ふっー。
フロから出たフミは洗面所で体をタオルで拭いていた。
するとそこに突然一が自然に入ってきた。
「おいっ!!一、何考えとんじゃ、コラ!」
パニックで裏返った声で喚くフミにかまわず一は洗面所の鏡に立つ。
「誰もみねーよ、ガキの裸なんて・・・。」
一は髪を整えだした。
フミのほうには視線も向けない。
フミは相変わらず喚く。
「おい、一、このヤロー!」
「うるせえ、そんなに喚くなよ。」
整髪を終えた一は、さらに、眉毛を整える。
「今日は美雪とのデートなんだ。
もう時間ないんだ。
お前の相手はまた今度な。」
慌しく一は出て行った。
フミはほとんど膨らんでいない胸をタオルでこする。
「見てないんだよな、あいつは女として私を・・・。
どうすればいいんだろう・・・。
・・・・・美雪さん胸おっきいもんなぁ・・・・。」
フミは思う。
変かな、私。親戚の男が好きなんて・・・・。
一は明るいし頭いいし、もてるよね・・・。
私なんか相手にされないよね・・・。
そんなことを考えるうちに、自然と下へと手が伸びる。
友達同士でそんな話はほとんどしない。
なんといってもまだ小学生なのだ。
手が伸びた先には毛も生えていない。
襞がピンクの光沢を放つ。
そこに右手の4本の指でつまむように刺激を加える。
「うっ・・・うっ・・・・・。」
フミの小さい顔が赤みを帯びてくる。
椅子に座りながら、もうすぐ出てくるであろう液をふき取るために
手をベッドのテッシュに伸ばす。
その瞬間、扉の向こうの呆然とした表情の一と目が合った。