今日は久しぶりの定休日、しかも鮨屋連合の総会とかで広い擬宝珠家には、  
カンキチ以外纏とレモンしかいなかった。  
 
「さぁ〜て鬼のいぬ間のナンとかだ。酒をのむぞ〜」  
けっこう真面目に板前稼業をこなしているためか、擬宝珠家の中ではあまり酒も飲まなかった。  
しかし今日は休みだから早風呂に入った後、軽く一杯飲みたいと思っていたカンキチだった。  
 
風呂上りにパンツ一丁のいつもの格好で、プロレス雑誌を見ながら酒を飲んでいた。  
 
「ちょっといいか?」  
部屋の外から声がかかった。  
「おう!纏か、いいぞ入れよ」  
いつものTシャツにジーンズの格好で纏が入ってきた。  
「カンキチ!酒飲んでるのか」  
「ああ、たまの休みだ。一寸位いいだろ?明日の仕込みも準備もやっといたからな」  
雑誌から目も離さずに言った。  
「ま、今日はばあちゃんもいないし、見逃してやるか・・・」  
「なんだよ、エラそうによ・・・」  
「なァ、カンキチ・・・・・・」  
「ん、なんだ?」  
布団の上で胡坐をかいて雑誌を読みふけっていたカンキチはいつもと雰囲気の違う  
纏に気づいて、顔をあげた。  
 
「ナンだ?何かあったのか?」  
歯切れの悪い纏を心配そうに覗き込んで聞いた。  
 
「イヤ・・・婦警達のな・・・」  
「おう、ブス婦警がどうしたって?」  
「また、茶化すなよ。これでも真剣なんだから・・・」  
纏は キッ、とカンキチを睨んだ。  
 
「わ、悪かった。で?」  
ふぅっと溜息をついて、纏は布団のはじに座った。  
「最近、思って事があるんだ・・・」  
「婦警同士うまくいってないのか?」  
「いや、そうじゃないんだ。同じ婦警達の中でも早矢とか、乙姫とか、  
警察官として意気込みをもってるヤツもいる・・・」  
「ああ、アイツらは真面目に仕事に取り組んでるよな・・・」  
パッと顔を輝かせてカンキチの言葉に激しく頷いた。  
「そ、そうだろ?ダメ警官のカンキチもそうおもうだろ?」  
「ふん!ダメだけよけいだっての!」  
「あっ、悪い!つい、本音を・・・あっ・・・」  
「ったく!!ま、いいけどよ。で?」  
「そんな婦警もいるけど、大勢の婦警達って真剣に仕事の事を・・・」  
グイッと酒を飲んでカンキチは纏の前で片手をヒラヒラさせて遮った。  
 
「まァ待てよ、纏。その先は言わんでいい。あのな、警察官になる連中全部が  
意気に燃えて職に就いたと思ってるんだろうがな・・・」  
カンキチは布団の上で背筋を伸ばして、ゴホンとわざとらしく咳をして言った。  
「いいか、纏。今オマエが感じてる事は、きっと全員がある時期必ず考える事だ。  
 周りとの違和感、意思の行き違い、誰でも感じることだ。」  
少しエラそうにカンキチは訳知り顔で酒を片手に語り始めた。  
「大体な、そんなこと警察に限った事じゃないだろーが。どんな会社にだってあるだろ。  
 営業に燃えてるヤツ、ノルマだけこなすヤツ。色々な社員がいるんじゃねェーのか?」  
「そ、そりゃそーだろーけど・・・」  
「いいか、大事なことは、そんな色んな人間がいたって、それぞれが職務をこなすっていうか、  
 その会社やら、所属する機構から逸脱しなきゃいいんだし、たとえ、他人がどうあれ、  
自分が信じた道は自分だけは信じ続けなきゃいかん!って事だ。分ったか纏!」  
 
妙に説得力のあるカンキチの言葉に纏は納得してしまった。  
「ふぅ〜ん・・・カンキチに納得させられるなんて思ってもいなかったのにな・・・  
でも、いいや、気が晴れたから・・・私も一杯貰おうかな・・・ビールある?」  
「おー!珍しいことがあるもんだ、ほらよっ!」  
投げて渡された缶ビールをプシュッと開けた。  
「ありがとう、カンキチ・・・乾杯!」  
二人は飲み始めた。  
 
 
「ところでカンキチは何見てたんだ?それ」  
「プロレス雑誌だ。やっぱり、格闘技は男の戦場だぜ」  
「ふん、男に負けない女だって世の中にはいるんだよ!」  
「ほ〜!いまだにそんな女ワシの周りにはいなかったがな〜」  
「それはオマエが知らないだけさ。ビールもっとくれ!」  
「おい纏、そんなに飲めねえのに大丈夫か?」  
「ふん、こんなもん元は水だって」  
「グビグビと調子に乗って飲むと後がきついぞ!」  
「いいからいいから、私だって子供じゃないんだ。大丈夫だって」  
二人ともさらに飲み続けていった。  
 
 
「で、なんだって?女は男に敵わないって?ん―――――?」  
目の縁をピンクに染めて纏がカンキチに絡み始めた。  
完全に酔いが回ったらしく、胡坐座りでカンキチに詰め寄っていた。  
「ち、ちょっと待て纏オマエそうとう酔ってるぞ」  
「い〜や!酔ってない!男が全て女より勝るってどーゆーことだよっカンキチ!」  
日頃女と男に拘る纏にとって看過できない発言だったらしい。  
「だから、男の方が体力があってだな・・・」  
「よ〜しじゃあ勝負だカンキチ!プロレスの技でわからせてやるよっ!」  
言うが早いか纏はカンキチに組み付いていった。  
「わっぷっ!ま、待てっ!まと・・・」  
纏はカンキチの首に腕を回してヘッドロックに持ち込んだ。  
幸い布団の上なので大きな音も出さずに、そのままプロレスになだれ込んだ。  
首を絞められながらカンキチは反撃に出ようと纏の腰を掴み、頭を纏に付けて態勢を整えた。  
頬に纏の柔らかな胸が当っていた。  
「あれ?ノ・ノーブ・・・・」  
カンキチは言葉を飲み込んだ。  
 
(まさかな・・・ええ〜いっ!そんなことより上等だ〜っ!負かしてやるぞ〜纏めっ!)  
カンキチは後ろから纏の腰を掴んで引き離そうとしたが、以外に纏の力が強くて  
簡単には解けなかった。  
「ぐっっ!力なら負けんぞ〜・・・」  
バックドロップでも決めてやろうと纏の体を抱えて投げようとしたが、纏も踏ん張って  
体を低くして耐えていた。カンキチは体を寄せて持ち上げようともがいた。  
が、なかなかうまくいかなかった。  
「この〜カンキチ!参ったと言えっ!どうだ降参か?女の力も馬鹿にできないだろ?」  
「うるせ〜っ!このぉっ!」  
カンキチは両手を暴れさせて纏の体を掴みなおした。  
すると、ムギュッと柔らかい球体を掴んだ。  
「バカッ!スケベッ!どこ掴んでんだよっ!」  
「ウルセェ!わざとじゃねェ!いやなら降参すりゃいいだろっ!」  
「フン!!!だれがこんなんで降参するもんか!」  
「よ〜し、その元気がどこまでのもんか試してやるっ!そ〜れっ」  
カンキチはここぞとばかりに纏の豊かな乳房を揉み始めた。  
 
「あっ・・・やめろ!スケベっ!どこがプロレスなんだよっ!」  
「ふん!男同士の格闘技にスケベもなにもねェだろ〜が」  
後ろから体を密着させながら纏の双球をやわやわと揉み、時には下から  
掬い揚げるようにして刺激を加えた。  
段々と乳首が硬く勃ってきたのがわかり、白いTシャツを持ち上げてきた。  
「んふっ・・・くっ・・・」  
纏の呼吸も乱れ始めた。  
更にカンキチは乳首を摘まんでくりくりっとこね回しはじめた。  
「んあっ・・・ん・・・」  
少しばかり首を絞める力が弱まった。  
カンキチは首を上げて纏の乳房をシャツの上から舐めはじめた。  
唾を一杯に出して、シャツを濡らすとうっすらピンク色の頂が透けて見えた。  
「あ・・・だ・だめだ・・バカっ!」  
抗議のトーンも落ちてきた。  
ぷにぷにと乳房を揺らしていると纏の腰が微妙に動き始めて、  
カンキチの体にまるでこすりつけるように当ってきた。  
「や、やばいって、よせ!纏!」  
「な、なにが?カンキチこそやめろよっ!人のおっぱい弄るなよっ!」  
 
ふん、と鼻で笑いながらカンキチは両手で纏の乳首をころがし始めた。  
 
「やめろと言いながら乳首を立たせてるのは誰だ」  
「あっ…く…ん、そんな風にされたら…誰だって…」  
カンキチは舐めたり、弄ったり緩急をつけて纏の乳首を刺激し続けた。  
 
「や、やめろっ!カンキチっ!そ、それ以上…され…た…ら…」  
「ん?ナンだ?纏、もうギブアップか?やっぱり、お・ん・な、だな」  
「うっ!ち、ちがう!それは…」  
男と女の違いに拘る纏にはどうしても認めたくない事をカンキチは、わざと言った。  
「ほ〜ぅ、まだ男を認めたくないんだな?それなら…」  
カンキチはポニーテールに結って露出している纏のうなじをべろべろと舐めはじめた。  
「ひゃうん!あ・あ・あぁ!」  
両乳房と乳首を蹂躙され、挙句、いまだ誰も舌を這わせたことなどなかった  
うなじも、舐め尽されようとしていた。  
 
もはや、纏の力は半減し、カンキチのヘッドロックも中途半端な状態で、  
却って自らカンキチに体を密着させるために、抱きしめているようにしか見えなくなっていた。  
 
カンキチは纏の締めが緩んだのを幸いに、いよいよ腰を纏の尻に擦り付けた。  
「ああ〜纏の尻は柔らかくていいぞ〜」  
「や、やめ…ろ…よ…カ、カンキチ…ヘンなモノくっつけるな…」  
クイクイっと己の怒長を纏に擦りつけながらカンキチは片手で纏のジーンズの前を空けてしまった。  
片手は相変わらず硬くしこった乳首をころがしながら、下腹部に伸びた手は下着の中にはいった。  
「ひゃっ!!」  
処女地である股間に直接触れられ、腰砕けになって、布団に膝を落としてしまった。  
 
カンキチは纏の下着に手を差し込んで柔らかな陰毛をシャリシャリとかき乱した。  
「あっ!な・なにを… ……ひっ!」  
カンキチの骨太な指が纏の秘裂を直撃して纏は息を呑んだ。  
「や・めろ…カ、カン…キチ、…れ、れも…んが…いる…んだ…ぞ…」  
後ろからうなじを舐め、耳朶にまで舌を這わせるカンキチに囁きながら、首だけ後ろに  
捻り、静止しようとした。  
 
「なんだ?れもんが居なきゃいいってのか?」  
「ち、ちが…うっ…れもんに聞こえたら、むぐっ!」  
纏が振り返ったのをいいことに、カンキチは唇を自分のちょっと厚めの唇で塞いだ。  
「んっ、んんんっ……」  
纏の口を占領したカンキチは舌を目一杯伸ばして口中を蹂躙しはじめた。  
凹凸のある上あごをくまなく嘗め上げ、更に歯茎と唇の間まで舌をこじ入れ、  
とうとう纏の舌を捉えて、ねっちこいキスを続けた。  
唾液を纏の口腔に溢れるほど流し込み、耐えられなくなった纏はついに  
カンキチの唾液を嚥下してしまった。  
白く細い喉が鳴るのを見て、カンキチは自分の一部が纏の体内に入った気がして  
少し感動した。  
 
上の口を嬲られ、ますます体の力が抜けて、両脚も緩んでしまった。  
このちょっとした筋肉の弛緩をカンキチが見逃すはずがなかった。  
 
いける!とカンキチは思い、纏のジーンズを太腿までずり下げた。  
最早、抗う素振りも見られなくなったようにみえた。  
シンプルな白いショーツが露になった。クロッチの所だけが少し色が変わっていた。  
この格好と、ジーンズが邪魔で容易くは逃げられないようにしたカンキチの作戦であった。  
「よし」と一人で頷いてカンキチは纏の前に仁王立ちになった。  
纏の体を自分の方に向かせると難なく対峙する格好になった。  
必然的にパンツの前立てからニョッキっと突き出している肉棒が  
纏の顔面を直撃する結果になった。  
「なっ!なん…!!」  
纏は頬に痛さと熱さを感じて頬を触って、当たったものを凝視した。  
そして再び息を呑んだ。  
「えっ!…こ、これ……が……」  
カンキチの剛直は天を仰いでそそり勃っていて、赤黒く、節くれだっていた。  
まさに肉の凶器であった。しかも女肉を求めてか、ビクン、ビクンと脈打っていた。  
目を丸くして肉槍を見つめている纏を見下ろして、カンキチはニヤリとした。  
 
サッとカンキチはパンツを脱ぎ捨てて、纏の肩に両手を置いて目の前に己が道具を突きつけた。  
「どうだ!纏、ワシのは?ん?」  
心なしか纏の目は潤んでいるようだった。  
「こ、こんな…なんてでかい…」  
節くれだった男性器を目の前にして纏の体から残っていた力が抜けた。  
 
子供の頃兄と一緒に纏は、近所の男の子達といつも遊んでいた。  
遊んでいた男の子達は河川敷で野球をした後、帰りに誰かがおしっこをし始めると決まって  
何人かが連れションをしたものだった。  
纏はいくら野球が巧くても、その仲間に入れなかったのだった。  
何度自分にもおちんちんが付いていればと思ったことか。自分も股間に可愛らしい突起があったらと思った。  
仲間のうちで疎外感を受け続けた纏はいつしかペニスに対する憧れと畏怖をもつようになった。  
 
だが目の前のソレは可愛いと思い続けていたおちんちんではなかった。  
とても可愛いとは言いがたい異様な大きさと太さ、まして、色さえも子供の頃見たものとは違っていた。  
 
いや、子供の頃父とお風呂に入った時に、見慣れていた大人のおちんちんでさえこんな風にはなっていなかった。  
纏は禍々しく聳え立つカンキチのペニスから目が離せなかった。  
今にも腹に着きそうに反り返り、皺の寄った大きな袋も丸見えであった。  
それに大きく張り出した頂点あたりのエラがピカピカに光っていた。  
「こ、これが…お・おち…ん…ちん?…なの…か?」  
男勝りなところがある纏でもビキンビキンに勃起したペニスを生で見たことは  
今までなかったのかもしれないと、カンキチは思った。  
それならそれで、いい展開に持ち込めると考えていた。  
 
「こ、こんな、、これがおちんちん?」  
「おちんちんだと?そんな子供のちんこじゃあるまいし、  
いいか?こういうのはちんぼって呼ぶんだ」  
「ち・ん・・・ぼ・・・」  
「そうだちんぼは男の持ち物よ」  
 
「おとこ…の、ち…ん…ぽ…」  
纏はつぶやくと、口の中がカラカラになったのか唾をやっと飲み込んでカンキチを見上げた。  
「な、なぁ、…こ、これ…さわ…っても…いい…か?」  
顔を紅く染めながら纏は最後の方は消え入るような小さな声で聞いた。  
「ふふん、いいさ。でもそっとだぞ。乱暴にあつかうなよ。それに、ものを頼む時ゃあ  
『ちんぽに触らせて下さい』って言うんじゃねぇか?普通は」  
勝ち誇ったようにカンキチ言い放った。  
少しムカついたが、興味が勝っていたので纏は大人しく従った。  
「この…おち…ちんぽに触らせて…ください…」  
纏はカンキチを見ずにペニスを見つめてボソッといった。  
「いいだろう、好きに触ってくれ」  
ぐいっと纏の顔に突き刺さるように腰をせり出してカンキチは言った。  
おずおずと両手で捧げ持つように纏の白い指がカンキチの肉棒に触れた。  
 
纏の少し冷んやりとした指がカンキチの浅黒く血管が浮き出た肉棒に触れる。  
「あ・熱い・・・」  
「纏の指、しっとりしてて気持ちいいぞ…」  
両手で肉棒全体を撫でさすっている纏にカンキチは新鮮な刺激を受けた。  
纏はくりっとした瞳を見開いてまるで神々しいものを見ているかのようにウットリと呟く。  
 
「すごい…これが…おとこ…男のおちんちん……ちんぽ…」  
熱にうかされるように独り言をいいながら、竿全体を愛しむようにそっと包み込む。  
幼少の頃から憧れた男。その器官は纏の心の中ではいつの間にか神格化されて、  
侵しがたい偶像となってしまったらしい。  
 
「カンキチ…その…お…しっこ…は…どう…」  
「なんだそんな事も知らんのか?一番先の所に切れ目があるだろう?そこから  
出るんだ、オシッコもザーメンもな」  
そう教えられて、纏は改めてペニスの先を見てみる。  
笠が開いたように張り出た鰓の天頂にそこだけピンクの小さな裂け目があった。  
纏は目を輝かせながら何かを訴えようとカンキチを見上げる。  
カンキチは慈父のような鷹揚さで頷いてくれたと纏は思った。  
熱望していた玩具を手に入れた子供のように亀頭といわず、肉茎といわず、  
喜々としていじりまわす。  
「ここ…くちみたいだ…しゃべりそう…」  
鈴口をくにくにと動かしてじっと見詰めて遊んでいる。  
そんな纏を見てカンキチは奸計を思いついた。  
「だろう…そこはな、男の第二の唇と呼ばれてるんだ」  
純真な纏をいつもの手口で翻弄する。  
 
「男の第二の口は正直でな、男の本音はまさにそこにあるんだ」  
「へぇ!そう…なの…か?…」  
ある意味真実でもあるためか、小技の効いた説得力のある言い様だった。  
「ふうん…『こんにちは』…フフフ…」  
お人形さんごっこのように纏はカンキチの鈴口を開閉させて、  
アフレコし始める。  
敏感な鈴口を刺激されてカンキチのペニスはビクビクンと脈打った。  
「す、すごい、ビクビクしてる……」  
男の性に直面して、纏にはあらゆる事象が驚きの連続だった。  
「ああぁ……」  
深い溜息を一つ洩らして神像を敬うように肉棒に頬擦りをし始める。  
あまり化粧もしていない纏の頬はカンキチのゴツゴツしたペニスとは対照的に  
柔らかくスベスベしていて、まるでシルクの生地のように感じられる。  
「おおぅ…纏のほっぺが気持ちいい…」  
 
カンキチは纏の頭を両手で掴んで己の肉棒に引き寄せる。  
「むぐっ…」  
口元に押し付けられてあっと口を開けた処へペニスを突っ込まれてしまう。  
「歯をたてるな纏!男の大事な道具をよ〜く味わってみろ!」  
カンキチは勝手な事を言って纏にフェラチオをさせてしまう。  
纏はその醜悪な肉棒の硬さに歯を立てるどころか、口中に納めているのが  
やっとの状態だった。  
 
―――が、先程のビールのせいか、それとも男性器への畏怖からか纏は嫌な気はしなかった。  
むしろ、嬉しく感じていた。  
 
ジュプッ、ジュプッと下品な音を立てて口を出入りするペニスには纏の唾がまとわりついている。  
 
「おおぉ…うまいぞ…纏…」  
リズムに乗って出入がスムーズになった所でカンキチは両手を離して、纏の両乳房を揉み始めた。  
   
「あン……あっ…あ……」  
その刺激にカンキチのペニスから口を離して甘い吐息を洩らしてしまう。  
纏の頬は紅潮し、乳房全体と硬く尖った乳首からの官能の波に纏は翻弄されて行く。  
 
「纏、手も口も遊んでるぞ、握ったまま上下にシゴいてくれ」  
充血のためか先端の色が、濃いピンクに変わって来た纏の乳首をコリコリとくじりながら  
催促するカンキチ。  
「こ、こう…か?…」  
 
まるでピンクの霧がかかったように纏の思考はカンキチによって支配されてしまったようだった。  
右手できつく握って上下させて、初々しい手つきで極太のペニスをしごく。  
しなやかな細い指が、しゅるしゅるとしごき、上目使いに見詰める纏のその姿を見て  
カンキチは、さらに血液が肉棒に集まって来るようだった。  
 
カンキチの無骨な指が纏の乳首を間に挟み、掌の平で乳房全体を潰すように揉む。  
 
「あっ、あっ…カ…ン…キチ……あぁ…」  
「どうだ?おっぱいが気持ちいいだろ?」  
こくこくと纏は頷きながら呟く。  
 
「小さい頃男の子達とばかり遊んでて、皆立っておしっこするのを  
 見て、羨ましかった。あん…あっ」  
うっとりと目を閉じてカンキチのペニスを一生懸命しごきながら、切れ切れに続けて言う。  
 
「おちんちん…が欲しいって…ずっと思ってた…はうぅっ…」  
「…私にも…おちんちん生えて来ないかなってずっと思ってた…こ、こんなすごい…  
 ち、ちんぽじゃなくても、小さいおちんちんでもいいから…生えたら嬉しいなぁって…」  
 
 

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