・・・・うん。わかった、まっててガモン♪」
ようやく桃子に笑顔が戻った。
「じゃあ、するぞ・・・?」
「うん・・・ガモン・・・」
桃子はほほえみ、そのまま我聞に身を任せた。
ずっと夢見てたこのとき。桃子は一度きりのこのときを噛みしめていた。
ふと、桃子のくちびるに、唇があたる。しっとりとした感触。初めてのキスの味。
想像していたよりも、ずっとずっとしびれる味。あまずっぱいレモンというより、ずっとずっと激しい電流だった。
「ん、ふ・・・」
唇が押し合い、ふれあうだけのキス。それなのに感じてしまう。
桃子は少しだけ、唇に舌を這わせた。ぴちゃ、と水音が響く。それにあわせて、我聞も舌を這わせる。
舌が交わる瞬間、桃子は全身に衝撃が走り、下腹部に強いうずきを覚えた。
「ちゅ・・・んふ・・・あ・・・にゃ・・・」
「ん・・・桃子・・・苦しくないか?」
「平気・・・だから続けて・・・ガモン・・・切ないよぉ・・・」
ちゅ、ちゅ、とキスをあじわう。
舌をあわせるたびに強い快感を覚え、下腹部のうずきはより激しくなる。
キスという性行為は、確実に桃子へ快楽を届けていた。
「んむ、ちゅ・・・ぷあ・・・ぁ」
「ん・・・桃子・・・」
「ガモン・・・すごい・・・私低俗なことしてる・・・でも、すごくうれしい・・・これってへん・・・?」
「変じゃないぞ、俺は桃子より途方もなく頭悪いが、それは変じゃないってわかる。」
「でも、これって浮気よね・・・」
「う・・・だが、國生さんにもちゃんと説明すればっ・・・」
「許してもらえると思う・・・?」
「ぐ・・・」
やはりどうしても気になる。このままじゃお互い気持ちよくすることが出来ない。不安が錯綜する。
「勢いだけでしたが・・・やはり問題だよな・・・」
「うん・・・でもやっぱりやめたくない・・・ガモン・・・」
その時。ふと寝室の障子が開き。
「やめなくてもいいですよ?社長。桃子さん。」
「!!?」
そこには、國生陽菜がたっていた。
「國生さ・・・ん・・・」
「ハルナ・・・」
「やめなくてもいい、と言ったんです。どうぞ続けてください。」
「いや、その、あの、えと、」
「あうあうあうあう・・・」
陽菜は秘書たる毅然とした態度をみせ、二人に近寄る。そのたびに、二人は顔を赤く、そして青く染める。
「すまなかった國生さん!これは全て俺の責任っ」
「だから続けてください。言い訳や謝罪なら結構ですから。」
「あ、いや、・・・」
「社長。」
「は、はいっ!」
「桃子さんもいいですね?」
「うぇ、あ、うんっ・・・」
陽菜は怒っていた。だがそのまま二人に続けろという。
二人はそのことに対してすごく不信感を抱いたが陽菜からあふれる毒オーラのせいで聞くに聞けなかった。
「胸さわるぞ・・・?」
「あ、うん・・・あっ・・・」
服越しに感じる桃子の胸。決して豊かではないが、確かなふくらみを感じる。
ぎゅっと指に力を加えるとかすかに胸が変形する。ふにふに、やわらかい。
「桃子・・・その、下着つけてない?」
「は・・・はぁ・・・うん、あれしかつけてなかったから・・・」
「そうか・・・やわらかいぞ、桃子。」
「そう?うす胸にひかえめひかえめ言われたから、その、少し不安だったから。よかった・・・」
ふにゅ、ふにゅ。と、我聞が優しく、丹念に桃子の胸をもみしだく。
桃子は胸をもまれるたび、甘い吐息をもらす。
「あ・・・はぁ・・・はふ・・・」
「直接揉んであげたほうがいいんじゃないですか?社長。」
「ふぇ、ひぁっ!?」
急に。陽菜は桃子の背後に回り、上着をあげた。首ほどまでにあげられた上着からは、桃子のへそはおろか。
桃子のささやかながらふくらんでいる、二つの胸が晒されていた。
「や、ハルナ、だめぇっ・・・」
「ふふ、私も少し寂しくなっちゃいました。私にもさせてください、社長。ちゅっ・・・」
「ひゃっはるな、くび、なめひゃ、らめっ・・・!」
「こ、國生さん!?」
「私も馬鹿じゃありません。桃子さんが社長を好きなことも知っています。だから、こうなることもなんとなくわかってました。」
「ぁ・・・はるなぁ・・・」
「優さんもいますし、可能性は高いこともわかってました。だから、そんな時はこうしようと思ってたんですよ。
優さんの思うつぼかもしれませんが、やってみると意外と楽しいものですね、社長・・・ん・・・ちゅ・・・れちゅ・・・」
「やあ、はるにゃ、へんだよぉ・・・ふぁ・・・」
「社長・・・んふ・・・これも、私とのセックスの延長なんですよ・・・ちゅ・・・社長も、してください・・・」
「あ、ああ。國生さん、桃子・・」
「あ、ひゃあっ。ふぁ、あん、がも、はりゅな、あふぁ、」
我聞は桃子の胸を直に触る。服越しよりもよけいにやわらかさを感じ、鼓動がさらに高鳴る。
もちもちとした若く白い肌は吸い付くように我聞を受け入れる。
陽菜は桃子にマーキングをするように、れちゅ、ちゅ、と吸い付く。陽菜のやわらかい唇が吸い付くたび、桃子は息をあらげた。
我聞はそのまま、ふくらみたちはじめている乳首を、きゅっとつまみ上げる。
「きゃふっ!あ、ひぅ、あ、きもひ、いいっ」
桃子は既にろれつが回っていない。
胸をいじられ、首を舐めあげられ。桃子は二人に挟まれ、サンドイッチ状になりながら攻められる。
ただただ快楽の渦にのまれていく。
「はりゅな、がも、ん、あ、ひ、きもひい、あ、ひゃあ・・・っ!」
「桃子の胸、やわらかいぞ・・・」
「社長・・・わたしも、その・・・」
「ああ、じゃあ、國生さんも・・・桃子も、國生さんを・・・」
ぐい、と。上着をたくし上げ、陽菜は胸をさらけ出した。その胸は、やはり神秘的でキレイだった。
桃子と同じく、下着を身につけていない。もともとするつもりできていたからのことだった。
我聞は、優しく胸を揉む。むにゅ、と、形を変える胸。そのときに陽菜はびくんっ、と身体をこわばらせる。
「はるな・・・ちゅ、んむ、ふ、ふぁ・・・んちゅ、れちゅ・・・」
「とぅこさ、んむ、ちゅ、ふぁ・・・んっ!」
桃子は陽菜にキスをする。頭が蒸気して、なにがなんだかわからなかった。
ただ、桃子と陽菜はキスを繰り返す。濃厚な、ディープキス。
「やん、桃子さん、えっちですね・・・ふふ、可愛いですよ・・・っんふぁ!しゃちょぅ、んむっはげひぃ、ぁ!」
「ハルナのほうがえっちよ、んっ、ふ、は、ちゅむ、んむぅっ!んんぅっがも、ん、ふぁ!」
「こうすれば、二人ともきもちいんじゃないか?もっと密着して・・・:
「やぁ、きもちい、しゃちょう、こわれちゃいますぅ、は、ぁあ!!」
「すご、ひぃ、!がも、んっだめっ!にゃあ!ふぁああっ!」
我聞は少し強引に二人の身体を密着させる。そうすると、キスをしている二人の乳首は見事に重なり、こすれあう。
くにゅ、くにゅ、と。勃起している乳首はお互いを犯しあう。二人はただ快楽によがる。
じんじんと疼き、お互いを擦りあう乳首を、ガモンはさらにもみ上げ、こすりあげた。
「すごっ、は、ぁああ!イ、イく、しゃちょ、イっちゃいますっ、ふあ!」
「やだ、ひ、また、すごいのきちゃうっ、ガモン、ガモぉン!ふぁああ!」
「イっていいぞ、見てるから、く・・・すごいぞ二人とも・・・」
我聞はとどめと言わんばかりに二人の乳首をつまみあげた。きゅうぅ、と、強く。
痛いほどにつまみあげられた乳首だが、二人は身体を大きく反り、快楽に落ちていった。
「きゃ、ぁあ!ふにゃあああああああっ!」
「しゃちょ、あっあああ!ふああああっ!!」
二人は激しく痙攣し、ぶるぶると身を疼かせる。そして、くた、と。そのまま我聞にしなだれかかり、余韻に浸る。
二人の息が、我聞にかかり、我聞の理性をより奪わせる。
「はぁ、ぁ、はぁ・・・ん・・しゃちょ・・・う・・・」
「はぁ、ぁ、はぁ・・・ぁ・・・ふ・・・すごい・・・ガモン・・・」
「すまん、二人とも・・・俺も少し、我慢できんみたいだ・・・」
そういうと、我聞は大きくそそり立った自分のモノを、ズボン越しに見せた。
「ひゃっ・・・ガモン・・・それ・・・」
「ああ、みっともないが・・・二人を見てこんなになってしまった・・・」
「すごい・・・社長・・・」
我聞はそのまま自分のものを取り出す。大きく勃起したそれは二人を驚かせた。
「きゃっ・・・ガ、モン・・・あ・・・すごい・・・」
「すごい・・・社長・・・いつもより大きい・・・」
「ああ、自分でもびっくりしてる・・・むぅ」
そそり立った我聞のいちもつを、三人はまじまじと見る。
「さ、さすがに恥ずかしいんだが・・・二人とも?」
「桃子さん・・・ちょっと・・・」
桃子と陽菜は内緒話を始める。我聞に聞こえないようにこっそりと。
そして、少し経ったとき、桃子はもじもじと、陽菜は少し楽しげに立ち上がった。
「あのー、二人とも?」
「「ていっ!」」
「おっわっ!!」
我聞は二人に押し倒され、そのまま三人は雪崩のように倒れた。
我聞は少し頭がふらふらとしていたが、そのまま状況を把握しようとしていると。
「うわ、すごい・・・文献でなら見たことあるんだけど・・・実際の、すごい・・・」
「ふふ・・・私もこうするのは初めてなんですよ?」
「そうなんだ・・・ん・・・熱い。」
「これが・・・入っちゃうんですよ・・・?」
「あ・・・すごい・・・」
「ふ、二人とも!?」
そこには、我聞のモノを握り、まじまじと観察する二人がいた。
二人は興味津々に、そして愛おしげに我聞のモノをさする。そのたびに我聞のモノはびくびくと脈動する。
「わ・・・生き物みたい・・・」
「私も初めて見たときは驚きましたよ・・・すごく不思議です・・・はむ・・・」
「ちょ、國生さん!?」
「れろ・・・ん、しょっぱい・・・ちゅ・・・あつい・・・」
「桃子まで、二人とも、なにして、っく!?」
二人はそのまま我聞のモノをくわえ込む。初めての味、違和感に驚きながらも、二人はそのまま愛撫を続ける。
ちゅ、ぬちゅ、ちゅぱ・・・ぢゅぅ、ちゅうう・・・
卑猥な水音と喘ぎだけが部屋に響く。二人はそのいちもつをただただしごき、そして吸い続けた。
総20の指は、袋を揉み、竿をしごく。口と舌は亀頭を吸い、我聞の性欲をかき立てそして射精をそそらせる。
あまったるい声。二人はただ我聞のものに酔いしれた。
「ふほい・・・あひゅふて、えっひ・・・へんなあじなのに、くせになりそ・・・んむ、ぢゅう・・・ぢゅ、ちゅぱっ」
「ひゃちょお、おっひいでふ、あ、むぅ、ぢゅううぅ・・・ぢゅぷっぢゅぷ、んんっ・・・にがくて、おいし・・・でふ・・」
「あ、ぐ、やばっ・・・!口離して、このままだと口にっ・・・!!」
「いいれふ、このまま、くひに、ぢゅうううぅ、だひてくらはいっあ、むぅ、ちゅうぅ、」
「ぢゅううぅ、がも、んっ・・・ぢゅう、れろぉぉ、・・・んふ、がも、んんっすきぃ、すきいぃっぢゅうう!」
「あ、ぐぅ!!」
ストロークはより激しさを増していく。裏筋を舐め上げ、亀頭を片方ずつ吸い上げる。初めてで拙いフェラチオだが、
我聞にとって即射精に至らしめるには十分すぎる快楽だった。我聞のモノは脈動し、二人のフェラに答える。
三人は快楽におぼれていた。別に陽菜と桃子に直接快楽が与えられている訳じゃない。それでも、二人は十分に感じていた。
そして、そのまま。
「っ!ぐぅ!!」
「っ!!んっふぅぅ・・・!んぅ、んんっ」
「あっ!ひゃっ、んんんふ、、ぁむ、んん!」
びゅく、びゅく、びゅく、びゅるるる・・・・っ!!
白濁色のねっとりとした精液は、二人の咥内を犯し、顔を白く染め上げる。耽美的な、光景。
艶めいた空間。口で生殖器をなめあげる。その行為の果てに、二人は顔だけではなく頭までを白く染めた。
「ん、くぅ・・・んふ、えほ、ん・・・んく、んく・・・えほ、こほっ」
「にがぁい・・・んく、んく、えほ、けほっ」
苦い、決しておいしくなどない精液を、二人は咳き込みながらも飲み干していく。
味なんか関係ない。愛しい人が出してくれた精液。それをはき出すなんて出来なかった。
「はぁ、はぁっ、う、ぐっ・・・桃子、國生さん・・・」
「あ・・・ん・・・しゃ、ちょぉ・・・」
「ガモン、ガモぉン・・・」
三人は求め合う。加速していく性欲は、もう止まらない。
我聞はそのまま、先ほどとは逆に、二人を押し倒していた。