「おーす、麗子」
「おはよう、両ちゃん」
派出所の机で書類を作成していると、両津勘吉が出勤してきた。
「なあ、麗子、ちょっと見てもらいたいやつがあるんだけど」
「何、両ちゃん?」
勘吉は、こっちで、と言うように、お昼を食べたり、休息に使う
奥の部屋に向かっていった。
仕方なく麗子も後に従った。
「な、何、これ・・・」
数分後、麗子が目にしたのは信じられないものだった。
奥の部屋にあるデッキにテープをセットして、再生すると
画面に映し出されたのは、全裸の麗子が白衣の女性の愛撫に
喘ぎ声をあげている映像、あのエステでのものだった。
「随分、気持ち良さそうだな、麗子」
勘吉の言葉に、半ば呆然としていた麗子は我にかえった。
綺麗な白い肌が朱に染まり、キッと勘吉を睨みつけた。
「最初から、これが狙いだったのね」
「さあ、どうだかなー?」
勘吉のごまかし方がいかにも白々しく、麗子は瞬時に
自分の考え、勘吉により最初から全て仕組まれていた
というのが当たっていた、というのを理解した。
「この変態!テープも勿論、これだけじゃないんでしょう!?
全部、渡しなさい」
麗子は、勘吉に詰め寄った。
「さすが麗子、察しはいいな。でも、そんな強気な態度でいいのかなあ?」
勘吉の顔に邪悪な笑みが広がった。
この後に、勘吉が何を言おうとしているのかは容易に想像が出来た。
「・・・何が望みなの?」
「儂の言う事、何でも聞いてくれたら、マスターも含めて、全部、渡すよ
まあ、儂も鬼ではないから、1ヶ月でいいぞ」
ほとんど予想通りだったが、1ヶ月という期限だけは予想外だった。
「・・・分かったわ」
その条件以外に方法がない事を悟り、麗子は頷いた。
「じゃあ、早速、服を脱げ」
「嫌よ、何でここでそんな事を!?」
「別にいいよ。さあて、これからインターネットでさっきのを流しちゃおうかなあ〜」
「・・・分かったわよ」
観念した麗子は立ち上がると、上着のボタンに手をかけた。
上着を脱ぐと、豊満な胸を包むブラジャーが現れた。
パープルのブラジャーは、飾りが凝っていて、高級感が漂っていた。
ホックを外し、ジッパーを下げると、スカートがストンと落ちた。
ブラジャーとお揃いの、こちらも飾りに凝ったパープルのパンティが現れた。
「脱いだわよ!」
「下着もだ」
あっさりと言う勘吉を、麗子は睨みつけたが、全く意に介していなかった。
さすがに下着を脱ぐとなると、躊躇した。
知らず知らずのうちに、手が微かに震えていた。
しかし、いくら懇願したところで、勘吉が許してくれない事を悟っていたし
自分の恥ずかしい姿がバラ撒かれるのだけは嫌だったので
麗子はブラジャーのホックを外した。
ブラジャーが外れると同時に、麗子の豊満な胸が勢いよく飛び出した。
麗子は片方の手で、胸を隠したまま、もう片方の手でパンティに手をかけた。
バランスを崩さないように、ゆっくりとパンティを下ろしていく。
ついに麗子は勘吉の前で全裸になってしまった。
片手では隠しきれず、かえって欲情をかきたてられる豊満な胸
その大きさをさらに際立たせる、くびれたウエスト
何とか片手で隠しきれている両足の付け根の部分。
遠慮なしに、勘吉のギラギラとした視線が身体中を這い回るのを
麗子は感じた。
「手をどけろ」
勘吉の非情な命令に、麗子は従うしかなかった。
ゆっくりと手をどけると、麗子の裸身は完全に露になった。
豊満な胸の頂点に程よい大きさであるピンク色の乳首
付け根部分の割れ目を微かに覆うように生える金色の陰毛
恥ずかしい部分まで、勘吉の視線に晒されてしまった。
「きゃあ!!」
麗子は思わず両手で顔を覆った。
「麗子の裸を見てたら、こんなになっちまったよ」
いつの間にか、勘吉はズボンとパンツを脱いでいた。
巨大で太い、禍々しさを感じさせる男性器が屹立していた。
「麗子、フェラしてくれ」
「嫌よ!!」
あんなものを口に含むなんて、絶対に嫌だった。
「じゃあ、わしの前でオナニーするか?そうすれば、それを見ながら
わしは自分でしてもいいぞ」
勘吉はとんでもない事を言い出した。
「どっちも嫌だ、とは言わせんぞ。さあ、どっちかを選べ」
口に含むのも嫌だったが、オナニーを見せるのは考えられなかった。
「・・・フェラにするわ」
決断した麗子は、勘吉の男性器に恐る恐る顔を近づけた。
「ちょっと、両ちゃん、ちゃんとお風呂に入ってるの!?」
物凄い異臭に、麗子は思わず文句を言った。
こんなものを口にするのか・・・しかし、オナニーを見られるよりは・・・
「そうだ、せっかく、そんなに大きなオッパイがあるんだからな
パイズリしてもらおうか」
苦虫を噛み潰したような表情で、しかし、何も言う事が出来ず
麗子はその豊満な胸で、勘吉の肉棒を包み込んだ。
「おおっ、いいぞ!麗子、先を口に含んでやってくれ」
麗子は身体を動かして、胸に挟んだ肉棒を上下に擦り
先端を口に含み、舌で刺激した。
口いっぱいに不快な味が広がった。
麗子にとって、無限とも言える長い時間が流れた。
「おおっ、もう少しでイキそうだ!しっかり、飲むんだぞ、麗子」
(ええっ、嘘でしょ!?)
抗議しようと、勘吉の男性器を放そうとした麗子だったが
「飲まないと、あれをバラ撒くぞ」
と言われては、奉仕を続けるしかなかった。
「ううっ、イクぞ!!」
同時に麗子の口の中に、勘吉の精子が放たれた。
ぺっとりと濃く、不快な味のそれは、口の中を汚していき
麗子は全て飲まなければいけなかった。
「すっきりしたぞ、麗子。これから、よろしくな」
勘吉はそう言うと、清々しい表情のまま、部屋を出て行った。
口の中に出されたものをやっと飲み干した麗子の目には涙が浮かんでいた。
全裸のまま、あまりの絶望に目眩を感じていた麗子だったが
まだまだ、これは序章に過ぎない、という事を気付かずにいた。