「こ、國生さん!?」  
「社長の・・・窮屈そうですから・・・楽にして差し上げますね・・・」  
 
陽菜がおもむろに我聞のベルトを外し始めて、思わず大きな声が出てしまう。  
陽菜がいつになく欲情しているのは分かっていたが、こうも積極的にされるとまでは思っていなかった。  
そんな我聞の反応など気付くこともなく、ベルトを外しファスナーを下ろし、ズボンを下げる。  
よりはっきりと “テントを張った”状態のトランクスも、すこし驚いたそぶりこそ見せたが、すぐに下げる。  
 
(これが・・・社長の・・・こんな色してたんだ・・・すごい・・・反り返って・・・熱そう・・・)  
 
初めて間近で見るそれの赤く、充血し、張り詰めた姿は、以前優が持ってきたそれより凹凸こそ控えめなものの、  
生々しい肉の赤さ、ひくひくと震える様、そして強く鼻を突く我聞の匂い――――  
これが自分の中に入り、自分を喜悦の絶頂へ何度も突き上げたものだと思うと、背筋がぞくりと震える。  
本来これを受け入れるべきところがきゅうっ、と自己主張するかの様に痺れるが、  
 
(だめ・・・今は・・・先に・・・社長にご奉仕、しなきゃ・・・)  
 
両手でそれにそっと手を添えて、恐る恐る顔を近づける。  
 
(國生さんの息がかかる・・・あ、手が・・・温かいけど・・・うわ・・・)  
 
さっきまではずっと優位に立って陽菜をすっかり蕩けさせた我聞だったが、今は予想外の展開に喋ることもできず、  
口をパクパクさせながら陽菜の挙動を目で追うことしかできない。  
 
(そ、その位置に顔があるってことは・・・でも、國生さんが、まさか・・・だが・・・)  
 
陽菜が何をしようとしているのか、心当たりがないわけではないのだが、  
同級生から聞いて知識として知っているだけで実際の “それ”の絵柄すら見たことはない。  
その筋の “特殊な世界の人”だけがするものだと思っていたのが、よりにもよってこの陽菜が・・・  
 
(い、いやまさか! 俺は何を期待しているんだ! こ、國生さんが、そ、そ、そんなことするわけ・・・!)  
 
「社長・・・あの・・・し、失礼します・・・・・・・・・お、御気に触るようなら、すぐにおっしゃって下さい」  
「え・・・・・・・・・えええ!?」  
 
ちゅ、と。  
我聞の “それ”に軽く唇を触れさせると、恐る恐る舌を伸ばし、ちろちろと舐めはじめる。  
匂いや味は気にならない、というよりほとんどわからない。  
自分が、会社で、我聞のそれに口で、舌で愛撫しているという事実が、陽菜の頭を既に焼き焦がしている。  
 
(頭が・・・痺れそう・・・だめ、もっとちゃんと・・・優さんに言われたこと・・・思い出して)  
 
あまり思い出したくない記憶の一部を、我聞のために引き出して、懸命に舌を動かす。  
初めは舌先だけでほんのチロチロとくすぐるようだったのが、少しずつ肉茎に触れる部分を増やしていく。  
亀頭から竿の方まで、唾液をしっかりと絡めた舌で、ぬらぬらと湿らせる。  
だんだん落ち着いたのか、匂いや味もわかってくる。  
何せ肉体労働から戻ってそのままなので、かなり匂い、いや臭いはキツいのだが、  
それが逆に強く“我聞の臭い”を意識させ、また、“ご奉仕”の感じをより強めさせてしまい、  
 
(やだ・・・私がご奉仕してるのに・・・私のほうが・・・感じちゃう・・・しびれる・・・ぅ)  
 
頭が、背筋が、子宮が、ぞくぞくと震える。  
それでも我聞を感じさせなくてはと懸命に意識を持ち直して、優の教えを必死で再現しようとする。  
カリの窪みや、裏の筋を念入りに舐めて、先端を舌先でつついてみたりすると、  
「くっ・・・」とか「くう!」とか、我聞が辛いのか気持ちいいのか、切なげなうめきを上げるので、  
ついつい上目遣いで表情を確認しようとすると、  
 
ばっちりと目が合ってしまった。  
 
「――――――――――――――!!!」  
 
顔を真っ赤にして、次の瞬間にはがばっと下を向いてしまう陽菜が、ものすごく可愛かった。  
一瞬だけど、自分のモノに舌を這わせながら上目遣いでこっちの顔を覗う陽菜も、どうしようもなく可愛かった。  
そんな陽菜が舌で自分のモノに彼女の言う “ご奉仕”をしてくれているというだけで、  
我聞はいつ射精してもおかしくない気分だった。  
男としてのプライドと日ごろからの肉体コントロールの鍛錬のお陰で、  
その気になれば射精だって常人よりも抑えることは出来るのだが、油断は許されない状態だった。  
 
(國生さんの舌・・・息も・・・温かい・・・くぅ・・・國生さんがこんなこと、ホントにしてくれるとは・・・)  
 
愛しい人が進んでこんなことをしてくれるのは勿論嬉しくて、  
ただ無理をさせているんじゃないかと思うとすこし心苦しくもあった。  
が、そんな良心の欠片など、直面している快楽の前では路傍の石ころに等しい。  
 
(目・・・合っちゃった・・・顔、みられた・・・私、どんな顔してたんだろう・・・恥ずかしい・・・!)  
 
ただでさえ茹だっている頭が更に熱くなった気がする。  
恥ずかしくて堪らないが、それでも当初の目的だけは果たした。  
 
(社長・・・気持ちよさそうだけど、ちょっと辛そう・・・もっと、気持ちよくさせてあげないと・・・)  
 
気持ちいいけど、辛い。 それは、陽菜も少しだけ知ってる感覚。  
気持ちいいけど、気持ちいいのが足りない、きっとそうだ、と思う。  
気持ちよすぎて辛い、という感覚も知っているし、実際我聞はそれに近いわけだが、  
陽菜はまだそこまで昂ぶらせることは出来ていないと思い込んでいる。  
―――だから、もう一歩を踏み出す、覚悟を決めて。  
 
「・・・・・・しゃちょう・・・」  
 
小声で、お祈りの言葉のように我聞のことを口にして、  
ごくりとつばを飲み込んで、  
口を大きく開いて、  
 
「・・・んぐ・・・」  
 
口に我聞のそれを、含む。  
 
「う・・・わ! こ、こ、こく・・・しょう、さん・・・」  
 
(く・・・わえ・・・ちゃった・・・どうしよう・・・わたし、本当にえっちになっちゃう・・・でも、まだ・・・)  
 
ちゅぷ・・・ちゅぱ・・・ぷちゅ・・・ちゅぴ・・・くぷ・・・  
小さく水音を立てながら、舌と唇で、口の中のそれを恐る恐る、だけど丁寧に、舐めしゃぶる。  
添えた手もやはり恐る恐るだが、竿の部分を優しくさする。  
先走りの苦味が口に広がると、歯を立てないように気をつけて口をすぼめて、軽く、軽く吸ってみる。  
 
(にが・・・先っぽから、でてる・・・わたしが濡れるのと、いっしょ、なのかな・・・きもちいい、のかな・・・?)  
 
少しずつ、少しずつ、舌の動きを積極的にして、頭を前後に動かして唇でしごいてもみる。  
手の動きも、ちょっとずつ速くしてみる。  
積極的になればなるほど、自分の身体も熱くなり、芯のところから疼いてくる。  
我聞のモノを口に咥えてしゃぶっている感覚が、どんどんリアルになってくる。  
 
(あつくて・・・びくびくしてる・・・しゃちょう・・・息、荒くなってる・・・感じてくれてる・・・!)  
 
ちゅぷ、ちゅく・・・ぷちゅ・・・こぷ・・・  
そんな卑猥な水音が、我聞の脳を焼く。  
遠慮がちだった舌が、今はねっとりと自分の肉茎に絡みついている。  
陽菜の口の中で、そのまま蕩けてしまいそうな錯覚を覚えるくらい、それは柔らかく温かく、そして貪欲に動き出した。  
 
初めは陽菜の想像を超えた積極さに狼狽したが、その快楽を受け入れてしまうと、徐々に落ち着いてくる。  
 
(國生さんに会社で無理やりえっちなことして、服脱がせて、今は俺のをしゃぶらせて・・・  
 本当に、セクハラ社長もいいとこだな・・・)  
 
状況が状況だけに冷静とまではいかないが、やや落ち着いてみると我ながら呆れてしまう。  
だが、陽菜は我聞が追い込んだとはいえ、はっきりとした拒絶はついに示さなかったし、  
今は自らこんなことまでしてくれている。  
 
(國生さんも、状況を楽しんで・・・? いや、状況に酔ってる、という感じだろうか・・・わからん・・・)  
 
ただ、事前の打ち合わせも無しに、お互いが相手に求める役割を自然に演じているのは確かだ。  
改めて、自分と彼女の “相性のよさ”を実感してしまう。  
 
「國生さんの口の中・・・舌も・・・すごく、きもちいいよ・・・温かくて・・・」  
「んちゅ・・・むぷ・・・ほんとうですか・・・よかった・・・うれしい・・・はむ・・・ちゅ・・・ちゅぷ・・・」  
 
また上目遣いで我聞の顔を見上げて、今度は恥ずかしそうに、でもとても嬉しそうに答えると、  
すぐに続きに没頭する。  
 
(しゃちょう・・・喜んでくれてる・・・よかった・・・もっと、気持ちよくさせてあげなきゃ・・・)  
 
「んっ・・・んんぅ・・・んちゅ・・・んぐ、ちゅぷ・・・ちゅ・・・ぴちゅ・・・ちゅる・・・むぐ・・・」  
 
より積極的に舌を絡ませ、頭を振る。 手も休まず動かし、竿の部分をひたすらに擦りつづける。  
積極的になればなるほど、自分が我聞に奉仕しているはずが、  
舌に当たる生々しすぎる肉茎の感触が、逆に我聞から無理やりにされているような錯覚を覚えてしまう。  
 
(うぁ・・・だめ・・・ちがうのに・・・しゃちょうに、無理やりくわえさせられて・・・ちがう、ちがうのにぃ・・・)  
 
身体の奥深くがまた “きゅんっ”として、新たな蜜が溢れ出しているのがわかる。  
今口にしているこれで、早く身体を貫いて欲しい、滅茶苦茶に突いて欲しい、と思わずにいられない。  
 
「ぐ・・・くぅっ!」  
 
より刺激的になった陽菜の奉仕に、射精の欲求を必死で抑えなければならなくなる。  
とはいえ、いつまで我慢しなければならないとか、そういう考えがあるわけではない。  
ただ、この蕩けそうな陽菜の口での奉仕を、少しでも長く味わいたいだけだった。  
意識が自分の肉棒と、それを咥えて動く陽菜の頭に集中して、無意識にその頭に手を置く。  
 
それだけのことが、陽菜を更に昂ぶらせてしまう。  
本当に頭に軽く添えられただけの我聞の手が、今の陽菜には自分の頭を無理やり押さえつけるかの様に感じられる。  
そして、その手が無理やり頭を動かして、我聞の肉棒を強引に、何度も何度も口内へ突き入れているのだ。  
 
(やだぁ・・・ちがうのに! でも・・・うぁあ・・・犯されてる・・・わたし、しゃちょうので・・・  
 くちのなかっ、犯されてるっ! 犯されて・・・、感じちゃってる・・・!)  
 
そう思ってしまうと、もうそうとしか考えられない。  
今や陽菜は喉に当たるくらいに我聞のそれを深く咥え、激しく出し入れし、執拗に舐めしゃぶっていた。  
息苦しさに涙目になりながらも、もう止まることはできない。  
身体と心を被虐的な快感に焼き焦がされながら、一心不乱に我聞のそれをしゃぶり続けた。  
 
そこまでされて、我聞ももう限界を感じていた。  
切なげなうめき声を漏らしながら激しく己のモノをしゃぶる陽菜に、これ以上抵抗することは出来そうになかった。  
また、こんないじらしい振る舞いをする陽菜を、思い切り汚してしまいたい、という欲求もあった。  
だから・・・  
 
「こっ・・・國生さんっ! もう、だめだっ、でる・・・出ちまう!」  
 
そう言って陽菜の頭をぎゅっと抑えると、たぎった熱い白濁を存分に陽菜の口へ撃ち込んだ。  
 
「―――――――――――――――――!!!?」  
 
我聞のモノを懸命にしゃぶりながら、彼がそろそろ限界に近いのは息遣いや声で分かっていた。  
が、男性が絶頂の時にどうなるか、それを完全に失念していた。  
そのせいで、ぐぃと頭を押さえられて、まったく無防備な状態で喉の一番奥に射精されてしまった。  
 
「――――ごぽっ! ごほっ! げほ! こほっ! えふ! うぶっ! ごほごほっ!」  
 
強烈な勢いで射出されたそれは陽菜の喉の奥に叩きつけられて、彼女を咳き込ませる。  
我聞もその反応を見て、あわてて手を離し肉竿を引き抜く。  
 
「げほごほっ! っぷあ! ・・・あっ、はぁっ! けほっ、ごほごほっ・・・はぁっ、はぁっ・・・あ・・・あ・・・」  
 
口を解放されて、咳き込むと共に口から零れ落ちる我聞の精液を、反射的に両手で受け止めてしまう。  
その間もまだ我聞の射精は止まらず、陽菜の顔や髪に、その熱い白濁した粘液を容赦なく叩きつける。  
 
「ぅあ・・・けふっ、こほ・・・あ、ああ・・・ぅああ・・・ぁぁ・・・」  
 
びゅくびゅくと射出される白濁した精を口に、顔にぶちまけられて、  
陽菜は被虐的な快感に感じ入ったかのような声を上げて、ぞくぞくと身体を震わせていた。  
 
(ああ・・・汚されてる・・・しゃちょうので・・・わたし・・・くちも・・・かおも・・・どろどろです・・・)  
 
口や顔からこぼれた我聞の精液は、露出した胸やスーツ、ネクタイ、そしてふとももまで糸を引いて垂れ落ちて、  
陽菜の全身を白く汚していった。  
 
「ご、ごめん國生さん・・・でも、すごく、気持ちよかった・・・」  
「はぅ・・・けほ・・・ほ、ほんとうですか・・・よかった・・・こほっ・・・」  
 
ちゃんと我聞を達せられることが出来たのは、素直に嬉しかった。だが・・・  
 
(私も・・・私もイきたいです・・・口だけじゃなくて・・・あそこも・・・犯されたい・・・です・・・)  
 
一度達してしまった我聞に、もう一度その気になってもらわなくては・・・その為にどうすればいいか・・・  
 
(私の・・・もっとえっちなところ見てもらったら、社長、わたしのこと、苛めてくれるかな・・・)  
 
陽菜は口の中に溜まっているまだ熱いそれを、改めて意識する。  
酷く生臭く、苦くてすぐにでも吐き出したかったが、我聞が折角出してくれたものを吐き出すのは気が引けて、  
我慢して口に溜め込んでいた。  
それを、意を決して目をぎゅ、と瞑ると、ごきゅ、と喉を鳴らして飲み下そうとする。  
やたら粘性が高く、それが歯や舌や口腔の至るところ、喉にまでこびりついていて一度では全部を飲み下せず、  
何度も何度も喉を鳴らして、その度に吐き出しそうになるのを懸命に堪えて、なんとか無理やりに嚥下した。  
 
「うぷ・・・げほっ・・・んぐ・・・んく・・・んっ・・・ん・・・ぷあ・・・っ」  
 
涙目になりながらなんとか口を空にすると、今度は自分の両手に視線を落とす。  
そこは、咳き込んだときに口から零れ落ちた我聞の精液を受け止めたところ。  
やや熱さこそ失われたが、生温かい粘液が両手の平にこびりついている。  
 
「ぴちゃ・・・ぢゅる・・・ちゅ・・・ぢゅるる・・・んぷっ・・・ちゅぷ・・・ぢゅ、ぢゅる・・・んく・・・」  
 
そこに顔を寄せて、舌を、唇をつけて、そこにある我聞の白濁を、全て吸い、舐め取る。  
我聞の目の前で。  
 
(恥ずかしい・・・! 恥ずかしい・・・!! 恥ずかしい・・・!!! でも・・・でも・・・)  
 
全て舐めとって、飲み下して、我聞の表情を見上げようとして自分の手から視線を上げて、固まる。  
我聞の腰のそれは、さっきと同じくらいにそそり立っていて、それに見とれてしまったから。  
 
「あ・・・あ・・・」  
 
見ただけでぞくぞくしてしまう。  
今まで我聞の精を飲み下す間も、被虐的な快楽の炎は陽菜の下腹部で燃え盛り続けていた。  
愛しい人に、自分がどんどん汚されていく、そう思うと身体の芯がぞくぞくと震えた。  
その欲求を満たすものが目の前にあるから、期待せずにはいられない。  
それでも、今は先にやらなくてはいけない、言わなくてはならないことがあるから  
 
「あ、あの、社長・・・」  
 
上目遣いに我聞の顔を見上げて  
 
「すみません・・・社長の・・・出していただいたの・・・たくさん、こぼしちゃいました・・・だから・・・  
 こ、こんな、だめな、えっちな、秘書に・・・どうか・・・その・・・おしおき、してください・・・」  
 
(うわぁ・・・)  
 
トドメのような台詞だった。  
精液で髪や顔や身体を白く汚した陽菜の姿は、それだけで耐え難いほどにそそるものがあった。  
あの、いつも凛とした陽菜の、その顔が、スーツが、自分の精液を浴びて穢れているのだ。  
その陽菜が、自分の精を飲み下し、手に受けた分まで卑猥な音を立てて舐め啜っているのを眼前にして、  
射精したばかりの肉茎は、すでに十分過ぎるくらいに漲っていた。  
そして今、弱々しく切なげな声で、“おしおき”を“おねだり”されたのだ。  
 
「・・・國生さん、立って」  
「はい・・・」  
 
我聞に言われるままに、ふらふらと立ち上がる。  
 
「後ろを向いて・・・そう、君の机に手をついて、腰をこう、そう、もっと突き出して、足をもっと開いて・・・」  
「こ、こうですか・・・や・・・こんな格好・・・は、恥ずかしいです・・・社長・・・」  
「だからだよ、お仕置きなんだから、恥ずかしい目に遭ってもらわないとね」  
「そ、そんな・・・」  
「國生さんのあそこ、丸見えだよ・・・えっちなお汁、まだまだ沢山出てるね、俺のしゃぶりながら感じてたんだ」  
「や、そんなこと・・・ああっ・・・」  
「さて・・・國生さん、どうして欲しい?」  
「え・・・あ・・・そ、その・・・おしおき・・・だから・・・社長が、思うように・・・」  
「お仕置き、かぁ・・・この分だと、何もしない、ってのがいちばんのお仕置きになりそうだね」  
「え!? そ、そんな!」  
「ふふ・・・冗談だから、そんな顔しないで・・・俺もほら、我慢できないし」  
 
我聞の怒張したそれをふとももに押し付けられ、上に向けてそれで撫で上げられる。  
 
「ひゃ・・・社長の・・・意地悪・・・」  
 
くすくすと我聞に笑われて、恥ずかしくて堪らない。  
が、もうどうにも我慢できないのだ。  
 
「じゃあ、國生さん・・・お仕置き、してあげるよ・・・ただね、お仕置きだからね・・・」  
「は・・・はい?」  
「今のえっちな國生さんみてると、もうなんか、加減が効かなそうで・・・覚悟、してくれ」  
「は、はい・・・その・・・私も・・・もう、我慢できません・・・めちゃくちゃに・・・してください・・・っ」  
「わかった・・・じゃあ、いくぞ・・・っ」  
「・・・―――――――――――――――っ!!! ふぁ、ぁああぁぁ・・・・・・」  
 
待ちに待った感触。  
我聞の肉茎が身体の奥深く、いちばん奥まで貫いていく感触に身体をガクガクと震わせながら、  
陽菜は恍惚としたため息のような、それでいてまだ切なげな、  
これまでもこれからも我聞にしか聞かせることはないであろう、艶のある声で喘いだ。  
 
だがそんな艶やかな声も、すぐに切羽詰った調子を帯びる。  
 
ずちゅっ、ぎちゅっ、ずちゅっ、ずちゅ、じゅぷっ、ずにゅ・・・  
 
これまで陽菜と抱き合ったときよりも腰の自由度が段違いの体位で、  
我聞はその肉竿の長さを最大限に生かして存分に腰を振るい、陽菜の中を貪欲に貪る。  
 
「・・・ひぁ! やぁっ!うぁ、はげしっ! はげしすぎますっ! しゃちょおっ! ひああ!」  
 
ぱん!ぱん! と音を立てて腰を打ち付けられ、陽菜は身も世もなく乱れた。  
今日だけで既に数度絶頂に至り、我聞のモノを待ち焦がれて焼け爛れんばかりに熱くなっていたそこは、  
強烈な抽送で蕩けたように蜜を垂らし、陽菜を快楽の虜にした。  
 
「あああっ・・・しゃちょ・・・っ! すご、すごいい!・・・きもち、いいです・・・ぅ うぁ、あああ!」  
「お、俺も・・・! 國生さんのなか、すごい・・・熱くて・・・締まって・・・気持ちいいよっ!」  
「ふぁ、うれしいっ・・・です・・・うぁあ! や、そんな! もっと・・・はげしく!? ふぁ、あああっ!」  
 
陽菜が感じていると分かって、更に抽送速度と打ち込む強さのボルテージを上げる。  
陽菜の嬌声のトーンが上がり、悲鳴のように、しかし更に艶やかに、事務所内に響き渡る。  
 
「うああ! やあ! しゃちょ、いひゃああ! らめ! きもち、よすぎてっ! うぁ、やああああ!」  
「っく・・・こんな格好だと・・・國生さんのこと、本当に・・・っ、お、犯してるみたいだ・・・」  
「ひ・・・っ、わたしもっ・・・うあ! お、思って、ましたっ・・・わたし・・・しゃ、うぁ! しゃちょおに・・・  
 ひゃああ! うしろから、お、おかされてっ、きもちよく・・・なっちゃってますぅうっ!!」  
 
もちろん合意の上だし、我聞にされるのならどんな体位だって恥ずかしくても拒絶するつもりはないのだが、  
それでも顔の見えない背後から獣のような体位を取らされると、無理やり犯されているかのように錯覚してしまう。  
そして、それが陽菜の被虐欲をどうしようもなく昂ぶらせてしまう。  
 
「わたしっ、わたしいぃ! もう、もう、だめ、イく、しゃちょおっ、イっちゃう、イっちゃいますっ!」  
「おおっ、いいよ・・・イって、何度も、何度でもイかせてあげるからっ! いくらでもイって!」  
「っはいぃ・・・っ! イく、イきます! イっちゃう、いっちゃいますっ! イっちゃ、うああぁぁあああ!!  
 ・・・・・・っぁあああ!? ひぁ、あ! ああ! らめ、あ! やぁあ! まだっ! うああああああ!」  
 
絶頂に達して背を仰け反らせて身体を硬直させるが、その間も我聞は陽菜への責めを少しも緩めない。  
絶頂から降りることを許されず、陽菜は目を見開いて逃げるように上体を捻り悶えるが、  
我聞の力で腰を押さえられてるのでほんの少しの距離すらも離れることは出来ない。  
却って我聞の嗜虐欲をくすぐるばかりだった。  
 
「だめ、らめえ! イってるっ、イってますっ、イってますからあ! ちょっと、やすませっ・・・うぁあっ!  
 ひぎ・・・っああっ! らめ、こわれちゃ、こわれちゃいますううっ!」  
「ダメだよ、最初に言ったろ、加減効かないって! 國生さんの中、本当に気持ちよすぎて・・・!  
 止められないから・・・俺がイくまで・・・イかせ続けてあげるよ・・・っ」  
 
強烈過ぎる快感に陽菜はよがり狂い、咽び泣くように喘ぐ。  
だが、裏腹に我聞をくわえ込んだ秘所はますます強く我聞を締め付け、更なる責めを誘う。  
 
「ほんとにっ、ほんとにおかしくなっちゃいますっ! うぁ、あああああ! やあ、や、だめえ!  
 らめぇ、らめ・・・いやああ! しゃちょおっ、おねがいだからっ・・・ひぐ・・・また、またあ!」  
「はぁ・・・はあっ、國生さんが言ったんじゃないか・・・、おしおきしてくれ、ってっ!  
 めちゃくちゃにしてくれ、ともね・・・それに、國生さんのここ・・・さっきよりも締め付けてくる・・・!」  
 
本当に壊されてしまう、と思わずにいられないくらいに、陽菜の頭は快楽の炎で焼け爛れつつあった。  
肉体を責められる快感と、無理やりに犯されつづける被虐的な快感。  
気持ちよすぎて辛くて、その辛さが被虐欲を満たしてさらに気持ちよくさせてしまう。  
 
「もう・・・もう・・・っ! また、イっちゃう・・・イっちゃいますうっ! ほんとに・・・こわれちゃう・・・  
 しゃちょ・・・ゆるしてぇ・・・あ、うぁ! や、イ、あ、うああああっ!」  
 
先ほどからほとんど間を置かず、再び絶頂の高みへ突き上げられる。  
ガクガクと身体を揺らし、更に一層、我聞のモノを締め付ける。  
それは我聞が絶頂に達するまでの時間を短縮するものでもあるが、それ以上に陽菜に我聞のそれを強く感じさせ、  
更なる快楽を陽菜に刻み込む。  
 
「ああぁ・・・おねがい・・・もう・・・うぁ・・・っ、こわれちゃう・・・こわれちゃうぅ・・・ぅあああっ!」  
 
ぼろぼろと涙を流し、喘ぎ続け閉じられることの無い口の端からは涎を垂らし、陽菜の机の上を汚す。  
足元にも絶え間なく掻き出される陽菜の愛液が滴り落ち、あるいは陽菜の足を伝い流れ落ち、  
事務所の床を汚していた。  
 
「う・・・後ろからだと、國生さんの背中っ、いつものスーツのままで・・・ここでしてると・・・  
 本当に、仕事中に無理やり犯してるみたいで・・・っ、すごく・・・興奮する・・・っ」  
「そんな・・・っ、あ、もう・・・ぅあああ! やぁ・・・わたし、もう、もう・・・いひゃあ・・・っ!  
 おかされてっ!・・・しゃちょおにおかされて・・・こわれちゃうぅ・・・あ、いやあ! うあああ!」  
 
互いの同意の元にしているはずの行為なのに、一方は無理やりにしているように感じ、  
もう一方は無理やりにされているように感じ、それがより一層、お互いを興奮させる。  
犯されている陽菜は既に限界にあり、それでも無理やりに快感を送り込まれて、今にも焼き切れそう。  
そして、犯す側の我聞も、そんな陽菜の締め付ける感触と悶え狂う痴態に、限界を感じつつあった。  
 
「俺も、俺もそろそろっ、もう少しだからっ・・・! もうちょっと・・・っ・・・っく・・・!」  
「うああ! わたっ、もうっ! あ、や! やああ! ああもうっ! い、ひやああああ!」  
 
もうすこし・・・もうすこし・・・まだですか・・・おねがい・・・はやく・・・  
更に激しさを増す抽送で真っ白になりかけている頭のなかに、我聞の声だけはちゃんと響いてくる。  
意識が飛びそうな強烈過ぎる快感の渦に揉まれて、それでも意識を保ったまま我聞の絶頂を受け入れたかったから、  
必死でその声にすがりつく。  
 
「くっ・・・もう、出るっ! 出すよ! 國生さんの中にっ! ――――くっ、國生さんっっ!!」  
「あ、うあ! きて、なかにっ! なかにくださっ! あ、や、ああ! しゃちょっ、あ、うああああああ!」  
 
最後に大きく腰を打ち付けて、そのまま強く押し付けると陽菜の膣内へ全ての精を放出する。  
陽菜の中で肉茎がびくんと震える度に、熱い粘液の塊がびゅくびゅくと放出され、陽菜の膣内に打ち付けられる。  
その刺激と、熱さ、そして何より我聞に中に射精されたという事実が、  
陽菜が “壊れる”と思うほどの快感となって膣から身体中、そして頭の中まで駆け巡り、焼き焦がす。  
 
「あ! うあああ! あつ・・・うぁ・・・あ・・・あ! ひぎ・・・ぅあぁ・・・あ・・・っ」  
 
陽菜はがくがくと身体を震わせて、もはや言葉としての意味をなさない喜悦の喘ぎを漏らし続けた。  
 
「あつ・・・ぅ・・・しゃちょお・・・の・・・いっぱい・・・なか、に・・・ぃ」  
 
二人はそのままの態勢で、荒れた息を整えていた。  
我聞のモノはまだ陽菜の中にあり、固さこそなくなったが、温かく締め付ける陽菜の感触が心地よかった。  
陽菜も我聞に出されたモノの熱さと、我聞と繋がっている感触が嬉しくて、そのまま動かなかった。  
あれだけ無理やりにされていたのに、嬉しいと感じている自分がおかしかったが、  
それでもそうやって我聞を愛しいと思う自分は、嫌いじゃなかった。  
 
先に我聞の呼吸が整い、  
 
「じゃあ、離れるよ・・・」  
「え・・・あ、はい・・・」  
 
少し残念そうな陽菜から己のモノを引き抜くと、  
栓を失ったそこから我聞の精液と陽菜の蜜の交じり合った白いものが、ごぽっ、と溢れ、足を伝い垂れ落ちる。  
 
「あ・・・しゃちょおの・・・でちゃう・・・ん・・・」  
 
名残惜しそうに切なげな声を上げる陽菜に、またも我聞のそれは反応しそうになるが・・・  
 
(このままここで寝ちゃってよければ、なんだがなぁ・・・むぅ、仕方あるまいか・・・)  
 
机からふらふらと身体を起こそうとする陽菜を抱き寄せて身体を支えてやり、  
 
「國生さん、大丈夫?」  
 
先ほどまでのことが無かったかのように、優しく声をかける。  
 
「は・・・はい・・・ちょっと、まだ・・・ふらふらします・・・あの・・・すごく、はげしくて・・・」  
「う、ちょ、ちょっと興奮しすぎたかな・・・ま、まあ國生さんは座って休んでて、俺片付けするからさ!」  
「あ・・・」  
 
すこし調子に乗りすぎたかなと思うとバツが悪くなってきて、  
そそくさとその場を外そうとするのを陽菜がぎゅ、と服を掴んで引き止める。  
なんだろう、と一瞬思うが、陽菜と視線を通わせるとすぐにその意図が伝わった。  
だから我聞が顔を寄せると陽菜は目を瞑り、ちゅ、と軽く唇を合わせる。  
たっぷり3呼吸して唇を離すと、  
陽菜は疲れが浮いた顔ににっこりと笑みを浮かべ、これで満足とばかりに我聞を解放した。  
 
 
 
 
そして掃除(証拠隠滅?)も終わり、着替えも済ませ、  
今は帰り道。  
 
結局二人の行為で汚れた床や机を掃除するのに手間取ったりで、時刻は既に10時を回っていた。  
 
「國生さん、ほんとうに大丈夫?」  
「はい、ありがとうございます、でも大丈夫ですから」  
「そ、そう・・・? その、無理しなくていいから、食事だって別に今日じゃなくても・・・」  
「私の作る食事は、食べたくない、と?」  
「い、いやそんな! そんなこと言ってないから! ただ國生さんちょっと疲れてそうだから!」  
 
あわててフォローを入れるも、國生さんのぷち不機嫌は治ってくれそうにない。  
 
「そうですね・・・社長に、ずいぶん沢山苛められちゃいましたから・・・」  
「うぐ・・・で、でも國生さんも結構乗り気な・・・」  
「・・・・・・・・・スーツ・・・・・・」  
「スミマセン」  
 
凍える視線を浴びて、萎縮するしかない我聞。  
陽菜は今は学校の制服を着て、手に袋を下げている。  
その中には、我聞の精液ですっかり汚れてしまったスーツのジャケットと、  
我聞に弄りまわされて自分の愛液でびしょぬれにしてしまったスラックスが入っていた。  
もちろん、どっちも皺だらけ。  
『このままじゃクリーニングにも出せません・・・』と陽菜から恨みがましい目でみられたものだった。  
せっかく最後はいい感じにキスして終わったと思っていた我聞だったが、  
その時から陽菜のご機嫌はやや曇り空のままである。  
 
(うう・・・怒ってらっしゃる・・・してるときはハマってる感じだったのに・・・ちょっと調子に乗りすぎたか・・・)  
 
「・・・社長」  
「な、なんだい國生さん!?」  
「・・・・・・今日みたいなこと・・・会社で、とか、服着たままとか・・・、また、したいですか?」  
「え・・・いや、その、まあ・・・」  
「簡潔に、はっきりとおっしゃって下さい」  
「うぐ・・・その・・・と、ときどき、とか・・・あ、もちろん! 國生さんが嫌なら二度としないから!」  
「・・・そうですか」  
 
不機嫌度合いが“ぷち”どころじゃなくなっている気がして恐る恐る陽菜の表情を盗み見るが、  
陽菜は陽菜で考えごとでもしているのか、我聞の視線には気付かないようで正面を向いたまま。  
 
「あの・・・」  
「ん?」  
「もし・・・その・・・どうしても、っていうなら・・・本当にどうしてもっていうなら、その・・・  
 いつもこう・・・あんな、その、激しいと辛いですが・・・・・・・・・・・・と、ときどきなら・・・・・・」  
「・・・そ、そう?」  
「はい・・・・・・ときどき、ときどきですからね!?  
 その・・・社長、服着たままとか、形から入るの・・・嫌いじゃなさそうですから・・・今日の感じですと・・・」  
 
國生さんだって結構ノってたよな、と再び思うが、それを口に出さないくらいの分別は我聞にもある。  
 
「た、確かに・・・思ったよりも・・・なんていうか、雰囲気に酔ったというか・・・場所とか、服装とか・・・」  
「・・・ジャケットどころかネクタイも、最後まで脱がせませんでしたからね・・・」  
「ぐ・・・ま、まあなんだ、これがあれか、世に言うコスプレって奴か」  
「わたしコスプレでスーツ着てる訳じゃないですが・・・」  
「スマン」  
 
しばし沈黙。  
 
「コスプレ、ですか・・・・・・社長、スーツの他にも、私に色々着せて、とか・・・  
 考えてたりされたとか・・・?」  
「え、い、いや、それはない! 全くない! 今日のだってなんていうか不測の事態だったし!」  
「・・・そうですか」  
 
どちらかと言えば、陽菜が事務所で見ていた夢がきっかけな訳だが、それも言うに言えない。  
そしてまた沈黙。  
 
(く・・・空気が重い・・・)  
 
「社長」  
「は、はい!?」  
「・・・・・・・・・」  
「えーと、國生さん・・・?」  
「・・・・・・・・・あの・・・・・・・・・・・・エプロンドレス・・・」  
「へ・・・ええと、なんだっけ、それ・・・?」  
「・・・・・・・・・文化祭のときの・・・」  
「あ! ああ、あれか、國生さんがメイドさんしたときの! ・・・・・・・・・・・・って!?」  
「もし、その・・・・・・・・・・・・・・・社長が、どうしてもと・・・どうしてもとおっしゃるのでしたら・・・  
 部室からこっそり持ち出してこられるくらいにどうしても! とおっしゃるのでしたら・・・・・・・・・  
 ・・・ひ、秘書として、着ないこともないというか・・・・・・・・・その・・・・・・  
 ・・・・・・・・・・・・そういうことです」  
 
(ああ・・・そういうことか・・・)  
 
不機嫌かと思っていたのは、どうやら照れ隠しだったのか、と気付く。  
 
(やけに絡むと思ったら・・・國生さん、俺以上に・・・どっぷりとハマったのね・・・)  
 
嬉しいような、なんとなく複雑なような・・・  
で、まあとりあえず、文化祭の時の陽菜を思い返してみて・・・  
 
「ええと、國生さん」  
「は、はい」  
「・・・・・・・・・楽しみにしてます」  
「・・・・・・・・・はい」  
 
部屋に帰るまで、我聞の視線から逃れ続けた陽菜の顔が真っ赤だったのは、言うまでもない。  
 
 
 
その晩。  
我聞のために遅い夕飯を作り、  
ちゃんと陽菜の夢の通りにお褒めの言葉をもらってその後も夢の通りに若さに任せていろいろあったわけだが、  
なにやら陽菜の言葉遣いがいつもより変な敬語になっていたり、  
我聞を呼ぶときに「ご主・・・社長」とかなっていたりしたのは、  
それはまあご愛嬌ということで。  
 

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