「い、いいかげんにしなさい。これ以上は、怒るわよ」  
 私は今、異様な状況に居た。見慣れない部屋の見慣れないベッド。そこで後ろで両腕を縛られ、両足は開いたままで固定されている。その前には……一人の少年。そう、10歳とかその辺りの男の子。  
「わがまま言っちゃ駄目だよ……えと、麗子巡査?」  
 私からとりあげた警察手帳を開き、中を確認する少年。その少年をキッと睨むが、ただ愛想笑いを返される。  
「何が目的なの? こんな事……ひぅっっ!」  
 その時、私の体に電撃が走った。それは少年の手の、鞭。見覚えのあるそれは、乗馬鞭……馬によく使われるそれは、私の肌に重く響いていく。  
「な、何を……ひぁっ! はぅっ! んんぅっ!」  
 質問さえも許されず、ただ私の体に鞭が放たれていく。  
「無駄口は嫌いなんだ。大人しくしてよ」  
 ようやくその鞭を振るう手が止まった頃には、私の服は破れ始めていた。  
「少し邪魔だな、これ」  
「イ、イヤぁああ!」  
 少年が私の服に手をかけると、一気にそれを引き剥がす。ビリリィと音をたてて破れ、私の胸があらわになる。そのままスカートも破り捨てられ、とうとう私は下着姿に。  
「ふふ、今日は一日。たっぷり遊ばせてもらうね」  
「な……何をする気?」  
 恐怖に震えながら、彼の目を見る。  
「ふふ、もう分かってるんじゃない」  
「い、いや……お願い……」  
 ゆっくり私の後ろに回る少年。私の言葉も無視し、そのまま後ろから手を回して彼の手が私の胸に。そのままブラジャーの下に手を入れたかと思うと、私の乳首に容赦なく爪を立てる。  
「ひぃいいいいっ!」  
 たまらず私も悲鳴をあげるが、両手両足を拘束され、逃げ場などない。体をゆすって抵抗するが、少年の爪がさらに深く突き刺さっていく。  
「い、痛い。痛いぃいいい」  
「あれ、そんなに痛いんだ」  
 するとその手が離れ、今度は私の胸を揉みはじめる。苦痛がまだ先端に残っているのに、その愛撫に少し、声が漏れる。  
「ん、うっ……」  
「あれ、気持ちいいんだ。こんなことされて」  
 それに気がついたのか、少年が耳元でそっと囁く。  
「な、何を……ひぅっ!」  
 そのまま、胸を揉んでいた片手が下に伸びる。そう、私の下半身……パンツの中に。  
「あははっ、グショグショだよ? 縛られてもしかして、期待しちゃったのかな?」  
「そんな、こと……はぅっっん!」  
「ねぇ、オナニーとか一日何回ぐらいするの?」  
「そ、そんなの……しないっ」  
「嘘は駄目だよっ」  
「ひぐぅぅうううっ!」  
 胸の乳首に爪がまた深く突き刺さる。  
「ねぇ、何回?」  
「し……したこと、ない」  
「……はぁ、しょうがないなぁ」  
 その時、少年の両手が離れる。だが恐怖は、すぐに私を襲った。  
「きゃっ!」  
 彼が私を後ろから押し倒したのだ。縛られているのは両足だけで、みっともない形で自分に土下座する姿になる。  
 
「嘘をつく子は、お仕置きしなきゃ」  
「ちょ……ま、待っ……んんんぅっっ!!」  
 その時、私の肛門に何かが突き刺さった。その苦痛でさらに叫び声があがる。  
「ふふ、暖かいよ」  
 それは少年の指、その指がゆっくりと、私の肛門をほぐしていく。  
「う、嘘ッ。やめてっ……お、お願いっ」  
 こんな屈辱はない。こんな子供に縛られて、責められて……挙句の果てに、今アナルを責められている。  
「五月蝿いなぁ」  
「ひぐぅっっ!」  
 少年の指が乱暴に動き、私の体が反応する。  
「これぐらいしないと、僕のが入らないからさ」  
「ひっぁ……うっ、あぅぅぅっ!」  
 次第にほぐれてきたのか、その指は一本二本と増えていく。そして四本目が入ったところで一気に引き抜かれた。  
「ひぐぅっ!」  
「ふふ、じゃあいいかな」  
「だ、駄目っ。お願い、だ、駄目ええええええええええっ!」  
 そのまま、彼のペニスが私の肛門を貫いた。私は今、犯されているんだ。こんな子供に……少年に。  
「ん、んっ……大分締まってるね。初めてかな? あははっ」  
「あぅっ、ひ、ひぅぅうっ!」  
 彼の腰が激しく打ちつける。くやしい。くやしいっ。こんな子供に、何の抵抗も出来ずに犯されるなんて。  
「ほらっ、そろそろ出すよっ」  
「えっ……う、嘘……や、いやあああああああああっ!!」  
 体の中に熱いものを感じ、彼の動きが私の肛門から離れる。そこからはドロリと熱い精液が零れ落ちていた。  
「う、嘘よ……こんな、こんな」  
「まだ、休んじゃ駄目だよ」  
「ひぐぅっ」  
 私の前に回ると乱暴に髪を掴み上げ、もう一度体を起こさせる。そこからされることは、容易に想像がついた。  
「じゃあ、本番行こうか」  
「駄目。駄目っ。駄目ぇええええっ!」  
 必死の抵抗も、少年が聞き入れるはずもない。そのまま私は押し倒され、ゆっくりと彼の勃起したペニスを挿入される。  
「んっ……うぅ、ふぅっ」  
「あはは、みっともないよお姉さん。僕みたいな子供に犯されて、ヨガってる」  
「う、嘘っ……そんなこと、ひぐぅっ」  
 彼が腰を打ち付けるたびに、快楽が私を襲っていく。そう、私は今……感じている。こんな少年に、子供に犯されて。それがまた屈辱でしかなくて……悔しいっ。  
「ほら……出すよっ」  
「ひ、うっ、い、いやぁああああああああっ!」  
 そのまま彼はまた、私の深くで……射精した。  
 
 
「ふぅ、さすがに二回はきつかったかな」  
 そう言うと少年の体が私から離れる。私の膣から流れる精液の中には、彼のものも、私のものも混じっている。そう、私もイッてしまった。それが悔しくて、辛くて。でも、抵抗も出来なくて。  
「もう、許して……」  
 それをただ、口にするしか出来なかった。  
「あはは、お姉さん話聞いてた?」  
「ひっ……」  
 彼がまた乱暴に髪を掴む。  
「今日一日、たっぷり可愛がってあげるよ」  
 私はまた、恐怖するしか出来なかった。その、悪意のない笑顔に。  
「これ、何だか分かる?」  
 ベッドから降りた少年が、何かワゴンのようなものを引っ張ってくる。そこに積まれていたは……言葉にならなかった……。  
「ひぃっ」  
「これで、思いっきり苛めてあげるね」  
 そこにあったのは、注射器。いや、そんな可愛いものじゃない。一緒においてある盥に、薬。これはそう……浣腸器。  
「さぁ、お尻を出してね。お姉さん」  
「いやっ……いやぁあああああああっ!」  
 私の声だけが、部屋に響き続けていた。  
 
(完)  
 

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