×月○日
子供の仕付けと言われたのが悔しかったので、自分が持っている
中で一番短いスカートをはいて見せてみるも反応なし。なぜ?
×月●日
胸元を強調した服を着てみる。うす胸に鼻で笑われる。
×月◎日
オリマーに相談した。役に立たない。
×月×日
佐々木に相談してみる。 猫耳メイド服を着て
決め台詞に「にいや〜」と言えばよいとアドバイスされた。
こいつは病気だ。
×月△日
いいアイデアが浮かばない。
……ネコ耳メイド服か……
×月▲日
メイド服を試着してみる。
メイドというのは、みんな胸が大きいのだろうか?
サイズが合うのがない。ちょっと……いや、かなり悔しい。
佐々木に憂さ晴らし。なぜか嬉しそう。
やっぱり、病気だ。
×月□日
ネコ耳だけで、チャレンジして見る。
「お、かわいいな」
なんか、好感触。いけるか!?
「で、学芸会でもやるのか?」
とりあえず、全力で蹴っておいた。
×月■日
「にいや〜」が抜けていた事に気付く。
しかし、これを言うのは恥ずかしすぎる。
……「お兄様」なら、まだいけるか……
×月◇日
ネコ耳+「お兄様」で再チャレンジ。
うす胸とリアルファイト勃発。決着付かず。
×月◆日
うす胸対策を考える。
…裸にひん剥いて、ロープで吊るしておけば静かになるだろう。
今日は新月。チャンスは今しかない。
結果:剥かれて、吊るされた。
…もうお嫁にいけない……
×月☆日
根本的な問題に気づく。
「お兄様」では子供扱いされる一方ではないか。
もっと抜本的改革が必要だ。
×月★日
任された経理の仕事を十分で終わらせる。
やはり、天才の私には役不足な仕事だ。
暇なのでインターネットを使っていろ色調べてみる。
女の子が間違えて布団に潜り込んできたりするとグッと来るらしい。
うーん……
姫日記 八月六日
今日は原爆の日らしいが興味なし。オリマーとジィルが何やら私に隠し事をしている。
GTK? 日産の新車だろうか?
私は1技術者としてSUZUKIのカプチーノが
可愛くて好みなので興味なし。
その日の午後、工具楽屋の社員一同で海に
行くことになったが私は水着を持っていない。
オリマーとジィルが一緒に水着を買いに行こうと言う。
その気持ちは嬉しい。
可愛いワンピースの水着を見つけた。
しかし、オリマーとジィルは私に布地の少ないビキニを薦めてくる。
私がそんなのを着ても空しくなるだけだ。
帰ったら爆竹決定。
今日の晩ご飯はハンバーグだった。なぜか私の分はタマネギの量が多かった。
うす胸とはいつか決着をつけなければと思った。