有明ビッグサイト上空、50m。  
そこに直径10mは有ろうかという巨大なビニールプールが浮いていた。  
その中には二人の人影。背の高さや身体つきの華奢さから二人とも少女である事が見て取れる。  
プールの外周を形づくるエアマットの外壁は転落を防止する為だろう、中の人影の背の高さの倍以上はある。逆に言えばこれから始まる勝負の決着が付くまでは決して逃げ出す事が出来ないように閉じ込められていると言っても良いかもしれない。  
二人の足元ではチャプチャプと水音が聞こえてくる。側壁と同じくビニール製のエアマットで成型されたプールの底はくるぶしの深さまで透明な液体が満たされている。液体で濡れたプールの壁面がテラテラと光っているところを見ると油、恐らくは潤滑オイルなのだろう。  
 
「んふふ、ここでなら誰にもジャマされずに決着をつけることが出来そうですわね」  
「こっちこそ、望むところだぞい!」  
二人の少女の間に物騒な言葉が交わされる。  
一人は三つ編みにしたピンク色の髪の毛に大きなナースキャップ。ナースキャップには大きなウサギ耳が付いている。  
一人はセミロングに切り揃えたサラサラの青い髪にメイド・カチューシャ。頭には自前の(?)タヌキ耳(??)。  
 
二人の名前はマジカルナース小麦とマジカルメイドこより。  
剣呑な雰囲気を漂わせた二人の魔法少女が不敵な笑みを浮かべつつにらみ合う。  
もっとも小麦もこよりもナースとメイドであることを主張できるのはナースキャップとカチューシャ、わずかに頭部を飾るそのアクセサリーだけだった。  
対決の場たるプールにふさわしく二人とも水着を身につけている。とは言えその布切れを水着と呼べるのであればだが。  
それぞれの髪の毛の色に合わせたピンクとライトブルーのちっぽけな三角形の布切れが細い紐でつながれ二人の魔法少女の胸の先端部と股間をかろうじて隠している。  
今、小麦とこよりの身体を覆うのはマイクロ・ビキニと呼ぶのもおこがましい極々小さな布っ切れだ。  
 
空に浮かんだオイル・プールにエロビキニ。  
二人が今、常識を遥かに越えたシチュエーションで睨み合っているのには理由があった。何度と無く繰り返される善と悪、二人の魔法少女の戦い。  
決着が付かず長引きことで、おびただしい魔力が消費され魔力を失いつつあるマジカルナースとマジカルメイド。  
このままでは二人とも共倒れになってしまう。  
そう考えた小麦とこよりは最後に残った魔力をつぎ込み、この決着のリングを用意したのだ。  
女の子なら それは一瞬たりとも味わいたくない天国と地獄の境目を強制的に味あわされる感覚。しかも、たとえ魔法少女でっあっても女の子である以上決して逃れられない宿命の「電気アンマ」。  
二人の魔法少女は、その少女にとって究極の責めである「電気アンマ勝負」にて最後の決着をつける事に決めたのだ。  
人間界とワクチン界の命運は二人魔法少女の「電気アンマ・オイルデスマッチ」にかかっているのだった。  
「公平を期すためとは言え、こんなエッチな水着イヤですわ〜。  
もう胸が窮屈で窮屈で…」  
AA−CUP(wの小麦はともかく、F−CUPを誇るこよりの胸の膨らみは今にもこぼれ出してしまいそうだ。窮屈そうちっぽけな布地と紐に押さえ込まれている真っ白な肉の果実を掌で下から支えこれ見よがしにユサユサと揺らしてみせる。  
「ああ、その点おポンチナースさんは良いですわね〜、こんな悩みとは無縁ですものねぇ、おほほほ…」  
標高差さ3p以下の平らな小麦の胸元を見やりながら、優越感丸出しに口許に右手を当てた所謂「タカビー笑い」を響かせるマジカルメイド。  
「うっるさーい!大きければ良いってもんじゃでしょ!このエロ狸メイド!!」  
こよりの挑発に頭から湯気を出しながら食ってかかるマジカルナース。  
「そんな大っきなお荷物抱えてちゃ勝負に不利になるだけだもん!」」  
元気の良い掛け声とともに小麦がこよりに向かってダッシュした。  
「望むところですわ、貧乳ナース!」  
足下に溜まったオイルの飛沫を飛ばしバシャバシャと音を立てて一直線に駆け寄ってくる小麦を軽く腰を落としたファイティングポーズで待ち受けるこより。  
「って、ひゃあぁぁぁぁ〜!?」  
次の瞬間、素っ頓狂な声を上げて小麦がマットに尻餅を付いた。  
尻餅をついた格好でマットとお尻の間でオイルの飛沫を上げながら、ダッシュで得た慣性力にしたがってこよりの足元まで滑っていく。  
 
「んふふ、いらっしゃいませー」  
自分の足元に滑ってきた小麦を見下ろしたこよりはにっこりと微笑む。  
何も労せずライバルが、絶好の電気アンマ体勢で飛び込んできたのだ。  
まさに棚からボタモチ、飛んで火にいる何とやら。  
ご丁寧な事に両足を大きく広げたはしたないポーズで尻餅をついた小麦の左右の足首は、きよりの両手が掴むのにピッタリの高さに差し上げられている。  
「自分から電気アンマのおねだりしているのかしら?それでは遠慮なく」  
小麦の両足首をしっかりと掴むこより。二人の手首と足首にはプールを満たしたオ  
イルで滑らないようにタオル地のリストバンド、アンクルバンドが装着されていため、一度掴まれたら容易には振りほどけないように細工されている。  
二人の魔法少女が電気アンマで決着をつける為の残酷な仕掛けといえた。  
「ダメ〜ッ!」  
小麦の口から大きな悲鳴がこぼれた。  
両足首をがっちりホールドしたこよりがグッと両手に力を込め、小麦の脚を大きく開かせたのだ。  
ピンク色の薄い布地一枚にわずかに守られた小麦の弱点が、こよりの蹂躙を恐れわななくようにヒクヒクと震える。  
「んふふふ…」  
邪悪な微笑を頬に貼り付けたマジカルメイドが小麦の白く柔らかな下腹部、少女の弱点に右の足の裏をピッタリと押し当ててる。  
「い、いやだ〜ッ!」  
すぐにも股間を襲うであろう衝撃に恐怖の悲鳴をあげる小麦。  
普段の元気いっぱいの彼女からは想像できない音色だ。  
「さあ…電気アンマさせていただきますわよ〜  
小麦の悲鳴を楽しむようにこよりは、ことさらに勿体をつけている。  
 
「それでは悶絶・電気アンマ、レッツビギンでございます〜!」  
おなじみの決めセリフとこよりの右足が振動を開始した。  
こよりの右足が起した振動が小麦の身体を振るわせ、二人の周囲のオイルの水面に波紋を広げる。  
「いやぁ〜〜〜〜ッ!」  
ちっぽけな布地一枚隔てただけの少女最大の弱点にあてがわれたこよりの足の裏から送り込まれる振動に小麦が悲鳴をあげた。  
ビリビリビリビリビリビリ……  
こよりの脚が引き起こす細かいバイブレーションが、否応無しに小麦の股間に甘い痺れを送り込んでくる。  
「で、電気アンマって…キ、キクぅぅぅッ〜」  
両足首をがっちりとホールドされ下半身をマジカルメイドの右足でガクガクと揺さぶられる小麦の唇から悲鳴がこぼれ出す。  
それまで電気アンマといえば、マジカルナースに変身前の「中原小麦」は学校の仲の良いクラスメートの女の子達と電気アンマの掛け合っこをしたこともあるのだが、活発な小麦はいつも電気アンマを仕掛ける立場で自らが受けた経験はほとんど無かった。  
(小麦が毒牙にかけてきた仲の良いクラスメートとは言うまでも無く「国分寺こより」だった。そして、それは今の状況を考えると皮肉としか言い様がないが)  
それだけにマジカルメイドからの電気アンマは強烈な衝撃だった。  
筆舌に尽くしがたい快感の塊とオシッコが漏れそうな不思議な感覚が下半身全体から突き上げ小麦の脳天を直撃する。  
「あん、ああんっあああ」  
二人ともオイルまみれでヌルヌルのため、こよりが脚を振動させると足の裏が滑って小麦の股間から外れそうになる。  
「きゃん!あんっ!ああっ!」  
その度に敏感な突起がかかとで強く弾かれ、小麦はたまらず高い声を上げていまう。  
何度も繰り返すうちに、こよりもそれが有効な責めテクニックであることを学習した。  
足の裏全体を小麦の股間に密着させ振動させるだけでなくオイルのヌメりを使って敏感な突起を擦り上げる。足の親指と人差し指の間にビキニの布地ごと挟み込みグリグリとシゴき上げる。  
「ウフフ、コレはいかがですか…?では、コレは?…ウフフフ」  
即席で様々なテクニックを編み出しそれを小麦の股間で試し翻弄するマジカルメイドだった。  
 
「あにゃあぁぁッ、んひゃあぁぁぁん〜ッ!」  
股間から全身に突き上げてくる振動の甘酸っぱくも切ない刺激に必死に耐える小麦。  
こよりの踵が小麦の敏感な部分に蓋をするように密着されブルブルと激しい振動を送り込むたびに小麦の唇からは甲高い悲鳴が漏れる。  
「あん、ああんッ、ん…んんっくんッ……」  
股間を襲う容赦の無い切ない振動に責められるマジカルナースはオイルの海の中でのたうち悶える。  
幼く可愛らしい顔は快楽と切なさに歪み、こぼれる涙と涎そしてオイルでドロドロになっている。  
股間を覆う小さなピンク色の布地はサラサラしたオイルとは別のねっとりとした液体でヌメヌメに滑りこよりの足指との間に透明な糸の橋を引く。  
「こうして見るとマジカルナースも可愛らしいものですわねぇ…」  
足元で振動に泣き喘ぐ獲物をいたぶり抜くマジカルメイドのマイクロビキニに僅かに隠されたF−CUPの巨乳が飛び散ったオイルでテカテカに光りながらブルンブルンとイヤらしく揺れまくる。  
 
 
96 名前:ナースVSメイド 電気アンマ オイル・デスマッチ 投稿日:2005/12/15(木) 23:09:11 ID:bFf7xUPJ 
ライバルの魔法少女を電気アンマで追い上げていく紅潮したこよりの顔には何とも言えない笑みが浮かび、唇の端からこぼれた涎をピンク色の舌が淫らに舐め取る。  
責め追い詰めていく「狩人」と責められ快楽の絶頂へと追い上げられていく「生贄」に立場の分かれたオイルまみれになった全身をヌラヌラと照り光らせる二人の魔法少女の起す電気アンマの振動はリングの床面を満たしたオイルの海に波紋を重ねていく。  
「ああぁッ!あああっツ!!、…ん…んんッ…、んふうッっ…んッ」  
こよりの送り込む振動の強弱にあわせて小麦の声も大きな悲鳴のような声から何かに耐えるようなくぐもった呻きへと変化していく。  
「うふふ、素敵な音色ですわぁ、もっと聞かせてくださいませ…」  
そんな小麦の反応に気を良くしたこよりはに右足の振動に強弱をつけ小麦を美しい音色を上げる楽器を演奏するかのように弄ぶ。  
「ひんっ…、んくぅ〜〜ッ…」  
魔法少女とはいえ女の子である以上決して逃れられない電気アンマの、イキそうでいて決してイケない、切ないような苦しいような、中途半端で甘酸っぱい感覚に翻弄され小麦は泣き喘がなくてはならなかった。  
(こ、このままじゃ…… ……ああぁぁんッ)  
こよりの絶え間ない電気アンマの振動に悶えながらも懸命に逆転のチャンスを伺う小麦。しかし、開始スタート直後の転倒という致命的なミスからのマジカルメイド絶対優勢というここまでの最悪の展開を覆す事は困難だった。  
 
「ふふふ…、抵抗してもムダですわよぉ…」  
小麦は必死にこよりの電気アンマから抜け出そうとあがくのだが、その度に彼女の反抗を察知したマジカルメイドの踝が小さな突起や後ろの小さなすぼまりといった敏感な部分へと移動し強い振動を与えてくるのだ。  
「ああんッ、んひゃぁぁぁっ!」  
その度に、意識を集中しこみあげてくる強烈な振動に必死に絶えていた小麦の不意を衝く異なる快感が股間から全身を貫き、彼女の小さな身体を弓なりにしならせ反抗の意図を打ち砕く。  
「さあ、おポンチナース早くイってしまいなさいな」  
いやらしく舌なめずりをしながらこよりはいっそう右足の振動を強めていく。  
(もうおポンチナースは陥落寸前ですわね。このまま追い詰めていけばわたくしの勝ちですわ〜)  
自分の足下で喘ぎ悶えるライバルの様子に自らの勝利を確信するマジカルメイド。  
しかし勝ちを確信した瞬間、彼女に危機が迫っていたのだった。  
 
「ほ〜らほ〜ら、もっと強くしていきますまわよぉ…」  
ブルブルブルッ……!  
ライバルの少女の弱点を足の裏で蹂躙する快感に欲情したように濡れた声でうっとりと呟きながら、こよりはさらに右足の振動を強めていく。  
右足の振動はこよりの全身も激しく振るわせる。  
とりわけ小さな布切れ同然のマイクロビキニが先端部を僅かに隠したF−CUPの巨乳もブルンブルンと上下への振幅を増していった。  
ブルルルンッ!  
激しく暴れまわるオイルで滑りがよくなった巨乳を包み込むには、そのビキニの布地はあまりにも小さすぎた。  
ライバルのマジカルナースを右足の振動で蹂躙するサディスティックな興奮で硬く尖った桜色の乳首がマイクロビキニの小さな三角形の布地から飛び出してしまったのだ。  
「きゃあぁぁっ!」  
マジカルメイドの口から悲鳴がこぼれる。  
マイクロビキニからこぼれ出した二つの胸の大きなふくらみを隠そうと両手で隠そうとする。  
 
「ああ〜いやですわ〜」  
巨乳がマイクロビキニのブラからこぼれだし、剥き出しなってしまったこよりは羞恥に顔を紅潮させながら必死になって隠そうとする  
ニュルン、ニュルルルルン!  
一度飛び出したこよりの巨乳は簡単には両手に収めることは出来なかった。  
オイルで潤滑された左右の胸肉はまるで一匹の独立した生き物のように暴れまわり彼女の両腕の上下からポロン、ポロンとこぼれ出す。  
ブラから飛び出し剥き出しになってしまった胸を抱えたこよりの状態は情け無用の電気アンマ・デスマッチにはあまりにも無防備だった。  
「チャ、チャンスなのだ〜!」  
股間から突き上げる切ない振動が途切れ、両足が自由になった小麦は今まで自分を蹂躙してきたマジカルメイドが無防備状態なのを見逃さなかった。  
「カニ挟みーッ!」  
自由を取り戻した両脚でこよりの足首を挟み込むと一気にグイッと捻りこんだ。  
「きゃぁぁぁぁ〜!」  
バッシャーン!!  
オイルの飛沫と共に、こよりの悲鳴が盛大に上がった。  
小麦の左右の太ももに足首を捻りこまれこよりは足元に溜まったオイルの中に倒れこむ  
 
「ぷッぷああっ!」  
浅いオイル溜まりの中に顔から倒れこんだこよりは顔面を覆ったオイルを慌てて両手で拭き取った。  
その隙を突いて小麦がこよりの両足首をしっかりと握り、素早く電気アンマの姿勢に入ろうとする。  
「ちょっ、ちょっと!?ダメぇ!」  
小麦の意図に気づいたこよりだが、今の今までライバルを蹂躙してきただけに急展開に戸惑うばかりで有効な対応を取れない  
慌てて両脚をしっかり合わせ左右の太ももに力を込めるが、オイルのヌメりを借りて小麦の右足首が身体ごとスライディングするかのように、こよりの弱点めがけてニュルリと滑り込んでくる。  
「ああ〜っ!?」  
彼女が我に返った時にはさっきとは全く逆の立場になっていた。  
 
こよりの両足首に巻かれたアンクルバンドを小麦の両掌ががっちり固定し、水色のマイクロビキニの薄い布地に覆われた股間をしっかりと右足の踵で捉えている。  
こより自らが露呈したように足元を掬われ逆転される可能性の高い立ち姿勢からのホールドではなく、小麦自身もビニールプールの底を満たしたオイルの中にお尻を降ろした完璧なグランド電気アンマ態勢だった。  
こうなってはもはやこよりになす術もなかった。  
(し、しくじりましたわ…)  
こよりは後悔と共に致命的な判断ミスを犯した事を認める。  
たしかに胸の露出は恥ずかしいが、今このリングにはこよりの他には同性の小麦しかいない。  
 
他者の視線など意識する必要は無かったハズなのだった。  
同性の少女への胸の露出とデスマッチにおける絶対有利な態勢。  
そのどちらが重要かは冷静になってみれば考えれば答えは瞭然な事なのだ。  
にもかかわらず、こよりはがっちり掴んでいたマジカルナースの両足首を放り出し、自分の胸を隠すことをとっさに選択してしまった。  
その結果態勢を逆転され、今こよりの股間は小麦の足の裏の蹂躙を待つばかりだった。  
しかもグランド電気アンマは犠牲者が脱出するのが窮めて困難な態勢なのだ。  
再逆転は針の先程の可能性に賭けるしかないかもしれない。  
 
「フッ…、形勢逆転のようですな」  
「んきゃぁぁぁ〜〜〜〜ッ!」  
芝居がかった小麦のセリフと同時にマジカルメイドの唇から甲高い悲鳴がほとばしった。  
 

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