雲ひとつ無い紺碧の空、といってもここは高度1万メートルの上空。  
だからあたしたちの足元には一面に真っ白い雲海が広がっているんだ。  
あたしたち気象精霊と呼ばれるお天気を操る仕事をしている精霊にとっては、  
この雲も床みたいなものなんだよね。  
「ミリィ〜、飲もぉ〜★」  
雲の上に降り立ったあたしに気付いた北米先住民風の衣装を着た水の上級精霊  
ユメミ・ナイアス・スヒチミ・ウガイアが浮かれた声で呼びかけてきた。  
ユメミはあたしとコンビを組んでいる気象精霊なんだ。  
「どうしたのミリィ〜? 浮かない顔してるわぁ〜」  
「あのね、ユメミ」  
あたしはユメミの衣装を大きく溜息をついた。  
ユメミの格好は民族衣装に身を包んでいる、というかもろに肌をさらけ出していると  
表現したほうが適切だ。  
胸当ての部分ははだけられていて、日に焼けていない真っ白な乳房があたしの目の前で  
プルンと揺れ、さくらんぼ色の乳首からは白い滴がわずかに垂れている。  
「ミリィの大好きなおっぱいだよ〜」  
ユメミが笑顔であたしに近づいてくる。その目は妖しくスッと細まり、あたしの肢体に  
向けられている。  
「ダメよ、ユメミ。お仕事中でしょ」  
あたしは手に持っていた祓え串で近づいてきたユメミの手をパシッと打ち払った。  
「ミリィのケチぃ〜」  
ユメミがぶぅっとふくれてみせた。  
 
でもユメミの気持ちも分かるんだよね。  
あたしたち精霊の力の源は母乳や精液など。  
だからSEXは生活に欠かすことの出来ない行為なんだ。  
さらに言えば、それぞれ摂取する栄養源にもミルク派や、精液派などがある。  
精霊同士でこれらの栄養源を分け合うこともあるが、基本的には人間界に降りてSEXをして  
精力を調達してくるのが一般的だ。  
もっとも、あたしのようにミルク派の精霊は人間から搾取できる量が少ないから他の精霊たちに  
ミルクを出してもらったり、たまには我慢して人間から直接精液を絞り取ったりする。  
ちなみにユメミはというと彼女は精液を糧にしているタイプで、一度に数十人の男性から精液を搾りとることも珍しくない。  
一度、人間界に降りれば一週間くらいはSEX漬けの毎日を送ってるんだ。  
まあ、ユメミに言わせればあたしの分の栄養も調達してるそうだから、あたしも文句は言えないんだけど。  
ちなみに、私たち精霊は地上の生物と違って妊娠していなくてもミルクが出る。  
生態系そのものが違うからね。  
 
「いいも〜ん、ミリィがいらないって言うんなら、私だけいただいちゃうもんねぇ〜」  
「ちょ、ちょっとユメミ!?」  
つれない態度をとったあたしに反抗心が芽生えたのか、突然ユメミが抱きついてきた。  
しかも、その手はさりげなくあたしのプリーツスカートに伸びてきている。  
「ちょっとユメミ、こんなところでやめてよ」  
あたしはユメミの魔の手から逃れるように脚を擦り合わせ腰をくねらせたが、  
体格の良いユメミからは容易に逃れることが出来ない。  
その様子をノーラが撮影し、部下の下級精霊たちもチラチラとこっちを見ている。  
「だってぇ、台風がこっちに来るまであと12時間もあるんだよぉ〜」  
「んっ、だからって、みんなの前でっ、んんっ、くふぅっ」  
なおも、叱りつけようとするあたしの唇をユメミが奪い、あたしは息苦しさに仰け反った。  
弓なりの姿勢になったまま、ユメミはあたしのなかにたっぷりと唾液を流し込み、  
さらにスカートの中までまさぐってきた。  
「んっ、んくっ・・・ぷはぁ・・・・・・だ、やめてぇ」  
「んふふっ、ミリィってば可愛すぎるぅ〜」  
神道系の衣装がはだけられ、あたしの胸が外気に晒される。  
ひんやりとした風が火照った肌を冷ましてくれるが、それが追いつかないくらい  
内側からどんどん熱いものがあふれ出してくる。  
「ミリィったら、パンツの中に愛液が溜まってお漏らしみたいになってるよ。脱いじゃおうか」  
ユメミはあたしの返事など待つつもりもないのか、いそいそとスカートのホックを外し始める。  
真っ白な雲の上にスカートが落ち、あたしは大きく前のはだけた上着と、  
足を包むニーソックスだけになってしまった。  
 
周りに集まってきた下級精霊(特に男性精霊たち)がみんなこっちを見てるから、  
あわてて隠そうとしたんだけど、ユメミってばそんなことおかまいなしで、  
あたしの股の間にまるで蛇口から水でも飲むみたいに口付けてきたんだ。  
ジュパッ、ズ、ズズッ、チュ、コクッ  
「あっ、あ、ああ、はぁ」  
「んふっ、・・・やっぱり、美味しいねぇミリィの甘蜜は」  
そういってユメミは屈託なく微笑む。  
今ので霊力をかなり吸われちゃったかな?  
あたしは力が抜けてしまって、雲の上にへたり込んでしまった。  
でも、性的興奮を煽るのは体内に淀んだ霊力の活性を促すという効果もあるんだ。  
おかげで体はますます熱を帯びてきてしまった。  
「あれぇ? そんなに物欲しそうな顔してどうしたのぉ?」  
「ユメミの意地悪〜」  
「なにか欲しいんだったらぁ、ちゃぁんとお願いしないとねぇ」  
「ん、意地悪しないでってば・・・ミルク・・・頂戴・・・・・・」  
「だぁ〜め、もっと大きな声で言ってくれないとぉ、良く聞こえないよぉ」  
「ユ、ユメミのミルクが欲しいのっ! 私に飲ませて」  
あたしは羞恥に頬を真っ赤に染めて、ユメミに懇願した。  
ところが、ユメミは次にこんなことを言い出したんだ。  
 
「みんな〜、聞こえたぁ? ミリィは霊力が足りなくてミルクが欲しいんだってぇ」  
「おお〜、それでは私が」  
「いやいや、ご老体自ら残り少ない精力を絞り取るのは自殺行為ですぞ、ここは某が」  
「待ちなされ、ここは一つ自分が」  
なんてことを言いながらコサミさん達男性精霊が好色そうな顔を浮かべてこっちに近づいてくるんだ。  
う゛っ、あたし精液だけは苦手なんだよね。  
でも霊力はさっきユメミに奪われてしまったから、あたしはなす術もなく男性精霊の一人に  
頭を掴まれ、口の中にむりやり屹立したものを押し込まれたんだ。  
「や、やだっ!ん、んむぅ・・・んん・・・おぇ・・・うくっ・・・・・・」  
「おお〜、さすがミリィ殿。絶妙な舌使いですなぁ」  
あたしが苦しくなって舌で押し返そうとしているのを、愛撫と勘違いした彼が嬉しそうに  
腰を振ってさらに奥へと肉棒を突きこんできた。  
「んぐうっ、ぐっ、けふっ、んん〜」  
「おお、それではわしも失礼してミリィ殿に気持ち良くしてもらいますかな」  
「ん、けふっ・・・やめてお爺ちゃんっ、やだっ・・・あうぅ」  
コサミさんがいやらしい笑みを浮かべながら、あたしのお尻を掴んで自分の腰の高さまで  
持ち上げる。  
あたしは腰を振って慌てて逃れようとするけど、がっしりとお尻を掴まれているため  
出来たことといえばくねくねとお尻を揺らすことだけだった。  
「まったく、ミリィ殿の身体はきれいじゃのう。すべすべで尻なんて白桃のようじゃ」  
コサミさんはあたしのお尻をしげしげ眺めつつ、いとおしげに撫で回す。  
「んんっ、んっはむぁ・・・おぇ・・・・・・ん」  
喉の奥まで男根を押し込まれた挙句、コサミさんの愛撫の手が秘唇に伸びてきてクチュクチュと  
淫靡な音を立てる。  
 
「ふははっ、どうやら愛撫の必要はなさそうですし、そろそろ挿入させてもらいますぞ」  
「んあっ、やだっ、やめてぇっ!」  
だけど、コサミさんは飢えた獣のようにあたしの秘部に狙いを定めると一気に突き上げてきた。  
太くてごつごつしたものが狭い入り口を押し広げるようにして挿入ってくる。  
コサミさんの肉棒が根元まで挿し込まれたとき、あたしのアソコは裂けてしまいそうなほど  
広がっていた。  
まるで拳を無理やりねじ込まれたような、あまりの苦しさに荒い吐息が漏れる。  
「んあっ、はぁ、あーーー、あ、ゃ、はっ、」  
「おお〜、ミリィ殿は若いだけあって締め付けがきついですじゃ」  
締め付けがきついというより、きっとアソコが小さいんだよね。  
でも、ユメミの愛撫のおかげで十分に潤っていたから、コサミさんのモノでもなんとか  
呑み込めたんだ。  
コサミさんはゆっくりと肉棒を引き抜き、カリが出口のすぐそばまで来たところでもう一度、  
勢いよく根元まで押し込んだ。  
股間からプシャッと滴が溢れ、雲の上にシミを作る。  
コサミさんのが出入りするたび、あたしの膣は肉棒の形に合わせて収縮し、きつく締め付ける。  
それがたまらなく気持ちいいのか、コサミさんは歓喜の雄たけびを上げながらパンパンと  
年齢を感じさせない溌剌としたリズムで腰を突き出し、あたしの膣をかき回す。  
「あっ、ふぁ、んんむ、くはぁ・・・はなしてぇ・・・・・・んぐ、くるし・・・」  
前からも後ろからもいいように突かれまくって、あたしはすっかり疲弊してしまった。  
精液を分けてもらうための行為とはいえ、行為の最中は著しく体力を消耗するんだ。  
 
「あっ、ああんダメェ、あたしイっちゃう、もうイっちゃうぅぅっーーー」  
あたしは仕事中なのも忘れ、涎を垂らしながらはしたない嬌声を上げ、コサミさんのものをきゅ〜っと  
締め付けた。  
「うおっ、すごい締め付けじゃ、も、もう限界じゃ」  
「自分も限界でありますっ、ミリィ殿、みんな一斉射精しますぞ!」  
「白濁の一・一×六の十乗ジュール!」  
「絶頂の一・二×十の十乗ジュール!」  
「射精の一・一×七の十乗ジュール!」  
三人が掛け声を合わせて火山の大噴火に匹敵するエネルギーをあたしの膣内に  
射精してきたんだ。  
ドクドクと熱いものが身体の奥に流れ込んでくる。  
三人の精霊から大量の精液を流し込まれて、あたしもとうとう絶頂に達してしまった。  
秘唇から溢れ出た精液があたしの脚をゆっくりと伝っていくのが分かる。  
「はぁぁ、腰が抜けちゃったわ」  
あたしはしばらく放心していたが、やがて職務を思い出すと雲の上に広がっていた衣服を拾い  
集めた。  
すると、ユメミがあたしが穿こうとしていたスカートを踏みつけて邪魔をする。  
「何するのよ、ユメミ。スカートが穿けないわ」  
「ふっふ〜、これで終わりだと思ったら大間違いよぉ〜」  
ユメミが虚空から小さな瓶を取り出し、精も根も尽き果てたといった様子のコサミさんたちに  
中身を振りかけた。  
すると、コサミさんたちは雄たけびを上げながらむくむくと起き上がった。  
「いったい、何したのユメミ?」  
まあ、気付け薬みたいなものなのかな? このままじゃ仕事に差し支えるもんね。  
「じゃ〜ん、絶倫君α。失った霊力を急速充電して何度でも勃起させる薬よぉ〜」  
「おバカァ〜〜〜☆」  
こうして、あたしは必死の抵抗も空しく、コサミさん達の精液処理嬢となり、  
解放されたのは四日も経った後だった。もちろん、任務は失敗。  
この後、イツミさんからお仕置きと称して激しい調教を受けたのはいうまでもない  
 
END  
 

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