きらりがアイドルとしてデビューしたころ、彼女はようやく初潮をむかえた。  
周りにいるクラスメートに比べると遅く、食べ盛りのお気楽娘といえども、  
かなり気になりだしていたころだった。やはり、星児に恋をしたことが影響したのだろうか。  
 
二人暮しの父親にはこのことは話していない。話せばきっと大盛りの赤飯を炊くに違いない。  
いや、赤飯は食べたいが、恥ずかしさが先に立ち、言わないことにした。  
父親は父親でとても優しいのだが、やはり男やもめ。娘のそういった性徴には無頓着であった。  
 
普通、トイレにそれ用のセットや汚物箱など用意するのだが、  
掃除する父親に見られるのが恥ずかしいため、処理はすべて自室で行っていた。  
 
「ふーっ。今日は少し痛かったよー。」  
きらりは帰ってくるなり、制服を脱ぎすてた。  
「毎月こんなにつらいんじゃ、前の方がよかったよ。」  
「って、言ってもなーさんには分からないだろうけどね。」  
 
なーさんも一緒だが、お構いなしにきらりはパンツを脱ぎ始める。  
 
「あっ、もーぅ。横漏れしてるー。」  
白いパンツに少し血がついていた。  
「今日は少し多かったからなぁ。染みになるとなかなか落ちないんだよね。これ。」  
パンツを横に投げ置き、重ねたティッシュを片手で押さえながら、ナプキンを剥がす。  
少し粘り気のある液体が、ティッシュを赤く染める。  
きらりはそれらを、まとめてゴミ箱へ捨てた。  
 
きらりはティッシュで、純潔を守り続けている部分のまわりについた血を拭おうとした。  
「なーっ!」「な、な、な、なー!」  
なーさんが、それを遮るように訴えかける。  
 
「え?舐めてくれるって?」  
「うふふ。じゃ、願いしちゃおうかなー。」  
 
初めての時、なーさんがきらりが怪我をしたと勘違いしたのが最初だった。  
それ以来、血で汚れている肌を、なーさんが舐めてきれいにしてくれるのだった。  
 
きらりは、少し股を開いた状態で膝を立て、ベッドの上に仰向けになった。  
 
「ぺろっ。ぺろっ。」  
「く、くすぐったいよ。なーさん!!」  
「ぺろぺろぺろっ、ぺろぺろっ。」  
「あんっ。」  
 
今までだと、まわりについた血を舐めてもらって終わりだった。  
 
最近、きらりはクラスメートの一人が彼氏とエッチしたときの話を聞いていた。  
彼氏にクリトリスを舐めてもらうのが一番気持ちいいと、彼女は言っていたのだった。  
 
(もし、今舐めてるのが星司君だったら・・・。)  
 
そんなことを考えると、きらりは体が火照ってくるのを感じた。  
 
「なーさん。今日はもっと内側。舐めてくれるかな?」  
「な?な?」  
「ここだよ。」  
 
きらりは、割れ目が少し開くように、両手を使って付近の肌を両脇へ寄せた。  
「なーっ!」  
なーさんは「まかせろ!」といった感じで返事をした。  
 
なーさんの舌が、割れ目の内側に入り込んでくる。  
「あっ。」  
「なーさん。もう少し上っ。」  
「そうそこ。そこだよっ!」  
 
きらりは、くすぐったさに上半身をよじらせた。  
(あんっ。ほんとに気持ちいいや。)  
(これが、もし本当の星司君の舌だったら、どうなっちゃうの?)  
 
そう考えると、割れ目の内側にある真珠が膨らんできた。  
なーさんはそれを見て、さらに真珠を舌で転がした。  
なーさんの少しざらついた舌での愛撫は、たまらなく心地よいのだった。  
 
「はあっ。はあっ。」  
なーさんの舌の動きにあわせて、右に左に、きらりの上半身はくねりっぱなしになっていた。  
きらりは、今まで味わったことのない何かを、もはや押さえることができないことを悟った。  
 
「も、もう・・・だめ。」  
「もうだめーっ!!宙人君!!!」  
 
・  
・  
・  
 
気がつくと、きらりの割れ目からほとばしった飛沫で、  
なーさんの顔やベッドの上はぐっしょりと濡れていた。  
 
「はっ?」「あれっ?あたし誰の名前を?」  
「・・・・。」  
 
「ななーっ!!」  
「わーっ。なーさんびしょびしょ。」  
「ゴメンねー。あとで一緒にお風呂入ろうね。」  
「なー♪」  
「でも、なーさんってやっぱり何でもできるんだねー。」  
「またお願いねっ。」  
 
飼い主の性処理さえもこなすスーパーキャットなーさんだった。  
 
【おわり】  
 

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