『ばっかもん〜!』  
いつもの通り派出所内だけでなく、周辺に雷の如く落ちる部長の怒号。  
原因はいつもの両津によるパトロールのサボりで、両津の他の二人は呆れるばかりに溜め息を吐く。  
一人足りないのは、中川である。  
中川自身が財閥の仕事で急遽派出所の仕事を引き上げ、仕事の空いていた両津に大原自身がパトロールを命じたのたが。  
『ぶ、部長〜わ、私はただパチンコ周辺のパトロールを…!』  
何という言い訳に、当然二度目の雷が落ち、報告書を書く羽目になった。  
『えぇい、逃げるが勝ちだぁ!』  
諦めの悪い両津は派出所を駆け出し、器用に自転車に跨がるとペダルを全力で漕ぎ始め派出所を後に走り去り、当然これを大原が見逃す筈もなく。  
『待たんか、ばかもん!あぁ、スマンが麗子君…!?』  
その時、大原は駆け出しそうな足を止め、部下の一人でもある麗子に声を掛ける。  
『あ、はい?』  
大原の声に麗子は背丈に及ぶ金髪を掻き上げながら振り返る。  
『中川君がおらんから、麗子君は派出所内に待機していてくれ。寺井、パトロールを頼めるか?』  
『はい、僕は大丈夫です!』  
『ハイ部長、御任せ下さい♪』  
いつもの如く二人の相槌に大原は頷き、逃走する両津を再び追い始めた。  
『全くもう、両ちゃんったら…』  
『それじゃあ麗子さん、僕はパトロールに行って来るよ』  
『えぇ、分かったわ。行ってらっしゃい』  
大原に続くように派出所を後にする寺井。  
残された麗子は派出所に一人立ち尽していたが。  
『んっ…はぁ…んっ…』  
突然漏れ始める一つの喘ぎ声。  
椅子に腰を下ろす麗子の手がスカートへと伸び、色気のある桃色の下着からローターを取り出す。  
『はっ…!…はぁ…』  
先程まで皆の居た中でローターによる自慰をしていたのである。  
デスクに愛液に塗れたローターが置かれる。  
しかし、スリルのある自慰を終えた麗子の魅力的な肢体は満たされてはいなかった。  
自らの手で秘部を貪ろうと、再び手を降ろした瞬間。  
『麗子さぁん〜!』  
『え…っ!?』  
突然の自分を呼ぶ声に麗子の身体は緊張を解かれ、背筋を伸ばし、訪問者の方へと振り返る。  
『こんにちわぁ〜』  
黒いランドセルを背負い、半袖のズボンに長袖の上着を着た小学生の訪問者に麗子は何事かと近寄る。  
『あ、あのね…麗子さんに御願いがあって…』  
『え…私に御願い?』  
背丈の低い小学生に御願いを頼まれ、麗子は畏まる。  
『じ、実はね…』  
 
少年はランドセルを肩から降ろすと中から一枚のプリントを恥じらいながら取り出した。  
『宿題を…手伝って欲しいんですが…』  
少年が手渡したのは算数の宿題プリントだった。  
『なるほどね、苦手なんだ?』  
麗子の問い掛けに少年が苦悶の表情で頷き、筆箱を取り出す。  
しかし、麗子には自慰が見られなかった事による安堵が浮かび上がる。  
『良いわよ、奥の部屋で教えてあげるから♪』  
『あ、有難う御座います!』  
麗子は少年を奥の部屋へと案内し、宿題の手解きを始めた。  
『そう、分かってるじゃない♪理解してきてるわね』  
宿題のプリントも麗子の手解きによって埋まり、少年の表情には晴れた様な清々しい表情となっている。  
『出来ました、有難う御座います!』  
感謝を唱える少年。  
『うぅん、出来たのは君がちゃんと計算を理解出来てたからよ♪』  
互いに褒め合う二人だったが、麗子の視線は不意に少年の下半身に向けられていた。  
(…小学五年生か)  
麗子の中は少年を犯すという煩悩で一杯だった。  
しかし、見付かれば犯罪である。  
だが、自分は麗子である。  
両津勘吉のような愚かに計画を終える人間ではない。  
麗子の中で、遂に何かが決まった。  
『ねぇ、君…?』  
ランドセルに宿題と筆箱を収納する少年に声を掛け、少年は改まり麗子に振り返る。  
『はい…?』  
『こんなコト…興味ある?』  
次の瞬間、麗子の手が少年のズボンに触れる。  
『えぇ!?』  
『ゴメンね、でも君だって…』  
さりげなく少年のズボンはテントを張っていた。  
『途中から、こんなにしてたの…分かってたんだから…』  
ズボンのジッパーを下ろし、パンツの縫い目から肉棒を取り出す。  
『はぁ…はぁ…!』  
亀有の中でも一の肉体を持つ麗子に、自分が犯されると分かった少年は興奮し、息が荒くなる。  
『それじゃあ、早速…』  
と、肉棒を上下に動かそうとした時。  
『痛…ッ!』  
麗子の扱きに少年は小さな悲鳴を上げた。  
原因は肉棒が未だに剥けていなかった事だった。  
亀頭を皮が包装する肉棒に恐れる少年だったが、麗子は慈愛の表情を見せ、少年を安心付けた。  
『大丈夫よ、スグに剥いてみせるから』  
麗子は肉棒の皮を最低限に引きずり、舌で微妙に露出した亀頭を舐め始め、突然の痙攣に少年の両膝は震え始めた。  
『あ…ひぃ!?』  
『我慢しててね♪』  
麗子は尿道のみならず肉棒全体を包む様に舌で絡み取り、優しく前後に動かす事で剥けさせる作業を行う。  
『我慢してね…それっ!』  
 
『あひぃぃ!』  
ビリッと剥けた音と同時に少年の悲鳴が発せられ、間髪入れずに麗子の舌が未開拓な肉棒の領域に侵入を遂げる。  
『はぁ…んっ…あぁ…』  
麗子の舌と唾液が少年の肉棒を浸食する。  
少年は自ら今日を最高の日だと実感した。  
『麗子さん、でっ出ちゃいます!』  
『出ひなふぁい』  
射精のカウントダウンに麗子は激しく前後に首を動かしフェラチオを行った。  
『で…!出るぅ!』  
遂に放たれた少年の遺伝子。  
『んっ!……むふぅ』  
口内に放たれた精液は麗子によって飲み干され、少年は天井を見上げた。  
『麗子…さん…、漏らしちゃって御免なさい』  
『元気な証拠だから良いのよ、じゃあ次は…』  
口に射精した事に謝罪する少年。  
しかし麗子は少年の頭を優しく撫で回し、次に少年のズボンを下ろす。  
騎乗位で快楽を得るつもりでいた。  
『こ、今度は何を?』  
『もっと気持ち良い事よ♪』  
麗子は桃色の下着を脱ぎ捨てると、自らの秘部を広げて、かろうじて天井を向く肉棒に腰を下ろし、遂に少年の童貞を奪う。  
『な、何かぬるぬるしてますぅ…!』  
『感想有難う♪丁度良いでしょ、んっ…はぁ…』  
リズミカルに腰を動かし、少年の肉棒は再び徐々に元気を取り戻し、麗子の喘ぎ声が小さく漏れる。  
『良い…でしょ…一緒にイキましょう?』  
『麗子…さぁん…』  
いつしか少年の腰は前後に動き、麗子の身体をローターよりも存分に満たしていく。  
『もうそろそろ、私もイッちゃうかも…!』  
『ぼ、僕もまた…イッちゃいます!』  
互いの性器が入り乱れ、水音が響き合う。  
『も、もぅ私…!』  
『イッ、イッちゃいますぅぅぅ!』  
次の瞬間、互いに腰の動きが止まり、部屋の中で二人は痙攣し合った。  
遂に性交を遂げてしまった麗子。  
表沙汰にバレてしまえば犯罪である事は明らかだったが、互いに果てた事を確認すると、ゆっくりと腰から肉棒を抜き差し、そのまま足早にデスクに置いていたローターの回収へと向う。  
『良かったぁ…まだ誰も帰って来てないわ』  
無事ローターを回収し、ホッと胸を撫で下ろした麗子は果てた少年の居る部屋へと戻る。  
『麗子さん…その…気持ち良かったです…』  
『ふふっ、有難う♪』  
素直な感想に麗子は少年の唇を自らの唇で塞ぎ、匂いの充満する部屋の窓を開けて、空気の入れ替えを図った。  
『あっ…!』  
『後始末よ♪』  
肉棒の亀頭と舐め回し、尿道から精液の残りを吸い尽くす。  
『ハイ、これで終わりよ♪』  
『あ、どうもぉ…』  
 
少年の肉棒を収納させるとジッパーを上げ、麗子も秘部に塗れた精液を拭き取って下着を穿き直し、互いに難無く後始末を終える。  
『ねぇ、君…門限は大丈夫?』  
麗子の問い掛けに少年は携帯電話から時刻を確認し、夕方の四時半である事を認識させた。  
『まだ大丈夫ですよ…門限は五時ですから』  
『そう。なら…どう?』  
麗子は上着のボタンを解き、農満な胸を持ち上げながら揺らし、少年を誘惑する。  
『時間か…誰かが戻って来るまで、吸ってみる?』  
少年は麗子の誘惑に負け、吸い付こうとした、その時だった。  
『イタタ、部長離して下さいよ〜!』  
『黙らんか!罰として報告書を二枚提出させるからな!』  
タイミングも悪く、二人の一時の終わりを告げるように両津の耳を引っ張りながら派出所に帰還する大原の怒号。  
(ま、マズいわ…!)  
ボタンを掛け直し、少年もランドセルを背負い始めた。  
と、そんな少年に一枚の紙を手渡す。  
(コレ、お父さんお母さんにバレない様に持って帰って!)  
手渡された紙には、何と麗子の携帯のメールアドレスが記入されていた。  
渡したのは、つまりプライベート用の名刺であり、少年は驚きの表情を見せる。  
『こ、コレって…!?』  
(またヤリましょ♪)  
少年のズボンの下半身の部分を軽く叩き、二度目の口付けを終えると、何食わぬ顔で部屋の戸を開けた。  
『おぉ麗子君、ん…その子は?』  
『勉強を教えてたんですよ。ね♪』  
『は、はい、麗子さんの御蔭で良く分かりました!』  
麗子の演技に続き、何食わぬ澄した顔で大原に事情を打ち明けた。  
『そうかそうか、頑張るんだぞ?』  
大原は頷きながら少年の肩を軽く叩く。  
『ハイ…!それでは失礼しました!』  
元気に頭を下げて派出所を後にする少年。  
『またねぇ〜♪』  
『麗子君、ご苦労だったな!』  
『いえいえ…』  
派出所での一日を終え、家に帰宅する麗子の携帯には初体験を迎えた少年からのメールが入っていた。  
『今日は、有難う御座いました!気持ち良かったです』  
『ふふ、これで良し♪』  
これでローターによる自慰を行わずに済む。  
そう思った麗子は、少年のアドレスを携帯に登録し、浴室に足を運んだ。  
 
 
 

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