文化祭が終わって晴れて二人仲の良い二人から恋人同士となった。
しかし浮かれてはいられない。摩央には大学入試という巨大な壁がまだ残っているのだ。
摩央の勉強アレルギー。克服は意外と簡単だった。
ズバリ「手袋」。
は?と思った人もたくさんいるだろう。
光一も信じられなかった。
「へっへーん」
目の前で超難関大学の問題集を持って笑ってみせる摩央。
( ゚д゚ ) という顔をしてみつめる光一。
「ホントだ・・・ジンマシンでないね・・」
「雑誌を読んでて気づいたのよ。雑誌の紙の質感と問題集とか教科書の質感が違うなぁって。」
それをきっかけに質感を感じづらいと思う手段を摩央なりに探った結果がこれだったという。
しかし・・・浮く。
当然といえば当然だが・・図書室や自習室で一人バスガイドがしているような手袋をして勉強しているのだから。
事情をしらない人間が見れば「潔癖症?」と思うだろう。
今日は日曜日。
2Bの問題を教わるために光一の家へきた光一。
「人がいない方がはかどるのよね。この家もスキだし」という摩央。
「さーて、はじめますか。」
そういってバッグから手袋を取り出しはめる摩央。
その様子を光一は見つめてしまった。
ワキワキという摩央の手袋をはめる様子に見とれてしまった。
「ん?どうかした?」
「え?いや・・べつに。」
「そう?じゃあはじめましょ。ここからなんだけど・・・」
こうして摩央と勉強した。
夕方・・日も沈みずいぶんと暗くなってきた。
「送っていくよ摩央姉ちゃん。」
「光一・・今日なんか変よ?」
「え?」
「だって私が分からないっていった所以外のところ説明したりするんだもん。」
「え・・?そうだった?」
「そうよー。私だって代入くらいわかるわよ。」
「・・・うん」
「なぁに?何か悩んでるの?」
「悩みとかはないんだけど・・」
「けど?」
うう・・・
摩央姉ちゃんがじっと見つめてくる。
この目・・勝てないんだよなぁ・・
「あのさ・・正直に言うね。」
「うん、言ってみて。」
「摩央姉ちゃんの・・その・・」
「え?私?」
「うん・・・摩央姉ちゃんの・・手袋が気になって・・」
「へ?手袋?」
二人で勉強している間ずっと気になっていた。
手と手が触れてしまうたびにドキッとしてしまった。
手袋をした手で髪の毛をイジる摩央姉ちゃんが・・すごくかわいくてドキッとした。
「ふぅん・・・」
「ごめん・・なんか変な話しちゃって・・」
「そっかぁ・・光一って手袋フェチなんだ。」
「・・へ?」
「たまーに見るのよ。○○フェチって。普通ひざとか太ももとかって聞くけど。」
「・・・」
「ふぅーん・・で?どうしてほしいのかなぁ?」
摩央はニヤニヤしながらたったいま外した手袋をゆっくりとはめて見せている。
「か・・からかうのはよせよ摩央姉ちゃん・・」
「からかってなんかないわよ?私も光一が気になるんなら気にならなくなってほしいし。」
「だからって・・・」
「もう!これがいいんでしょ?」
うわっ・・・
摩央からいきなりのキス・・
「んふっ・・・んっ・・」
(うわ・・摩央姉ちゃん・・舌を・・それに体中なで回してくる・・)
シャツを無理やり脱がせ手袋をした手で腹・背中を撫で回す。
全身が性感帯になったような・・
「ふふ・・気持ちいいでしょ?」
「くすぐったいからやめ・・」
「くすぐったいんじゃないでしょ?気持ちいいんでしょ?イヤならやめるわよ?ハイ」
はぁ・・おさまった・・
「どぉ?イヤだった?」
「イヤ・・じゃないよ・・」
「ふふ・・正直でよろしい。性格も・・体もね。」
摩央の言葉どおり・・光一の股間は随分と膨らんでいた。
「・・お願いします。」
「もう・・この手袋高いのよ?汚れちゃったらどうするの?」
「うう・・・」
「ふふ・・冗談よ。100均で買ったの。じゃあ裸になってもらおうかな」
「え?裸?」
「イヤならいいわよ。私は帰るから。」
「あ・・・わかりました・・。」
ダメだ・・勝てっこない
こんな所・・菜々に見られたら終わりだ・・・
「ふふ・・・すっごく元気・・」
「なんか恥ずかしいよ・・」
「手袋フェチなんて変態さんにはこれくらいがいいのよ」
「ひどいなぁ・・・」
なんだか摩央姉ちゃん・・いつも以上に楽しそうに見える。
すごく嬉々とした表情でモノを触っている。
触られるたびにうずいてしまいビクビクと上下に跳ねる・・。
ビュッ
「あっ」
「あ・・」
おもいっきり顔にかけてしまった。
まだほとんどなにもされてないのに・・
「ひっどーい!!変態な上に早漏だなんて!思いもしなかった!」
「ご・・ごめん摩央姉ちゃん・・」
「もう許さない!一回出したら終わろうと思ったけど・・光一」
「は、はい・・」
「もう一回、できるわよね?」
「え・・?」
「できるわね?」
摩央姉ちゃん・・そんな目でにらんだら怖いよ・・
しかも精液ぬぐおうともしないし・・・
「がんばるよ・・・」
「よろしい。じゃあ仰向けで寝てもらおうかな」
「え・・?」
「騎上位で中に出してもらおうと思ってね」
「そ!そんな!危ないだろそれは・・・」
「ふーん・・私の言うこと聞けないの?」
「ぐぅ・・・」
「できるの?」
なんかもう今日は摩央姉ちゃんに振り回されっぱなしだ・・
一回射精してしまった上に今度は中出しまでさせられそう・・
「やってみるよ・・」
「そうこなくっちゃ。」
仰向けに寝る光一を見下ろす摩央。
光一のモノが大きく反り返っている。とても一回出したモノとは思えない・・
「ふふ・・こうして光一を見下ろすのって楽しいわね」
「ひどいなぁ・・」
「もういきなり挿れてもいい?」
「うん・・・大丈夫だよ」
硬くなっているモノの先端をそっと穴にあてがった。
ずいぶんとぬるぬるしてしまっている。
「うわ・・摩央姉ちゃん・・すごいことになってるよ」
「当たり前じゃない・・あなたのおちんちん見てたら欲しくなっちゃったんだから・・」
「うん・・」
「満足させてよね?」
ズプッ
「あぁ!!」
あまりの痛みに声を上げてしまった・・・
痛い痛い痛い!とにかく痛いだけ!
快感なんてなにも・・・
「あはぁ・・」
「大丈夫?摩央姉ちゃん・・・」
「らめ・・やめt・・・」
深々と刺さったまではよかったもののその後が耐え切れなかった摩央。
刺さったままで光一に折り重なるように倒れてしまった。
その摩央をやさしく抱きしめる光一。
「無茶しすぎだよ摩央姉ちゃん・・・」
「なんでよ・・・こんなのどうってこと・・」
「どうってことあるじゃない・・無茶しないで。」
抱きしめて頭をなで続ける光一。その腕の中で摩央は泣き出してしまった。
「ちょ・・摩央姉ちゃん?どうしたの?」
「ぐす・・光一が・・あんまり優しいから・・うれしくってね・・はは」
「・・・」
「・・そろそろ抜いてもいい?体がだるくなっちゃった・・・」
「あ・・はい。」
光一が腰をそっと引き簡単に二人の結合部は抜かれた。
「あーあ・・結局セックスはできなかったなぁ・・」
「摩央姉ちゃんセックスしたかったの?」
「そんなつもりじゃなかったけど誰かさんの立派なモノを見せられたら止まらなくなったのよ。」
「・・・」
「知ってる?カウパー液にも精子がいるんだよ。」
「へ?」
「だからぁ、もしかしたら私の中にもうあなたの精子が入ってるかもしれないって。」
「な・・まさかそんな・・」
「なぁに?イヤ?」
「イヤじゃないけど・・そんな・・」
「中だしもせずに赤ちゃんができたらイヤ?」
「なんか・・やだなぁ・・」
「まだ高校生同士なのにね。フフ。」
そんな話をしながら摩央姉ちゃんを家まで送っていった。
光一が射精した際に付着した精液が予想外にひどく、摩央はその手袋を使うのをやめざるを得なくなってしまった
「こんな光一のにおいがする手袋なんて勉強中はとても使えないわよ・・ムラムラしてきちゃうじゃない・・・」
しかし・・一人でスッキリする時にはこっそり使っている・・らしい。