「み・ゆ・きちゃん」
「・・・なによ、はじめちゃん、気持ち悪い声出して。
あ、宿題なら見せないわよ。まだ夏休みはあるんだから。」
「・・・違うっ。」
「じゃ、なあに?」
小憎らしいことを言いながらも小首をかしげる美雪はやっぱかわいい。
「なあ・・明日一緒に出かけないか?」
バイトして懐もあったかい。
ちょっとしゃれたレストランにでも行って、
ムードたっぷりの公園でも行って そしてやっぱ最後は・・
むふふふとピンクの妄想に浸るおれに美雪があっさりと言った。
「明日?・・あ、ごめん、明日はだめなの。」
「え!・・・なんで?」
「え・・・えーっと・・そう、お母さんと出かけるのよ。」
がーん。せっかくのセック・・いやデートの予定が。
まあ、仕方ない。デートの約束は後日にまわすか。
いつでもチャンスはある。
なんといってもおれと美雪は愛し合っちゃってるんだからな。
翌日は朝からあっちくて
おれはだらだら ねっころがってた
「はじめっ!いつまで寝てんの!」
「良いじゃん、夏休みなんだからさー」
「まったくだらだらして・・・。少しは美雪ちゃんを見習いなさいよ。」
「何で美雪が出て来るんだよ。」
「美雪ちゃんのとこご両親そろって箱根旅行ですって。
美雪ちゃん一人でお留守番らしいわよ。」
・・・え?
「いいわねー子供がしっかりしてると安心で。
アンタじゃ心配で家もあけられないわ。」
おれは母さんのそんないやみなんか耳に入らなかった。
美雪、確かにお母さんと出かけるって言ったよな。
おれに、嘘ついたってことか・・?
なんで?
いやな考えが一気に頭の中に入ってくる。
・・おれに言えない理由で会えないって事で・・
つまり・・・
ちくしょう。相手はだれだ?
やっぱ草太か?こないだ美雪を映画に誘ってたし。
・・いや、あのイヤミ警視か?美雪のやつ ポーっと頬なんて染めてたし。
案外 佐木とか・・。きれいにとってあげますよとか何とか言われて
のこのこついてったんじゃ・・。
あー気になる!
「・・はじめ?ちょっと どこ行くのよ!?」
のんきに寝ている場合じゃない!
おれはすぐにスパイ大作戦を決行することにした。
おれは早速美雪んちに足を向けた。
近くまで来て、美雪が家にいないかもしれないことに思い当たる。
誰かほかのヤツと会うんだったら普通は家の外だろう。
・・いや、今美雪んちには誰もいないんだ。
誰か呼んで家でまったりいちゃくらと・・・
いかーん!美雪はおれのだ!
将来は白いエプロンとかつけて
「はじめちゃん、お風呂?ご飯?・・それとも私?」
と言ってもらう予定なんだ!
このままではおれの未来予想図の危機・・
そんなことを考えながら美雪のうちを見ていると
近所のおばさんが美雪んちに入ってくのが見えた。
しめた!これで美雪がいるかどうかわかるぞ。
そのまま見てると5分くらいしておばさんが出てきた。
玄関に向かっておじぎしながら出てきたって事は、美雪がいるって事だ。
おばさんが行った後 そっと玄関を見るともう鍵が閉まっている。
まさか、鍵を閉めてあんなことやこんなことをするつもりなんじゃ・・。
おれは頭をぶんぶん振ると そっと庭に入り勝手口の方に回る。
なんとか美雪の様子がわからないかと思ったからだ。
―なんか、台所から湯気が上がってる。
・・・誰かのためにお茶でも入れてるのか?
もし・・考えたくないが美雪が誰かといちゃくらしてやがったら
ふみこんじゃる!
そう考えて裏口の鍵を注意深く外す。
ふっ・・・じっちゃんに教わったことがこんなとこで役に立つとは。
そっと忍び込んで回りを見回す・・・と
「きゃああああ!ど・・・どろぼー!」
美雪の叫び声がしてなにやら物がどんどん投げつけられた。
「いててっ!わわっやめろ!おれだ!」
「は・・・はじめちゃん!?」
美雪は物を投げるのをやめ 呆然とおれを見た。
「しんじらんない!!何考えてんのよ!」
美雪はぷりぷりしながらも
美雪の投げたものがあたったとこを手当てしてくれた。
「だってよお・・、お前が嘘つくから・・・。」
「それは・・・」
美雪が紅くなって黙ってしまう。
むむっ・・・やっぱり怪しい・・。
おれは焦る心を抑えて 美雪を問いただそうとした。
「みゆ・・」
その時 オーブンがなった。
美雪があわててオーブンをあけた。
とたんにほわーんと甘い香・・。
美雪はそれを取り出すと 満足そうににっこり笑った。
「うん。うまく焼けてる。」
おれはうっかりとそんな可愛い笑顔にだまされそうになったが
いかんいかんともう一度口を開こうとして
美雪の持っているそれに気付く。
「・・・それ・・・?」
美雪が 軽くおれをにらみながら でも口元だけ少し微笑んで言った。
「もう・・・せっかく内緒にして驚かせようと思ったのに。」
美雪の持ってるのはほかほかに焼けたケーキの土台。
スポンジケーキの部分だった。
落ち着いてキッチンの周りを見れば生クリームや、飾り付けの苺やらが
キラキラと置いてある。
まだ事態が良くわからないおれに美雪がくすくす笑いながら言った。
「やだ。自分の誕生日忘れたの?」
・・・え?
「今日は8月5日。はじめちゃんの生まれた日じゃない。」
・・・てことは、それは
「おれに・・・?」
うん・・と頷いて美雪は小さく呟くように続けた。
「・・前、はじめちゃんが公園で・・小さなケーキくれたでしょう?
自分が大変なのに・・私の誕生日にって。」
―おれが犯人扱いされて逃げ回ってたあの時か。
「・・・・あの時・・・ほんとに嬉しかったの・・・だから・・・」
美雪はみるみる赤くなってうつむいてしまう。
おれは何にも言えなかった。
声が詰まって何も。
・・・幸せ感で胸がちぎれそう。
おれは美雪の頬にそっとふれ、微かにおれの方を向かせると
できるだけ優しく唇を重ねた。
美雪の唇はいつもほんのり甘くて柔らかい。
しらないうちにキスがどんどん深くなっていく
くちゅくちゅと音を出す舌があんまりやらしくて
おれは唇を美雪のマシュマロみたいなほっぺたや
耳たぶにつけて軽く噛んだ。
「は・・ぁ・・・」
美雪の息が熱くなる。
おれは手をすすっとおろして美雪のふわふわの胸に触れた。
びくんっと美雪の体が動く。
美雪の乳首は服の上からでもわかるほど形を変えはじめていた。
「美雪・・・苦しそうだな・・。おれが脱がしてやるよ。」
「ばかっ・・・」
おれは服の中に手を入れてブラジャーのホックを外した。
たわんと胸が服の中で弾む。
その柔らかさに感動して美雪を思わず見つめると
美雪がすっげえやらしい姿なのに気付いた。
薄いTシャツの上に白い石鹸の匂いのするエプロン。
紅く染まった頬と唇。
そしてしっとりと濡れた大きな眼。
おれはたまらなくなって夢中でキスを繰返した。
スカートの中に手を入れ 熱くなっているそこに触れると
ずるずるになっているそこはおれの指をするすると飲み込んだ
「このままじゃパンツ汚れちゃうぜ・・。」
おれは美雪を包んでいた小さな布をするんと脱がせた。
「や・・・っはじめちゃ・・・っ」
美雪が小さく震えておれにしがみつく
美雪の中に入っている指を動かすとつぷんつぷんと粘膜がおれの指を
包んで絡みついてきた。
「あっ・・あうっ・・んんっ・・」
美雪が立ってられなくなって膝がガクガクしはじめた。
おれは早く入れたくて仕方なかったけど
美雪が感じてくれてるのが嬉しくて
しがみついて来る腕が可愛くて
夢中で指を動かした。
「あんっ・・・!」
美雪の中のある1点に触れると 美雪がひときわ大きく声を上げ
体がびくびくと小さく痙攣する。
・・・ここが、いいのか?
おれはそこを柔らかく何度もすりあげた。
「もっ・・変になっちゃ・・っ!・・あああっ・・・ん!!」
美雪の体が痙攣し、くたっと力が抜ける
・・え?もしかして・・もう、いっちゃったのか・・?
そ・・そんな。
このたぎるおれの分身ちゃんをどうすればいいわけ?
はあはあと熱い息をしている美雪の華奢な肩を抱きしめながら
おれはぎんぎんになっている分身ちゃんをどうやってなだめようか
考えていた。
そうしてまわりを見渡すと おれの眼にいいものが入る。
「美雪・・喉渇いたろ?」
「・・・え?」
美雪が何か言う前におれはテーブルの上にあった苺を口に含むと
美雪の唇に押し込んだ。
「んんっ・・」
そのまま美雪の口の中でころころと苺を転がして 舌で柔らかくつぶす。
くちゅっと小さな音がして甘酸っぱい果汁が
おれと美雪の口の中に広がった。
「甘酸っぱ・・美雪の味だ。」
美雪の白い頬が桃色に染まる。
おれはもう一度美雪にキスしながら服の中に手を入れた
美雪がぴくっと動き、軽くおれを押しのける
「は・・はじめちゃん・・・私・・もうこれ以上・・ムリ・・」
「・・・マジで?」
耳元でそう囁くと美雪はびくんっと小さく震えた。
「じゃあ仕方ねえな。」
「はじめちゃん・・?」
「せっかく美雪が作ってくれたんだから ケーキでも食おうぜ」
ほっとしたような、でもどこか名残惜しそうな潤んだ眼で美雪が
おれを見つめた。
おれは指でふんわりと泡立っている白い生クリームを指にすくい取った。
そのままぺろりと舐めると美雪が上目遣いにおれに怒った。
「もう!それ、飾りつけ用なのよ!?」
「・・・そっか。なら、飾りつけに使わないとな」
美雪のきょとんとした顔が可愛い。
おれは指でもう一度クリームをすくうと美雪のTシャツの中に手を入れて
ぬりゅんと美雪のまだ余韻を残してとがっている乳首に塗った。
「!?ひゃ・・あああん!?」
びくっと体をのけぞらせ 次いできゅっと胸をかばおうとするけど
おれはそのままぬるぬると指を動かした。
「・・んぁ・・・ああんっや・・やだっはじめちゃ・・・っ」
「・・いや?」
桜色に染まり始めてる耳たぶに ちゅっとキスしながら囁くと
美雪は小さく震え身を硬くする。
「ああ、ごめんな。・・このままじゃ服、汚れちまうもんな。」
そう言うとおれはTシャツを美雪の首元にまでたくしあげた
「!はじめちゃ・・・あぁん!」
そうすると上半身は首元でリボンでくくってある白いエプロンだけになる。
おれは将来の夢のまんまの美雪の姿に興奮を煽られる。
おれはクリームでつるつるすべる指で美雪のマシュマロみたいなおっぱいを
やわやわと揉んだ。
少し柔らかくなっていた乳首がまたつんつんと尖ってくる。
「あぁ・・ん・・・っ」
エプロンの布がすれるのも刺激になるみたいで
美雪の息がどんどん熱くなってくる。
「これも、邪魔だからはずしちゃおうな・・?」
おれは首もとのリボンをしゅるんと解いた。
ぷよんっと美雪の白い胸が現れる。
真ん中の白いクリームでべたべたになったとんがりが薄く桃色に
色づいて、おれを誘うように息をしてる。
「綺麗にしてやるよ」
ぺろんとそこを舐めると美雪の体が大きく跳ね上がった。
おれはそこを口の中にふくむと ころころと転がした。
ちゅぷ・・っぺちゃ・・・っ
「ふぁ・・ひぁああんっ・・ああ!!」
美雪の腕がおれの首に抱きついてくる。
おそらく無意識に快感を追っている美雪がたまらなく愛しくて仕方ない。
おれはクリームをもう一すくいするとスカートの中に手を入れた
「ここも可愛がらないと不公平だよな。」
美雪が何か言う前におれはもうとろり・・と蜜を滴らせている美雪の奥に
クリームを塗りつけた。
ぺちゃぺちゃいう音が美雪の恥ずかしさを誘うのか
美雪の頬がますます紅潮してくる
大きな黒い眼のふちまで紅くなって とろん・・と甘い眼でおれを
淫らに見るからたまらない
「・・はぁああんん!はじめちゃん・・・っくるしぃ・・・よぉ・・・」
おれは美雪の熱い中から指をぬぷっとひきぬいた。
「美雪も、味見したいだろ?」
おれはクリームをもう一すくい。
そのままサクランボの唇にクリームつきの指をねじ込んだ。
ちゅぷっ・・つぷんとそのまま出したり入れたりする
「ふっ・・・んんんっあむ・・・っ」
可愛い唇でちらりと赤い舌をみせながら
おれの指を舐める美雪はとても淫靡だ。
「美雪・・・お前の味がむちゃくちゃ甘いの、わかったろ?」
耳の溝に舌を這わせると美雪が小さく首を振る
そしておれの指から唇を離す。
てろん・・とおれの指が糸を引いて 美雪のやらしい唇から離れる
「・・そんなこと・・・っいわないでよ・・・ばか・・・っ・・」
美雪の眼のふちに微かに涙がキラキラたまってる
愛しさとは別にもっと美雪をいじめたくなってくる。
「・・・ごめんな。でも許してくれよ。」
おれは美雪のほっそりとした手首をそっと握った。
そして美雪の手を熱をもってマグマみたいになっている
おれの分身に触れさせた
「ほら・・こんなに美雪が好きだって、こいつも言ってるし。」
美雪の頬がますます真っ赤になる。
おれも美雪に触れられて電撃が体に走ったみたいになる。
美雪の腕がぎゅっとおれの背中に回されて甘く小さな声が
おれの耳をくすぐった。
「私・・・も。はじめちゃんが好き・・。すごく・・好き。」
おれはたまらなくなって美雪のスカートを乱暴にたくし上げて
テーブルに美雪を押し倒した。そして一気に美雪の中に押し入った。
「は・・・っああああん!!」
「美雪・・・っ」
ぐちゅんぐちゅんと美雪の中が生き物みたいにまとわりついてくる
このままとろけて美雪の中に溶け込んでしまいたいって思う。
おれはさっき確かめた美雪のイイトコロにおれの先端を掠めたり
そこを強く擦ったりした。
「ふっぁああん!・・はんっんんんっ・・!くるし・・・っ」
にゅるんと美雪がおれを飲み込む。
引き出したり入れたりするたびにずちゅずちゅと音を立てて。
「あっあっ・・あああんっっ」
「美雪・・・っ好きだよ・・・っ。」
「はじめちゃ・・・っ好き・・・大好き・・・っ」
きゅううっと美雪の腕の力が強くなる。
「あぁあああぅああんん・・・・っ!!」
ずりゅっと美雪に打ち込んだ瞬間美雪が高い悲鳴をあげて
中がぎゅっとおれを締め付けた。
「・・・っ」
美雪がイクのと同時におれもどくんっ!と美雪の中に吐き出した。
びくんびくんと余韻が甘くひいていく
美雪の中からぽたぽた・・とおれの吐き出した白いものが出てきてしまう。
「・・・美雪・・・」
おれは荒い息で
ぼおっと熱に浮かされたような目をしてる美雪に話し掛けた。
「中で、だしちまった・・」
「・・・ん・・・たぶん・・大丈夫な日・・・だと思う。」
そう言われておれはちょっとほっとする。
でも・・
美雪に優しくキスしておれは囁いた。
「でも・・・もしできちゃってたら潔く嫁に来いよな。」
おしまい