『相原君……今日、部活休みなんだ。』
それが私達の合い言葉。
練習のない放課後は、足早に下校して、近くの公園で待ち合わせる。
行き先は私の家。誰もいない私の部屋でする、二人きりのトレーニング。
「もう寒いね。そろそろコートを出さないと。」
「えー、この程度で? だらしないなぁ。」
そう言いながらもエアコンのスイッチを入れて、部屋が暖まるのを待つ。この間はいきなり始めて、次の日おながかが痛くなってしまった。
スポーツマンだからね。体調の管理は重要だ。
ベッドに座って、抱き合って、キスをして。久しぶりのスキンシップに胸が高鳴る。
ほどよく暖まったところで、彼が制服のタイをほどく。それを合図に、互いの制服を脱がし始める。
最初はセーラー服なんてどうやれば脱がせられるのかわからなかった彼も、最近は手慣れたものだ。
上着を脱がされたところで、ベッドの上に優しく押し倒される。最初はスカートは履いたままするのが、彼のお気に入り。
背中をすこし上げて、彼が水色のタンクトップを上にずらしていくのを手伝う。突きだしたおへそをちろりと舐め上げられて、私はあられもない声を上げた。
ブラは、いつもの色気無いスポーツブラではなくて、レースのついたハーフカップの色っぽいやつ。数少ない私の勝負下着に、彼の目が釘付けになる。ちょっと嬉しい。
そのブラを彼はすぐには外そうとせず、苦労してカップを下にずらした。じれったかったけど、タンクトップとブラに挟まれて絞り出された私の乳房は、自分で見てもかなりエロチックで、
これからされることを想像してもう乳首が固くなってる。
左胸を撫で、右の乳首にキスをする。あまりに優しい愛撫に、私の体は我慢できなくて、お腹の奥から蜜があふれ出して止まらない。
「相原君……。」 彼は乳首にキスを続けながら、視線だけを上げて私を見る。
「私……もう我慢できないよ……。」
「……ひょっとして、朝から期待してた?」
彼が意地悪く問いかける。耳まで赤くなるのが自分でもわかる。
「……そうだよ。朝からずっと期待してて……学校でもパンツ濡らしてたの。お願い、焦らさないで……。ひぁっ。」
乳房を乱暴に掴まれ、乳首を甘噛みされて、体中を甘い電流が駆け抜ける。
「俯せになって、おしりを向けて。」
彼の命令に従い、床に膝をつき、上半身をベッドに乗せて、彼の前におしりを突き出す。
スカートをまくり上げられ、ブラとお揃いのパンツが彼の視線に晒される。それだけで、期待の余り腰が動いてしまいそうになった。
「……咲野さんの匂いが、ここまで匂ってくる。」
「ぁぁぁ……」
彼は、私が自分の臭いに気を遣っていることを知って、こうやっていつも私をいじめる。いじめられる私も、顔が火を噴きそうなくらい恥ずかしいのに、
体の敏感な部分はいやらしく反応してしまう。
わざとらしく鼻を鳴らしながら、彼はパンツに手をかけ、太股の方へとずらしていく。股布がわたしの中心から離れるとき、
ぬちゃりという音を聞いたような気がして、私は恥ずかしくてシーツに顔を埋めた。
「こんなに糸ひいちゃって……よっぽど我慢してたんだね。」
「……うう、そうだよ。一生懸命我慢してたんだから……早く、ご褒美、ちょうだい?」
彼は何も言わない。ただ、彼の息づかいが敏感な部分で感じられ、私の濡れた様子をすぐそばで観察されているのがわかる。
私は彼が何を求めているのか、今までの経験から知っている。考えるだけでも恥ずかしい、おねだりの行為。
欲望が羞恥心に勝り、私は彼の期待している行為を行う。
両手を後ろに回し、濡れそぼったスリットを広げる。首を後ろに向けて彼の方を向き、
「お願い……私のお×ンコに……早く……挿れて。」
そう、口にした。
体中が熱くなり、全身の毛穴が開く。部活でグラウンドを駆け回っているときのように心臓が高鳴り、呼吸が乱れる。
「……すごいよ。咲野さんの蜜が、切れずに糸を引いて床に落ちてる。」
「嫌ぁぁぁ。見ちゃダメぇぇぇ。」
そう口にしながらも、腰が自然に彼の方に突き出され、物欲しげに左右に動くのを止められない。胸が体重でつぶれ、シーツにこすられた乳首から甘い痛みが絶え間なく送り込まれる。
「……挿れるよ。」
やっとこのじれったさから解放される。そう思った次の瞬間、
彼の二本の指が、乱暴に私の中に押し入ってきた。
「ふあぁぁぁっ」
指は私の内側の浅い部分を丹念に撫ではじめる。押され、開かれ、曲げられ、時に引っかかれて、そのたびに私は恥ずかしい悲鳴を上げる。
「ちっ違うよぉ、指は欲しくないよぉ。」
「そうなの? はっきり言わなかったからこれでいいのかなって。」
そのうち、彼の指が、私の敏感なスイッチを探り当てた。私の中で固くしこった部分に指の腹を当てて、念入りに弄り始める。
「だっ駄目ぇ、そこ感じすぎちゃうから弄っちゃだめぇ!」
私は泣きながら、やめてやめてと腰をよじるが、彼の腕が私の腰を抱えて逃がさない。彼は右のおしりにほおずりしながら、私の中のしこりの感触を確かめ続けている。
「嫌だぁ、指なんかでイきたくないよぉ、指じゃ嫌だよぅ。」
幼子のような甘えた鳴き声を無視して、彼はスパートをかけた。一本の指の腹で一番敏感な場所を刺激しながら、もう一本で私の中をめちゃめちゃにかき回す。
「嫌っ、指イヤっ、イきたくないのに、イっちゃう、イっちゃうッ!」
その瞬間、頭の中が白一色に染まり、私は自分自身の口から漏れるひどくいやらしい悲鳴を聞きながら全身を硬直させた。
「咲野さんのおもらしで、床も、手も、びしょ濡れだよ……」
彼は先程まで私の中にあった指を目の前に持ってきた。
指先から腕にかけて、私が漏らした液体でびっしょりと濡れている。
「相原君の、意地悪……」
脱力感に浸りながら、恨み言を口にする。首を伸ばし、差し出された指をくわえ、口の中で舐った。
私をこんなにした張本人は、私の首筋にキスをしながら、耳元でささやく。
「……すぐ入っても、いいかな?」
「せっかちなんだから……ひゃうっ」
背筋を撫でられ、体が反り返る。体中に再び波が走って、全身の神経が敏感になる。
まだ足りない。もっと欲しい。
私のお腹の中のいやらしい器官がそう叫んで、再びよだれを流し始めた。
「いいよ……。早く相原君の、お×ン×ン、挿れて……」
みっともないおねだり。もう羞恥心を感じる余裕はなかった。
しとどに濡れ、充血した私の入り口に、背後から熱い塊が押しつけられる。
「あぁぁ、熱い……ひぁっ」
その感覚を楽しむまもなく、彼はその塊を一気に私の中へと押し込んだ。
先程弄られることの無かった、私の一番奥、貪欲に彼の精液をねだり続ける器官の入り口を叩かれ、衝撃にしばらく声が出ない。
金魚のように口をぱくぱくとさせて喘ぐ私。その反応を楽しむように、彼は私にねじ込んだ杭を引くことなく、先端を入り口に押しつけたまま、円を描くように腰を動かす。
衝撃が快楽に変わり、私は声のでないまま半開きにした口から舌を突きだし、熱い息とよだれを流す。
いやらしい私は、こうやって一番奥を押されるのがいつのまにか大好きになって、それを彼は熟知しているのだ。
「……っぁ、いい、気持ちいい……ふあぁ……」
まだ挿れられたばかりなのに、ぐりぐりとねじられる入り口からはいやらしい液が後から後からあふれ出て、内股を伝って床まで落ちている。
私の悦びを存分に引き出した彼は、自分の悦びを求め、緩慢な円運動をやめて力強い直線運動を開始した。
「はっ、あふっ、ひっ、ひっ」
彼が腰を引くと、段差によって私の中の粘膜が引きずり出され、私の中身が全て穴からこぼれおちてしまいそうな感覚に襲われる。
腰を押し出すと、先端が奥の入り口を勢いよく叩き、そのまま意識まで私の中から押し出されてしまいそうになる。
最初は静かだった運動が次第にピッチを上げ、私の体と神経をがくがくと揺さぶる。
私のおしりと彼の腰がリズミカルにぶつかり、ぱちゅん、ぱちゅんと水に濡れた皮膚と皮膚がいやらしい音をたてる。
もう何も考えられない。
「あっ、あっ、あはっ、あはっ、いいっ、いいよぅ」
喉は意識の欠片もないみだらな雌の鳴き声を上げ、より深い快楽を求めて尻を左右に振る。
腕を突っ張り、背骨を逸らし、私は全身で彼を迎え入れ、そして逃すまいと締め付ける。
彼は腰から両手を離し、体の下でぶるんぶるんといやらしく揺れていた胸を鷲掴みにして、そこを軸にして再び腰を打ち付け始めた。
「ふぁぁぁぁっ、ひっ、いたい、おっぱい、いたくて、きもちいぃぃ」
強く握られた乳房は鈍い痛みを発し、乱暴な運動に付け根からちぎれそうになる。
しかしそんな痛みも、今は快楽を増幅させるためのスパイスでしかない。
私の中の彼はより熱く、大きくなり、摩擦熱で火傷するんじゃないかと怖くなる。
「イくよ」
かれは無情に宣言すると、私の背中に覆い被さるようにして体を密着させ、腰を激しく振った。
「いい、いいよっ、いっぱい、出して、私の、わたしのお×ンコに、いっぱい出してェェッ」
ひときわ強く突き入れられた彼が硬直し、次の瞬間、私の入り口で大量の熱い精液がほとばしった。
「あぁッ、出てるッ……せいえき、いっぱい……熱くて、気持ちいいッ」
その衝撃で私の感覚も頂点を突き抜け、目の奥で原色の火花がいくつもまたたき、次の瞬間意識を失った。
私達は体にまとわりついた衣服を全て脱いで、ベッドの上に転がってしばらくぼんやりと過ごす。
はじめの一回が終わると、彼は行為の最中の荒々しさが嘘のように、濡れた私を優しく拭いて、服を慎重に脱がしてくれる。
(注意しないと制服に恥ずかしいシミができてしまうのだ。)
連続して二回も達してしまった虚脱感から抜けきれない私は、彼のいいなりにおしりを突き出したり、バンザイして服を脱がせて貰う。
子供ににもどってしまったようで、すこしくすぐったい。
そうして裸になった後、ベッドに横になり、時々キスを交わしつつぴったりと体を密着させたまま、しばらく互いの体温を確かめ合う。
汗に濡れた体から互いの匂いを胸一杯に吸い込んで、幸せな気分になる。
そのうち、じっとしているのが物足りなくなって、彼は私の体を撫ではじめる。
本当は行為の前に行って気持ちを高めあう(と、雑誌に書いてあった)のだが、私が貪欲すぎていつも順番が逆になってしまうのだ。
それでも彼は、汗ばんだ私の体を丁寧に可愛がってくれる。頭のてっぺんからつま先まで。表裏まんべんなく。そんな例えが似合う、丁寧な愛撫。
おかげで、肌を重ねるたびに私の体はどんどんエッチに開発されてしまって、今では私の体の感じやすい部分を、二人とも熟知してしまっている。
首筋、鎖骨、肩、脇腹、おへそ。指を這わせ、舌を滑らせ、時には二カ所、三カ所を同時に弄られ、そのたびに私は甘い鳴き声を上げる。
「……咲野さんの味がする。」
「やぁぁん。相原君のエッチ。」
そして胸。先程の激しい行為で指の跡が残る乳房を、彼は優しく包み、大きく開いた手のひらで転がし、固くなった乳首を口に含む。
彼に抱かれるようになってから、運動すると充血した乳首がブラにこすれて痛くなるようになってしまっていた。
体育の授業や部活の前に、衣擦れ防止のパウダーを胸に塗り込むようになったのは、恥ずかしい内緒だ。
彼が私の乳房を吸う様子に母性本能をくすぐられ、愛おしさのあまり頭を胸に押しつけてしまう。
「……咲野さん。」
私の胸に顔を埋め、幸せそうに呟く彼。
「相原君、大好きだよ。」
私と彼は再びキスを交わす。唇を割り、舌を絡め、互いの唾液を交換する深いキス。彼の舌は、歯茎、上あごの裏、舌の付け根まで、私の口の中まで入念に愛撫していく。
そのキスで、くすぶっていた二人の情欲にもう一度火がつく。
太股に押しつけられた彼の塊が、再び固く、熱をもってくる。私の肌も汗をかきはじめた。
今度は私が、彼を興奮させる番。といっても、積極的に何かをする訳じゃないんだけど。
キスが終わると、今度は下半身への愛撫を再開する。しかし、先程は感じられなかった大きな興奮と愛情が、愛撫を通して伝わってくる。
うずき始めた私の中心を敢えて後回しにして、彼の頭は一度、私の足下まで下りていく。
くるぶし、かかと、足の甲から裏にかけて。彼は丹念に舌を這わせていく。荒くなった彼の吐息がときどき当たり、私の気持ちをより高ぶらせる。
そして、足の指を一本一本、丁寧に口に含んでいく。唾液をまぶし、舌を這わせ、吸われていく指先から、信じられないような快感が全身に送り込まれる。
「ああん、そこ駄目ぇ。くすぐったすぎるよぅ」
そのたびに体が震え、足をばたつかせようとするが、彼はそのおしゃぶりを止めてくれない。
右足が終わると、同じように左足を舐められ、しゃぶられる。だいたいそのあたり、左の指先をしゃぶられているあたりで、
「んっっ、あぁっ」
私はいつも、軽い絶頂に達してしまう。
そんな私の様子に、彼の呼吸はより荒くなり、ふくらはぎ、脛、膝、膝の裏と、次第に愛撫が情熱を増してゆく。
それに答えるように私も興奮の度合いを高め、いやらしい鳴き声を上げる。
そして、太股に彼の頭が達する。
「……咲野さん。いつもの、いいかな。」
「うん。いいよ。……相原君の大好きなやつね。」
彼のお願いを聞いて、私は足に力を入れ、太股の間にある彼の頭を両側から締め付ける。
彼が歓喜の声を上げるのを聞いて、私の中心は喜びの余り、またよだれを流した。
「気持ちいいよ……咲野さんの太股、すべすべして、むちむちして……」
彼は荒げた息を私の充血したスリットに吹きかけながら、内ももに頬ずりし、お尻や太股の裏表を慈しむように撫でていく。
彼が足フェチであることを恥ずかしそうに告白したのは、初めてのセックスから三回目くらいの時で。
いつも自分ばかり気持ちよくなるのは申し訳ないから、何かしてほしいことはない? と聞くと、彼は
『咲野さんの……足を、触らせて欲しい』
と、顔を赤くして言った。そんな簡単なことを、と思った私はその直後、あまりの激しさと快楽にのたうち回ることになった。
今では(これでも)落ち着いて愉しんでくれているけれど、最初のうちは私の様子なんか気にする余裕もなく、
獣のように貪欲に快楽を求め、二人とも自分のペースで達し放題という、とにかくみっともないセックスを繰り広げたものだった。
やがて彼は満足したのか、それとも我慢しきれなくなったのか、私の太股から顔を離し、私の足を持ち上げた。
腰が浮き、一番いやらしい所が私にもよく見える位置まで掲げられて、ようやく彼は手を止める。
「恥ずかしいよぅ……」
首とおしりを振っていやいやをするが、その行為が彼の情欲をより高ぶらせるだけなのは、ほかならぬ私が一番知っている。
彼は、一度達したとは思えないほど猛々しく反り返った自分の塊を、私のスリットに押し当て、あふれる汁でまんべんなく棒を濡らす。
表面をこすられる感覚だけで私の意識は飛んでしまいそうになり、恐怖の余り悲鳴を上げる。
だが、これもただの準備運動にすぎない。
十分に濡れたところで、彼は私の両足を強く抱きしめ、内股を密着させた。
両足とスリットで囲まれた三角地帯には彼自身が取り残され、より強く私のいやらしい部分を圧迫する。
そして、彼は腰を動かし、勢いよく熱い塊をこすりつけ始めた。
「やっやっやっ、やぁん。」
再び、私のお尻と彼の体がぶつかる、リズミカルな音が鳴り始める。
熱く太いもので、充血した花弁を擦られ、私の体は止めどなく蜜を流し、それが新たな潤滑油となって彼の動きをよりスムーズにする。
「イヤぁ、お願い、早く、早く挿れて……」
それでも、ただ表面だけを擦られるもどかしさに私の中心は我慢できず、尻を振り、みっともない鳴き声を上げて、彼の進入を求める。
彼の肩の上で足をバタバタと動かし、両手でシーツをかきむしり、それでも彼は己の喜びを味わうのに必死で言うことを聞いてくれない。
「入り口だけじゃイヤだよ。欲しいの。奥に欲しいの。お願い、もう我慢できないっ」
私の哀れな願いがようやく聞き届けられたのは、私の股間が愛液と先走りで沼地のようになってからだった。
私は素股のショックでまた軽く達していたが、それでも欲望は収まるどころか、体はより深い快楽を欲してやまなかった。
彼の求めも待たずに、私は自分で両膝を抱え、ドロドロに汚れた私の中心を彼の目の前に晒し、
「お願い……相原くんの精液、私のお×ン×の中にいっぱいいっぱい、ちょうだい」
私の知っている一番いやらしいおねだりで、彼の進入を求めた。
彼はごくりと喉を鳴らし、獣のような勢いで私の中に熱い塊をねじ込んできた。
だらしなく開いた私の足を抱え、私を気遣う余裕も、穴の中の感覚を楽しむ余裕もなく、ただひたすら高みを求めて腰を振る。
だが、大小あわせて四回も達してしまった私の体は、新たな喜びのなかにあってもまだ波に乗ることができない。
このままでは彼が先に達してしまう。そんな焦りから、腰を振りながらも自分で乳房を揉み、乳首をつまみ、自分を高めようとするが、まだ足りない。
「待って、私まだ、足りない……足りないよぉっ」
泣きそうになりながら哀願する私に、ほんの少しだけ彼の理性が戻る。
彼は少しだけ動きを止めると、乳房を揉みしだいていた私の右手を手に取り、それを自分の口に運んだ。
人差し指と、中指。二本の指を口にくわえ、彼の唾液をまぶし、口元から離す。
そしてそのまま、彼は私の手を、いまなお熱い塊を飲み込む私の股間にあてがった。
「えっ……」
その意味を知り、半べそをかきながら彼の目を見る。だが彼はもう、私のことなど忘れたかのように、強烈なピストン運動を再開した。
「あっあっあっ、ひっ、ひどいよぉ……」
それでも、彼と一緒にイきたい。私はこれから起こることに恐怖しながら、彼の塊が勢いよく出入りする入り口の、小さな突起に触れた。
「ひぃっ、ひぁっ」
一人で体を慰めるときにも滅多に触れることない肉の真珠。指が触れた途端、これまで以上の電撃が全身を走り、私の意識を無理矢理引きずり上げていく。
「あっ、あっ、怖い、こわいよぉ。相原くん、助けて……」
あまりの強烈な快楽に涙を流し、それでも腰を使い、乳房と、肉豆を弄り続ける。
「うっ……咲野さんっ、もう……」
私の中も恐ろしいほどの刺激に反応し、くわえ込んだ彼の塊を急激に締め上げる。彼自身もいよいよ、限界のようだった。
「来て、早く、おねがい、早くちょうだい。もう駄目、怖いよぉぉ」
激しかった彼が唐突に動きを止め、次の瞬間。
「うっ、うっ、あ、明日夏、あすかっ、アスカッ!」
彼は私の名を叫びながら、私の中に大量の溶けた鉄が勢いよくぶちまけた。
「こっ、光一くん、コウイチぃぃっ」
それが呼び水となり、私もまた、乳首と肉豆をしごきたてながら頂点に達する。
「あっ、あっ、ぁはぁ……」
びゅ、びゅっ、びゅっ。
数度にわたって精液を放たれ、そのたびに二人の体が痙攣する。
やがて、射精を終えた彼は、全身の緊張を解き、私の上に倒れ込んだ。
霧に包まれたような意識の中で、彼のからだを抱きしめる。
全身の体力を使い果たし、私達はそのまま、浅い眠りに落ちていった。
「……咲野さんって、ほんと、回復早いよね……」
「んー。水泳で全身運動は慣れてるし。体力だけが自慢だからねー。」
温かいシャワーを浴びながら、私達は互いの体を洗う。
体の前面にボディーソープをまぶし、抱き合って体を擦りあわせながら、お互いの背中やお尻、その奥なんかを丁寧に洗っていく。
かなり大胆でエロチックな行為に、私の体は既に準備万端という感じなのだが。
「うー、明日は筋肉痛だなぁ……」
彼自身が全くと言っていいほど反応していなかった。
「ちょっとだらしないぞ。もうちょっと体、鍛えた方がいいんじゃない?」
そう言って、さっきまで私のことを散々いじめた、柔らかな突起を乱暴に洗う。
うわっ、やめてっ、情けない声を上げて、彼は体を離した。
ボディーソープを洗い流しながら、ぼんやり尋ねる。
「それより、これからどうしよっか? まだ時間あるけど……」
「……試験も近いし、一緒に勉強でもする?」
うわ、藪蛇だった。
「そうだね……。ねぇ。次の試験期間もやっぱり……おあずけ?」
「当然です」「えー」
先生モードの声であっさり否定され、私は情けない声を上げる。
試験期間中は部活もないけど、勉強に集中するためエッチは禁止。そんなルールを決めたのは彼だった。
けど、結局我慢できなくなって、電話でオナニーしたり、学校の図書館でしちゃったり、あまり意味はなかったと思うんだけど。
「じゃあ、雑念が入らないよう、試験期間前にしっかりエッチしてよね。」
「はいはい。」
「で、赤点がなかったら、またお泊まりで頑張って貰うから。」
「えぇー、それまたやるの? 咲野さんもう赤点なんか取らないじゃん。」
こんどは彼が情けない声を上げる番だった。
前回の試験の『ご褒美』で、最後には悲鳴をあげながらよがり続ける彼の姿を思い出し、わたしはそっと笑みを浮かべた。