「私も・・大好き・・光一」  
 
そのままキスした。  
いつもは唇を押し付けあうだけなのに、今日は違った。  
貪欲なキス。  
「んっ・・ふっ・・」  
息が続かない・・・どうしてもいやらしい声を出してしまう二人。  
 
どうしてだろう?  
中心が熱い。  
熱にうかされてるような熱さだ  
 
「光一・・お願い・・」  
「ん?」  
「いなくなってしまう前に・・私の初めて・・もらってください」  
「・・わかった。」  
 
いざ面と向かって言われると・・どうしても緊張してしまう。  
どうしたらいいのか考えられず結美の頭をなでなでしてしまう  
「石鹸のいいかおりがする・・・」  
「菜々ちゃんと洗いっこしたから・・」  
 
そっとパジャマのボタンに手をかけた。  
プチッ、プチッ、と、乾いた音をたててボタンが外れていく。  
ボタンがひとつ外れ、結美の裸体が晒されていく。  
「なんか・・恥ずかしい・・」  
「僕もちょっと恥ずかしいや。でも・・結美のコトもっと知りたい・・」  
 
つい先日、プールでは胸までは見られなかった。  
今は違う。生まれたばかりの姿というか・・何も身に着けていない姿の結美が目の前にいた。  
続いて自分も脱がなくては・・と自分のパジャマのボタンに手をかけた。  
「脱がしてあげる。」といい、結美は手を伸ばした。  
結美がゴクリ、と息を呑んだ。  
目の前に大きくなったモノが顔を出していたので。  
「わぁ・・」  
 
何なんだろう・・  
すごく嬉々とした表情で僕のモノを見てる。  
例えるなら読んだことのない小説を見つけたような・・  
 
「さわってみても・・いい?」  
「うん、でもあんまり強く触らないで・・」  
 
あ・・  
結美の手が僕のモノを触ってる。  
あ・・もう・・我慢できない・・  
 
 
ガタッ!!  
 
「きゃっ!」  
 
 
結美を・・押し倒した  
 
「・・・」  
「・・・」  
結美が下、僕が上で見つめあっている。  
 
そっと結美の胸に手を伸ばした。  
硬くなったソレにちょん、と触ってみた。  
「ひゃうっ・・」  
「痛い・・?」  
「ううん・・びっくりしただけ・・気持ちいいよ・・」  
 
なんか・・猫みたいだ。と思う。  
クリクリと弄り回して遊んでしまう。  
ちゅ・・と口でくわえて吸ってみた。  
 
「あぁ・・」  
いやだと言っているのか、気持ちいいといっているのかわからない。  
でもどっちでもいい。やめたくない。  
ちゅう・・ちゅうー・・  
 
結美の息が荒くなってる。  
股の間からいやらしい液があふれ続けている。  
「もう・・ダメ・・イっちゃいそう・・」  
「イッちゃダメだよ?イッちゃったら許さないから」  
ちょっとキツいかな・・と思ったけど・・言ってしまった。  
もしかして・・SMで言えばSなのかな?  
 
「結美・・キモチよくなれた?」  
「ええ・・」  
「じゃあ・・交代で・・いい?」  
にこっと微笑んで結美がうなずいた。  
「どうしたらいいかわからないから・・教えてね?」  
「もちろん。僕もあんまりわからないから・・」  
 
しこ・・しこ・・  
すごくゆっくりした手つきで、僕のモノは弄られていた。  
皮と中身がズレるのが面白いらしく、皮を引っ張ったりして一通り遊ばれてしまった。  
「なんか・・初めて見たときは血管が浮き出てて怖かったけど・・こんななんだ、ってわかったら  
ちょっと安心したみたい。」  
「怖かった?」  
「うん・・でももう大丈夫。」  
 
亀頭の部分をするするとなでられたり玉袋をさわさわとなでられたり。  
限界が近いのも無理はなかった。  
「結美・・そろそろ出そうなんだけど・・」  
「え?」  
「あんまり触りすぎると・・精子が出ちゃう・・」  
精子と聞いてびくっとしたのか、手を止めてしまった。  
 
 
「・・そろそろ・・」  
「え?」  
顔を上げる僕。  
「そろそろ・・我慢できなくなっちゃって・・」  
 
いよいよこの時がきたんだなぁ・・  
なんだか・・感動してしまう・・。  
 
「上と下、どっちがいい?」  
「え?じゃあ・・上がいい・・」  
どきどきしながら答える。  
 
結美が僕を見下ろしている。僕が結美を見上げている。  
ビンビンになっている僕のモノにそっとあてがう結美。  
「なんだか・・怖い・・」  
「怖かったら・・やめても」  
「それは嫌!そんなのは・・やだ・・」  
小さな声だったが、はっきりと自分の気持ちを表した。  
「光一・・いくね・・」  
 
 
モノが急に暖かいものに包まれた。  
「!!!」  
あぁ・・あぁ・・と、声にならない声を出す結美。  
すごいしまり具合につい腹筋に力を入れてしまう。  
「だめ・・痛・・」  
「力を抜いて・・深呼吸して・・」  
ゆっくりと起き上がり、結美の肩をつかむ。  
「すぅー・・はぁー・・すぅー・・はぁー・・」  
 
二人が繋がって3分ほどしただろうか?  
ようやく二人ともリラックスできる状態になった。  
「もう・・大丈夫・・?」  
「うん・・なんか変な感じ・・・体が浮いてるみたい・・」  
「僕もだよ。真ん中が熱いっていうか・・」  
 
少しだけ前に動いてみた。  
ズンッ  
「あっ・・」「痛い?」  
「ううん・・大丈夫。もっと動いてみて・・」  
ズンッズンッ・・  
「ちょっと・・痛・・」  
「ごめん・・我慢できない・・」  
 
腰をつかってひたすら突き上げていた。  
結美の非難の声も聞こえてなかったと思う。  
なんとなく「やっ・・」とか「痛い・・」と聞こえていたようだったけど・・  
 
そして・・果てた。  
 
射精する瞬間、なんとか膣から抜いた。  
そしておもいきり結美にかけてしまった。  
「・・・」  
「ごめん・・一人で突っ走っちゃった・・」  
「・・」  
どうしよう・・放心状態・・みたいだ。とりあえず精液をティッシュで拭き取った。  
敷布団も掛け布団もひどいコトになってしまった・・どうしよう・・  
少し考えたが「明日洗うしかないか」というコトでおさまった。  
「光一・・」  
「結美・・大丈夫?」  
「うん・・お風呂・・行こう。汚れちゃった・・」  
「うん。」  
 
 
まだ暖かいお湯が残っている湯船に浸かった。あたたかさにほっとする。  
「光一・・」  
「なに?」  
「私・・忘れない・・絶対に・・忘れないから・・あなたのコト・・」  
「うん・・」  
「いっぱい手紙書いて・・いっぱい写真送って・・私もあなたに会いにくるから・・」  
「うん・・」  
「高校卒業したら・・帰ってくるから・・待ってて」  
「わかった。」  
 
5年後・・  
二人とも大学を卒業し・・めでたく結ばれた。  
もう二度と離れ離れにならない・・・  
ずっと一緒に生きていくと誓った・・・  
 

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