「本当は、本当はただ、知りたかった。だけど……!」
女神マヤの手によってメイド服は引き裂かれとうとう、リアルでも零れ落ちる乳白色の生乳。すかさず飛びつかれ、にゅぐにゅぐまさぐる手つきは以前の、何処か彫刻品を愛で慈しむものではなく至って粗雑(クルード)に乳肌に指を刺し埋め、揉み潰す。
「この、おっぱいが……! こんなおっぱいで――……!!」
こんなもので、京介くんを―――――!
――にゅむっ、ぐにゅ、むぎゅっ、もにゅっ、ぐっ……!
「ひぅッ! あっ…ふあ! ぅん! くふッ、ゆ、指、いたっ、痛いィッ!! ですわ……ンッ! ……ぁひっ! んぁッ、んくぅっうっっ!」
右乳を繰り上げ左乳は下、左乳を持ち上げ右乳は下へ、という具合に揺すらせ、それ自体別の生き物のようでさえある乳の重みを識り、動かすのを速めていく。
互い違いに揉みしだき、パイズリのようにぐしゃり、と圧し込んでは逆に房を外側へ水飴みたく引き伸ばしたりする乳塊の、隕石さながらな衝突と別れを繰り返せば、ふかふかしたうしちちは奔放にカラフルにその表情を変える。正になまちちの百面相と言えよう。
「――んぁっっ! あっ! …んっ! やっ、やめ……! ふぁんッ――! だめぇ、ち……力が、力が抜けっ――んふぅ、ッんっ…!」
たった一人の乳房なのに、細身の躰に不自然なまでに大きく育ち、熟し実っただけでこうも変化に富むのか、艶めく口元より物言うのか、と男からすれば至福の瞬間にも女神は眉一つ動かさずして、掌では到底包みきれない、はちきれんばかりの爆乳を陵辱する。
……こんなもので――――!!
手に手に吸い付くフィット感にマヤは思わず力を込め、いつしか指の間から肉肌をはみ出させ握ることで鷲掴み、ずっしりとした乳の球を押し込んで、歪に変形させる。
「――やっ、あぁッッ! は…ふぁ! つ、強すぎ、ぃい!! む、胸、がっ!? はー、はーっ……む、ムネばっかり潰さ、なッ――! んんッ、く、んンゥッ――!!」
「いたい、痛いの? こよりちゃん――でも、私はもっと痛かった――見た目も中身もどうしようもなくインランで可愛いから慈(やさ)しくしてあげれば図に乗って、そんな不埒な、不埒な……!」
――ぎゅむっ! ぐぐっ、にゅぐぅッ……!!
「あ――んあ゛あ゛ッ!? 痛ぁッあぁ!! はっ、ね、捻らなあッッ!!」
レティクル座妄想の余韻も冷めやらず、視界に広がるひしゃげた白い乳肉を赤い痕が付くほどきつく、掌握したまま搾乳のように捻る。 固く乳頭突きだす先房は涙滴状に膨らみ出され、鏡餅のように元の美貌も判別できなくなった双乳はある種グロテスクですらある。
上向かせては鼻先まで来た左突起に吸い付き、唾液乗る熱い舌の上で転がしては、
「――やっ!! はァっっ!?」
――ち、ちくび……が――っっ!?
コリッとした感触を味わうため、代わる代わる両の乳突起をしゃぶり尽くして、極めつけに両方を真ん中に寄せ、一ぺんに口に含む。 「はひぃっっ!?」
吸い立てる先端房はしっとり熔けそうなマシュマロの肌触り。二つのやや大きめのニップルの固めな歯触りのコラボレーション。
「ひぃっあぁッ!? ふやぁっ、だめ――からぁ!! そ、そんな吸っても私ミルクなんて出なぃっ、はぅあっ! そっ、それや、や、め――お、おっぱいしゃぶらないでッ!! ひぁあ!? り、両方なんてぇ、ず、ずるずるってぇ唇が、くちびるがぁおっぱいすべってッ!!」
「ぁむっ――ぁあ、ふぁふ、じゅっ、ずるるっ!、ちゅぶっ、ちゅぶぅ! んぅ、はふっ! はぷぁ! うっん♪ ふぁ、ふっ―――!」
ぎゅっと肉が詰まっているためこの状態を維持するにも力がいる。 が、寧ろマヤはねじ切れよと握り込み、小さく縊(くび)り出された双房を頬張り、上下に振り立てフェラチオのように舐めしゃぶり吸い立て、乳首を亀頭に見立てちろちろ舌を滑らせる。甘みさえ感じる独特の食感。たっぷり唾液でくるみ、一旦口を離し乳首から二本の透明糸を繋ぐのを見、サディスティックな欲求を満たす。
「んぷぁ――っ! たった、たったこれだけのことでアソコくちゅくちゅされたりクリ弄られるよりイイんだ…? あなたってつくづく――やっぱり野放しにしておくのは危険ね、こんな美味しくて女の私まで夢中にさせるおっぱい…認めたくはないけど女性に免疫ない純情な京介クンじゃあきっと――はぷっ――!」
――イチコロかも……。その前に、あたしが……!
否、それだけでは足りない。足りるはずもない。足りようもない。 充足させるのだ。いと哀れな自分を。思い知らせてやるのだ。淫乱この上ないうしちちえろメイドに。今一度二つの乳首を口腔に含み、甘噛みし、歯でしっかり挟んだモノを引っ張り上げる荒技。
「ふくぁ! ぁあ! あ、あっ、はぁあっ!? あ――あッ、あ!?」
――! ここまで引っ張ってもまだ!? 何て長いおっぱい――これなら確かにどんな大きなお○んちんだって丸ごと谷間で包んであげるのも――。
あの妄想の中と、同じように。
普段の柔和さは何処へやら、マヤの目元が再びきつく細められ、華奢な腰を弓なりに反らし、余裕あるたるみを魅せる二本の乳筒をバネを活かして一本釣りする。
「――ひぃあッ!! い、いたっ、痛ぁ! ち、ちぎれッ、そんな引っ張っちゃおっぱい千切れちゃ、ひぎれひゃあッ、あぁ!!? あ、あ♪ あ! あっあ、ぁあはぁぁあァッ!! ふぁぁああッッ――!!!」
何処までも何処までも伸び、上体と唇を繋ぐ乳房の吊り橋が伸びきった瞬間、ろれつを無くしたこよりの躯が戦慄き、乳首から昇り詰める。
ぷるぷる……とした細かい揺れが長大な乳房を経由し唇や歯まで伝わったところで、ちゅぽん、と放し、人差し指で口元を拭う。
「んぅぁ……! ふぁあぁっ……あ、ぁあ、んはっ、ァあ――!」 「信じられないわ。本当に胸だけでイッちゃうなんて、目の前で視(み)ても。さすがは――訂正させて頂くわねこよりちゃん。うしちちえろメイドじゃあもう生温いでしょ………そうねぇ?」
唾液まみれに震わす乳房と、リアルでは二度目となる快楽の頂に恍惚となるこよりにマヤは頓着しない。
「これからは『うしちち痴女メイドこよりちゃん』、とでも改名したらどう? おっぱいだけでよがり狂っちゃうビョーキ持ちの女の子にはいかにもぴったり……」
「ふぇ……? ひ、ひど、い……ち、違いますの、これ――」
「ふうん。そう、言い訳するんだ――? その不埒な妄想逞しい頭の中、余すとこなく見られて、まだ言い訳、するんだ――――!」
――え……――!?
美巨乳を揉み縊り崩した手はばっとスカートをめくりあげ、湿った空気と、幼さの残る年齢を超えた香気の交じったものが漂い始める。
「ココ! こんなにして! 床まで垂れ流して下着、すっかりファブリーズしても駄目なくらい濡らしちゃってぇ……説得力、ゼロ。あ〜あ、これがほんとうのツユだく……♪ こんな汚らしいモノでこの部屋、あまり汚さないでくれる? …『ここ』はね……“あたし”と、京介クンの部屋になるのよ……近い内に、かならずね」
マヤの責めに翻弄されきっていた頭に、ふと浮かんだ疑問が宙に浮いたまま、隅へ追いやられ。
「あはっ、うぅんっ…いい匂い――私も、頭が妄(ぼう)ッとして、変な気持ちになっちゃいそ♪」
「や、や、あぁ――ッ!?」
茂みの透けたショーツから通り抜けた汁が、失禁よろしく冷たい床まで広がっているのが見てとれ、反射的にこよりはスカートを下ろそうとするも、待ちかまえていたように捕まえられてしまう。
「は、離して――! 離しなさいませぇッ! わ、私もう厭ぁですわぁ!! 負けを認めましたのになんでどうしてっ、こんなっ、元はと言えばこ、これはぁ…ンッ! んむぅっっ!? ――んぅんッ!」
自棄になり声の限り叫んで手足をジタバタさせるも唇で塞がれ、防がれる。
しかし何度口づけても美味なこの唇。その時点で気付くべきだったか。全身これ男――女であろうとすけべ体型をもってして惑わす彼女はやはり、魔性のタヌキメイドだと。魔法少女と人は言うが、実の処その十七歳離れしたボディと、妄想の中の彼に魅せていた小悪魔めいた微笑みこそが、魅了の魔法(テンプテーション)なのだと。
限りなく京介を愛おしく思う一方で、引きずられていく自分が居る。えっちな唇とうしちちのエロ可愛いメイドさん、という認識が塗り替えられた、今も。
――負けられない……気を抜くとあたしも……ひょっとしたら、もう――!
でも、だけど。
――やりすぎたのよ、こよりちゃん、あなたは……そうよ――。
「……ぷはっ! はぁっ、はぁっ――やっぱり、Kissによる回収には耐性ついてしまってるみたい。これは結構骨が折れそう……」
なら、どうするべきか―――――――――――決まってる。
「――京介クンを汚していいのは私だけ。襲っていいのも私だけ。京介くんのをおっぱいで挟んでいいのも当然私だけ……」
呟きは謳を紡ぐように、左手は独りでに彷徨い、それを手に取る。再び、マヤの吐息は荒くなって夢見るような目つきでそれの柄部を舐める。
「……? ……あ、それ、わたくし、の……――?」
「“わたくしの”――? 違うわよぉこよりちゃん、これはね……そう『わくちん』なのよ? 言ったでしょ、私は看護婦の神様――ちゅぷっ、だからお注射、ちくってしてあげるの♪ ちくって。とってもキモチよくなれるアブないお注射……、因果地平にトリップしちゃっても、識らないわよ?」
イタいけどちょっと快感♪ な女神の語り口に、ぞくりとする。
「だっ、だって、だって! だってそれ……!」
「欲しいんでしょ? ちゅぷっ、本当は。京介クンのれるれるっ、性欲過剰なこよりちゃんが、おっぱいだけで満足できるワケないもの、はんっ……ぷはっ、その下着、勝負下着なんでしょ? 無駄にえっちで派手だもん……やっぱりやる気満々だったんじゃない――♪」 「――っ!? ど、どうしてそっ、んぐっ――!? んぶぅう!」
“それ”――メイド・スティックの球状の柄は、女神の口からメイドの潤った口奥へ、入れ替わるように突っ込まれる。
無機的に、無造作にストロークさせ、間接的に唾液の交換を果たし、涙目で苦悶するこよりに構わず、口内を行き交いするくちゅくちゅ湿った音をバックにマヤは続ける。
その単純作業は、ある種マヤをも淫らな妄想へトリップさせる。
「こぉしてよーくよーく、ね♪ ぬっとぬと〜に湿らせて……と」 「んっ! ぅん、ふゥ、んぶっ! んぶぅッ! んン〜〜〜ッ!」
「ねえ欲しかったんでしょ? あそこで寝てる可愛くて可愛くて食べちゃいたい寝顔も分厚い胸板も、なのに女の子みたいにか細い腰だって――お○んちんでそのグチュグチュまんこ、掻き回して欲しいんでしょ、いけないコね――そういえばまだ見たこと無いけど京介君のって……きっと、貌に似合わず逞しくって、ふふ……素敵、なんだろうなぁ……! んふ……ふふっ、ふふふふっ♪ あはっ、あははははははっ♪ その固くて立派なのでいつかあたしを、――――そうだわ……」
音もなく杖は引き抜かれる。こじ開けられた口をOの字にし、月の光に照り輝く銀糸を引く白痴めいた貌をこちらに向ける。
「ンぷぁっ……は、ぁあっ……! あ、はあ――わきゃッ!?」
――ずるぅっっ!
間髪入れず盛り上がった恥丘を覆う、薄手のライト・パープルのショーツを端から膝元まで一気に引き脱がすやいなや、女神は身を乗り出し首を抱き、唾液ローションに濡れたスティックの柄をまた一舐め、潤ってすっかり口を開けた秘芯へ当てがう。
「さっきの妄想の中のお○んちん、凄く大きくって、固く反り返ってて…あたしの理想って感じだったから――それだけは赦してあげても――ぷちゅっ、いいから――」
「そっ、そんなっ、それをッ――!? ダメェ、こ、小麦ぃッッ!!」
「“京介”でしょ? そこは。お馬鹿さん。さっきみたいにお○んちんのコトだけ考えてなきゃ……あなたえろメイドさんなんだからえろいコトだけ考えなきゃ――! 京介クンとえっちしたいって……そう、せっくす。じゃあないと、」
くぐっ、と押し込み、そして。
「満たせないでしょっ――――?」
――ずぐっっ!! ぐぢゅッ!!
「あ―――あぁあぁうそ? はっ、入ってきちゃ――そんなの入れちゃだめなのに入ってきちゃうあぁ……あッぁあぁあッッ!!」
「そうよ――滅茶苦茶にね。京介クンのじゃあなくて悪いけど、生憎それはあたしのモノだから。それが挿入っていいのはあたしの膣内(ナカ)だけだから。それでも 自分のモノでなら本望、でしょ?」 挿入されたという実感を味わわせるなんて、優しいことはしない、扉をコジ開けて、奥まで侵入(は)いりこませ、手首のスナップを利かせ抽送を開始(はじ)める。
――そうだ、満たしてやるのだ。
欲望の瓶を、満杯にしてやるのだ。欲しいなら、くれてやる。
妄想の京介のように、並のウイルスにはより上級のウイルスに取り込まれるがため寧ろ逆効果。だが従うもののない彼女だったら。
「もうこんな膣奥(おく)までくわえ込んで――! 本当はお○んちんじゃなくて挿入れるものなら何でも良かったんでしょ? めいっぱい膨らんだお○んこからすごっい音させて、この、妄想えろメイドさんはまったくっ!!」
――ずじゅ、ずぢゅッずぐッ!! ずぶッ! じぢゅッッ――!!
「ひぁあうぅ! ち、違っあ!! あっあぁッッ!! ぁあん、くはっうあ!!」
「その顔可愛い、可愛いわこよりちゃん。もっと好く魅せて……ね?」
肉よりも固い棒を突き入れられ、歪み、見目麗しい目元を、美しい口元をめいめいの体液が伝い穢す様に女神は見とれてしまう。自分とよく似た淫らで猥らな少女が段々と壊れていく、滅びの美学。
「――はァッ!? あはあぁッッ!! ひぁあッ――そ、そンなので、んッ!? あぁう!! おっ――お○んこがぁあッ!! ああぁんッ!!」
「ふふっ……も、もうすっかり馴染んちゃってるのね、でもこれ、まだまだ余裕で奥まで、びっくり! 子宮まで届いちゃいそうよ? さすがうしちち痴女メイドさんのお○んこってば! 今まで誰にも見せたことの無かった、見られたことの無かった小麦ちゃんのと違って、ふぅ、う……んっ!」
「な! なん、でこ、むぎ……が、――!!?」
疑念も、問いも喘ぎに苦悶に掻き消され、霧散していく。“無かった”――? というこの場にあっては些末な疑問さえも。
吐息と、囁きがランプの灯のように揺らめき、冷たい容貌に脂汗がじっとり浮かび始めてる間も、マヤの腕は機械的なピストンを繰り返し、金属質なスティックを肉穴に出入りさせる。溢れに溢れた果汁と、拡がりに広がった秘洞に依って摩擦をほぼ感じさせず、更に潤滑させ、こよりを狂わせ、凶(くる)わせる。
「――あぁあッッ!!! あはっ!!? くぁふ! はー、はー、お、お○んちんより固いの、で、膣内(ナカ)ぐちゃぐちゃしちゃ、だ、めぇ――!! さ、先っぽのがお○んこの壁に引っかかってんぁあぁ!!! ひ、引っ掻かないで!! そ、それっ、それぇ!! ほ、ほんとぉの、お○んちんみたい、で――ッッ!!?」
「クス……!」
唇だけを酷薄に、怜悧に歪ませた笑み。何かを見透かしたような舌なめずり。自分の下で鮮魚のようにのたうち回り、じゅぶじゅぶと愛液飛沫(しぶ)かす彼女のうなじを強く押さえ、引き寄せ、その反動を活かして、
「くぅあっはぁ!!! ら、らめぇッ、もぉ挿入いらな――もぅいっぱいこより、こより串刺しになっちゃあっ、んあぁああ!!」
「それにしてもあなたのファンも可哀想ねぇ――! 『こよりちゃんはぜっったいに処女、経験無し』って思ってた人もいるはずなのに、蓋を開けてみればほら! 頭の中はえっちで一杯! こんなモノを! こんな膣奥(おく)まで余裕で突っ込んで腰振って――! 相・当、使い込んでたのねぇ……! ココは――!!」
自分にも伝染した、ウイルスのような疼きを悟られまいとするのか、マヤは嬌声を謳い続けるメイドの唇を塞ぎ、ひたすらに、吸う。
「メイドさんだけに、そのカラダでいっぱいご奉仕してきたんでしょ? ピンク色したクリトリスだってお○んちんみたいに勃起させてぇっ――あ、あたし、あたし――も――うぅッんっ!? んッ……ンン――!!」
「ん゛むッ――!? ん゛ンーーーーッッ!! う゛ン!! ぅんんんゥッッ!!」
それは多分初めての、純粋な愛撫のためのキスであった。愛撫という名の、苛め・虐め・お仕置き・責め苦・躾・調教・キス魔な自分を充足させるための、手立て。
歌を忘れた金糸雀のように声を封じ込められたこよりの、小さな口から漏れ出る、調律のままならぬバイオリンのような囀りを残さず吸い立て、ソコから下へ、下に。
火照った素肌を這いずる唇、舌の行く先は、ばるんばるんと同姓をも虜にして抽送に跳ね回る美巨乳、その頂にある突起。それを――。
「あッ! あ、あ♪ ふぅあッ!! はっ、す、吸わなッ――くぅッ!? す、吸っちゃったらぁ、はぁあ!!」
「んむはァ……♪ ちゅっ――む、ぅう! ふっ…くン、んぅンンッ! ぅぁ――――はくっ!」
唇を合わせた瞬間から首の後ろに回された手はもう無い。
ドレスのスカートの下で潤う自らの蜜壺を慰める刺激で、口腔が閉じられ、含んだ乳首を噛んでしまう。
「――ッ!!」
「ゴ、メンね、痛かった……? あ、あたしも、自分で思ったより気持ちよくなっちゃって、こんな蕩けそうな気分は初めて、で――っくぁ♪ こ、こよりちゃんの所為なんだからね、そんなえっちなカラダして、あたしにそっくりな声で、鳴くんだもん……けどね、可愛いから赦したげる――その代わり、くぅ…! ふ、っん♪」
細身の肩を揺すり衣装を下ろし、93cmのバストをまろび出させつつこよりにのしかかり。
「私にも、はぁっ! わたしにもご奉仕なさい――! あなたメイドさんでしょ――んぁ、あぁ…! 識ってるでしょ私はあんぐらーの本体――! だから私にご奉仕するのは、あなたのあんぐらー様にするのと全くおんなじこと……ほら、あたしのおっぱい、吸ってみて、大好きなお○んちんにするみたいにちうぅぅって! 思いっきり、さぁ――!」
――はぇ……? あ、あんぐらー……さ――ま……? お、○んちん……?
ほ゜〜〜っと、陶然たる意識の奥でこよりは思考を巡らすも、お粗末で短絡的な解しか導き出せない。普段は着やせしているとしか思えない、自身や秋葉恵にも比肩しうる大きなバストに顔を埋めて、何処か懐かしい匂いで霧がかった彼女は、メイドの責務に駆られ。
「あんぐらー様ぁ……! はふっ…♪」
押しつけられたそれを、口に含む。
――あ……ん……あんぐらーさまのちくび……蜜より甘い、味……♪ 京介くんのお○んちんと同じくらい、すきぃ――♪
そのまま吸いついた途端、女神の肢体が跳ねた。、
――びくんッッ!
「あぅ!? ふぅぁッ♪ くぁうぅ――い、いい! 佳いわよこよりちゃ――あ、あぁあ♪ 凄く上手、さ、流石メイドさんってあ、ある世界じゃご主人様の愛の奴隷って言われるだけ……ふふ、得意なのパイズリだけじゃないのね、こんなコトにも慣れてたなんてほんっとえろいこと大好きで――でも……あたしもそんなに嫌いじゃなッ、あぁっはッ――!!? ぅんん、ああぁッッ――!!」
やや小振りな乳首を唇で挟み、ちろちろと舐めながら、奥に燻(くすぶ)った奉仕の精神が表に出てくる。それは、ライバルのまじかるナースには絶対に見せられない格好、見せたくない格好。
「あんぐらー様……あんぐらー様、ぁあ、あ、あ、あんぐらー様あんぐらーさまぁぁ――♪」
その心を焦がしたまま、こよりは奉仕に没頭する。誠心誠意、これが私の御主人様、ご主人様といえば法律、御主人様といえば戒律、ご主人様といえば神様――――御主人様といえば女神様。
「あっあぁっあふッッ――!? だ、駄目ぇッ! あ、あたしそんなコトまでッ――頼んでな、あんっ♪ んあぅ♪ はっあ! ほ、奉仕は胸だけって……む、胸だけなのっ、ちくびだけなのにってッ……!! いっ…! いいっ、んぁあぁあ!!?」
満足して頂けるために、こよりは利き手でドレスを探り、今や彼女に劣らぬ量を湧かし続ける、薄紫色のストライプのショーツ越しの花弁に指を射し入れ、溜まった甘蜜を掻き出していく。
「はぁ……はぁ……♪ うふふ、さぁあんぐらーさま――今すぐ、今すぐこよりがイカせて差し上げますわ……いますぐあんぐらー様のが、こよりの指でレッツ・ビギンで御座いますわ……っ♪」
「ぁあんぁあ!! す――すごい、凄いわッこより――ちゃっっ!! んふぁあぁゆ、ゆび!! ゆび、いい――!!? 指がマヤの膣内(ナカ)で、踊ってるの――!! っあっはッ、ひぃあぁあ…ッ!!!」
抜かった。何がって、自分の予想の斜め上をいって、
――い、いくらなんでも、こ、このコ、上手す――ぎ……!!?
「だ――め――……ッ!!」
――ずじゅ!! ぢゅぷっぐちゅぐちゅ……ッッ!!
「んくぁあぁっ!! ぁふあッ――あんぐらー様ぁッッ!!?」
起死回生。闇雲に膣内にヘッド付近まで埋め込ませた左手をレバーのように動かし、傾き掛けた天秤をリバースさせる。
「あ、危なかったわ……メ、メイドのくせに勝手にご主人様をイカせようとするなんて……ちょっと、おイタが過ぎたみたい……ね」
言って、突くだけの単純作業だった左手は回転といわず、上下左右と躍動させこれまでとは比べものにならない、凄絶的な快絶を送り込む。
「まだまだ躾が足りなかったようね――困ったわぁ、そんなふしだらなメイドさんには、お仕置き、ね――!」
「あッ、はぅあっんァあッ!! そッ、そ――ンな! んァあぁ!!」
「これに懲りたら、二度と勝手なコトしちゃあ駄目!! ましてやメイドのクセに御主人様に何の断りなく、『私の王子様』に近づこうとするなんてね、以ての外――! いい! 解った!? ほら返事は!?」
「――は、はいぃ、ですわぁ!! 御免なさい、御免なさいませあんぐらー様ぁッ!! んぁ、も、もうしませんから、もう二度としませんからぁ、どうかゆッ、赦して、んくぁッ!! でないと、こ、こより、こよりもう!! も、もぅおぉぉぉッ――!!!」
「まだよ! まだ終わらないのよ! まだ頑張れるでしょ、これはね、ちょっとした荒療治……これも合体の一つの形成(カタチ)……! ほら、何してるの、もう指動かして佳いのよっ? いっしょに、繋がりま――ンふぁッ!? そッ! そうよ、そう! それ!! ふふ、や、やれば、出来る子じゃない……あなたッ!」
電子レンジで加熱され、破裂さしめる鶏卵さながらな頭は、謂われるままに命令を実行するも後は言葉にならない。
女神も負けじと、噴き出す泉の源泉たる花弁を力任せに抉り出すからだ。
「あくぁッ、あ!! ぁぅあ、ふぁっっ、んんぁあッ! ぁは、ひぅうぅッ!! ぅあっ――あっ、ぁあ、あんぐらー様ァ!! だ…ダメェッ――!! こ、こより、こより、ヘンにッ、なっちゃいますのォォ!!! コレ、堅すぎ、て――!!? お○んこぐりぐりってほじられちゃあ――!!!」
――成り行きとはいえあんぐらー呼ばわりされるのは余り気持ちのいいモノじゃないわね……。
こよりと違うのは如何に濡らした部分を愛撫されようと、一線の境界で彼女は冷静だった。しかしそれも、最後の最後で崩れていく。 「何、言ってるのよ、くくっ、お、可笑しくなるのはこれからなのよ……あッふ――! こ、このままイカせて除去してあげる――!! 汚物は消毒って言うでしょ、き、京介クンにされたがってたアソコをスティック(これ)で、はぁっ、はぁっ♪ あんぐらーを最っ高に、んっ、あッ……気持ちよく吸い出して、浄化して――!!」
終わりが近いのを察知して、マヤは最後までこよりの常軌を逸したえろボディを堪能すべく目の前でたゆんたゆん揺れる暴乳を捕まえて、その乳首に吸い付く。
「んひぁ!? あっいやぁっんん!? い、今ソレされたらあたしッ――あはぁッあ!! だ、だめぇッ!! ち、ちくび、ちくびお、おかしッ、おかしくな、こわれちゃあッッ!? こわれひゃぁ――!?」
「んっ――うむっん♪ ぁふっ、こよりちゃんおっぱい美味し――♪ ぷにぷにで、すべすべのふわふわ、で…うぁむ、ちうぅッ、我ながらこんなに飽きないの……何でかな――はぁむっ」
そして――ココも……おろそかにしちゃあ悪いわよね……。
こよりに任せ自由になった右手は膨らみきったクリトリスを摘み上げ、グイッと捻る。
「ひゃあぁあッ!!! やはぁあ!? だ、めぇ、駄目ェ!! ソコッ――す、凄すぎ、て……あ゛ァ、ぁあ゛ッッ!!」
そのままピストン運動に乳首を甘噛みして引っ張り、抓(つね)るように敏感すぎる蕾(つぼみ)の包皮を捲り上げ、捻るという、流石にこよりにとってもゼロの領域である三重苦は、急激なまでに彼女を追いつめた。
「――あ゛ァんッ、ぁああ゛ッ!!! いいよぉぉ!! イイッ! イイのォッッ!! お、おっぱいとお○んことクリ――が…ぁんああ゛ぁ、!! だめ、だめもぉ本当にだめ駄目ぇェッッ!! あ、あんぐらーさまぁ赦してくださいましッ――こ、こより、もぅ!! い、イッちゃいそうで、ございますですのおォォッッ!!!」
「ンっ――! んんゥッ!? ……っ!」
――き、気持ち――いい……――っ!! あ、あたし――――!!
女神マヤもまた、快感の余り口から乳首を吐き出し、身を艶やかにくねらせ、今となっては初めて唇を交わした時のように、メイド魔法少女の柔らかさと温もりに耽溺する自分を止められないでいる。
何だっただろう、あんぐらーがこよりを宿主と定めた理由――。
――くす、なぁんだ……結局……――。
「んあぁ!! ――あ!! ゆ、指、こよりちゃんのゆび、暴れて――!! す、凄いの! もっと奥まで深く! 深くね、ねじ込んで――!! ねっ、ねぇ最後に訊かせて……まだ素直な返事訊かせて貰ってないでしょ、ほ、欲しかったのよね、京介クンが…! は、あぁ……っ! ここに来たときからずっと欲しくて欲しくて、溜まらなかったんでしょ――!? エッチしたかったんでしょッ!? それから、はぁーっ、はぁーっ、それからどうしたかったの!?」
彼女にしては、珍しくこの上なくストレートな表現をぶつけてくる。事実上この場に於いてマヤとこより、二人だけ、しかもこんな情況だからこそ出来る問い。
「――あたしはしたいッ!! あっ、あん! ふぁっ、京介クンを、あたしの、マヤだけのモノにしたいの! 京介クンと一つになりたいの結ばれたいの繋がりたいの京介くんの童貞を奪ってあげたいのっ!! 今日こそはって此所、に――だから貴女の目的を識ったとき最初は許せなかった。でも、それはこよりちゃんだけのせいじゃないから、きっと、人よりえろいこよりちゃんには、仕方なかったことだって――んぅんあぁ!! ねぇ答えてッ!! 早く!! あ、あたしも――マヤも、もう駄――だ、だめそう、だ、から――――!!!」
結局の処覗き見たのは、こよりと京介が行為を終えたところまで。行き着く先までは確認できずじまい。ある程度の予想は付くが、それでも、識りたい。
……小麦を、どうしたいのか。気付かないわけがない。
「あぁッ、はぁあぁッあぁそ、そうですのォ!!! あ、あたしィ、京介くんに、こ、この胸の疼きを沈めて欲しくて――おっぱいと、ホントはお○んこでもキモチよくしてあげて、わ、私のモノにして、ナース小麦を驚か、せたく、てっ――ふあぁあイイよぉッッ!! そ、してこ、むぎも、小麦も私のモノッ、わた、くしのメイドに、メイドにぃ――ぁんぅあぁ!! ぁあ♪ くぁあぁ、ま、またいく、い、いくっ、イくうぅぅッッ――――!!!」
「こ、このヘンタイメイドさんは! 京介ッ、だけじゃなく、やっぱり小麦ちゃんまで――!! い、イクの、イクのね!? 自分のモノをお○んこで頬張って、そんな恥ずかしい格好でこよりちゃんまたイクんだッ!? イッちゃうんだ!! いいよ、思いっきり烈しく――おイきなさい――! 大丈夫あなただけ、じゃッ――あ、あたしも一緒に……いっしょにぃ、うぁあぁ、こ、こよりちゃんの指、ゆびでぇ――!! もぅだ、めぇ――んあはぁぁッ!! ぁああぁ……んん――――!!!」
――私がいま……私たちがこうしている理由だって、ほんとうは………。
水音はこよりだけのモノじゃなく、彼女が懸命に掻きむしる女神の股間からもぐちゅぐちゅしたものが轟いている。細やかな震えを繊細な指に伝導させ、女神もまた、近いことを報せる。
そして魔杖が一際深く、こよりの肉奥へと埋没し、マヤを抉る指が全霊を込めて膣を引っ掻いたら。
この瞬間を絶対逃さぬようにと互いを抱き寄せて、灼けつく中、二人同時に浮遊感に包まれる錯覚を――――。
――じゅぐッぐちゅ……じゅぶッッ!!
――ぐちッ! ぐちゅ……ッッ!!
「んあ゛ぁぁっぁあッッ!!? ひぅうッ――あ!! あ゛ぁあ゛ぁあぁんッッッ――――!!!」
「こ……よりちゃあ……ぁあぁ――!!! はっ、ふぅっ――! くぅあッ――あ゛ぁああぁあァ……ッッ!! あ……はあ――あぁッ!!!」
顔も声も、姿形、そして何処か性格までも近似したこの二人。だが、オーバーダビングの多重快楽に責め立てられ、絶叫に官能的な肉体を激震させるこよりと、押し殺すようにスレンダーな肢体をぶるぶると痙攣させる女神。その様は対照的ですらある。
……はぁー、はぁー、はぁー、はぁー……。
暫く、淫蕩な雌の匂いに充ち満ちた密室は余熱を散らかすような吐息だけが飛び交い、席巻していく。向かい合い、密着した互いの美貌に吹きかけられる生暖かさ。
愛する人を護るため浄化という大義名分があったとはいえ、同姓、しかも自分の写し身といえる少女との熱烈なる情事。
鏡に愛撫するような背徳に、女神は僅かに眼を細める。自嘲めいた笑みがそこに浮かぶ。せめて口調、言葉遣いに平易の仮面のヴェールを纏って。
元もと、自分たちは一人だった。こよりのは“心”だけだが。その特権を応用し彼女の“中身”を覗き見たものの。余りにオーバーヒート気味な内容につい我を忘れ中断してしまったが、もう一つの目的は彼女の復活の理由を探ることだった
「ふ、ふ……ふふっ、でも……でも、これで――――こよりちゃん……大丈夫ですか――? 自分のこと、解りますか……?」
それは、もういい。
今更告げる気も、毛頭無い。
こよりの躯の異変も、まみえた際に感じた歪なカオス・エナジーで予想は付く。寄生が不完全なのだ。その副作用として胸の疼きを訴え、宿主を倒錯な気分にさせていたのだとしたら。
それも、もういい。
真に欲情しきってたのは、他ならぬ自分なのかも知れない。怒りと履き違え、あの妄想目の当たりにして京介さながらにこよりの繰る淫靡なくちびると魔乳に魅入られ――それだけではない。
彼女は理屈を超えて、理不尽なまでに淫らすぎるのだ。なのに無垢で、無邪気で。だから惹かれる。引きつけられる。
――限りなく魅力的な二面性。
取り憑きたくなるあんぐらーの気持ちも、否応なく解ろうというもの。それも今となっては。
最後に残ったのは紛れもない、寂しさだけだった。もう終わったことだ。そんなことを想いながら果たして、そこにいるのは。
「――はぁっ、はぁっ…………あ…あんぐらー様――――? わ、わたくし…………」
「――――――――――――――――ほえ?」
眼をまん丸くする彼女の首に、手が回される。