Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
Up above the world so high,
Like a diamond in the sky!
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
When the blazing sun is gone,
When he nothing shines upon,
Then you show your little light,
Twinkle, twinkle, all the night.
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
Then the traveler in the dark,
Thanks you for your tiny spark,
He could not see which way to go,
If you did not twinkle so.
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
In the dark blue sky you keep,
And often through my curtains peep,
For you never shut your eye,
Till the sun is in the sky.
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
As your bright and tiny spark,
Lights the traveller in the dark,?
Though I know not what you are,
Twinkle, twinkle, little star.
Twinkle, twinkle, little star,
How I wonder what you are!
(童謡"Twinkle, twinkle, little star")
最初に感じたのはちくりとした痛みだった。
やがてそれは激痛に変わり、全身の自由を奪っていく。
単純なことだった。
3匹のオークスター ―― ヒトデベースの生物兵器だ ―― と交戦した晴香は、1匹を射殺した。
いや、射殺したはずだったのだ。
死体の横を駆け抜け、拳銃に弾を込め、もう2匹と対峙しようとした。
その刹那、足にちくりとした痛みを感じたのだ。
そう、単純なことだった。
殺したはずの1匹は、「死んだフリ」をしていたのだ。
正確に言うと最後の力で仇敵に毒針を突き立てた、と言うべきか。
だが何にせよ、同じことであった。
「あ!ぅあ!痛あっ!」
刺激性の毒の痛みに全身の筋肉が細かく震え、体表からは脂汗が湧き上がる。
そんな彼女に怪物たちは、ゆらゆらと歩み寄ってきた。
歩み寄ってきたのだ。
彼らは筋肉が発達している。
放射状に伸びた9本の腕はそれぞれが人間の脚、ないし腕のような機能を果たした。
「痛っ!わっ!く、来るなあぁっ!!」
錯乱したように叫ぶ晴香に、ヒトデたちはなおも近寄ってくる。
下側2本の腕が地面に触れる度、ぺた、ぺたと言う音が鳴った。
その音がさらに彼女の恐怖を掻きたてる。
「この!動けっ!動いてよおっ!!」
必死に拳銃を拾おうとしても、手に力が入らない。
両手が自分のものでなくなってしまったような感覚が焦燥を掻き立てていく。
そんな晴香の眼前に立った2匹のヒトデは、「脚」の1本で器用に拳銃を蹴り飛ばした。
そして彼らは無慈悲に腕を振り下ろす。
その先端には晴香を一撃で無力化した、あの毒針が付いていた。
「ぎゃあああああぁぁっっ!!!」
体に刺さる針の感触と、襲い来る凄絶なまでの痛み。
喉も裂けよと叫ぶ晴香に、だがヒトデ達は容赦なくその針を突き立て続けた。
いつの間にか彼らは腕だけでなく、脚も使って刺突を行っていた。
傍目には刺すというより単に殴りつけ、蹴り飛ばしているように見える。
「がはっ!!あがぁ!!あ!痛!やめてぇっ!!」
可愛らしい顔が殴り飛ばされ、引き締まった腹に脚がめり込む。
そのうちに彼女が仰向けになると、1匹が腹の上に馬乗りになってきた。
跨られた上体がそのまま目茶々々に殴られる。
その間もう1匹は太腿を、そして股間を執拗に殴り続けた。
「い゛っ!!い゛、だ・・・ぎゃうううぅっ!!!」
突然恥骨がサッカーボールのように蹴り飛ばされ、晴香は目を見開いて悶絶した。
絶叫する彼女をヒトデたちは淡々と打ち据えていく。
体中に痣が刻まれ、穴が開いた部分からは血が流れて彼女の服を真っ赤に染め抜いていった。
人外による暴虐は私刑にも似ていた。
そしてそれは、受刑者が気を失うまで続いた。
「・・・・・・・・・・。」
目が覚めたとき晴香は寒さと共に違和感を感じた。
素肌にゴムが触れるような、そんな感覚。
それが何なのかは、意識が明瞭になるにつれ明らかになった。
要するに自分は真っ裸になって、ヒトデの上に寝転がっているのだ。
両手足には腕が絡みつき、大の字にしっかりと拘束されている。
「・・・。・・・・・えぇっ!!?」
あまりのことに混乱しながらも、晴香は拘束を振りほどいて起き上がろうとした。
だがヒトデの腕は彼女の力ぐらいではびくともせず、結局彼女は体をくねらせただけであった。
薄暗い地下の部屋で、人外に捕らえられた全裸の娘。
無駄なく締まった裸体には幾つもの痣が浮き、それが彼女を一層艶かしく見せていた。
「いやだあっ!・・・放してよぉ・・・!」
訴える晴香の上にもう一匹が跨ってきて、胴体中央の単眼で見下ろしてくる。
ヒトデの怪物は、獲物の顔を覗き込むとその目を細めた。
そう、まるで「楽しいのはこれからだ」とでも言うかのように。
「う・・・っく!?」
拘束された両手足に一際強い圧力がかかり、晴香は思わず声を上げていた。
それは段々と強くなっていき、やがて四肢が悲鳴を上げ始める。
下の個体が彼女を絞り上げ始めたのだ。
腕の棘は器用に引っ込められていたが、それはその分圧迫感だけを際立たせる結果となった。
「くる・・・し・・・!ぐるじぃぃっ!!」
いつの間にか胴にも腕が回され、四肢同様にぎゅうぎゅうと締め付けてくる。
力の限りに抱きしめるそれは、文字通り死の抱擁であった。
その抱擁が今度は乳房にも及ぶ。
上の個体が負けじと胸に腕を伸ばしたのだ。
形の良い双丘が触手様の腕に捲かれ、無様にその形を変える。
力の限りに締め上げるそれは、とても愛撫と呼べるような代物ではなかった。
「い゛・・・!!ぎ・・・ぐ・・・!」
締め上げの痛みから逃れたい一心で、晴香は動く余地のない体を必死にのたうたせた。
だがそんなことで痛みが薄らぐわけでもなく、逆によりいっそう強い締め上げを招いてしまう。
腕が不気味に変色し、太腿に破裂しそうな程の段差が生まれる。
「や、めぇ・・・!!」
あまりの苦痛に涎が垂れ、眦には涙が滲む。
しかし、そんな彼女に与えられたのは更なる加虐であった。
「うわあああぁっ!!」
拘束された胸が、思い切り引き伸ばされたのだ。
たちまち乳房は細長く変形し、千切れんばかりの激痛が襲ってくる。
あまりの痛みに乳首が尖り、目の前が暗くなってくる。
「いた・・・痛・・・いだぁ・・・・・」
鼻水を流しながら痛みに耐える晴香。
その痛みにもう一度失神できたなら、どれだけ楽だったろう。
だが加虐者達は優しく無かった。
彼らは一段と強い痛みを与えることで結果的に獲物の意識を引き戻した。
――両の乳首に腕を伸ばし、その針で刺し貫いたのだ。
「――ぎぃやあぁああああぁぁっっ!!!!」
敏感な突起に深々と針が突き刺さり、刺激性の毒が流し込まれる。
同時に想像を絶する痛みが晴香の全身を走り抜けた。
「あがぁ!!!はがぁっっ!!!」
今までの全てが児戯に思えるほどの凄まじい激痛。
それはまるで両胸に鉄棒を捻じ込まれたような感覚だった。
両目が限界まで見開かれ、開かれた口からは思い切り舌が突き出される。
痛覚が嵐となって彼女の中を駆け回り、脳が痛み一色に染め上げられていく。
「は・・・ぐぅ・・・!!は・・・ぎゃ・・・ふぅ・・・・・ぅぅ・・・」
唇を震わせながら、鼻水混じりの哀れな顔で、晴香は許しを乞うように加虐者を見つめた。
そしてそれは功を奏した。
怪物は少なくとも彼女に応えたのだ。
・・・例えそれが望ましい返答ではなかったとしても。
「ぅぎゃあああああああああぁぁっっ!!!!」
一本の腕が彼女の陰核を突き刺し、そのままぐりぐりと弄り回したのだ。
同時に乳蕾を貫いた腕達が目茶々々に暴れ始める。
その破滅的な痛みに、晴香は遂に股間から生温かい液体を迸らせた。
「あぁ・・・!!!あぁ・・・・・!!!」
がくがくと痙攣する全身を抱きしめながら、下の個体がまだ尿の垂れる秘裂に腕を挿入する。
そのまま彼は力の限りに腕を出し入れさせ始めた。
膣道を拡張しながら、削岩機のように子宮口を殴りつける。
その度に晴香は悲鳴を上げ、彼女の膣は反射によってギュウと収縮した。
「いっ!!!いぎっ!!!ひぎっっ!!!」
腕は抉りこむように回転しながら、突き入れの度に段々と獲物の奥を目指していった。
そうやって彼女の中を穿くりながら、力の限り四肢を締め上げる。
挿入が深くなるごとにその力は増していった。
「あぐっ!!ぎゃあっ!!!いたい゛っ!!!いだいよぉっ!!!」
体に穴を掘られながら、晴香は髪を振り乱して泣き叫んだ。
腕の先端は既に子宮口を潜り抜け、裂けた股間からは抽送の度に鮮血が飛び散っている。
そして腕の先端が遂に子宮底にタッチダウンした時、四肢を締め上げる腕の力も最大に達した。
骨組織が圧力に降伏し、両の手足がありえない角度にひん曲がる。
「がああああああぁああぁぁっっ!!!!」
絶叫に喉が裂け、口からは血の混じった泡が噴き出る。
そのまま晴香の意識は、もう一度闇の底へと沈んでいった――。
最初に感じたのは温かさだった。
体が何か湿った柔らかいものに覆われている。
視線を泳がせると、さっきまでのヒトデが上下からサンドウィッチ状に自分を覆っている。
その表面は何故かやたらとヌルヌルしている。
意識が戻ってくるにつれ、晴香は全身にむず痒さを感じた。
痛いような熱いような、或いは痒いようなそんな感覚。
ふと思い出す。
ヒトデは胃を裏返して獲物を覆い、そのまま消化するのだ、と。
だが痛みはそれほど無かった。
むしろ痒いのに掻けないもどかしさの方が辛い。
彼女は今更ながら手足を折られていたことを思い起こしていた。
ぐちゅり、と股間から音がする。
どうやら彼らはまだ腕を出し入れしているらしい。
さっきまでとは違うのは、腕と共に何かクリーム状の物が塗りこまれていることであった。
更に尻の穴が攻撃対象となっていることも相違点であった。
「・・・・・ん・・・っ・・・」
押し出されるように声が出る。
もはや痛いわけでも、まして気持ち良いわけでも無い。
ただ押し出されるように声が出て、裂けた喉が少し痛む、それだけだった。
じゅうっ、という音がする。
それは肉が溶ける音なのだろうか?
いつの間にか痒みの場所は減っていた。
減ったというよりより奥の部分が痒くなってきている。
何かが這い回り続けていた乳房は、既に何の信号も脳によこさなくなっていた。
胸筋が、背筋が、腹筋が段々「減って」いくのが分かる。
自分が無くなっていく心細さに、晴香は一筋涙を流した。
やがて筋肉が減り、基礎代謝が維持できなくなる。
その前に上に被さったヒトデは、接合の弱まった獲物の首を一息にもぎとった。
首が取れて意識が無くなるまでの僅かな間に、その首を股間へと持って行ってやる。
子宮及び下半身は未だ無事で、股間からは何かが流れ出していた。
キラキラと光るそれは、陸上でも動けるのかしきりに生まれ出た下半身に這い登ろうとしている。
オークスターの幼生が卵から孵り、餌を求めて母体に群がっているのだ。
それに覆われると下半身だけになった晴香の体は、星を纏ったように輝いて見えた。
晴香の目が光を失う直前、彼女の唇は何かを呟いた。
唇だけではあったが、自ら産み落としたものを見て彼女は呟いたのだ。
――「き れ い 」 と。