「たまには、両ちゃんも良い事してくれるじゃない」
秋本麗子は、駅近くのビルに最近、オープンしたエステに来ていた。
昨日、同じ派出所に勤務する両津勘吉から、エステの無料券を貰った。
「いつも、麗子には世話になっているからな」
今は7月だけど、明日、吹雪になるんじゃないの?と月並みな事を
思ったが、麗子はありがたくチケットを受け取った。
簡単な説明を受け、着替えた麗子は待合室で落ち着いていた。
小さいけれど落ち着いた雰囲気のいいお店だ。
出されたお茶も、ちょっと変わった味だが不快ではない。
しかし、ちょっと暑いのが玉に傷かな?
冷房、壊れてるのだろうか?
そんな事を考えているうちに
「秋本様、お待たせしました。準備が整いました」と呼ばれた。
「では、そちらのバスローブを脱いで、うつ伏せになってください」
白衣を着た女性、先ほどの説明のさい、浅草と名乗っていた
の指示に従い、麗子は台の上にうつ伏せになって寝た。
「秋本様のお肌、大変綺麗ですね」
浅草の感嘆の言葉に、麗子は「ありがとうございます」と答える。
男性は勿論、女性が見ても惚れ惚れするような美しい肌に
浅草がオイルを塗っていく。
ゆっくりと丁寧にオイルが塗られていくうちに、麗子は再び熱を感じた。
(風邪、ひいたかな?頭もボーっとしてきたし。身体も・・・)
「では、仰向けになっていただけますか?」
麗子が仰向けになると、浅草は再びオイルを塗り始めた。
足のほうから、先ほどと同じように、ゆっくりと丁寧に塗られていく。
「秋本様の胸、大変大きいですね。しかも、寝てるのに形が崩れていない。
失礼ですが、サイズを窺ってもよろしいですか?」
「95センチです」
仰向けになっていても、横に垂れる事がない麗子の乳房は
綺麗なお椀型で、また、ウエストが細いぶん、サイズ以上の
大きさを感じさせていた。
そのお椀型の乳房の頂点で、乳首が徐々に硬くなり始めている事に
まだ麗子は気付いていなかった。
「あっ・・・」
思わずあげてしまいそうになった声を麗子は慌てて、止めた。
チラリと浅草の顔を窺うが、聞こえなかったのか、浅草は顔色一つ変えず
オイルを塗る作業を続けている。
浅草の手が少し胸に触れただけで、強い快感が麗子の全身を走り
思わず声をあげてしまった。
エステに来て、オイルを塗られて、感じるなんて・・・
今まで、こんな事、なかったのに・・・
快感を必死になって、止めようとしていた麗子だったが
その想いとは裏腹に、それは徐々に強くなっていった。
「我慢なさらなくて、結構ですよ」
浅草は作業の手を止めないまま、確かにそう言った。
麗子はハッとなって、思わず浅草の顔を見てしまった。
ニッコリと笑った浅草の顔を見たとき、麗子の中で何かが壊れた。
浅草もそれを感じ取ったのか、その手つきが明らかに変化した。
オイルを塗っていた手が麗子の胸を揉んだ。
同性だからこそ出来る、絶妙な強さの揉み方に
麗子の身体が大きく震えた。
例え同性とはいえ、親しい間柄でもない人間、しかもエステに来ていて
胸など揉まれたら、「何するのよ!」と怒り出す性格の麗子だったが
今日は快感に身を委ねていた。
「あんっ!」
麗子のあげた声は紛れも無く、喘ぎ声だった。
今ではピンと尖ったピンク色の乳首を、浅草の指が軽く転がした。
「こちらなどはいかがでしょう?」
そう言うと、硬くなった乳首を摘まれ、麗子はさらに大きな声をあげた。
「もっと、強めの方がいいです・・・」
気が付くと、麗子の口からそんな言葉が発せられていた。
さすがに驚いた顔をした浅草だったが、すぐに
先程よりは強めに、麗子の乳首を摘んだ。
「ああんっ、いいっ!!」
痛みを感じてもおかしくないほどの強さだったが
麗子の中では快感が生まれたようだった。
「もう、直接触ってもよろしいでしょうか?」
浅草の言葉に、麗子は頷いた。
手のひらで、下着の上から、女性器を擦られて、初めのうちは強い快感を得ていたが
それも徐々に物足りなくなってきた。
「では、失礼します」
そう言って、浅草は麗子の下着を脱がしていった。
その内側には、既に愛液がたっぷりと染み付いていた。
「秋本様、お一人でなされる時に道具など、お使いになられますか?」
すぐにそれがオナニーの事だと、麗子には分かった。
「はい、たまにですけど・・・」
麗子は正直に答えていた。ベッドの下の引き出しに小型のローターが
2〜3個入っていて、たまに使っていた。
浅草が取り出したのは、ピンク色の卵型のローターだった。
「ああんっ!!!」
ローターが軽く恥丘に触れただけで、麗子は大きな声を出してしまった。
熱くなった部分に、ローターのひんやりした温度がさらに快感を増した。
割れ目に沿って、ローターを上下させていた浅草は
スイッチを入れ、振動させると、プックリと膨らんだクリトリスに押し当てた。
麗子の身体がビクリと震え、軽く浮いた。
あまりにも強い快感に、麗子は声も出せなかった。
「こちらもお使いになりますか?」
浅草が手に持ったものを見て、麗子は思わず息を呑んだ。
それは、バイブだった。男性器を模したそれは
本物の男性器よりも太く禍々しく、胴体部分にイボがいくつもついていた。
普段の麗子なら、見るも汚らわしい、と目を逸らして、罵倒するだろうが
快感に支配された麗子は、何の迷いも無く頷いた。
「あんっっ・・・」
バイブの先の部分で、割れ目を擦られただけで、麗子の甘い声は止まらなかった。
先端の部分があっという間に、蜜で覆われ、キラキラと淫靡な光を放つ。
「ああんんっ!!!」
かなり太目のバイブだったが、大量に分泌された愛液のために
麗子の中にすんなりと入っていった。
浅草のバイブの動かし方は絶妙だった。
「どこが気持ちいいですか?」
「クリトリスが・・・クリちゃんがいいの!!」
ゆっくりと動かしたかと思えば、突然、早く出し入れする。
麗子の口からは、喘ぎ声が止まる事はなかった。
そして、とどめとばかりに、浅草が根元のスイッチをオンにした。
「ああんっ、あんっ!!」
突然、振動し始めたバイブに麗子はさらに大きな叫びをあげた。
「あんっ、もうダメぇ!イクぅ!!イッチャウゥゥゥ!!!」
回転するイボに肉穴を擦られ、小刻みにクリトリスを刺激され
麗子はあっと言う間に昇天させられてしまった。
全身に電流が走り、身体がビクリと大きく震えた。
次の瞬間、バイブがささったまま、麗子の亀裂から黄金色の液体が
放物線を描いて、放たれていた。
あまりの快感の強さに、麗子はお漏らししてしまった。
激しい羞恥を感じながら、しかし、
麗子は心地よい快感に身を委ねる事しか出来なかった・・・