【純水・果汁・白桃】
それはまだ夏の暑い日。外から帰った果歩は
汗を流すためにシャワーを使っていた。家族はみんな外出中。
しゃわーーーーーー
「冷たっ…ふー…生き返るわこりゃ…」
日中最も気温の上がるこの時間。外から帰って火照った身体を冷やすため、お湯ではなく【水】のシャワー。
冷たい水を浴びて胸の先が尖ってきているのが気になる。
人間の体って不思議だなーとかおもいつつ、指先でこりこりっと…
「ふー……んっ…」
だんだんと体が敏感になる。体中を流れ落ちていく水流、身体にあたる冷たい水の粒。
スクール水着の形に焼けた肌とくっきりと浮かぶ【白】い肌がくっきりと浮かぶ。
「ふぁんっ…んっやだ…ぁん…」
もっと強い刺激を求めて股間に手が伸びる。家族に見つからないところで…主に風呂場やトイレだが…今までも何度かしてきたこと。
理由もなく突然スイッチが入ってしまった。
あえて理由を挙げるなら作者の都合。早くその気になってもらわないと困るし。
「ふぁ…ん…やぁ…」
冷たい水をかぶっているのに、体が熱い。
いじっているアソコから熱が身体に浸透している。
くちゅ…ちゅ…ちゅぷ…
「あ…ん…やぁ……ふぁ!あ、あっ!やぁ!!」
声が出てしまう。足がガクガクともつれていうことを聞かない。
足を大きく開く。もっともっと、指が動きやすいように。
目の前のバスタブに手を掛け、前屈姿勢をとる。
突っ張った足と左手で体を支える。
残った右手は、一心不乱に割れ目をまさぐる。
口から出そうになる声を必死で食いしばる。
「ふぁ!あんっ!!ぁ、ゃぁ…」
(すごい格好…後ろから見たら…全部みられちゃうな)
かすかに残った冷静な思考ですら、快感を盛り上げる材料になる。
(もしも見られたら…お兄ちゃんにでも見られたら…じっと…見つめられて)
思ったことが引き金になった。
「ふぁ!あぁ…やぁ!お、にい…ちゃん!!」
びくっびくぅっ
がらがらがらがらぁ
「ん?どうした果歩?風呂掃除か?」
〜状況説明〜
まぁアレだ、イって体が痙攣してるとこにちょうど風呂場のガラス戸をあけちまったと。
あけた向こう側にバスタブがあるもんで、
果歩の妄想どおり、後ろから全部見えるって感じでほら…ね?
〜説明終り〜
『…』
沈黙を破るバカ一匹
「…【白】い…【桃】…」
たしかに、とろけるような【果汁】たっぷりの【白桃】に見えないこともない。いい香りもするし。
「い」
「…い?」
「いっやぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」
血まみれになった我聞が、帰ってきた斗馬に発見されたのは1時間後のことであった。
目撃者1「拙者が帰ってきたときには、被害者は既に…うっっっ」(後ろから生きてるぞ!との声がするが無視。)
目撃者2「いっそとどめを!!えーーーいい!♪」
被害者「家に帰ってきて…そのあとの記憶が…ないんだが…なんで、こんな重傷を負ったかわからないとは…修行不足もいいところだな…」