胸が破裂しそうなくらい、ドキドキする。
軽く触れただけなのに・・・
その唇の感触が、消える。
あ、待って・・・まだ・・・
目を開くと、お兄ちゃんの顔が真正面にある。
真っ赤になってて、ちょっときまりが悪そう。
でも・・・まだダメなの、お兄ちゃん・・・
「ね、お兄ちゃん・・・」
「ん・・・?」
「・・・・・・もっと」
口を開いたまま、そうねだる私の意図は、すぐに通じてくれた。
お兄ちゃんは、今度は口を開いたまま、私の唇に唇を被せる。
私の舌に舌を絡めて、口の中を蠢きまわる。
ちょっと強引な、でも身も心も委ねてしまうような、ディープ・キス。
「ん・・・っ・・・んふ・・・ふぅう・・・・・・ふっ・・・・・・んん・・・」
本当は、ありえないこと、いけないことなのに・・・蕩けそうなほど、気持ちいい・・・
キスの上手なお兄ちゃんって、なんか違和感あるけど・・・それだけ、上手になるくらい、何度もしてるんだ・・・
陽菜さん、いつもこれ、してもらってるんだ・・・いいな・・・
そんな風に快楽に身を委ねて、意識がとろん、としていたときに―――
「んふっ!?」
ぞくぞくっ、と背筋が震える。
ちゅ、ちゅ・・・と音がして、濡れた感触が耳や、うなじを滑る・・・陽菜さんが、後ろからキスしてくれてる・・・
気が付いたら、パジャマもブラも脱がされて、耳や首筋やうなじや裸になった背中を、
陽菜さんの舌が這っている・・・と思う。
お兄ちゃんのキスとは違う、ぞくぞくする快感が、背骨を走り脳髄に抜ける。
その舌が、今度は背中を登って、首筋を経て、私の頬まで来て・・・
「ね・・・社ちょ・・・我聞さん・・・今度は、私も・・・」
そう言うと、私とお兄ちゃんの唇の隙間から垂れる涎を舐めとって、唇を寄せる。
・・・あ、また我聞さんって呼んだ・・・えっちするときは、そう呼ぶことにしたのかな・・・?
それとも、私とキスしてるのに嫉妬して、わざと親密そうにしてるのかな・・・
そんなふうに思っていたら、いつのまにかお兄ちゃんの唇は離れて、
私の目の前で、今度はお兄ちゃんと陽菜さんがキスをする・・・陽菜さん・・・ずるい・・・
でも、それが済むと今度は・・・陽菜さんが、私にキスをしてくれた。
「ふっ・・・ん・・・ちゅ・・・んふ・・・ふぁ・・・・・・」
やっぱり、私の舌を絡めとって、口の中を、余すところ無く舐めまわす。
けど、お兄ちゃんみたいに強引な感じじゃない・・・優しくて、少し遠慮がちで・・・でも、繊細な、そんな感じ。
多分、お兄ちゃんとするときは、さっきの私みたいに、されるがまま、なんだろうな・・・
そんなことを思いながら、私は陽菜さんに負けじと舌を動かして、陽菜さんの口を貪る。
キスって、こんなに、気持ちよくなるんだ・・・
でも、気持ちよさに没頭してたら、また不意打ちを受けた。
「ん・・・ふぅぅ・・・ふ!? んむ! んむむ〜〜〜!」
お兄ちゃんが、わたしの胸・・・吸ってる・・・指でも弄って・・・や、だめ・・・
一気にびくびくと震え出した私の身体を、ぎゅ、と抱きしめて、陽菜さんはキスを続ける。
・・・今、気付いた。
ずるい・・・これって・・・二人がかりだ・・・
「んふ! ふーっ! ん! んん―――!! ぷあっ! うぁ、や・・・むねぇ・・・だめ・・・」
未知の快感に身体を震えさせて、口を塞がれたまま呻き声をしばらく上げさせられてから、
陽菜さんは私の唇を解放する。
「果歩さん・・・社長に胸、触られて・・・舐められて・・・感じているのですね・・・可愛い声・・・」
「ふぁ・・・そ、んな・・・ことぉ・・・ふぁあ・・・」
陽菜さんはそう言うとまた、私のうなじにキスをして、背筋に舌を這わせる。
さらに、お兄ちゃんに指で弄られてるほうの胸に、陽菜さんも後ろから手を回して、
二人で10本の指が、私の胸を捻り蠢く。
「やあ・・・っ・・・だめ・・・二人で・・・ずるいよぉ・・・ゆび・・・うごきすぎ・・・てぇ・・・
おにいちゃ・・・や! だめだからぁ・・・そんなに・・・吸っちゃやぁ・・・はぅぅ・・・」
自分で胸を触ったこと、気持ちよくなりたくて触ったことも、無いことはない、けど・・・
全然違う・・・気持ちよすぎて・・・どうしよう、どんどん・・・身体・・・昂ぶってる・・・
「果歩さん、すごく気持ちよさそう・・・胸、感じやすいんですね・・・私と一緒・・・」
「い、一緒じゃない・・・もん・・・わたし・・・っ、陽菜さんくらいになるまでには・・・
もっと・・・おおきくっ・・・なるもん・・・」
「あら・・・・・・・・・それじゃあ、まるでもう、私、育たないとでも?」
「あ・・・そ、その・・・え、ええと・・・っひあ! や、やあ! は、陽菜さんっ、ちょ、や!
と、取り消すから、取り消しますから! だめ、強くしないでぇ!」
陽菜さんは後ろにいるから顔は見えないけど・・・私の胸を弄る、お兄ちゃんより優しかった指の感触が、
いきなり強くなって・・・乳首をきゅ、って・・・ぐりぐり、って・・・その度に電気が走るみたいで・・・
「ま、まあいいですけど!? しゃちょ・・・が、我聞さんは、丁度いい大きさって言ってくれましたから!」
実は、気にしてるんだ・・・・・・拗ねられちゃった・・・
「ま、まあまあ二人とも、どっちの胸もかわいいから!」
お兄ちゃん・・・そのまとめ方は間違ってるよ・・・
「・・・もう・・・」
陽菜さんもそう思ってそうだけど、あえて突っ込んだりはしないみたいで、それ以上は何も言わない。
代わりに、二人は同時に、動き出す。
私の胸を弄っていたお兄ちゃんの手と、私の方に添えられていた陽菜さんの手が下へすべり・・・
「ふぁ・・・ひゃ!・・・や・・・そこ・・・はぁ・・・っ」
身体の前と後ろから、私の足の間の、女の子のところに、同時にたどり着く。
あわせて10本の指は示し合わせたようにパジャマの下へ潜り込むと、キスと胸への愛撫ですっかり湿ってしまった下着越しに、
そこをぐにゅぐにゅと揉みしだき、ぐいぐいと押しほぐし、さわさわと触れ焦らす。
「ひ・・・ふぁあ! や・・・は・・・んっ・・・うぁ・・・ひああ・・・あああっ・・・・・・!」
二人がかりで大事なところを触られて、私は何も抵抗できない。
身体をびくびく震わせながら、熱に浮かされたみたいにはしたない声を上げることしかできない・・・
「ね・・・社長」
「ん?」
「果歩さん、もっと、気持ちよくさせてあげましょうか・・・」
「・・・ああ、そうだね・・・」
え・・・これ以上・・・?
ぐぃ、と身体が横に押されて、私は布団の上に倒される。
「ひゃ・・・あ、ちょ・・・っと・・・ま・・・」
驚いている間に、二人がかりでパジャマのズボンも、ショーツも、ずるずると下げられてしまって・・・
びくびく感じるばかりで力の入らない身体に二人がかりで手出しされたら、抵抗なんて何も出来ない。
私の身体を覆う衣服は全て剥ぎ取られ、ただでさえ剥き出しになった下半身は、
片足をお兄ちゃんに持ち上げられて、大事なところを思い切り二人の目に晒すことになった。
「や・・・だ・・・お兄ちゃん! こんな格好やだ!・・・やだよぉ・・・恥ずかしいよ・・・」
「何言ってるんだ、人のことは覗いてたくせに・・・」
「そうですよ、果歩さん・・・私たちの恥ずかしいところ、こっそり見てたんですからね・・・
果歩さんの恥ずかしいところも、しっかり見せていただきますからね?」
「そ・・・んなぁ・・・・・・っひ!」
恥ずかしさで頭の中まで茹だってしまいそうなこの格好だけでも辛いのに、
そこにお兄ちゃんが・・・私のそこに・・・唇をつけて・・・
「ひぅ・・・や、あ、ふああ! やぁ、だめ、そこ汚いっ! だめ・・・やだよぉ・・・おにいちゃ・・・うあ!?」
お兄ちゃんの舌が私のあそこを・・・やだ・・・恥ずかしすぎるけど・・・自分で、指でするより
・・・柔らかくて・・・温かくて、ぬるぬるして・・・気持ちいい、本当に、どうかなっちゃうくらい・・・
なのに、お兄ちゃんのだけでもそうなのに・・・もうひとつ、別の舌の感触が・・・
「ひゃあああ! だめ、陽菜さんまでだめえ! そんな、二人でされたら、わたし! わたしいぃ!」
お兄ちゃんが私の片足を抱え上げたのってこの為なんだ・・・後ろから、足の間から陽菜さんが首を伸ばして、
二人で一緒に私のそこを苛められるように・・・
「こんなっ、二人がかりで、ずる、ずるいよお! や、うあ、ふぁああ! だめ、二人で舐めちゃだめえ!」
それぞれ別々に動く二人の舌が、私のそこを、ねっとりと弄り回す。
ちゅぷ、ちゃぷ、ぴちゅ・・・じゅる、じゅるる・・・と、聞いてるだけで恥ずかしくなるような音を立てて、
二人で貪るように、びらびらもその奥も、お豆も、全部余すところ無く・・・徹底的に・・・
「ふぁあ! や、らめ、だめええ! とけるっ、とけちゃううう! ほんとに、や、あぅう! らめ、もう、やあ!」
感じすぎて、身体に力が入らない。
気持ちよすぎて怖くて、逃げようとしても二人に足をしっかり捕まえられてて、すこしだって逃げられない。
「らめぇ・・・おにいちゃ・・・はるなさ・・・ん・・・らめ、ひやぁ・・・とけちゃう・・・とけちゃうよお・・・」
珠や斗馬に聞かれないようにって一生懸命抑えてた喘ぎ声が、もう抑えられない。
それなのに、自分の声はよく聞こえなくて、
二人の口と私のあそこが立てる、ぴちゃぴちゃってえっちな音ばっかり凄くよく聞こえる。
「ひぐ・・・らめ・・・もう・・・もうっ・・・らめ・・・きちゃう・・・らめぇ・・・ふぁあ・・・ぁぁ・・・」
「果歩さん・・・もう、そろそろみたい・・・ね、社長・・・」
「・・・ああ、じゃあ・・・そろそろ・・・」
「ふぁ・・・なに・・・ひ・・・っひあ!? や、あ、や、やだ! うぁ、あああ! ひ! らめ、や、うあああ!!」
もう、そのままでもイきそうなくらいに感じてた私の限界を察知した二人は・・・さらに、舌を激しく使いだす。
二人の舌は二匹の生き物みたいにうねうねと暴れまわって、あそこの中までぐりぐりとえぐり込んできて、
陰核を、挟み込むみたいにぎちぎちと舐って、貪りあうみたいに私の蜜を音を立てて啜って・・・
二人に抑えられていなかったら暴れ出しそうなくらい、私の身体は快楽の荒波に翻弄される。
「い・・・! ひや! はげしっ! らめ! おにいちゃ・・・! はるなさんもっ! おねが、らめ、
もうやぁあ! おかしく、おかしくなっちゃうう! そんなにうごかさないでえええ!」
じゅぶぶっ、じゅるる、ぶちゅ・・・ちゅ、ちゅっ・・・ぢゅ・・・ぢゅぶっ・・・ぶちゅ・・・
私の下の唇と、おにいちゃんと陽菜さんがディープキスしてる・・・そんな感じ・・・
でも、私の唇には舌がなくて、感じすぎる突起があって・・・
だから、もう・・・私は髪を振り乱して、涙も涎も流れるに任せて、
身体の自由になるところ全部で感じてますって表現するみたいに全身でを震わせて、
恥ずかしいくらいの裏声で叫びまくって・・・
「は! あはあっ! らめ、もう! イく・・・イっちゃう、イっちゃうの、おにいちゃ、はるなさああん!」
えっちなんて経験のない私が、豊富とはいえなくても経験をつんだ二人に組んでかかられたら・・・
どうにも出来るわけないじゃない・・・こんなにされたら・・・もう・・・
「や、だめだめだめ! や、ほんとにっ! イく、イっちゃう! おねがっ、強すぎて! もう、もう、もう・・・!
っく、イく、イくのイっちゃう、イっちゃ、い、いや、やあああああああああああ!!!!」
身も世も無く、はしたなく喘ぎ叫び、
いつのまにか二人の頭に置いていた手でぎゅっと自分のあそこに押し付けるように力を込めて、
私は初めて、絶頂を経験した・・・させられた・・・
私のあそこは、もうふやけて溶けちゃったんじゃないかってくらいに執拗に舐めしゃぶられて、
身体はまだびくびく震えてて・・・
「果歩さん、イっちゃいましたね・・・気持ちよかったですか・・・?」
「放心しちゃってるかな・・・初めて、だったろうし・・・あ、國生さん、口に、果歩のが垂れて・・・」
「え・・・あ・・・ん! ん・・・んむぅ・・・」
イった余韻で、朦朧として動けない私の前で、二人はキスしている・・・
二人がかりでイかせておいて、動けないうちに二人だけでそんなことするなんて・・・やっぱりずるい・・・
「國生さん・・・その、俺・・・」
「あ・・・社長・・・でも・・・果歩さんが・・・」
なんだろう・・・どこのAVだ、みたいな感じのやり取り・・・私が邪魔なのは、わかってる・・・
けど・・・なんか二人がかりで一方的にイかされたのが悔しくて・・・引き下がりたくない・・・
「ひゃ・・・社長・・・だめ・・・果歩さん、まだ起きてる・・・まって・・・ね・・・ひあ・・・」
わ・・・お兄ちゃんのあれ・・・すごい・・・男の人のって、あんなになるんだ・・・私のを舐めてて、ああなったのかな?
お兄ちゃん、あれを陽菜さんのに・・・入れたいんだ・・・あんなの、本当に入るのかな・・・?
あ、陽菜さん・・・押し倒されてる・・・すごく恥ずかしそうにしてるけど、でも、抵抗してない。
お兄ちゃん、普段は陽菜さんに頭が上がらなそうだけど、えっちのときだけは、主導権はお兄ちゃんなんだ・・・
「やぁ・・・社長、だめ・・・まって・・・ね・・・ひぅ・・・果歩さん・・・見てる・・・恥ずかしいです・・・」
「わかってる・・・けど、ごめん國生さん・・・俺、もう、我慢が・・・」
そう言って、お兄ちゃんの指が陽菜さんのそこを、くちゅくちゅと音を立ててかき回してる。
最初からそんな音がしてたから、きっと陽菜さんも私のあそこを舐めて、自分まで感じてたんだ・・・
「ひゃ・・・だめ! ね、まって・・・社長・・・やぁ・・・指・・・だめぇ・・・恥ずかしいですよぉ・・・」
「でも、國生さんのここも準備できてるみたいだし・・・ほら、こんな・・・さ、いくよ・・・」
「ふえぇ・・・や、やだぁ・・・まって、だめぇ・・・あ、や・・・ふぁあ! あはあぁぁぁあっぁあぁ・・・」
膝立ちのお兄ちゃんが、布団に仰向けに倒された陽菜さんの腰を抱え込んで、あの大きいのを押し付けて・・・
すごい・・・本当に、入ってる・・・あんなに大きいのが、全部・・・でも、陽菜さん・・・
嫌がってたのに、あんなに気持ちよさそう・・・ここからじゃ顔は見えないけど、えっちな声・・・
顔も、見たいな・・・身体、もう・・・動く・・・
「あ、だめ、だめなのにい! しゃちょ・・・ふぁあ! あ、あ! うあぁあ! ひぅ・・・・・・ふぁあ!」
「國生さん・・・嫌がってたけど、凄い・・・気持ちよさそうだよ・・・それに・・・いつもより・・・締まる・・・」
「そ、そんなことっ! な、ない・・・っうああ! ひゃあ、あぅ、ふああ! らめ・・・え、か、かほさっ!」
二人の世界に没頭しつつあった陽菜さんだけど、やっぱり私のことは気にしてたみたい・・・
近づく私にすぐに気付いた。
「や・・・! 果歩さん、だめ、見ちゃダメえ!」
月明かりではよくわからないけど、多分今の陽菜さん、真っ赤な顔をしていると思う。
お兄ちゃんに抱かれて、ただでさえ赤くなってたのが、さらに真っ赤に。
恥ずかしくて泣き出しそうな顔、それに声・・・さっきまで、私のこといじめてたのに・・・
そう思うと、だんだんヘンな気分になってくる・・・陽菜さんのこと・・・今度は私がいじめちゃおうって・・・
「陽菜さん・・・すごい可愛い顔・・・お兄ちゃんの入れられて・・・感じてるんだ・・・」
「そ、そんな!? ちが・・・ふぁ、や! らめ、しゃちょっ! 止めて、らめ、らめええ!」
「くっ・・・だ、だけど・・・っ」
「良いわよお兄ちゃん、陽菜さん、すっごく気持ちよさそうだし、続けてあげなよ」
「や!? らめ、しゃちょお、だめですっ・・・ひぅ! か・・・果歩さんもっ・・・ね、おねが・・・ひぁあ!」
今度は私が、身動きできない陽菜さんの上にかぶさって、可愛い胸を、私の指と口でいじめてあげる・・・
最初はやさしく・・・舌先で触れるか触れないかのタッチで、緩やかな胸の起伏を麓から頂きに向けて舐めあげて、
反対の胸は5本の指で、こっちも触れるだけの微妙な力で、不規則に撫でまわす。
「ひはっ!? や、ぅあああっ! らめ、らめぇええ! しゃちょ・・・っ、かほさん・・・だめえ・・・っ!」
陽菜さん、ほんとうに可愛い声・・・もっと、なかせてあげよう・・・
今度は乳首を口に含んで、赤ちゃんみたいに吸ってあげる・・・さっき私がお兄ちゃんにされたみたいに。
「っくぁあ! や、やああ! らめ、こんなっ、いつもと、ちが、ふああぁあ!」
いつも襖越しに聞いてた声はすごくすごく甘ったるくて、蕩けるような、快楽に溺れているような声だったけど、
今はちょっと切羽詰ってる、そんな響き。
いつもと違って私がいるから・・・ちょっとだけ罪悪感もあるけど、でも・・・
さっき二人がかりでいじめてくれたんだし、やっぱり、今度は私が陽菜さんをいじめてあげないと、不公平よね・・・?
「く・・・國生さん・・・ほんとに・・・いつもより・・・締まる・・・っ」
「ふゃああ! そんなぁ・・・あぅ! あ・・・わたし・・・もぉっ、かほさんに・・・されて・・・いつもより・・・ぃ」
あれだけお兄ちゃんに突き回されてても、ちゃんと私のこと感じてくれてる・・・でも、もっと感じてもらおう・・・
指で触れるだけだった方の胸を、今度はちゃんと揉みしだく。
私の胸より、やっぱりちょっとだけ大きくて、少しだけ柔らかいかな。
控えめだけど、ちゃんと勃ってる乳首が可愛い・・・ここも、ちゃんと弄ってあげないと、ね。
「うぁあっ、や、だめえ! かほさ・・・っ、さきっぽ、そんなつまんじゃ・・・ひゃ! 噛んじゃらめええ!」
さっきから陽菜さんの身体はびくびく揺れ続けてるけど、更に激しくなった気がする。
本当に陽菜さんの胸、敏感なんだなぁ・・・
それにしても、陽菜さんの鳴き声、本当に可愛いな、普段の凛々しい陽菜さんからじゃ絶対に想像できない・・・
パンツマンあたりは、きっとこんな陽菜さんを想像しようとしてるんだろうけど、
絶対にあんたの想像は超えてるわよ、ざまぁみろだわ。
「らめえ! ・・・もう、イきそう・・・イっちゃ・・・らめ! ・・・かほさ・・・っ、見ちゃ、だめ・・・ぇ」
お兄ちゃんは良くても、私はダメなんだ・・・でも
「ダメですよ、私のこと、イかせてくれたんですから!
それに、もともと誘ったのは陽菜さんですよね?
だ・か・ら! ・・・陽菜さんのイくところ、ちゃ〜んと見せてもらいますから、ね♪」
「そん・・・なぁ・・・ふぁあ! や、しゃちょ・・・っも・・・っらめ、ほんとに! わたし、わたしいい!」
もう、このままでもすぐにイっちゃいそう・・・そうよね、お兄ちゃんに、ずっとされてるんだし、当然か。
じゅぶじゅぶって、すごくいやらしい音が二人の接合点からBGMみたいに絶え間なく響いている。
あそこにあんな大きいの入れられたら、あんなに激しく動かれたら、どんな気持ちなんだろう・・・
陽菜さんが虜になっちゃうくらいだから、本当に気持ちいいのかもしれないけど、最初は、やっぱり痛かったのかな?
まあ、いいや・・・今は、陽菜さんを気持ちよくさせてあげなきゃ・・・
お兄ちゃんがイかせちゃう前に、私の指と、舌で。
きゅ、と少しだけ痛いかなってくらいに乳首を噛んで、思い切り吸って、
ぎゅ、とやっぱり痛いかなってくらいに乳首を摘んで、ぐにぐにと揉み転がして・・・
「い! あ! だめ! つよっ! かほさ、いた、や、うぁあ! イ、あ、イひゃ! い、イっちゃ、うああああ!」
私がちょっと力を込める度に特に高い声を上げて、
何度か繰り返した後に思い切りおとがいを反らし、ひときわ高い声でないて、陽菜さんはぐたっと脱力した。
やっぱりちょっと痛かったみたいだけど、でも感じちゃうなんて、陽菜さんってもしかしてマゾっ気あるのかも。
「・・・ぁ・・・ぅあ・・・あ、やぁ・・・あああ! らめ、しゃちょ・・・っ、また・・・まだ、あああ!」
え・・・ちょっと・・・?
「や、だめ、わた・・・し・・・っ、まだ、まだイって、イったのに、まって、ちょ、やぁあ!」
お兄ちゃん? 陽菜さんイったの、気付いてない・・・?
「ちょ・・・お兄ちゃん? 陽菜さん、もう・・・」
「や、やああ! だめ、また、またああ! イく、イきっぱなしにされちゃ・・・っ、らめ、ゆるし・・・ひぁあ!」
「っく・・・國生さん・・・っ、もう少し・・・だから・・・すぐ、俺もイくから・・・っ!」
「ふぁ、やぁあ! はやく、はやくしてぇ! もう、わたし、こわれちゃ・・・や、うぁああ、またイっちゃ!」
すごい・・・陽菜さんが、信じられないくらい、乱れてる、乱されてる。
イってるのに、されつづけて、何度も何度もイかされてる・・・気持ちよすぎて・・・辛くないのかな・・・
あ、でも・・・こうやって苛められるのが気持ちいいのかな・・・やっぱり、マゾっ気、あるのかな・・・
「あ! うぁああっ!! らめ、しゃちょ、また! またイ・・・っ、おねが、もう・・・はや・・・んあああ!」
すごいな、陽菜さん・・・その声、顔・・・えっちすぎるよ・・・女の私まで・・・もっと苛めたくなっちゃう・・・
今度は、もっと、滅茶苦茶に、感じさせてあげよう・・・壊れちゃうくらい。
「っひ!? あ! や! かほさ・・・っ! だめ、そこだめ! イ、し、しんじゃう、こわれちゃあああああ!」
陽菜さんとお兄ちゃんが繋がってるところ・・・見てるだけでドキドキする。
お兄ちゃんのが陽菜さんの中に、何度も何度も入って出て、
その度に秘唇が捲れて、蜜が掻き出されて、陽菜さんが悲鳴みたいな声で喘ぐ。
そんな繋がってるところのちょっと上で、ぷくっと膨れたところを、指で押してみて、抓ってあげる。
「こわれっ、あ、やああ! だめ、ほんとだめえええ! かほさ、やめ、いやああ! だめええええ!」
本当にダメそうな、壊れちゃいそうな声。
お兄ちゃん、早くイってあげないと、陽菜さん壊れちゃうよ・・・?
「くぁ・・・! すご・・・締め付けて・・・もう、もうイく・・・出すよ・・・こく・・・陽菜あっ!」
「ひ・・・ひゃ・・・ああ! は、はいっ! きて、我聞さ・・・んっ! 出して、ったしの・・・なか・・・
出してぇっ! 我聞さん、わたしも、わたしもぉ・・・っ、なかに・・・っんあああああ!!」
すぐだった。
お兄ちゃんが思い切り陽菜さんの腰に腰を押し付けて、ぎゅっと背中を丸めて、断続的にぶるぶるって震えて、
多分その度に、陽菜さんの中に、精液を注ぎ込んでいた・・・んだと思う。
「ああ! あ―――――っ!! ああああああっ!!!」
陽菜さんは背中が浮き上がるくらいに、何度も上体を跳ねさせて、
目をぎゅっと瞑ってあられもなく泣き叫んでから、完全に脱力したように布団に沈み込んだ。
荒い息を吐きながら、普段より激しくなってしまったえっちの余韻に浸っているみたい。
目はとろんと、薄く開いて、口もだらしなく開いたままで、多分また頬は真っ赤で、
汗と涙と涎にまみれた顔には髪の毛が幾筋もへばりついている、
そんな疲れきったような、でもすごくいやらしい顔で、
お兄ちゃんに膣に出されたものの感触でも、味わってるのかな・・・。
お兄ちゃんはそんな陽菜さんとつながったままで、
体を陽菜さんに覆い被せるように倒すと、開いたままの陽菜さんの唇を奪う。
「ん・・・んふ・・・んん・・・」「ふむ・・・む・・・ん・・・んく・・・」
二人の鼻から、聞いてるだけでくすぐったくなるような息が漏れてくる。
この二人・・・普段は朴念仁と無関心なのに・・・だったのに、今はもう・・・どうしようもなく、えっちだ・・・。
そばに居る私まで、また・・・混ざったはずなのに、一人だけ、満たされてない・・・
疼く・・・どうしよう・・・
ちゅく・・・ちゅ・・・ちゅぱ・・・っ
二人のキスの音が耳につく。
ずるい・・・ずるいよ・・・
理不尽だってわかっていても、そう思わずに居られないくらい、身体が疼く・・・飢えている。
お兄ちゃんと陽菜さん・・・まだ、繋がったまま・・・
私のここも・・・すごく、濡れてる・・・でも、どうにもならない・・・だから、仕方ないから、指で・・・
「・・・は・・・ぁ・・・くぁ・・・・・・ぁぅぅ・・・」
二人に気付かれないように、また私は、自分自身を慰め始める。
指を湿りきった自分のあそこに当てて、筋をなぞるようにしてちょっと強めに上下にこすりあげて・・・
気持ちいいけど・・・でも・・・さっき二人がかりでされたのに比べたら全然足りない・・・
強くしても強くしても・・・だめ・・・足りないよ・・・
もっと、もっと強く・・・どうしよう・・・指・・・もっと、深く入れてみちゃおうか・・・でも、怖い・・・
でもでも・・・このままじゃ・・・足りないよ・・・
そんな風に、私は自分を慰めることに没頭してしまって・・・
二人のことを意識から外してしまって、だから、どうしても気持ちよくなりきれなくて諦めて前を向くまで、
二人がじーっとこっちを見てるのに気付かなかった。
「な・・・お、おに・・・は・・・あ、あの・・・あの・・・その・・・」
妹の自慰行為を覗くなんて何考えてるのよ! とか言いたかったけど、そんな気力もなくて、
ただ恥じ入るばかり・・・大体、そんなこと言える立場でもないし・・・
どうしよう、本当に、死ぬほど恥ずかしい・・・!
「果歩さん・・・また、私たちの、見て・・・私のこと、苛めてたら・・・感じちゃいましたか・・・?」
「・・・べ、べつに・・・そんな・・・・・・」
陽菜さん、さっきよりはだいぶ回復したみたいで、ちょっと息は荒いけど普通に話せてる。
その陽菜さんがこっちへ寄って来る・・・なんだろう・・・あ・・・
と、思っている間に、私は陽菜さんに押し倒された。
「え・・・陽菜さ・・・んむ・・・っ」
布団に仰向けに寝かされて、陽菜さんがその上から覆い被さってきて、唇を奪われてしまう。
気持ちよくなりきれなくて焦れた頭は鈍感になっているけど、それでも・・・それ以上に貪欲になっている身体は、
この続きを期待してしまう。
「ふむ・・・ぅ・・・む・・・っふぁあ・・・陽菜さ・・・なにを・・・・・・ひゃう!?」
陽菜さんに舌で舌を愛撫されて、ただでさえ疼いていた身体が余計に熱くなってしまって、
刺激が欲しくてたまらなかったところに、ぬちゃ、と何かが触れる・・・というより、押し付けられる。
陽菜さんの手・・・? 違う、私に体重がかからないように腕で身体を支えてるから・・・
じゃあ、お兄ちゃん? これも、違う・・・そんなに近くにいない・・・
それに、指って感じじゃない・・・なんだろう、これ・・・濡れた感じ・・・
凹んだ物同士をちょっとずらしてはめ込んだような・・・私の足を開いて、そこに陽菜さんの足が絡められて・・・
そうだ・・・わたしのあそこに・・・はるなさんのあそこが・・・押し付けられてる・・・
「ひゃ・・・はるなさっ・・・ちょ・・・こんな・・・ふぁあ・・・っ!」
「どうです・・・か・・・っ・・・はぁ・・・ちょっと・・・きもち・・・いい、ですよ・・・ね?」
なんでだろう・・・指でするよりも、深くできないのに・・・感じちゃう・・・どうして・・・
すごくえっちなこと・・・してるって感じがするから・・・かな・・・あ・・・
「ふぁ・・・ごめん・・・なさい・・・果歩さ・・・んっ・・・わたし・・・あまり、もう・・・」
最初はぐりぐりと、私のそこに、自分のそれを押し付けてくれていた陽菜さんだったけど、
すぐに動きが緩慢になって、鮮烈だった感触が、徐々にぼやけてきてしまう。
さっき、お兄ちゃんと私にめちゃくちゃにイかされてたから、まだあまり力が入らないんだと思う。
そんな状態なのに、私のこと気にして、こんなこと、してくれたんだ・・・
身体の疼きは消えないけど、少し、嬉しくなった。
でも、陽菜さんの考えは、ちょっと違ってた。
「あの・・・っ・・・は・・・ぁ・・・しゃちょ・・・まだ・・・っ・・・いけます・・・よね・・・?」
「え・・・? あ、ああ・・・でも・・・」
「え・・・陽菜・・・さん?」
私も、お兄ちゃんも、戸惑ってる。
まだ、いける・・・って言うのは、多分・・・その・・・お兄ちゃんの、それが・・・ってことだと思うけど、
この体勢で、なにを・・・?
「ね・・・しゃちょ・・・お・・・っ・・・果歩さん・・・すごく・・・焦れてるから・・・
社長ので・・・感じさせてあげて・・・ください・・・」
「こ・・・國生さん・・・一体・・・?」
「・・・陽菜、さん?」
お兄ちゃんので、私を・・・? ちょ、ちょっとまって・・・? それって・・・それは・・・ちょっと・・・
私の・・・はじめて、を・・・お兄ちゃんに・・・?
そんな私の唖然とした顔を見て、か、陽菜さんがクスっと笑う。
「ごめんなさい、二人とも・・・そういうんじゃ、ないですから・・・ええと・・・ふ・・・ぅぁ・・・
あの・・・しゃちょ・・・私と、果歩さんの・・・そこの・・・間に挟んで・・・って、ダメですか・・・?」
え・・・?
ええと、それは・・・つまり・・・今、わたしと、陽菜さんでこすり合わせてるそこに、お兄ちゃんのを挟んで・・・?
それって・・・どんな・・・
「―――ふぁああ!?」
「っひゃああ!」
想像する前に、実感させられてしまった・・・お兄ちゃんの・・・それが・・・私のそこに・・・!
「あ! うぁああ! ちょ、おにいちゃ・・・っ! や、そんな、こすっちゃ・・・ふぁ、うあああ!」
「ひ・・・っぁああっ! そ・・・そう、そうですっ・・・! しゃちょ・・・、そのまま・・・っひぁあ!」
押し付けあってた私のそこと、陽菜さんのそこの、二人の間を割くように、
お兄ちゃんのそれが強引に割り込んでくる。
上になった陽菜さんは力が尽きかけていたから、そこには陽菜さんの体重がかなりかかっていたはずなのに、
そんなことモノともしないくらいに、お兄ちゃんのそれは固くて、熱くて・・・
絡み合っていた二人の秘肉にえぐり込むように突き込まれ、二人の秘唇を掻き分けるように突き通り、
二人の陰核を擦り上げて、腰があたったところで、止まる。
「國生さん・・・果歩・・・これ、俺のに二人のが絡んで・・・凄く、気持ちいい・・・!」
「ふぁ・・・おにいちゃ・・・あつ・・・固いし・・・これ・・・すごいよぉ・・・」
「あぁ・・・よかった・・・ひぅ・・・じゃあ・・・これで・・・果歩さん・・・を・・・っ」
「ああ・・・じゃあ、動くよ・・・」
「うん・・・うぁ・・・あ! ふぁあ、あ、あああ! あ、擦れて、こすれて、ぅああああ!」
「は、はい・・・ぃああっ! うぁ、すご、これ・・・あ、こんな、ひぁあああ!」
言葉を合図にお兄ちゃんの腰は動き出して、同時に私と陽菜さんは、すぐに喘ぎはじめる。
彼女と妹の秘唇をめくり上げながら、溢れ出る二人の蜜を潤滑油にして、
お兄ちゃんの熱くて固いモノがすごい速さで動いている。
ぢゅくっ、ずちゅっ、ぐちゅ、じゅぷぷ・・・っ・・・
お兄ちゃんの動きに合わせて、溢れた蜜がかき回されて泡立って、卑猥な水音がそこから響く。
「ひぁ・・・あ、もう・・・や、また! あ、イ・・・! ぃあ、や、ひぁあああ! もう、もう・・・!」
陽菜さんはさっきお兄ちゃん(と私)にあれだけイかされ続けたから、身体が敏感になりすぎてるみたいで、
お兄ちゃんが動き始めてすぐに、限界を思わせる泣き声のような喘ぎを漏らす。
私の目の前にある顔も、本当に泣きそうな、でもそこには間違いなく艶やかな色もあって、
お兄ちゃんのペースで強引に、何度も何度もイかされちゃうことが、苦しいけど嬉しい、そんな風に思ってるって、
なんとなくわかる。
だからきっと、いつもそうやって、お兄ちゃんの思う様にめちゃくちゃにされちゃてるんだろうな・・・。
でも、そういう私も・・・
「あ・・・ふぁあ! おにいちゃ・・・あ、あああ! お兄ちゃんの、おちんち・・・っ、固くて・・・ふぁああ!」
お兄ちゃんのそれが・・・私のそこに・・・妹の私のそこに、ぐりぐりと押し付けられて、暴れまわってる。
挿れられてこそいないけど・・・もう、私、お兄ちゃんとえっちしちゃってる・・・
あそこの襞を掻き分けられてお兄ちゃんを感じて、その上のお豆をこすり上げられてお兄ちゃんを感じてる・・・
お兄ちゃんのおちんちんが・・・私のあそこを・・・犯してる・・・!
「ふぁ、おにいちゃ・・・お兄ちゃん! わたし、わたし・・・っ、感じてる・・・お兄ちゃんの感じてるよぉっ!」
私も、きっと陽菜さんみたいな、えっちな顔をしてると思う・・・
物凄く気持ちよくて・・・でも、なんか少し切なくて、泣きそうで・・・
だって、これは、一夜限りの・・・
「ひぁ・・・あ・・・ぁぁ・・・か・・・ほ・・・さん・・・っ・・・今は・・・ね・・・ん・・・」
「っぁあ! ・・・っ・・・あ・・・陽菜・・・さ・・・ん・・・んむ・・・・っ!」
私の心を見透かされちゃったみたいな、そんなタイミングで、陽菜さんがキスしてくれる。
自分だって色々限界な筈なのに、ちゃんと見ててくれてる・・・優しい人・・・
きっと、ううん、間違いなく、お兄ちゃんのいいお嫁さんになってくれる・・・
だから私も甘えることにして、頭の中を空にして、今のこと、気持ちよくなることだけを考えることにして、
下の方でお兄ちゃんの感触を、上の方で陽菜さんの感触を、与えられるがままに受け入れる。
「んふっ・・・ん! ンんん――――――っ!! んむ! んむぅ!」
「・・・っ、んふ・・・っ・・・! んん!! ・・・ん・・・・・・んふ・・・っ」
キスをしてくれたけど、陽菜さんはお兄ちゃんので感じまくってて、舌を思うように動かせないみたい。
だから、その分私が陽菜さんの舌を絡めとって、貪欲に口の中を貪らせてもらう。
遠慮なんてしない・・・だってこれは、一夜限りの、今宵限りの、夢だから・・・
「ん・・・んむ・・・んむぅ! ・・・っぷぁ・・・ぁ・・・ひぁあ・・・っ、もう、もうらめぇ・・・」
「・・・はぁっ、ふぁあ・・・うぁああ! っはぁ・・・あは・・・はるなさん・・・かわいい・・・」
「や・・・かほさ・・・いわないでぇ・・・もう・・・わた・・イきすぎて・・・ぇ・・・あ、ああああっ!」
お兄ちゃんに後ろから、私に前から責められて、陽菜さんは弱々しく身体を振り乱しながら、
キスしている間にも、何度も細かく身体を震わせていた。
言葉の通り、何度も何度も絶頂を迎えて、本当に限界が近いのかもしれない。
最初は高かったイくときの悲鳴のような喘ぎ声も、今は普段の声とあまり変わらない高さで、力なく響く。
「は・・・ぁあ! おにいちゃ・・・はるなさん、もう・・・わたしも・・・あ、うぁあ! ふぁ、あ! あああ!」
私も私で、限界は近かった・・・
ずっと燻っていたのが、お兄ちゃんのそれで散々に責められて、敏感なお豆までめちゃくちゃにこすられて、
「あ・・・もう・・・わた・・・ぅああ! や、もう! わたしも・・・わたしもおっ! イきそう・・・
イっちゃいそうだよお! おにいちゃ・・・お兄ちゃんっ! ふぁ、もう、もうだめ! だめええ!」
極限まで高まったものが、破裂するのは、もうすぐだった。
「く・・・っ・・・俺も・・・もう・・・出そう・・・だっ・・・く・・・このままっ・・・」
「は・・・はひ・・・っ・・・きて・・・きてぇ・・・がもん・・・さ・・・ん・・・ぁ・・・ひぁぁ・・・っ」
「ふぁああ! おにいちゃ・・・っ! もうらめ! うぁあ! ね、はやく! おねがいっ、はやくううっ!」
お兄ちゃんのそれが、これで最後と言わんばかりに、激しく動いて、私と陽菜さんをめちゃくちゃに狂わせて・・・
「っぐぅ・・・イく・・・出すぞ! く・・・くぁあああっ! 陽菜っ・・・果歩っ・・・!!」
「ひ・・・あ! あ、うぁ! がもんさんっ! わたしも・・・また、もう・・・ふあああ! がもんさぁあんっ!」
「や! うあああ! でてるよお! おにいちゃっ! イく・・・お兄ちゃん、イっちゃう! おにいちゃああっ!」
腰を思い切り打ち付けて動きを止め、
お兄ちゃんのそこがびくっと震える度に、
びゅくっ!びゅく!びゅるる!、と何度も何度も、熱い粘液が飛び出す。
その熱い・・・お兄ちゃんの精液は、私と陽菜さんのお腹に、胸に、そして顔にまで飛んできて、
白濁した粘液で私たちをどろどろに汚す。
その間、私たちは・・・射精するたびにびくびく震えるお兄ちゃんのそれに繰り返しトドメを刺されつづけて、
「っぁあああぁあ! がもんさ・・・っ、でてる・・・っ、まだ出て・・・ぁあ! ひぁああああ!」
「や、らめぇ! あつ・・・あついよぉっ! とまらない、イくのとまらないのっ、や、あ! うぁ、ふぁあああ!」
お兄ちゃんの射精が完全に終わるまで、二人ともイかされ続けてしまった・・・。
焼け焦げたようなかすれる意識で、顔から垂れて流れるお兄ちゃんの精液の熱さがうっすらと伝わってくる。
ああ・・・私・・・お兄ちゃんとえっちして、イかされて・・・せいえき、顔にかけられちゃった・・・
そんな私の顔に、別の、もっと温かい感触がして、ぴちゃぴちゃと音がして、なんだろうと思って目をあけると、
陽菜さんが私の顔を舐めていた・・・ううん、正確には、私の顔についた、おにいちゃんの精液を・・・
「果歩さん・・・お顔・・・綺麗にして、あげますね・・・」
「陽菜さん・・・ん・・・それ・・・すごく・・・えっちぃですよ・・・でも、じゃあ、わたしも・・・」
そうやって未来の義姉と義妹は、二人の顔を淫らに彩る白濁を、ぴちゃぴちゃと卑猥な音と共に舐めあった。
凄く苦い・・・お兄ちゃんの、味・・・。
それが済むと陽菜さんは私から降りて、すこし間を開けて隣に横になると、お兄ちゃんに目で合図を送る。
お兄ちゃんは少しだけ躊躇してから(二人とも身体はお兄ちゃんので汚れっぱなしだから?)苦笑して、
二人の間に横たわった。
私と陽菜さんは、何も言わずにお兄ちゃんに左右から抱きついて、温かい感触に身を委ねた。
こうして、一夜限りの夢は、そのまま、夢の世界へ・・・
おやすみなさい、陽菜さん。 おやすみなさい、お兄ちゃん。
二人とも、大好きだよ。
翌朝。
ばたばたばたばた・・・
なんか、うるさいなぁ・・・なんの音?
がらっ!
もう・・・なんだっけ、そうだ・・・襖を開く音・・・
「兄ちゃん! お姉ちゃんいないんだけど、どこいったか知って・・・あ―――!!」
・・・・・・・・・あ・・・珠か・・・うるさ・・・あ・・・
・・・やば・・・この状況は・・・すごいやばい!!
私は布団をかき寄せてがばっと身を起こして、
「あ、た、たた珠! こ、これはね、その、あの、一種のスキンシップであって、そのやましい事とか・・・」
「お、珠、まあ見てのとおりだから安心しろ、じゃあトレーニング行くか!」
「へ・・・?」
「お姉ちゃん、兄ちゃんと陽菜お姉ちゃんの部屋で寝てたんだ、ずるいー! 今度は私も一緒に寝る!」
「ふふ・・・そうですね、今度は珠さんも一緒のお布団で寝ましょうね・・・じゃあ、二人とも気をつけて」
「あ、あれ・・・?」
「ああ、國生さん、ありがとう・・・よし、珠、いくぞ!」
「うんっ! 今日は負けないから!!」
「はっはっは! 10年早いわ!」
ってな感じで、とっても何事もなく過ぎていった訳だけど・・・
「・・・あの・・・陽菜・・・さん?」
「ふふ・・・お目覚めですか? おはようございます!」
「あ、はい、おはようございます・・・って、私、てっきり珠にものすごい危険な現場を抑えられてしまったかと・・・」
裸で三人で抱き合って眠っているところを早起きの珠に見られたら・・・
私がGHKの標的にされてしまう! というより優さんが面白がって何をしでかすか・・・
考えるだに恐ろしい・・・
「気持ちはわかりますよ、私も、その・・・初めてここで、ええと・・・社長と一緒に寝たとき・・・
まあ、似たような気分を味わいましたから・・・」
・・・してる時以外は、相変わらず初心な感じだなぁ、陽菜さん・・・まあ、その落差がまたいいのかな・・・
「じゃあ、その時もお兄ちゃんは普通に?」
「ええ、流石に毎朝、珠さんとトレーニングされてるからということで、自然と早めに目が覚めるそうなんです・・・
まあでも、初めてのときは、やはり相当焦りはしたそうですが」
「あはは・・・でも、珠が鈍い子でよかったわ・・・斗馬だとなんか気付かれそうで・・・」
それにしても・・・本当に、しちゃったんだな・・・
陽菜さん・・・可愛かったな・・・それに、お兄ちゃん・・・激しかった・・・すごかった、な・・・
「・・・果歩さん、気分はいかがです?」
「え! あ、その・・・ちょっと、思い出すと、恥ずかしい・・・かな・・・」
「社長もそう言ってましたよ、まさか妹とこんなことになるとはなぁ、とか」
「ですよね・・・ああ・・・一夜限りとはいえ・・・むぅぅ・・・」
「こうも言ってましたよ、あいつが彼氏でも作れば、安心なんだがなぁ、って、ふふふ」
「か・・・彼氏って・・・あ、安心って、お兄ちゃんと陽菜さんが安心ってことなんじゃないんですか!?」
「へ・・・いや、その・・・」
「私に邪魔されたくないですもんね!? だったら、二人こそ結婚しちゃえばいいじゃないですか!
そしたら私の方こそ、夫婦生活にまで割り込みませんし、大安心ですよ!?」
「え・・・け、けけ・・・そ、それは・・・って、まだ私たち高校生ですから・・・」
「あ〜ら? まだ高校生の割には、なかなか夜の生活は充実してそうな感じでしたけど〜?」
「い、いや・・・そ、それは・・・その・・・あの・・・」
ああ・・・相変わらずだ・・・
相変わらずすぎて・・・ほっとする。
昨日の、一夜限りの出来事は、少なくとも私と陽菜さんの絆に、おかしな溝を作ったりはしなかった。
お兄ちゃんとは話していないけど、陽菜さんの話を聞く限りは平気そうだ。
あの朴念仁がそんな溝を残すなんてそもそも考えていなかったし、陽菜さんの方が心配だった分だけ、
心底ほっとした。
ほっとしたから、勢いがつく。
「でもでも、本当に高校生のうちに、行き着くところまで行っちゃう可能性、無くもないんじゃないですか〜?」
「え、ええと・・・」
「だってほら! 陽菜さん、お兄ちゃんの・・・思いっきり出されてましたよね? 生で!」
「う・・・あ・・・ええと・・・」
あはははは、ダメだ、この人もう真っ赤だ・・・陽菜さん・・・可愛すぎるよ・・・
「でもまあ、安心してくださいよ、もし赤ちゃんできちゃっても、きっと仲之井さんとか優さんが、
学校の間は面倒見てくれますからね!」
「あか・・・いや・・・その・・・でも、それだと・・・社長が・・・仲之井さんに・・・酷いことに・・・」
「あ・・・・・・・・・そうかも・・・」
鬼神の如く怒りそうだからなぁ、あの人・・・いい人なんだけど、お兄ちゃんの命が危ない。
「そ、そうですね・・・じゃあ、まあ、なんというか・・・ゴム、買ってきましょうか?」
「え、ええと・・・いや、それは、私たちで・・・」
と、お互いになんとも間の抜けたびびり顔をつき合わせて・・・
「・・・ぷ・・・ぷく・・・あははははっ!」
「・・・ふふ・・・くす・・・あははっ!」
二人で大笑いしてしまった・・・。
ああ、いいなぁ・・・
二人とも早く結婚してくれたらいいのに、そしたら、陽菜さんもうちにきて、いつもこんな風になれるのに、な・・・
決めた・・・やはりここは・・・実力行使だわ・・・
優さんお待たせしました、GHK活動再開ですよ!
ご飯に精のつくもの増やしてみるとか、お酒飲ませてみるとか、もっと直接的に・・・穴あけたゴムを渡すとか!
仲之井さんだって実力で何とかしてみせるから!
ふふふ・・・もう逃さないからね・・・お兄ちゃんも、陽菜さんも・・・ふふふふふ・・・
「か、果歩さん・・・?」
私の目が怪しく光ったのを見逃さなかったらしく、一転ちょっと不安げになる陽菜さん。
むぅ、こういうところだけは鋭いか・・・まあいい・・・
「べ、別に何でもないですよ? それじゃあ、お兄ちゃん達が帰ってくる前に、食事の準備しちゃいますね!」
「あ、それじゃあ私も手伝います!」
まさかそんな企みが私の頭の中で練られているなど知るはずもなく、
近い将来の義姉は義妹たる私と仲良さげに台所へ歩いていく。
あ、なんか本当に姉妹みたい。
そう思って
「ねぇ・・・お義姉ちゃん」
「え・・・と、何ですか、果歩さん?」
「ううん、なんでもない」
私も、早くこう呼べるようになりたいな。
だから、覚悟してよね、お兄ちゃん、お義姉ちゃん♪